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山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

【道具を語る19】 燃焼器

引越しに絡む片付けをしていて、いろいろ出てきました。
エスビットのポケットストーブと言われているヤツです。
自分たちの間では「燃焼器」と呼んでいました。

ずいぶん久しぶりにパコっ、と開いてみたら、つい使ってみたくなり、裏山へ。



メタが店頭から姿を消してしまったいるようなので、やむなくエスビットのタブレットを使用。
メタはススはつくけどカスはなし。
エスビットはススもつくけど、カスも出る。。。。

実は2代目の燃焼器。
初代はハトメがダメになって、グラグラになってしまいました。

普段はレスキュー箱に入れて、コンロ故障時やビバーク時用の火器としての備えにしていました。
ビバーク訓練の時には大活躍!

実験と称して、燃焼器とメタ2箱だけで、3泊4日の炊事をやったりというおバカなこともやってましたが。。。。。
朝飯ラーメン、晩飯アルファ米の繰り返しであれば、十分使用可能でした。
ガスコンロばかりになっても、作るメニューはあんまり変わらないんですけどね。。。。


ハード?な使用が多かった初代に比べ、2代目はほぼレスキュー箱から出ることなく新品同様の姿。。。。

タブレット方の固形燃料、風に弱いほか、火力も弱々で、メーンのコンロには向いていません。
また、燃料費もけっこうかかるので、ランニングコスト的にも良くありません。
(百均の固形燃料でも試してみるかな・・・・)

ただ、燃料1箱を内蔵した状態で、手のひらに収まるサイズ。
故障やメンテナンスともほぼ無縁の存在。

緊急時用の装備として、ザックの底に忍ばせておくのにいい装備じゃないかと。
エスビット1箱で数日は何とかなると思います。

しかしなぁ、屋外だと燃料1個でお茶1杯ぶんの水も沸騰しないなんて。。。。。
ま、そこがカワイイところでもあるんですけどね。。。




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  1. 2010/05/16(日) 21:44:13|
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【道具を語る18】 夏靴

10年近くはいていた夏靴、買い換えました。


手前がこれまで使ってたやつで、奥のほうが新品。

ソールが磨り減ってツルツルに。
「フリクションって、何?」見たいな感じになってしまったので、買い換えることになりました。
写真からではよくわからないかもしれませんが、アッパーも結構ボロボロです。



いろいろと靴の種類は多いのですが、個人的にはローカットです。
足の運びが軽快であることが最大のポイントかと思います。
テントからちょいと用足しに・・・・ってときにも、便利です。
3泊ぐらいのテント山行だったら、とくに不便や不自由、不安を感じることはありませんでした。

ハイカットの靴がいい、という方も多かろうと思います。
足首部分のガードでは、断然ハイカットでしょう。
あと、靴の中に砂が入って・・・というのもハイカットのポイント。
スパッツとの相性も同様だと思います。
ただ、スパッツ自体を何年も使っていないので。。。。。。

ま、用は自分の好みでいいのかな?と思います。


あんまりブランドなどへのこだわりはないのですが、実際に店に買いに行きます。
足を入れてみて、少し歩いてみないと、買うかどうかの判断ができないからです。
自分にはネットで買う勇気がもてない一品です。

履き心地や歩き心地と共に、注意するのは1点だけ。
シャンクがしっかりしていることです。

あまりに底が薄くて柔らかいと、地面の凹凸が足の裏に伝わってきます。
運動靴だと、小石をふんづけていることがはっきり自覚できます。
運動靴で山に行ったこともあるのですが、実際には、結構疲れました。。。。。


ゴアテックス使用ってのがあります。
個人的には「いらん!」と、思っています。

そりゃあ、夏靴だって、濡れないほうがいいに決まってます。
が、ぼろくなってくると、盛大にしみこんできます。
撥水だって、あっという間に死んでしまいますから。。。。

濡らさないように気をつけるけれど、雨や朝露の笹の中を歩くときは最初っからあきらめてます。

使い方が乱暴なだけかもしれませんが。。。。。



ちなみに体育の日の3連休に本番投入予定でしたが、下のチビが朝からゲホゲホ。。。。
幸い?インフルエンザではなかったのですが、次回以降に持ち越し。
裏山で履き慣らしを済ませただけでした。


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  1. 2009/10/25(日) 20:59:15|
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【道具を語る17】 無用の長物?

