山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日114】 正月休み

本日ただいまより、1月3日まで更新をストップさせていただきます。
今日、やっと仕事を片付けて、これからスキーに、そして帰省に…。
ドタバタの正月休みに入り、とてもパソコンの前に座れそうもありません。
早ければ1月4日から更新を再開します。

2月にブログを初めてほぼ1年。
この記事が299本目となりました。

書きたいこともまだ残っていて、書ききれませんでした。
暖めているうちに時機を逸して、書きそびれた話もありました。
12月に入ってからは仕事の山を前に、更新も滞りがちでした。
情報の取り扱い、見落とし、勘違い、誤認…数々の失敗もありました。
また、文章の書き方や表現一つで、意図が正しく伝わらない…。
そんなこともありました。
特に最初のころは、書きたい衝動に駆られまくって、量産することに専念する状態でした。
今考えると、よくなかったなぁ…と思います。
逆に、最近はちょっと落ち着いてきたかな…などと思ったりもします。
ただ、質の向上、これは難しく、一朝一夕には解決しませんね。。。
自分自身の努力あるのみでしょう。

何よりありがたかったのは、いろいろな方の意見が聞けたこと。
自分と同じような意見や、対立する意見もありました。
ここのところのコメント欄、さながら掲示板状態でした(笑)。
たまには???なものもありましたが、大半は前向きなものだったと思います。
そして、時には感情の入り混じった議論に進んでしまったこともありました。

自分自身の知らなかったこと、たくさん教えていただけたことが、何よりの糧だったと思います。

こんな字ばっかりの、しかも、つたない文章がつづられたブログに…。
皆さんに感謝して、年の瀬を迎えたいと思います。

良いお年を。
そして、来年もよろしくお願いします。
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  1. 2006/12/28(木) 22:22:35|
  2. 日々是好日
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【日々是好日113】 両誌の1月号

さて、山と渓谷と岳人、1月号を買いました。
最近忙しくて、ざっとしか目を通せていませんが、感想を少々。



岳人は毎号と変わりなく、大体いつもどおり。
特に買うつもりはなかったのですが、なんとなく。。。



さて、毎月何かと突っ込みどころの多い(?)山と渓谷。
余談ですが、毎年1月号は欠かさず買っています。
というのも、別冊付録の「山の便利帳」ほしさに・・・。
まるで「グリコのオマケ」状態ですな・・・。

ま、どうでもいい話はさておき、その内容です。


大特集「いまがわかる『山の事典』」と、特別企画「地形図の世界」。
なかなか読み応えのある内容でした。
ヤマケイにしては珍しい…と言ったら失礼でしょうか。。。

ただ大特集の中で、若干気になった点がいくつかあります。

第2章の「誰が登っているのか」について。
ガイド・ツアー登山と山岳会に分類しての記事でした。
が、大多数を占めると思われる未組織でガイド・ツアーに参加しない層に全く触れられていません。
最大の層に触れないとなると、物足りなさが残ります。
取材がもっとも難しそうな部分であることは予想できますが、そこを抜かして「誰が…」というのもちょっとどうかと思います。

また、ガイド登山の項で、参加者側の問題点に触れています。
同様にツアー登山の項でも、参加者側の注意を促す内容の記述があります。
その一方で、ガイド側やツアー主催者側の問題点にはほとんど触れられていません。
まあ、ヤマケイらしいといえば、らしいのですが…。
「山」の現状を語るなら、そしてガイド登山、ツアー登山の問題を語るなら、避けて通れないように思います。
これでは参加する側にのみ問題があるようにも読めます。

第6章の「これからの山は」。
冒頭の遭難の項。

「山にはたくさんのリスクが潜んでいるという認識がなく、下界の観光地と同じ感覚で来てしまう人が増えていることの表れだろう」
としたうえで、
「いまの登山は観光の延長線上に位置するものになっているような気がする」
「全体的な登山者の意識として〝山登りは観光の一環〟という方向に向いていくのではないだろうか」
こんなように結論付けられているのですが、良いとも悪いとも書かれていません。
警鐘を鳴らすでもなく、淡々と…といった感想を持ちました。
ダメなものははっきりとダメ、ヤバイものははっきりとヤバイと書けばいいのに。。。
この奥歯にものの挟まったような書き方って。。。
まあ、これもヤマケイらしいといえば、それまでなんですがね。。。

