山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ142】 剣で8人、無事救助

【概要】
25日午前8時45分ごろ、富山県立山町の北アルプス・剣岳で、福岡県大牟田市の大牟田岳稜会の男女計8人が「三ノ窓近く(2650メートル付近)で道が分からなくなった」と携帯電話で110番、救助を要請した。一行は、福岡市南区、♂(66)▽同市中央区、♀(62)▽福岡県大牟田市、♂(59)▽同市、♂(69)▽同県前原市、♀(63)▽同県遠賀町、♂(65)▽熊本市、♀(57)▽神奈川県相模原市、♂(62)。通報を受けた富山県警上市署は、現場周辺は厚い雲に覆われ視界が悪いため、25日の捜索を断念。8人の装備が比較的しっかりしていることや、健康状態に問題がないこと、食糧はあること、携帯電話で連絡が取れていることなどから、現場にとどまるよう指示した。翌26日、県警山岳警備隊員らが午前6時15分ごろから県消防防災ヘリで救助を開始。剣岳の小窓の近く(2350メートル付近)で8人を発見、ヘリで上市署の室堂警備派出所に搬送した。疲労で体調不良を訴えている人もいるが、8人とも命に別条はく、その日のうちに帰路についた。一行は22日に室堂から入山し27日に宇奈月から戻る予定だったという。24日の夕方、剱岳山頂から仙人池に向かう途中で道に迷ったという。
(毎日新聞、読売新聞、中日新聞、西日本新聞、共同通信、NHK、KNBよりデータ引用・抜粋)


【考察】
剣、三ノ窓・・・。
学生時代、夏ともなれば通っていた、懐かしい地名でした。

さて、今回の件。
剣岳から先は一般ルートでない部分があり、当然、ザイルを携行すべきルートです。
TVニュースの映像から、ハーネス等をつけている様子が見えたので、そのあたりの装備はあったのでしょう。
ただ、そういうルートに8人とは、ちょっと多すぎるような気がしますが。。。。
また、パーティーをまとめるべきリーダーの存在が、全く報じられていませんでした。
8人という大人数にもかかわらずリーダー不在のパーティーとすると、ちょっと怖い気がします。

日々是好日154
で書いた言葉に
「遭難者が50歳代後半、60歳代に集中しているのは、年間統計などでも同じ傾向が見られます。」
というのがあります。
今回の8人を年齢順に並べると、♀(57)、♂(59)、♂(62)、♀(62)、♀(63)、♂(65)、♂(66)、♂(69)。
全員がすっぽりと「50歳代後半、60歳代」にはまっているのが、象徴的です。

少しややこしいルートに大人数の年配の方、希薄なリーダーの存在。。。。
この時点で、ぼんやりと危なっかしさが漂ってくるのは、あくまで個人的感想に過ぎませんが。。。。。。


さて、今回のルート。
事実上、剣岳から先が核心部といえます。
一般ルートではなく少々ややこしい道ですが、バリエーションルートとまでは言えず、それなりに人も通っているルートです。
当然、マーキングや踏み跡があり、私が行った時には読図とあわせてそれを拾って移動しました。
多少ピークを巻くところはあるものの、基本的には尾根通し。
迷いやすい箇所がないわけではありませんが、たとえガスっていたとしても、進む方角が違ってきた時点で、支尾根に迷い込んだことは分かるはずだと思います。
となると、読図に誤りがあって迷ったか。。。。もしくは読図自体ができていなかったのか。。。。
また、現在位置を把握できていた地点まで戻ることはできなかったのだろうか。。。

稜線の東側にいたとすれば、急峻ではありますが、三ノ窓雪渓や小窓雪渓を下る選択肢も考えられます。
アイゼンを持っており、それをちゃんと使えれば、可能のように思います。
ただ、季節を考えると、シュルンドやクレバスが発達して、雪渓が切れていることも考えられるので、雪渓下降は「賭け」のような要素もあります。
となると、戻るのがベストのように思います。

