山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ74】 ツアーの中高年12人下山せず

【概要】
27日午後11時半ごろ、北海道の神威岳(1601メートル)に上った中高年登山客ら12人が予定日を過ぎても下山しないと、ツアーを企画した東京都台東区の旅行会社ウッドウインズツーリストから北海道警浦河署に通報があった。登山ツアーに参加していたのは、東京、神奈川、埼玉に住む55-71歳の男女10人と、登山ガイド1人、旅行会社の社長の計12人。27日午前6時ごろふもとの神威山荘から神威岳登山に出発、午後5時に旅館に戻る予定だった。山荘近くの沢が雨で増水し渡ることができず、ガイドの判断で全員が沢沿いで夜を明かした。28日午前8時、添乗員として同行した同社の岡村康之社長(54)が救助を求め自力で下山し、「仲間が山中で待機している」と救助を求めた。警察や地元山岳会などが現場に向かい、午前9時ごろ、約10メートル幅の沢にロープを渡し、全員を無事救出した。現場では二十七日昼ごろから夜にかけ一時強い雨が降り、沢の水は腰まであったという。

【考察】
ツアー型登山の遭難事故です。
このてのツアー型、参加者はほぼ中高年で占められており、高齢者の姿も多く見られます。
今回も55~71歳と、典型的なパターンです。

ツアーに参加する人たちとは「お金を払って連れて行ってもらう」というタイプで、自分(自分たち)で計画して山に行く考えは、きわめて希薄な人たちです。
ということは、山の技術レベルも…大体予想がつこうと言うものです。

ツアー登山とは、「登山」というよりも「体験型の団体観光旅行」と言ったほうがいいかもしれません。
この類のツアー参加者に、原因分析、事後対策を求めるのはムリな話でしょう。

さて、山中で進むに進めず、戻るに戻れず。
この状況にいたった原因はなんでしょう?

まず、ガイドの判断に問題があったと思われます。
天候判断はおそらくその最たるものでしょう。
続いて参加者の力量把握にも甘さがあったと思われます。
この2つ、間違いがなければ、進退窮まることもなかったと思います。

そして、補助ロープは持っていっていなかったのでしょうか?
添乗員の社長は救助を呼びに戻れました。
ということは、ロープがあればガイドと社長でフィックスは張れたはずです。
そうしなかったところを見ると、持って行っていなかった疑いが濃くなります。
当然携行すべき装備だと考えますが…。


今回取り上げたい話題は、もう一点あります。
このウッドウインズツーリストというツアー会社。
日本旅行業協会旅行業ツアー登山協議会の会員です。
この協議会が2004年6月にツアー登山運行ガイドラインを策定しています。
この中に以下の下りがあります。
「救助活動終了後速やかに報告書を作成し、事故原因究明活動をおこなうこと」
さて、この報告書、どのように生かされるんでしょうか?
ウッドウインズツーリスト社はツアー報告のブログ山遊紀行をもっています。
ここに詳細が記述されるでしょうか?
商売優先か、事故の反省⇒安全への配慮か、それをはかる一つのものさしにはなると思います。

営利型の場合、主催者の責任は通常の山岳会よりもはるかに重くなります。
同好の人の集まりの山岳会が検証と啓発をかねて報告書を出します。
(出さずに、忘却のかなたへ…なんてところもありますが…)
この手のツアー会社が事故を起こした場合、あんまり報告書を目にしたことがありません。
やはり商売に差し支えるからかな?などと勘ぐってしまいます。

いずれにしても、今後の推移を見守りたいと思います。
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  1. 2006/06/29(木) 19:53:58|
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【遭難カルテ73】 同僚と離れた会社員救助

【概要】
仙台市太白区の大東岳(1366メートル)に登った同区、会社員、男性Aさん(56)から25日午後5時10分ごろ、「同僚と離れ離れになった」と消防に通報があった。仙台南署などの救助隊は26日午後5時前、Aさんが呼び掛けに応じたのを確認したが、二次遭難を防ぐため捜索を打ち切った。27日午前10時10分ごろ、Aさんを同岳・家形峰近くで発見、救助した。Aさんは24日朝、柴田町の同男性、Bさん(46)ら会社の同僚6人とともに登山を開始。Bさんと2人で沢登りをするため、5人と別れた。BさんはAさんの体力が落ちてきたため25日午後1時40分ごろ、同僚との待ち合わせ場所まで食料を取りに戻り再び山に入ったが、Aさんが場所を離れたため落ち合えなかった。Bさんは26日午前7時半ごろ、自力で下山途中に救助隊に発見された。

【考察】
Aさんは、なぜ待ち合わせ場所を離れたのでしょうか。
Bさんが戻ってくるのを待ちきれなかったのか…。

危険が迫っているのでなければ、その場から動かないことです。
不用意に動いたことで、行方不明⇒捜索、となったのではないでしょうか。

待機場所の危険に気づいたなら、動くこともやむを得ません。
が、少なくともすぐ近くにはいるべきだと考えます。
今回の詳細は分かりません。
が、現場を離れた判断、ここが今回の鍵のように思います。

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  1. 2006/06/29(木) 14:28:48|
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【遭難カルテ72】 京都・福井県境で不明の男性死亡