来月号の目玉は「遭難する人しない人」だとか。
さて、少々の期待を持って待ちましょうか。





最近、更新が滞っております。
年末はやっぱり公私共に忙しい。。。。。。
年内の更新はこれで最後かもしれません。
年が明ければ少し暇も出来るのですが、それまでの間はあしからず。

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  1. 2006/12/25(月) 19:22:36|
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【日々是好日112】 やっと・・・寒波

前回は暖冬の話でした。
書いたとたんに、寒波…何ともイマイチなタイミングでした(笑)。

さて、山にスキーに、アプローチの主役は冬でも車。
寒くなってきたので、スタッドレスにはきかえないとなぁ…。
と、いうわけで、本日はタイヤ交換日。

えっちらおっちらタイヤ4本を積み込み、近所のオートバックスへ。
幸い待ち時間も大してなく、ピットサービスに車を預けて、漫画でも読んで……。

と、思ったら、店内アナウンスでお呼び出し。。。

なんぼなんでも、早すぎるやろ…F1のピットと違うんやから…。
そう思いつつ、ピットへ歩いていくと、
「すみません、このタイヤではちょっと…」
なんでもずいぶん減っていて、新品交換を勧められたのだ。。。
3シーズン使用なのですが、あんまり効果なし、という状態らしい。。。

恐る恐る「新品って、どれぐらいします??」。
一番安いのが、韓国製で8万円弱。。。
国産だと。。。

財布を開けてみるが、当然持ち合わせもなく。。。(カード払いは嫌いなもので。。。)
とりあえずつけるだけつけてもらって、とぼとぼと帰宅。
今晩にでも、嫁さんと相談することにします。

関西に住んでいると、日常使用では雪がなくて、減りも早いようです。
また、毎年2万キロ近く乗るので、さらに減りが早いと。。。
「1万1000キロ以下ならお安く」の自動車保険には入れそうにないのです(笑)。




以前、長野県の某所(八ヶ岳付近)で、調子に乗ってブイブイ飛ばしていたときのこと。
4輪駆動にスタッドレス。
夏タイヤやチェーンでは、こうはいかんだろう。
イケイケドンドンで、夜の峠道を気分よく。。。

突然、車のお尻がが右の方へツルツルツルツルーーーー。
あれれ??と思ったら、左のガードレールが正面に見えました。
左回りのスピンでした。
うわーっ!ヤバイヤバイ!!とアクセルやらブレーキやら踏み、右にハンドルを必死で切ったら…。
車のお尻が反対方向にツルツルツルツルーーーー。
左回りに90度ぐらい回った後、今度は右回りに180度…。
右側のガードレールに向き合ったところで、やっと止まりました。
道が広かったのと対向車がいなかったこともあり、どこにもぶつけはしなかったものの、どっと汗(冷や汗&油汗)が出てきました。

少し離れてついてきていた友人の車。
滑った瞬間は、カーブの影で見えなかったようですが、
「何で道の真ん中で横向きなん?」
と思ったそうです。
そこから先のビビリまくりのノロノロ運転が、ずいぶんおかしかったらしく、今でも言われてしまいます。

あれ以来、雪道運転は恐る恐るで、飛ばすことはなくなりました。
そんな状態ですから、スタッドレスが減っていると言われると、ビビッてしまうのです。

南国育ちの関西住まいですので、雪道運転がうまいわけがありません。
せめて、タイヤぐらいは…とは思うのですが、10万円前後の出費は、やはりでかい。。。

今夜は嫁さんとカタログでも眺めつつ、少し悩むことになりそうです。。。

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  1. 2006/12/18(月) 17:20:28|
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【日々是好日111】 暖冬とスキー場


毎年ながら、年末は仕事が忙しい。。。。
今年も年内は、ほぼ仕事ばかりになりそうです。
(滞る更新の言い訳ですな…)

世間の仕事納めは28日ですが、今年は木曜日。
来年の1月3日は水曜日ということで、「年末年始の大連休」にはなりそうにないのでしょうか。
まあ、ウチの仕事にはあんまり関係がないのですが。。。



今年は秋に天気は荒れた日があったものの、今のところ、暖冬のようです。
山にも雪が少ないようですが、込み合う年末年始の山に行くつもりはないので、それはそれでいいんですが。。。