ただ、迷いに迷った挙句、進退窮まった。。。。となると、どうしようもありませんが。。。


残念なこと。
27日までの登山予定で、25日朝に救助要請。
進退窮まって身動きが取れなくなった場合は別ですが、これってどうだろう。。。。
疲労による体調不良だけで、下山後即入院したわけでもなく、帰路に着いたと、報じられています。
食糧も持っていたという報道からすると。。。。。

稜線に戻ることができれば、剣岳に戻り、室堂方面へ。。。という、「予定日(27日)までに自力下山」の選択肢がある、ということになります。
なのに。。。ということであれば、「安易な救助要請」といわれても仕方ありません。
このあたり、もう少し詳細な情報がない限り、断定はできませんが。。。
いずれにしても、ここの部分に違和感が残ります。



今回の8人中、7人が九州の方。
自宅から入山口までの移動、下山後の帰宅までの移動、それこそ大変なものです。
関西にいる私ですら、普段「遠いなぁ」と思うこともしばしばです。
それよりもはるかに遠い九州ともなれば、その思いはより強いことでしょう。
「せっかく、はるばる来たのだから…」
そういった思いを持つこと、分かるような気がします。

ですが、それが「戻る」「引き返す」という判断を鈍らせるとしたら。。。。。。
そういった心理が働くのであれば、「せっかく来たのだから」という意識は捨て去った方がいいのかもしれません。


全員が無事であったことは、よかった。
それは言うまでもありません。
ただ、釈然としないものが残るケースでした。。。


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  1. 2007/09/28(金) 19:29:01|
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【遭難カルテ141】 六甲で8日ぶり、男性生還

【概要】
17日午前1時半ごろ、兵庫県尼崎市の男性理容師(64)の妻(60)が「夫が六甲山に登山に出掛けたまま戻ってこない」と尼崎南署に届けた。男性は16日午前10時ごろ、妻に「五助山を通って、有馬に行く」と言い残し1人で外出。携帯電話は持っていなかった。24日午後5時40分ごろ、六甲山頂から南西に約4キロ離れた神戸市東灘区の住吉霊園で、墓参りに来た人(35)が、つえをついて歩く男性から「遭難していた」と告げられ110番、東灘署員が男性を保護した。男性は墓参りの人に名乗り、「今日は何日ですか。数日間何も食べていません」などと話したという。男性は入院したものの、腕にすり傷を負うなど軽傷で、意識ははっきりしていた。男性は普段と違うコースを登っていたが、霧のため道に迷い遭難。砂防ダムのたもとで沢の水を飲み、チョコレートを食べて救助を待ったらしい。この日になってリュックサックを捨て杖を頼りに下山したという。兵庫県警は17日からヘリコプターを出動させ60人体制で捜索、24日までに延べ約200人が六甲山中を捜索していた。
(朝日新聞、毎日新聞、時事通信、神戸新聞よりデータ抜粋・引用)



【考察】
前項と同じく、8日ぶりに保護された事故でした。

前項と共通する点で、生還につながったと思われる点。
季節的に気温の高い時期であったこと(神戸は8日間とも真夏日で熱帯夜)。
標高1000メートルを切る、いわゆる低山であったこと。
沢筋にいて水の補給が比較的容易だったこと。
このあたりが挙げられると思います。

さて、六甲。
三連休の中日に入山し、次の三連休の最終日に発見されました。
もともと人通りの多い山ですので、なぜこんなにかかったのか・・・。
それほど深い山というわけではない、ということからすると、2日目から積極的に動くことで、道に出られた可能性が高かったのでは…と思ってしまいます。
前項と違って、特にけががあったわけでもないので、動くこと自体は可能です。
ここが前項と大きく違う点だと思います。

もちろん、危険箇所はあると思いますが、見晴らしのある場所へ移動し、現在位置を特定できれば、ルート復帰も可能ではないかと思います。
天候を調べてみました。
16~24日の神戸は18、19、24日は曇りで、あとの5日間は晴れ。
標高のそれほど高くない六甲であれば、山手だけ連日ガスがかかっていたとは考えにくいのです。