【概要】
京都府舞鶴市に住む第八管区海上保安本部勤務の海上保安官、男性(54)が、同市と福井県高浜町の境に位置する青葉山(699メートル)に登った後、行方が分からなくなっていることが26日、分かった。男性は24日正午ごろ、妻に「青葉山山頂に到達した」と携帯電話のメールを送信。その後、消息が分からなくなった。27日午前、山頂付近のがけ下に倒れているのを、捜索していた消防のレスキュー隊員が見つけた。男性はで、病院で死亡が確認された。

【考察】
下山開始直後にアクシデントが発生したようです。
がけ下から遺体が見つかっていることから、転落でしょうか。

青葉山は若狭富士と呼ばれ、頂上からの展望が良い山です。
少々の岩場があり、鎖場、鉄階段などが設置されています。
とはいえ、難しい部類の山ではありません。
ハイキングコースとしても人気のあるところです。
24日のお天気はまずまず。
舞鶴市の最高気温は25.1度。
初夏のハイキング日和といったところでしょうか。

一般向けコースにまずまずの天候。
それでも事故は起こってしまうものです。
気を抜いてはならない、というところでしょうか。

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  1. 2006/06/28(水) 20:53:15|
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【日々是好日62】 新聞の見出し

読売 中高年が8割超、昨年の山岳遭難は最悪の1684人
共同 山岳遭難が過去最悪 死者・不明273人
時事 昨年の山岳遭難、過去最悪=死亡・不明9割が中高年
毎日 <山岳遭難>昨年の件数、遭難者数ともに過去最悪
産経 山岳遭難、過去最悪
東京 山岳遭難が過去最悪 昨年 死者・不明者は273人
朝日 -----(記事掲載なし?)-----

昨日から報道されている、警察庁まとめの昨年の山岳遭難。
無視?した朝日以外は「過去最悪」の文字が躍りました。
ついで、読売と時事の「中高年」関係です。

記録のある1961年以来、遭難件数・遭難者とも、過去最高だったこと。
これは全社とも共通。
中高年については2つの表記に分かれました。
 「遭難者の8割」⇒読売、共同、毎日、東京
 「死者・不明者の9割」⇒時事、産経

このほかは
「単独登山者の割合は27.2%」(時事)
「死者・行方不明者数のうち、単独遭難者が46・9%」(東京)
「41%が携帯電話や無線機などで救助を要請」(産経・東京)
「最も多いのが60-64歳の279人で、55-59歳が244人」(読売・共同)
「態様別では『道に迷った』が35・3%、『滑落』が16・6%、『転倒』が14・7%」(東京)


発表内容・報道内容への不満はさておき。
ここから何が見えるか。。。ということです。
これは、警察・マスコミが何を重視しているか、ということです。
裏返して言えば、遭難どんなふうに報道されるのか、ということです。

まずなによりもキーワードになるのは「中高年」。
続いて「単独」「携帯電話や無線機」。

不幸にももし遭難してしまったら、このへんのキーワードをもとに報道される…。
そう考えても差し支えないと思います。



近々、警察庁HPに資料がアップされることと思います。
そのときにでも分析を試みてみます。

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  1. 2006/06/27(火) 19:33:17|
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【日々是好日61】 続:消える報告書

==========追記(2006.09.19)==========
訂正とおわび(遭難カルテ27、日々是好日61、事故報告書5共通)

異例ではありますが、冒頭への追記掲載です。
このような事態に至った経緯は次のとおりです。

先日、この事故の関係者であり山の会「岳樺クラブ」の方から「内容に誤りがある」とのご指摘を頂きました。

当ブログでは、亡くなった方を「岳樺クラブ」所属と表記していました。
そして「岳樺クラブ」の会山行であるかのような表記もしていました。

頂いたご指摘、要約すると以下のとおりです。

ご本人は3年前に岳樺クラブを退会。
事故当時は別の同人組織に入っており、岳樺クラブ会員ではない。
そして、今回の山行は2つの組織の4人が行った個人山行である。
個人山行ではあったが、事故後の対応に2つの組織は全力で取り組んだ。
会山行でないため、HP上への報告書掲載は行わないことにした。
ただ、事故の特異性を考え、メディア上での発表を選んだ。


事実をあらためて知り、愕然としました。
えらく見当違いなことも書いてしまったな・・・と、顔から火が出る思いです。

この後、同会などに心無いメールが送られることなどがあったそうです。
結果として、いろいろな方にご迷惑をおかけすることになってしまい申し訳ありませんでした。
ご指摘の点、訂正するとともに、こちらの思慮の足りなさと事実認識の甘さをお詫びするのみです。

なお、もとの文章においては先方のご了解を得て、会の名称を修正したのみで、そのまま残すこととします。
これは、「こんな失敗があった」と、自らへの戒めもかねてのことです。
今後は情報の取り扱いなど十分に注意してきたいと思います。
====================


日々是好日47の続きです。

遭難カルテ21事故報告書2でふれたみろく山の会
2月20日に事故発生。
3月中に暫定報告書。
4月16日、HP改定により、暫定報告書消滅。
以上が前回までの流れです。

その後、動きがありました。
6月19日付けで中間報告が掲載されました。
内容は前回よりは薄くなっていますが、「最終的な結論がまとまりましたら、ホームページに掲載いたします」とあるのを見てほっとしました。
このまま消えてしまったら…というのは、取り越し苦労だったようです。
その後、現場にも何度か出向いているようですので、最終結論を静かに待ちたいと思います。