先日、スキー場のシーズンパスポートが届きました。
私のホームゲレンデは、びわ湖バレイ。
何と言っても家から近い、というのがその理由です。

去年は12月に寒波が来て、10日ごろから営業していました。
が、今年は…全然ダメ…。
HPをのぞいてみると、ゲレンデは、ぬたーっと茶色い地肌をさらしています。
いつのオープンになることやら…。

スキー人口の減少や不景気などで、スキー場の閉鎖が相次いでいます。
そんな中で、暖冬と来れば、スキー場へのダメージはかなり大きいのではないでしょうか。

自然破壊を伴うスキー場開発。
バブル期の乱開発でたくさんできはしたものの、現在は淘汰の真っ最中、といったところでしょうか。



山に行くにも入山や下山でスキー場を使うこともあります。
八方尾根、五竜遠見、伊吹山…。
この辺は、なんだかつぶれてもらうと困るなぁ…と、個人的には思います。
ただ、これ以上は、もういらんなぁ…とも。



2月に麦草岳から木曽駒高原スキー場に下山したときのこと。
2004年、経営不振で親会社が倒産し、5000万円で売りに出されて話題になったスキー場です。
介護福祉関連のウェルネスアート(大阪)という会社が経営権を手に入れましたが、その後もトラブル続きだったようです。
下山したときには営業しておらず、異様な静けさでした。
白い斜面に風の音だけの、無人のスキー場。
なんとも上手く表現できない雰囲気でした。
営業再開は難しそうな感じで、このまま行けば…どうなるんだろう?



そういえば、閉鎖になったスキー場って、その後どうなるんでしょうか。
設備の撤去のほか、回復作業ってされてないんだろうか。
そのまま自然に帰すのかなぁ?
少し不思議に思いました。



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  1. 2006/12/16(土) 16:56:52|
  2. 日々是好日
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【日々是好日110】 非常食のこと

10月に六甲山で行方不明になり、24日ぶりに救助された西宮市の公務員男性(35)の話。
バーベキューの帰りにケーブルカーの切符をなくし、ウィンドブレーカー・ジーパン・サンダル・リュックサック姿で「歩いて帰る」。
意識不明で倒れているところを登山者に発見され、救助されました。

登山やハイキングという意識すらなかったのでは?と思い、遭難カルテへの掲載を見合わせました。

が、ちょっと気になる続報が出てきたので、取り上げることにします。



「命綱は"焼肉のたれ"」
新聞の見出しを飾ってた言葉です。
発見場所が砂防ダムの堤防ということで、水はある程度確保できたかと思います。
が、10月とはいえ冷え込むことに違いなく、今でも足に凍傷が残っているそうです。
エネルギーの消費を考えると、水だけでは生きていけないはず。。。
生還の理由が分かりませんでした。

焼肉のたれ・・・そんなもので・・・と、正直驚きました。
マスコミもやはり、そこに驚いたのだと思います。



今回のことから考えたいのは、非常食のこと。

高カロリーで摂取しやすく、調理の手間がかからない…。
求められる条件は、いくつかあります。
この件では、それが焼肉のたれだったわけですが…。

非常食は、予備食や行動食とは別にする必要があります。
そこで、山の食料についてまとめてみました。

予定食:予定通りに食べるもの。加熱を想定。
行動食:行動中に食べる。昼食兼用でレーションと呼ぶ。高カロリーで手間いらず。
予備食:予備日程に入った際の食糧。予定食と同程度。
非常食:非常事態に食べる。行動食と同程度?

大きくはこんな感じかと思います。
緊急事態には全部を混ぜて食いつなぐことになります。
予定通りに行程を消化したら、予備食と非常食はまるまる残るはずです。
(結構、最終日や最終夜に盛大に食べることはありますが…)

私の場合、行動食と非常食はごっちゃになっています。
残り日程を考えつつ行動食を食べるわけですが、大体、半分以上残ることが多い。
残ったぶんが予備食となるわけです。

この方法、面倒がなくていいのですが、ひとつ問題があります。

行動中に食べるもの、やはり食べやすいものから、になります。
非常食として残るのは、若干食べにくいものや、食欲をそそらないものが多くなりがちです。
これでは非常事態に不安が残ります。。。
ちと、考える必要アリかと思いました。