使い込んであちこちに凸凹ができたシェラカップ。
針金の取っ手も曲がってます。
もう20年近く使っているのですが、まだまだ現役です。
確か特売品のワゴンセールで衝動買いした・・・と記憶しています。



このカップはブラス(真鍮)製で、99グラム。
茶渋、凹み、傷・・・・・・・。
たまに研磨剤で磨いてやると、輝きだけは戻ってきます。

食器類といえば、今やチタンばっかりの感があります。
ちなみに手持ちのチタン製シェラカップ(取っ手折りたたみタイプ)とコップ、重量を測ってみると。。。
ブラスのシェラカップ99gに対して、チタンのシェラカップ61g、コップ35g。
ブラスの重量はチタン製品2個分ということになりました。
ま、実際に2個持っていくことはないんですけれど。。。。
ついでにダブルステンのコップも測ってみたら、179gでした。


通常の食器類を持っていけば、実際には必要のない道具です。

また、わざわざチタンやアルミより重いものを選ぶ必要もないでしょう。


しかし、たかだか100グラム程度のことだ!とも思うのです。



チタン製品、軽くて変形しにくくて、傷が目立たず、小型のものなら熱伝導率の悪さも余り気にならない。
アルミは軽くて熱伝導率はいいいけれど、使っていくうちに変形していき、寿命がやや短め。。。。
それぞれに素材の特性があることは、以前こちらで書きました。

機能面から言えば、素材的にもいまひとつ。
道具自体としても、なくてもいいもの。

なのになんで?


一言で言えば、もう、趣味の世界です。
使い込んだ感じが、ブラスには良い具合にでてくると思うからです。
最新鋭の機能を持った新品バリバリは、それで魅力的ではあります
でも使い込まれた道具、なかなか雰囲気のあるものだと思います。

磨いたときの光沢も、魅力のひとつです。
チタンはピカピカにならないし、アルミはすぐかすんでしまう。。。
ステンレスなんかも良い感じになる場合があります。

残雪期に、メタクッカーで雪から沸かしたお茶。。。。
お天気がいいときには、たまらないものです。
コップではちょっとお茶を沸かすのに苦労します。
夜にテントの中でウイスキーをちびちびやるのも。。。。
ボール型食器では味わえない雰囲気があると思います。

飲食以外の用途としては、雪洞の天井をならすのに最適!(笑)
というわけで、ビバーク装備には必ず入れているモノです。



個人的な趣味とこだわりの一品でした。






以下、余談です。

ザックの外、ピッケルホルダーなどにカップ類をぶら下げている人をちょくちょく見かけます。
が、個人的にはオススメできません。
  ・ザックを下ろしたときに、地面に触れてしまいそうで、衛生的に。。。
  ・ブッシュ等で引っかかりそう。
  ・転倒したときに、カップかザックが破損しそう。
デメリットだらけで、メリットらしきものが見当たらないのです。
どのみち一度ザックを下ろさないと使えないなら、雨ブタに収納しておくのがベストかもしれませんね。



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  1. 2009/05/13(水) 13:41:10|
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【道具を語る16】 腕時計

時計を持たずに山に行く。。。。
ものすごい不安があります。。。。
季節を問わず、必携の道具でしょう。

腕時計
カシオのプロトレック。
愛用している人も多いのではないでしょうか。
メカメカっぽいところ、結構気に入っています。


私が使っているのは、気圧・温度のツインセンサー。
方位計測機能のついている、トリプルセンサーというモデルもあります。
気圧計内蔵モデルを使うのはこれが3代目。
初代は、某山で、文字盤のレンズがポロッっと。。。。
「ホンマに防水か!?」と、目が点になりました。
2代目は、時計の針はちゃんと動いているんですが、液晶部分に表示されるデータが???なことに。。。

気圧センサーは高度計の機能があります。
地図・コンパスにこの機能を利用することで、読図の制度が格段に上がった気がします。
手順としては、地図・コンパスで位置特定をして、高度計でそれを補強する、という感じです。