加えて関連が2件。

遭難カルテ27でふれた山の会「岳樺クラブ」。
3月25日の事故発生以降、6月1日にHPが移転したほかは、特に動きはありません。
ただし、同会の小屋番Nobさんのブログ日記・コラム・つぶやきに、事故発生後の動きなどが記されています。
雑誌各社の取材を受けたときの項目に「私たちの答えには事実、推測、そして感情という三つの異なる面がどうしても混在してしまいます」とのくだり。
とても正直な言葉だと思います。
事故関連の項目には、トラックバック・コメントとも受け付けていません。
このあたりに傷の深さがうかがい知れるような気がします。
事故の経緯をまとめたものは作ったようですが、HP上には公開されていません。
雑誌メディアを通じての報告もひとつの手段だとは思います。
ですが、自分たちなりの分析や考察をはっきりさせておくことも重要な作業ではないかと、個人的には思ったりもします。
せっかく、立派なHPを持っているんだから…。
とりあえず雑誌への掲載があるなら、それを待つことにしましょう。

遭難カルテ45でふれた無名山塾
5月1日の事故発生後、何も動きがないかと思っていました。
無名山塾ブログ岩小屋に6月1日付けの技術委員会より。で、現在報告書作成中とのこと。
完成および公表を待ちたいと思います。
なお、岩崎元郎さんの月刊岩崎登山新聞は4月27日以降、予定表関係以外は更新されていません。
著名人ですのでご多忙かとは思いますが、岩崎さんの見解、気になるところです。


不幸にも遭難を起こしてしまった山岳会。
その後の対応で真価を問われると思います。
また、その報告書から、我々も学べることは多いはずです。
報告書をまとめる作業は、精神的にもきついものです。
が、類似遭難を防ぐ意味でも、是非踏ん張って欲しいところです。
関係者の努力を、静かに応援しようと思います。

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  1. 2006/06/24(土) 20:17:51|
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【遭難カルテ71】 白馬で落石、男性重傷

【概要】
21日午前8時40分ごろ、白馬村の白馬岳(2932メートル)大雪渓3合雪渓付近で、登山していた群馬県桐生市、公社職員の男性(59)が直径約20センチの落石にぶつかり、右足の骨を折る重傷を負った。本人が携帯電話で助けを求めた。約1時間後に消防防災ヘリで救助され、大町市内の病院へ運ばれた。

【考察】
雪渓上を飛んでくる落石、音もせず、かなりのスピードになります。
さっとよける、なんてことは至難の技です。
冬を過ぎ、梅雨に入ると、いろいろなところが緩んできます。
ある意味で、落石の季節かもしれません。
自然落石か人為落石かは不明です。
人為的なものであれば、少なくとも大声で注意を呼びかけましょう。
ま、落石を起こさないのが当たり前ではありますが…。

時々、自分の上にいる人たちの足取りが怪しいと、かなり警戒します。
「頼むから、落としてくれるなよ…」

足元には十分注意して歩きましょう。




しかし、なんで匿名報道なんだろう?
行政ヘリを使用することは、公金支出にあたります。
公金の使途を、国民にかわってチェックするのも、マスコミの使命のひとつ。
その点から言えば、実名報道でしかるべきかと思いますが…。
マスコミの基準はよくわかりません。
やはり、実名、山岳会名はキチンと報道すべきだと考えます。

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  1. 2006/06/23(金) 20:13:31|
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【日々是好日60】 聖職の碑

前項で学校登山の話を書いていて思い出しました。

新田次郎の「聖職の碑」(1976年初版)。
大正2年の中ア・駒ケ岳遭難の小説化作品です。
機会があればぜひご一読を。
確か本のほうは絶版になっていたような気がします。
が、図書館やネットで探せば、間違いなく読めるはずです。

この「聖職の碑」、1978年に映画化されました。
先日、ケーブルテレビで放映されていたのを鑑賞しましたが…。
原作に負けず劣らず、すごい作品でした。

出演者は、鶴田浩二、岩下志麻、三浦友和、田中健、中井貴恵、大竹しのぶ、北大路欣也、笠智衆、地井武男、丹波哲郎、北村和夫、佐藤慶、神山繁、鈴木瑞穂…。
ギャラの総額を考えると、今でも信じられない世界です。
なんせ、あの大竹しのぶのせりふが、ほとんどないぐらいでした。
最近のなんとなく軽い邦画と比べると………比べること自体が失礼なぐらいかな。。。

当時の大スター、鶴田浩二。
実際に木曽駒山頂付近でのロケに参加したそうです。
千畳敷からはヘリで稜線まで上がる予定でした。
が、天候不順でヘリは飛ばせそうにありません。
まさか歩かせるわけにはいかないし…と、スタッフはオロオロ。
そのとき、「自分の足で登る」と、鶴田浩二。
結局、稜線まで歩いて登ったそうです。
当時でもすでに結構なお年かと思います。
しかも、押しも押されぬ大御所。
役者魂のすごさを物語るエピソードです。

このコース、何度か歩きました。
厳冬の凍りついた碑に、そっと手を合わせたこともあります。
実際に遭難があり、小説や映画の舞台になった場所。
歩いているだけで、いろいろと思うものがあります。

去年の12月にDVD化されたようです。
原作、映画とも、一度見てみることをオススメします!