単独行でヘロヘロになったとき、テントを張るのでいっぱいいっぱいになったことがあります。

当時は引き返すことを知らず、突き進むのみ。
しかも予備日なし。。。
(今考えると、オソロシイ…ただのアホでした)
今日行けるところまで行かないと…と、日が暮れるまで地吹雪の中を12時間近いラッセル。
のろのろと整地し、ふらふらと設営。
やっとテントに入ったものの、とても飯を作る元気も、食欲もありませんでした。
シュラフを出したら、それに入るのも面倒な有様。
とにかくすぐ口に入るものを…ということで、食糧袋を探ると…。
コンデンスミルクのチューブがありました。
お茶にするためのものでしたが、ほとんど1本を吸い尽くし、泥のように眠りました。
(さすがに天気図はつけられずでした)

夜半に空腹と寒さで目が覚め、やっと飯を作る気になりました。
なんとか暖かいものを食べて、生き返った気分でした。
翌朝、生まれて初めて、自分の判断で「撤退」しました。
なんとか遭難せずに下山でき、「あのまま進んでいたら…」と思うと、ぞっとしたものです。
15年ちょっと前の3月の遠見尾根のことでした。

以後、ザックには必ずコンデンスミルクが1本入っています。
十分かどうかはわかりませんが、ないよりはマシなんでしょうね。


今回のニュース、非常食のことを考えたり思い出したりするいい機会でした。



==========追記(2006.12.20)==========

この男性が回復し、19日に退院、記者会見を開きました。
それによると…。

・遭難数日後に意識を失った。
・体温が22度まで下がり、脳が“冬眠”状態に。
・発見されたときは心肺停止状態だったが、病院で蘇生。
・焼肉のたれは、何度かなめた程度。

大雑把にはこんな感じです。
生還の決め手になったのは、焼肉のたれでなく“冬眠”状態だった、ということです。

マスコミとともに「焼肉フィーバー」に踊らされる結果となってしまいました。。。

そういえば、似たようなケース日々是好日54にもありました。

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  1. 2006/12/12(火) 21:04:52|
  2. 日々是好日
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【道具を語る13】 天気図用紙


ザックの中に、いつも何枚か入っています。
NHKラジオ第2放送の「4時になりました。気象庁予報部発表の、●月●日…」でやっているやつから書くやつです。

実は天気図をつけるの、結構好きです。
パーティーを組んだとき、必ず天気図をつける係に固定されています。
まあ、面子が大体いつもと同じなこともあるのでしょう。
「天気図つけるのが好き」ってことを、全員が知っていますので。。。
ちゃんとつけられる、ってのが最低条件ではあろうとは思います。
(ウチのパーティーは全員がつけられるハズ…いや、多分…)

他の連中が晩飯の支度をしている間に、天気図作製。
出来上がった天気図を、晩飯を食べつつ回し読み。。。
「明日は大丈夫そうやなぁ」「夕方からちょっと崩れるかも知れんのぉ」
毎回、こんな風景です。
そうこうしているうちに、全員の頭にに気象状況がインプットされている、と言う感じでしょうか。
単独の時には、先に天気図を作成し、晩飯を作りつつ天気図を眺め…飽きたら地図を眺め…。



使うのは「2号」の天気図。
地点別の表がついている「1号」というのもあります。
が、表から地図上へ転記していくのって、結構時間がかかります。
2号でつけられるようになり、慣れてくると、放送終了から5分程度で完成します。
まずは2号でつけられるように、練習あるのみでしょう。
何回か練習すれば、誰でもつけられるようになる、と思います。

最初は私も、アナウンサーの読み上げが早い、と思っていました。
ですが、以前ラジオたんぱで放送されていた高層天気図にくらべたら、ゆる~~いもんです。
高層天気図、ラジオたんぱの放送には追いつけず、2人がかりでやっつけていました。



沈殿でヒマをもてあましているときには、1日に3回ともつけたりしました。
20分少々ではありますが、まあまあの暇つぶしにはなります。
つけ方や読み方は、詳しい本がいくらでもありますので、そちらで。。。