これまで、だいたいの場合にはこれでOKでした。
その結果、GPSはザックの中から一度も出さないまま…ということが多いです。

この高度計測機能。
相対高度計ですので、それなりに誤差があります。
同じ場所でじっとしていても、気圧が下がってくると表示上の標高が上がってくる。。。
数十メートルの誤差はあるものとして使う他はないようです。
精度を保ちたければ、三角点など、標高が分かる場所に来るたびに調整する必要があります。
正直なところ、やっても1日一回程度しか。。。。

温度センサーは、正直なところ、ほとんど使ったことがありません。
風の強弱で体感温度と気温が違うことは当然ですし、気温が分かってできることというのもあまりないように思います。

当時、方位計測機能がついたモデルもありましたが、値段がちょっとだけ高くなっていました。
「どうせコンパス持って行くんだから」ということで、方位センサーなしになりました。

どういうわけか、セイコーやシチズンには、気圧計内蔵の現行モデルがありません。
確か初代は1万円を切っていたシチズン製だったような気がするのですが。。。。
最近ではスントなどの製品も目にするようになりました。



さて、アナログです。
デジタル時計にはない感覚、というのがあると思います。
ま、これは人によるのかもしれませんが・・・。

高校生の頃の話。(ほぼ四半世紀昔の話ですが。。。)
当時は気圧・高度計内蔵の腕時計などありませんでした。
山岳部の先輩に、「山に行く時には、デジタルはダメ。アナログじゃ!」と教わりました。

その理由。
コンパスをなくしてしまったとき、太陽さえ出ていればコンパスのかわりになる、というものでした。

短針を太陽の方に向けた時、文字盤の12と短針の真ん中が南になるということです。
「アナログ時計コンパス」の図
まっすぐ立てた棒などの影を利用すると、短針と太陽を合わせやすくなります。
曇っていたら、使えない手ではありますが、確かにデジタルではできません。
この「アナログ時計コンパス」に、実際にお世話になったことはありません。
が、知っていても損はないという話でしょうか。


カシオもスントも、現行モデルの防水・高度計内蔵タイプは、すべてデジタル時計です。
今の時計が壊れてしまうと、ちょっと買い換えに困りそうです。
なんだか寂しい気がしますね。。。。




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  1. 2008/03/29(土) 23:52:10|
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【道具を語る15】 ジャージ

ジャージ。
昨日、仕事から帰って着替えをしているときに、お尻のところの縫い目がぱっくりと。。。。。。
すでに伝線やほつれ、小穴も何箇所かあり、ぼちぼちやばいかなぁ…とは思っていましたが、どうやら寿命のようです。


スーパーやホームセンターの衣料品売り場で、1本1980円とかで売っているやつです。
私の登山においては、いくつかある通年装備のひとつで、普段もはいているものです。
足首のところがゴムでしまっているものがいいのですが、この類は流行に左右されやすく、すそがやや広がっているものが最近は多いようです。


登山洋品店に行くと、登山用のズボン、いろいろあります。
何千円もするものから1万円を越えるものまで。。。。。
実際に店頭で商品を手にすると、物欲がうずくのですが、買う!というところまでには、いまだに至っていません。
機能など、優れた点は、多々あるのだろうと思いますが、値段がねぇ。。。。

高校生の頃はウールのニッカズボンをはいていたのですが、夏は少々暑いものでした。
大学の頃からは、お金がないこともあり、ジャージになりました。
その後、ずっとジャージですが、今のところ不便を感じたことがありません。
冬でも海外でも、岩でも沢でも、ずーっと山にはジャージ。
これまで使った中には、用足しに便利な、前面ジッパーつきのものもありました。


1年中、山で使えて、普段の生活でも使える。。。。。
ある意味では、万能の装備ともいえるかもしれません。
下着を除けば、一番着用率の高い服だと思います。
(1年のうち、ジャージをはかない日は数えるぐらいしかないような。。。。)


スペアは1本あるんですが、明日にでもジャージ、買いに行きますか。。。
(テントやザックを買うときほどワクワクしないのは、値段のせいか、普段も使うものだからか。。。。)



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  1. 2007/11/03(土) 20:11:52|
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