このDVD、買うかどうか迷っているところです。。。
お小遣いがもうちょっとあればなぁ…。

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  1. 2006/06/22(木) 20:50:18|
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【遭難カルテ70】 不明の小学生、無事保護

【概要】
栃木県矢板市長井のミツモチ山(1248メートル)で20日午前、登山をしていた東京都墨田区立第一寺島小6年の児童のうち、男児(11)の行方が分からなくなった。男児は19日から同級生約50人や教職員5人と矢板市の「高原山少年自然の家」で宿泊研修中。20日午前、約2・5キロ先の山頂に登山し、昼食後の午前11時半ごろ、教員が男児がいないことに気づいた。21日午前8時20分ごろ、山頂から北に約1.6キロ離れた遊歩道でうずくまっているのを捜索中の救助犬が発見、約21時間ぶりに無事保護された。男児はかすり傷はあるが元気で「おなかがすいた」と話しているという。同日早朝から、両親や学校関係者がNPO法人日本救助犬協会の協力で5頭の救助犬と共に捜索。午前8時ごろ、山頂から延びる2本の遊歩道を捜索中、1頭が山頂北側で盛んに鳴き声を上げるのを聞き、男児を発見した。


【考察】
無事見つかってよかった。。。
老若にかかわらず、無事なことは喜ばしいですが、子供の場合は特にそう思います。

今回の論点、まずは学校登山と言う形態。
50人の大所帯ですが、本人の意思とは別に、参加するということが一般的です。
自ら好んで山に行き、そして遭難した、というのとは次元が違います。
また、学校行事の一環と言うことなので、趣味の世界とは全く別です。
当然、教職員の引率責任が問われます。
教育的な意義について異論はありません。
が、引率にはかなりの苦労を要するはずです。
教職員の力量が問われているとも言えます。
そもそも小学生に判断能力を求めるのは、ムリがあります。
引率の方法自体に問題があったか、教職員の力量不足のいずれかでしょう。

今回は、救助犬という聞きなれない言葉が出てきました。
早期であれば、これほど効果があるとは驚きました。
これからの捜索・救助に、新しい形で力になるものなのかもしれません。
ヨーロッパアルプスでは同様のものがあると聞いたことがあります。
また、ヒマなときにでも調べてみます。

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  1. 2006/06/22(木) 15:28:03|
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【日々是好日59】 捜索打ち切りと遺体発見

遭難カルテ39の穴毛谷、最後の遺体が見つかりました(6.19追記)。
一方で遭難カルテ65の北アルプスで不明の男女、捜索を打ち切られたようです。
遺体の発見はいつになるか分かりません。

不明のまま年月が過ぎてしまい、結局見つからないままのケースも多々あります。
当ブログで扱った事例の中でも、不明のままのものがあります。
数年後に変わり果てた姿で見つかったケースもありました。
悲しいけれど、見つかればいいほうなのかもしれません。
見つからない場合、家族の心境を考えると、言葉を失います。



山に行くこと自体が危険と背中合わせ。
自分の後ろには、家族や友人が必ずいます。
周りの人を悲しませないこと、常に気持ちのどこかに置いておきたい。
今回の遺体発見と捜索打ち切りの事例。
この現実を忘れずにいたいものです。

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  1. 2006/06/20(火) 21:33:17|
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【遭難カルテ69】 常念で滑落の72歳死亡

【概要】
6日午前7時25分、安曇野市穂高の北アルプス・常念岳(2857メートル)の山頂から約500メートル下の斜面で、松本市梓川梓、農業、男性(72)が倒れているのを県警ヘリが発見。間もなく死亡が確認された。現場には約400メートル滑落した跡があり、頭を強く打つなどしたと見られる。男性は4日に日帰りの予定で入山、その後連絡が取れなくなっていた。男性は山小屋に食料などを運ぶ仕事の経験もあり、登山歴は約50年という。

【考察】
情報のキャッチが遅れて、いまさらの掲載です。

5月時点で、北アの積雪が例年の数倍と言われています。
その中での滑落事故です。
下山開始直後の事故発生と見られています。
アイゼン、ピッケルその他の装備状況は不明です。
ピッケルによる滑落停止をし損ねたのでしょうか。

登りは簡単でも、下りになると、格段に難しくなることはままあります。
発生状況が分からないので、何とも言いにくいのですが、登りよりも下りのほうにより神経を集中する必要があります。


登山暦50年とはいえ、72歳と言うお年。
この単独行、どう考えればいいんでしょうか。

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  1. 2006/06/19(月) 17:25:48|
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【遭難カルテ68】 中国人留学生2人、一時不明に

【概要】
17日午後8時ごろ、山形県米沢市と福島県北塩原村の境界付近の山で登山に来ていた山形大学工学部の中国人留学生の男女2人が戻らないと、一緒に登山していたパーティーが塚本さんを捜索していた捜査員に届け出た。調べでは、同日午前10時20分ごろから、同大学の中国人留学生10人のパーティーで登山を開始、途中で2人がはぐれた。18日午後2時半すぎ、山菜採りに訪れた男性が2人を見つけ、警察に通報。ヘリコプターで山形県内の病院へ搬送。衰弱しているが、けがはない。

【考察】
中国人留学生の道迷いですか…。
日本語がどれだけできるのかはわかりませんが、やはり地図が読めない人達だったのでしょうか。
裏山に毛が生えた程度の山でも、迷うことはあります。
地図が読めるかどうかで、元に戻れるかどうかは全然違います。
改めて、地図読みの重要性を思いました。
今後の教訓にしていただければいいのですが・・・。

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  1. 2006/06/19(月) 17:16:20|
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【日々是好日58】 岳人に・・・載ってたりして・・・

毎月立ち読みの岳人とヤマケイ。
昨日も本屋で…。

パラパラめくっているうちに…「おお!こりゃあ…オレじゃぁ!!」
なんと、岳人に写真が載っていた。。。見るからにしんどそうな。。。

思わず、衝動買い!!