ラジオのニュースで天気予報もやっています。
が、基準はあくまで平地なので、参考程度にしかなりません。
また、携帯で天気図を見られるサービスもあります。
電池の消耗を恐れる私としては、なかなか。。。。
谷間にいると、ラジオは聞こえても、携帯は電波が…なんてことも結構あります。
特にFomaはアンテナが少ないせいか、さっぱりなんてこともありました。

なにより、あの気象通報の声にあわせてペンを走らせるのが、私の山の、ひとつのパターンになっている部分があります。
行程は1泊2日、天候は2~3日は全然崩れそうもない。。。そんな時にでも、つけているぐらいですから。

避難小屋やテン場で行き合わせたよそのパーティー。
けっこう天気図をつけていない人が多くなったと思います。
みなさん、大体ラジオは持ってるんですけどねぇ…。
「すみません、見せてくれませんか?」って人もいました。
読めるぐらいなら、自分でつければいいのに…なんて思ったりします。



以下の方法は、邪道かもしれません。
1日の行動は、夕方4時の気象通報で天気図がつけられるようにすべし。
そんなルールのようなもの、私にはあります。
行程を計画する際に、ひとつの基準としているワケです。
テント泊なら、遅くても午後3時にはテン場に、ということです。

なんだかんだで、予定地着が日没後だったこともありました。
そんなときには仕方なく、午後10時の放送で…。



手段はともかく、気象の判断が出来ればそれでいいことは言うまでもありません。
私にとっては、山での「生活習慣」の一部になっているのかもしれません。
なんとなく、天気図を見ないと落ち着かないのです。
翌日以降の判断に、いまひとつ自信が持てなかったりもします。
結果、山中泊の日には必ずつける、ということになります。
ラジオと天気図用紙、外せない装備になってるのです。
願わくば、ロシア・中国の内陸部の観測データがもっとあればいいんですが…。
それと、女性のアナウンサーのときには、なんとなく聞き取りにくい印象があります。



この時代にNHKの気象通報、古いタイプなのかも知れませんね。




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  1. 2006/12/08(金) 21:10:57|
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【日々是好日109】 レスキュー協と事故報告書 その3


前回、ベースになる部分について書きました。
今回は各論部分について。



まずこの手の統計モノにつき物の、性別・年齢による分布。
大体毎回同じような結果になります。

男性は50代60台で6割弱。
40代、30代にもそれなりに分布が見られます。

特徴的なのは女性。
50代43.3%と60台35.5%に集中し、ほかはすべて1ケタ。
女性遭難者のほぼ8割を、50代と60台で占める状態です。

また70台に絞ると、女性2.7%に対し、男性は7.2%。
ここは男性がほぼ2倍半となっています。



事故発生の時間的分析。
5月~10月、午後2時、全行程の4分の3時点。
多発する時間はほぼ毎回の調査どおり。



事故様態もあまり変化がありません。
警察庁発表のH17年中の山岳遭難の概況と比較してみます。
転倒・滑落・墜落が70.7%、道迷い3.3%、発病1.7%。
警察庁は転倒・滑落・転落が38.2%、道迷い35.3%、病気7.8%。
極端に数字が分かれるのは、この3点。
組織登山者は転・滑落は多いけれど、道迷い・病気は少ない、という傾向が見えるようです。



捜索費用関連。
「要した」は13%で、そのうちヘリ出動ありは74%。
捜索費用は50万円以下がほぼ半分。
最も高額なのは580万円台!!
230万円、190万円、160万円と続きます。
つい、自分の年収と比べてしまいました。。。。。。
パーティーの場合には折半になるんでしょうが、それにしても大きい場合がある、ということですね。



そして、今回の「事故報告書」の目玉のリーダー関係。
「導入資料」と言っているとおり、内容的には考えるきっかけ、といった感が強いように思いました。
ですので、少しはしょり気味に。
リーダーについての考察は、別の機会にでも。

まず事故パーティーの男女比。
メンバーは女性が63.3%。
サブリーダーは男性70.5%
リーダーは79.5%。
メンバーは女性のほうが多いのに、リーダー・サブリーダーは男性が多いということです。。

また、リーダーの年齢分布からすると、50台と60台が中心で、ほぼ3分の2を占めます。
このあたりに山岳会リーダーも高年齢化している現状がうかがえます。

事故を起こしたパーティーの規模。
2人や3人というのが多く、10人以下が大半です。
6人以下が全体の3分の2を占めるのが現状です。



さて、ここまで書いてきたものを、少々乱暴ですが、簡単にまとめてみます。

今回の「事故報告書」からわかる組織登山者の遭難の傾向。

パーティーは2~6人ぐらいで、そのうち3分の2は女性。
女性はほぼ50~60歳台で、男性は半分強ぐらいが50~60歳台。
リーダーはおおむね50~60歳台の男性。
転落・滑落は多いけれど、道迷いや病気は少ない。
救助・捜索は費用がかからない場合が多いが、多額になる場合もある。
事故発生は午後2時ごろが多く、全行程の4分の3あたりが多い。


道迷い以外は、はまり過ぎの感があります。
高年齢化は、組織登山者も例外ではない、ということのようです。
ただ、やはり読図や体調管理などは、勉強されているのが伺えます。
転落・滑落は必然的に起きるものなので、道迷いが少ない分、余計目立つ結果になったのでしょう。



ただ、日山協側の回答ゼロがやはり気になるところです。
始まってまだ5年の調査。
内容にももう少し突っ込んで欲しいところもあり、続けていくうちに改善できる余地はあると思います。
「事故報告書」、これで終わり、なんてことにならないことを願うのみです。



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  1. 2006/12/07(木) 21:21:35|
  2. 日々是好日
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【日々是好日108】 レスキュー協と事故報告書 その2

さて、前回予告どおり、「事故報告書」について考えたことを。

最初に断っておきますが、この手の調査は、組織だったものでない限り、不可能です。
そして巨大組織がともに調査・分析に当たっているということは、今後の遭難対策の流れを決める可能性があると考えています。
以下、ケチをつけるような内容が続きますが、この部分だけは変わりません。



まず、事故調査と会員数の推移。
会員数は日山協41089人、労山20728人、都岳連5340人。
おおざっぱな比率にすると「日山協:労山:都岳連=8:4:1」
日々是好日83で「組織:未組織=1:85」と、試算しました。
(この数字は根拠となるものに諸説あり、正しいとは限りません)
これを掛け合わせると、「未組織:日山協:労山:都岳連=1105:8:4:1」となります。
まず調査のパイの小ささを念頭に置く必要があります。
小さいから意味がないというのではありません。
「パイは小さい」けれど、「組織登山者の遭難事故調査」として読めばよいということです。



会員数は日山協・都岳連が徐々に増加しているのに比べ、労山は減少傾向。
増減はともかく、ここで不思議な点があります。
都岳連は日山協傘下団体ですが、それぞれの会員数がカウントされている点です。
この日山協会員数は、都岳連分を除いた会員数と言うことでしょうか。
なんとも不思議なものです。

さらにもう一点。
前回の事故報告書で、日本山岳会は「当会は現在、本調査グループへの参加を検討中」とあり、2名分のデータ提供をしています。
(今回は参加していないようですが…。)
日本山岳会は都岳連傘下となっており、会員数は約5635人(H17年度末)。
都岳連会員数が5340人とすると……???なことになります。

日山協会員数は都岳連会員&日本山岳会員を除いたもの。
都岳連会員数は日本山岳会員を除いたもの。
そういうことになるのかな?

母体となる会員数から???が飛び交う状態です。



事故者数は日山協90人、労山334人、都岳連14人。
これも大雑把な比率で「日山協:労山:都岳連=6:24:1」。
会員数比率の「8:4:1」からすると、????な結果になっています。

対会員事故比を裏返して、事故者数÷会員数(遭難確率)の比率を出すと「1:8:1」。
労山だけが異様な遭難確率の高さになります。
2003年と2004年も、ほぼ似たような数字です。
額面どおり受け取るとすれば、「過去3年間、労山会員のほうが8倍遭難しやすい」となってしまいます。
本当にそうなのかなぁ?