なんだか、変な気分ではあります。
「買った」と言うより「買わされた」か…。
昨日の興奮が冷め始めた今日になって、そんなふうに思いました。

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  1. 2006/06/16(金) 20:15:27|
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【日々是好日57】 物欲との戦い

会社帰り、最寄り駅は大阪駅。
いっぱんに「梅田」と呼ばれているところです。

梅田周辺には大型の山道具屋が4軒もあります。
  第2ビルにはIBSイシイスポーツ
  第3ビルにはコージツ
  第4ビルにはロッジ
  ギャレWESTにはモンベル
4軒回ると、結構な時間がつぶれます。
また、それぞれに個性があって、品揃えも微妙に違います。
欲しいものが次から次へと…精神衛生上は、よくないかもしれませんね。
毎度ながら、物欲との戦いです。

同じ商品が、店によって値段が違う…なんてことも結構あります。
メモ帳片手に4軒回って値段を調べ、一番安いところで…という人が多いようです。

2つ以上の商品を別々の店で買うときのこと。
デカデカと店の名前が入った袋を持って別の店へ。。。
「大阪人」はあまり気にしないようです。
さすが関西人!
と、最初は驚きましたが、今では私も…。

しかし、売る側も…。

ロッジの袋を持ってIBSに行き、買い物をすると、レジで
「それも一緒に入れときますよ」
と、一回り大きいIBSの袋に全部入れてしまい、セロテープで封をしてしまいます。
結局、ロッジの袋は、IBSの袋の中に隠れてしまう…。

買う方も買う方なら、売る方も売る方。
さすが「ナニワの商売」ってな感じです。
見ているだけでも、楽しいものです。
今はテントが欲しいし、新しいプラ靴も欲しいし、アイスハンマーも…。
厳しい戦いは、当分続きそうです。

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  1. 2006/06/15(木) 19:24:49|
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【遭難カルテ67】 奈良で警察官、道に迷う

【概要】
13日午前7時半ごろ、大阪府河内長野市、大阪府警堺南署総務課警部補(58)の妻から「夫が1人で奈良県川上村に出掛けたまま帰ってこない」と奈良県警吉野署に通報があった。男性は12日朝、妻に「日帰りで川上村の入之波(しおのは)に写真を撮りに行く」と伝え、軽乗用車で出発。同日中に帰宅しないのを心配した妻が通報した。13日午前9時半ごろ、同村内の北股川沿いの林道で、男性の車が止まっているのを発見された。その先は斜面が崩れており、車では進めないという。男性は道に迷い、12、13日は山中で過ごした。14日午前10時半ごろ、釣りをしていた男性(71)に出会い、助けを求めたという。男性は、自力で下山し無事保護された。けがはない。

【考察】
山岳遭難とは違うかもしれませんが、念のため。

まずは道迷いの一言です。
引き返す、高いところを目指すなど、セオリーの行動をとったのでしょうか?
まさか地形図すら持っていなかったのでは…と思ってしまいます。

目的が写真撮影であれなんであれ、山に入る以上、それなりの準備と対策が必要です。
そのあたりが不十分だったのでしょうか。

日帰り装備で山中2泊。
この季節だったから良かったようなものの、雪の季節なら…。
無事に帰れて何よりでした。

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  1. 2006/06/15(木) 18:54:55|
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【遭難カルテ66】 奈良で男性転落・軽傷

【概要】
11日午前3時10分ごろ、奈良県天川村洞川の山上ケ岳(1719メートル)で、京都市伏見区、家具建具製造業、男性(69)が足を滑らせ、登山道から約4メートル下の雑木林に転落。男性は頭や足に軽いけがをしたが、自力ではい上がり、下山した。雨で道がぬかるんでいたという。

【考察】
この程度のことで載せるかどうか、迷いましたが、あえて。

軽傷⇒自力下山…なぜ報道されたのでしょう?
本人か同行者、目撃者が通報、警察が発表したからだと思われます。

この程度で通報していたらきりがありません。
通報は状況を十分に把握してから。
ただでさえ安易な救助要請の多さに非難が集まっている状況です。
今回は通報の必要がないケースだったとも考えられます。
ただ、情報が少ない分、なんともいえない部分は残りますが…。

この件は高齢者の転倒・転落事案です。
高齢者・転倒事故の多さは、色々と言われています。
「雨で道がぬかるんでいた」と言う状況。
山では当たり前のことです。
事故の特別な理由には、なりえません。
まずは、しっかりと歩く技術を身につける必要があるかと思います。

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  1. 2006/06/14(水) 13:47:41|
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【日々是好日56】 年18,500キロ

今日、車を車検に出してきました。
55500
走行距離55,497キロ。
この3年分、平均毎年18,500キロも走っていたんですね…。
通勤や仕事には全く使わず、この距離はなんぞや?
ほとんど遊んだ時にしか走っていないことになりますなぁ。
山やら、スキーやら…このガソリンがバカ高いご時勢に…。

マイカーをアプローチに利用する方も多いことでしょう。
山ヤと車、結構強い縁があると思います。
車選びに一家言お持ちの方も多いと思います。
ちなみにウチでは 
  4輪駆動車……雪道を考えると、必須かな
  最低地上高……林道でおなかをこすらないために、180以上かな
  荷物が入る……ルーフキャリア&BOXで少しは改善
  中で寝れる……入山口で寝ることも多いはず
  幅が小さい……細い道のすれ違いも安心
  希少車好き……信号待ちで同じのが並ぶのがイヤ。ま、趣味の問題です。

このへんに、それぞれの趣味、仕事での用途、奥さんの了解などを重ねていく感じでしょうか。
ちなみに、私の仲間内はフォレスターがやたらと多くて…3台。
フォレスター、いい車だとは思います。
が、いまさら買ったりすると、
「真似したなぁ!!」
と、ニヤニヤしながら言われることは明白。
フォレスターのオーナーに優越感を与えるだけになりそうです。
それだけは悔しいので、次の買い替えでもフォレスターは考慮の外。
なにせ3人で誰が最初に買ったか、誰が真似したかと話しているぐらいだったもので…。



山ヤの車選びもなかなか難しいものです。
しばらくは買い換えられそうにないので、次のときにじっくり楽しむとしましょう。

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  1. 2006/06/12(月) 13:45:52|
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【遭難カルテ65】 北アで男女不明

【概要】
10日午後2時ごろ、東京都杉並区、無職、女性(68)と、おいの富山県魚津市、会社員(49)の行方が分からなくなっていると、女性の娘から、富山県警魚津署に、「(女性が)5月29日から魚津のおいの所へ遊びに行き、登山をしたと思うが、6月5日から連絡がとれない」と通報があった。同日の捜索で、魚津市の片貝第4発電所近くの林道脇空き地で、男性の軽乗用車を発見。この空き地から約一キロ東に僧ケ岳の登山口がある。僧ケ岳(1855メートル)か毛勝山(2414メートル)に登山し遭難したとみられる。女性は5月29日から男性宅へ遊びに行き、6月5日から連絡がつかなくなっている。男性は8日まで休みをとっていたが、出社しないため、会社側が同県警に届け出た。

【考察】
2人が目指したのは、僧ケ岳か毛勝山かも分かっていません。
また、入山の日付すら分かっていません。
少なくとも家族には計画をキチンとつたえておくべきです。
計画が事前に分かっていれば、捜索範囲が絞れます。
そのぶん、発見の可能性が高まります。
残雪も薄くなってきた季節ですが、山の上はまだまだ寒いはず。
日帰り装備なら、かなり厳しい状況かと思われます。
連絡がつかなくなってから日数(1週間)がたっていることなどを考えると、あまり楽観はできそうにありません。


==========追記(2006.11.7)==========

2人と見られるとみられる人骨が6日、毛勝谷からモモアセ山に通じる水谷沢(1900メートル)付近一帯で見つかりました。
5日午前10時ごろ、登山中の男性が水谷沢近くでリュックサック1個を発見し通報。
人骨は広範囲にばらばらに散らばり、性別などは不明。
リュックサックには、女性の名前が書かれたスケッチブックなどが入っていたということです。
(以上、毎日新聞より)

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  1. 2006/06/12(月) 12:11:56|
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【日々是好日55】 雨降らば・・・

今週、各地で梅雨入りでした。
山で降られると、気が滅入るものです。

「雨降らば、雨降るよし」
このような達人の心境には、まだまだなれそうもありません。

北岳に行ったときのこと。
初日は御池小屋でテント。
無雪季の連休中で、テン場もにぎわっていました。
一夜を明かし、朝起きると…驟雨…。
いそいそと出発するよそのパーティ。
段々テン場も静かになりました。
我がパーティーは、起きてから気分が萎え、動かず。
だらだらと飲み食いしつつ、無駄に時間を過ごしていました。
「雨ん中登ってもなぁ…」
「さっさと下りて、風呂にしますか…」
結局、あっさり下山。
広河原に着いたとたんに……雷&豪雨!!
「下りて正解やったかもなぁ…」
「まあ、また来たらええやん」
1泊2日で広河原・御池小屋のピストンのみ。
毎度ながらやる気の薄い面々でした。
ま、類は友を呼びますからね…。

梅雨入りしたばかりですが、早く梅雨明けになりますように。

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  1. 2006/06/10(土) 18:54:40|
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【日々是好日54】 “復活”の日

遭難カルテ35でふれた、山スキー遭難。
意識不明の重体だった男性(29)が、今月中旬にも退院の運びだとか。

心肺停止確認から約2時間半後、心臓マッサージを受けながら信州大病院に到着。
体温は22・4度と極度に低く、到着から約15分後に人工心肺装置を取り付けたそうです。
その約1時間後に心肺が蘇生し、3週間後には話せるまでに回復したとのことです。

心肺停止から4時間もの時間を経て蘇生した例は、国内初だとか。
本人の生命力、警察や消防、病院、そして家族など、多くの人の力の結晶と言えると思います。
身体的なすべての機能も回復しているとかで、とりあえずよかったと思います。

山に同行して亡くなった人は3人。
その中に、彼の父親も含まれています。
悲しい思いが薄れたり消えたりすることは、ないかもしれません。

でも、多くの人の力で、せっかくつなぎとめることができた“命”です。
奇跡的な生還といえるかも知れません。
これからは大切に生きていってもらいたい。。。
すべての思いとともに、山にまっすぐ向き合える日がくることを祈ります。