事故者数は都道府県レベルの組織に報告されたものの集計かと思われます。
この時点で、各団体の基準が異なることが予想されます。
まず、ここから統一しないと、ベースの部分にねじれが発生します。
労山のほうがより厳密に(まじめに?)遭難者数をカウントした、というところでしょうか。。。



続いてアンケートの回収率の推移。
日山協 17%⇒33%⇒0%(!)
労山 38.5%⇒37.4%⇒24.3%
都岳連 50%⇒100%⇒85.7%

驚いたのは2点あります。

まず、最大組織の日山協(事故者数90)から1件も報告がなかったこと。
毎年のように回収率最下位でしたが、とうとうこんな結果になりました。
何があったのか分かりませんが、かなりヤバイ感じがします。
報告書内でも危機感がにじみ出ていますが、来年以降の「事故報告書」の存続に大きな影響がありそうです。

もうひとつは、都岳連の回収率の高さ。
ほかの2つが4割に満たない回収率なのに、8割を超える…異様な突出ぶりです。
組織が一番小さいので、意識が浸透しやすいのか。
組織自体のアンケートへの意識が高いのか。
そのへんはよく分かりませんが、とにかく目立つ数字です。



遭難対策活動の両輪として
(1) 遭難の現状を正確に把握し、対策を講ずること
   (A)遭難全体を統計的に分析する方法
   (B)個々のケースを分析する手法
(2) 救助技術を高めること
が挙げられています。

おもに「事故報告書」に求められているのは(A)の遭難全体を統計的に分析する方法かと思われます。
(1) 全体について、個人情報保護の流れから「あまり神経質になると中止せざるを得なくなる」とあります。
統計的なものにまではかかってこないだろうと思いますが、情報流出なども含めてのものでしょうか。
少々及び腰になっている感もありますが、それよりも日山協の報告ゼロの方が「中止」への影響は、大きいように思います。



とりあえず、今回はここまで。
ベースになる部分だけでもいろいろあるもんですね。



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  1. 2006/12/06(水) 21:24:31|
  2. 日々是好日
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【日々是好日107】 レスキュー協と事故報告書

以前にもふれたことがありますが、日本山岳レスキュー協議会というのがあるのをご存知でしょうか?
2002年ごろだったと思いますが、日本山岳協会日本勤労者山岳連盟東京都山岳連盟の3者によって持たれた連絡会です。
日山協と労山、いわずと知れた2大組織で、組織登山者の大半はどちらかに所属しているはずです。
都岳連は日山協傘下の最大組織で、かの日本山岳会は都岳連加盟団体となっています。

あの犬猿の仲の日山協と労山が手を取ってひとつのコトにあたる。。。
一昔前なら考えられないことでした。
この両組織がともに協力してひとつの方向性を打ち出すとすれば、日本の山の世界に多大な影響があることは明らか。
それが遭難対策であるということで、私自身は高い評価をしています。

2003年から毎年、山岳事故報告書を発行しています。
今年も第4回の報告書が公開されています。
過去のもの含めて、以下から閲覧できます。
第1回 レスキュー協 日山協 労山
第2回 レスキュー協 日山協 労山
第3回 レスキュー協 日山協
第4回 レスキュー協 日山協 労山
都岳連はHP上には掲載していない模様です。

まだ今年で4回目なのですが、少しずつ動きがありました。
第1回、第2回は3者が同じ内容のものをそれぞれ掲載。
第3回は労山のみ掲載せず。
第4回は、内容はほぼ同じながら、表紙から「レスキュー協」の名称が消え「日山協版」と「労山版」に…。
ちなみにレスキュー協は「労山版」を掲載。

何があったんだろう?
第2回までは、妥当な方法。
第3回であれれ?片方だけ掲載?
今回は…なんじゃこりゃあ?表紙が違うぞ?

以下は勘ぐりすぎかもしれませんので、そのつもりで。

統一組織を作った。
何らかの理由で、両団体が対立。
主導権争いが始まる。
やがて空中分解の危機…。

そんなことにならないで欲しいのが正直なところです。。。。



毎年発表される警察庁発表資料。
今年のものは日々是好日67などでふれました。
統計資料としては十分意味のあるものだと思います。
ですが、十分な考察や検証が加えられているわけではありません。
そういう意味でも、この「山岳事故報告書」、貴重な資料だと思います。
団体の枠を超えての取り組みに期待しているだけに、少々不安が募りました。

たかだか表紙の表記の違いだけなのかもしれませんが、妙に違和感を覚えたので、書き留めておきます。


「第4回山岳事故報告書」の内容については、次回にでもふれようと思います。




テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/12/04(月) 17:35:02|
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