====================

遭難カルテ63の、那須の不明女性、無事発見されました。
詳細を追記してあります。

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  1. 2006/06/08(木) 21:09:03|
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【遭難カルテ64】 妙義山で男性不明

【概要】
4日午後7時ごろ、栃木県那須塩原市の男性会社員(42)が、群馬県富岡市の妙義山に登山に行ったまま帰宅しないと、妻(33)が警察に届け出た。男性は2日午後6時ごろ、自宅を出て、同9時45分ごろ、「登山口の駐車場に到着した」と家族に電話。男性は翌3日朝に登山を開始し、同日中に帰宅する予定だった。携帯電話は通じないという。登山口の市営無料駐車場に、男性の乗用車があるのが確認された。現場は霧が発生して視界が悪いという。

【考察】
道迷いか、転落か。
詳報がないのでなんともいえません。
続報を待ちたいと思います。

妙義山はルートの取り方によって、いろいろな顔を見せてくれる山です。
ぱっと見だけでも、岩のごつごつした独特の山容。
なかなか心惹かれるものがあります。
が、それだけに、注意を要するルートもあります。
今回はルート選定もひとつのポイントかもしれません。

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  1. 2006/06/08(木) 20:26:55|
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【遭難カルテ63】 那須で77歳女性行方不明

【概要】
5日午後6時半ごろ、栃木県那須町の茶臼岳(標高1915メートル)で、登山中の女性(56)=千葉県浦安市=から付近の那須ロープウエー職員を通じて、那須塩原署に「友人1人と登山中にはぐれた」と届けがあった。行方不明になっているのは千葉県浦安市、無職、女性Aさん(77)。女性らは3人で同日午前9時ごろ、ロープウエー山頂駅を出発し、那須岳周辺を登山し三斗小屋温泉を経由して下山する予定だった。1人は体調が悪くなり約1時間後、先に下山、2人で登山していたが、Aさんは歩くのが遅れがちで同日午後2時半ごろ、「先に行っていて」と伝え、その後ではぐれたらしい。


【考察】
高齢女性の行方不明事故です。
ハイキングに近いレベルの山だと推測します。

せっかく2人で行動しているのに、別行動になる意味とは?
通報したこと以外では、パーティーの意味をなしていません。
体調の悪い方、歩くのが遅れがちな方にあわせて行動するのが基本です。

先に1人下山したことなどから、パーティーの概念は希薄だったと思われます。
一緒に山に入った以上、下山するまで行動をともに。
ごく当たり前のことなんですが…。

年齢と体力を考えると「先に行っていて」と言われても、「ダメ」と言うべきだったと思います。
また、「先に行っていて」などと言うのもどうかと思います。

自分と、そして同行者の体力や体調への注意が足りなかったのでしょうか。
あまりに基本的なことの欠如が大きいように思います。


==========追記(06.06.08)==========
Aさんが7日、不明現場から約5キロ離れた沼ッ原湿原駐車場で発見され、約44時間ぶりに保護された。けがはなかったが、衰弱しており病院で治療を受けている。観光に訪れていた東京都内の男性(35)が、同駐車場のトイレ付近を歩いている岡戸さんを発見、車に乗せて那須交番に送り、保護を求めた。



無事で何よりでしたが、ほぼ丸2日、どのように過ごしていたんでしょうか?
今後は無理のない行動を心がけて欲しいものです。

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  1. 2006/06/07(水) 14:01:42|
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【遭難カルテ62】 乗鞍で男女救出

【概要】
乗鞍岳(3026メートル)に登山した富山県高岡市、総務省北陸総合通信局職員の男性(51)と同僚の金沢市、女性(31)から3日夜、携帯電話で「下山中に道に迷ってしまった」と岐阜県警に連絡があった。二人は4日午前7時ごろ、十石山付近で捜索中の高山署員に無事救助された。2人は3日正午ごろ乗鞍スカイライン登山道から入山していた。

【考察】
安房峠方面に下山していたのでしょうか。
それほど迷いやすいコースではないと思いますが…。
道迷い一般に言えることですが、読図能力の欠如があったのではないかと考えられます。
現在位置の把握が出来ていれば、問題は起きなかったはずです。

出発が正午ごろというのも、遅い気がします。
来た道を戻ろうにも、日が暮れてしまうと、難しい場合もあります。
日帰り装備のため、ヘッドランプを持っていなかった可能性もあります。

いずれにしても、残雪の残る中、一夜のビバークで救われたのは幸運でした。

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  1. 2006/06/07(水) 12:53:00|
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【日々是好日53】 何が楽しいって 

山に行くのに何が楽しいのか…。
時々人に聞かれます。
いったい何が楽しいのか?
当然、人それぞれでしょう。

私の場合、時系列で追ってみると…。

まずは「計画」。
どこに行こう、誰と行こう、ルートは、日程は、装備は。。。
これがなければ、そもそも山になんか行っていないかもしれません。
この「計画」、最も楽しいうちのひとつです。
こんなオイシイところ、とても人任せに出来ません。

「計画」が終わると「準備」へ。
買出し、分担装備の準備、パッキング…。
実はここが、かなりユウウツなのです。
かつての遠足の準備のような、ウキウキ感が、今となっては懐かしい。

「準備」がおわると、「移動」。
ま、これは淡々と。

そして「入山」。
これもかなりユウウツなのです。
大体、寝不足のことが多く、体も慣れていない。
しかも、ひたすら登り続けるだけ…。
実は入山日は「早く帰りたいなぁ…」と思いながら歩いていたりします。

「核心部」。
いわゆるオイシイところ。
リードできれば満足満足。
ここは緊張感と高揚感に満たされ、なんともいえない気分です。
ずっと核心部だったらいいのに…。
でも、それじゃあ、疲れ切ってしまうかな。

「下山」。
入山日には「帰りたい」だったのが、「もう終わりかよ…」。
我ながら、毎度、身勝手ですね。。。

「風呂&めし」。
これも楽しい。
これがあってやっと終わった気分になれるのです。

「移動」。
睡魔と闘いつつ、高速を巡航。

「後片付け」
これがなければどんなにいいか…。
ここは皆さん同じかと思います。

楽しいこととユウウツなこと、セットになっています。
そして、苦しかったことも、多々あります。
そんな「思い出話」。
これがまた楽しい。
だから山はやめられない。。。。

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  1. 2006/06/06(火) 21:05:39|
  2. 日々是好日
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【日々是好日52】 初夏

昨日今日と、大阪は夏日。
あっというまに夏になってしまったようです。
夏山シーズンともなれば、どこに行っても人だらけ。
静かな山に行きたい私にとっては、げんなりする季節でもあります。

そこで、静かな山に行く方法をいくつか紹介しましょう。

①平日を選ぶ
  まあ、当然と言えば当然。もっとも分かりやすい。
  ですが、休みが取りにくいのも事実。
  簡単ですが、難しい…そんなところです。

②●●名山はパス
  間違いなく中高年の団体さんで混み合うところ。
  メジャーなところはまずにぎやかしいことになること間違いなし。

③営業小屋のないところ
  少なくともテントを担いでくる人しか来ません。
  全員と言うわけではありませんが、わりと静かです。

④雑誌で特集されたコースははずす
  岳人、山渓は当然、夏山JOYなども考える材料になります。

⑤沢&ヤブ&バリエーション
  圧倒的に人が減ります。ま、アプローチは我慢するとして…。



関東に住む知人が、こんな方法を教えてくれました。
あまり関西では効果がないかもしれませんが…。

なんでも毎月、「新ハイキング」を買うそうです。
大勢で押し寄せる中高年団体の、有名どころの一つです。
彼は某東北の山で、新ハイキングの人達に遭遇し、イヤな思いをしたそうです。
で、その雑誌を見れば、出没地域・期間がわかる。
それで、それを外した計画を立てる…とのことでした。
最初はこちらも笑っていました
が、「2度と出会いたくない」と言うほどで、よっぽどイヤな思いをしたんだろうなぁ…。

雪解けの季節。
そろそろ夏の計画でも考えましょうかね。。。





【遭難カルテ39】  さらに1遺体がみつかりました(6月2日、追記)
【遭難カルテ25】  こちらも単独の男性、遺体が見つかりました(6月5日、追記)

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  1. 2006/06/05(月) 12:37:53|
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【日々是好日51】 1週間ぶり

遭難カルテを書いたのは、実に一週間ぶり。
穏やかな山日和だったのでしょう。
いつまで書かずにいられるかと思ったのですが、なかなかそうはいきません。
またまた亡くなったのは高齢者。
中高年の遭難が多いとは、繰り返し言われてきたことです。
が、いよいよもって「高齢者遭難の時代」になってきたかとも思います。
年配の方々はご注意ください。



笠ケ岳、さらにもうひとり遺体が見つかったようです。
身元が分かれば、追記しようかと思います。

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  1. 2006/06/01(木) 20:32:13|
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【遭難カルテ61】 養老山系で転落の女性死亡

【概要】
5月30日午後2時半ごろ、岐阜県養老町の三方山(標高730メートル)から下山中だった名古屋市天白区、無職女性(72)が谷を約100メートル転落。県の防災ヘリで岐阜市内の病院に運ばれたが、頭を強く打ってすでに死亡していた。女性は同日午前10時ごろ、ともに名古屋市の登山仲間2人と一緒に養老山系に入山。3人グループの真ん中で下っていたところ、幅約80センチの登山道から誤って谷に落ちたらしい。3人は、3年ほど前から月一回ほど山登りをしていた。現場は、登山口から約500メートル歩いた地点。地元住民によると、養老山地の主要なハイキングコースで、愛知県からの散策客も多いという。

【考察】
転落・滑落の事故。
道迷いとの双璧です。
下山中、登山口まであとわずかのところで発生しました。
全工程の4分の3を消化したあたりでの遭難も、統計的には多いものです。
加えて、足腰の弱った高齢者女性の転落。
ある意味、かなり典型的なパターンではないでしょうか。


現場に行ったことがないので、詳細は分かりません。
ここからは推測で。

「道幅80センチ」
「主要なハイキングコース」
この要素からすると、かなり整備された道で、難しいことはないように思えます。
道自体もしっかりとしていたと考えるのが自然でしょう。

「約100メートル転落」
これほどの距離を落ちたとしたら、かなりの傾斜がある斜面でしょうか。
主要ハイキングコースにこんな斜面があるとしたら……ちょっと想像できません。

いずれにしても、現場は「なんでこんなところで」というような場所ではないかと思います。
そんな場所でも、遭難・死亡の可能性が、人によっては「ある」ということを示しているようです。

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  1. 2006/06/01(木) 20:22:42|
  2. 遭難カルテ
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