また、公式には通話エリア外ですが、稜線付近なら携帯電話が通話可能だった可能性があります。
個人的な経験からいえば、公式通話可能エリア外から通話できたケースは結構あります。
携帯電話を持っていれば、別の展開があったのかもしれません。

また、普段とは違うコースとはいえ、慣れた山。
そこに気の緩み(?)のようなものがあったのかもしれません。
地図等を持っていたかどうかは不明ですが・・・。


迷わないために、ということは、すでに何度か書いてきたので、今回は書きません。
ただ、迷った後の対応。
「動かず体力を温存する」というのは、基本原則です。
が、今回のケース、そうすべきだとばかりは言えないように思います。

基本原則、それはそれとして押さえた上で、状況から得られるすべての選択肢を並べて、柔軟に判断する。
そんな必要があるんだなぁ…と思いました。

最後に。
いくつもの偶然が重なったとは言え、大きなけがもなく生きて戻れたこと、何よりでした。


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  1. 2007/09/27(木) 19:30:59|
  2. 遭難カルテ
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【遭難カルテ140】 京都北山、8日ぶり男性救助

【概要】
7日早朝、大津市葛川坊村町から京都市左京区の峰床山(970メートル)に日帰り・単独で入山した京都市下京区の男性会社員(47)が、夜になっても下山しないため、家族が京都府警に捜索願を出した。京都府警、滋賀県警の捜索は14日までに打ち切られたが、男性の家族の同僚らの山仲間(京都府山岳連盟、京都市役所山岳部の報も)が捜索を続行。15日午後0時10分ごろ、大津市葛川坊村町の鎌倉山のカマクラ谷の標高800メートル付近で、Tシャツの上にジャンパーを羽織り、岩の上で傘を立てかけながら横たわっている男性を発見、119番通報した。男性は2時間後に滋賀県防災ヘリコプターに救出された。8日ぶりに救助された男性は左足骨折の重傷で衰弱していたが、命に別条はなく、会話はできる状態だった。男性は7日午後1時ごろ、京都市左京区の八丁平付近で道に迷ったため川沿いに下山していたところ、足を滑らせて約10メートル下の滝壺に転落。そのまま動けなくなったらしい。最初の2日間は、持参したおにぎり1個とパン2個、袋に半分ぐらい残ったあめを食べ、その後は沢の水を飲んで空腹をしのいでいた。彦根地方気象台によると、付近では、ほぼ毎日雨が降っていたという。男性は傘で雨露をしのいでいた。男性は「携帯電話が通じず、助けを呼べなかった」と話しているという。
(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、京都新聞よりデータ引用・抜粋)


【考察】
よくぞ生きて帰ったものです。
気温があまり下がらなかったとはいえ、軽装。
しかも滝つぼに落ち、濡れていたであろうし、傘を使ったとしても雨に濡れたことは間違いなかろうと思います。
怪我のため動けなかったせいもあるかと思いますが、動き回って消耗することを避けたのも、生還のポイントかと思います。
また、少ない食糧の配分の仕方も、そのひとつでしょうか。



一方で問題点。

道に迷った⇒川沿いに下山⇒転落

大雑把に言えば、事故に至る過程はこうなります。
よく言われていることですが、「迷ったときに沢沿いを下りない」というのがあります。
今回の件は、そこに原因の一端があるのではないでしょうか。

今回のような低山の場合、すぐそこに「下界」が見えていたりもします。
(今回、見えていたかどうかは不明です)
そうすると、「このままここを下りてしまった方が…」と、考えてしまう気持ちは分かります。
ただ、沢筋には今回のような危険箇所が存在するということを忘れてはならない、ということでしょう。

「迷ったら尾根を目指す」「分かるところまで戻る」。
やはり、愚直・遠回りであっても、そうすべきなんだなぁ、と改めて思いました。

まずは、迷わないためにどうするか。
次に、迷ってしまったらどうするか。
その次に、動けなくなってしまったらどうするか。

今回の件は、そういうことを改めて考えるきっかけになりました。



以下は、蛇足かもしれませんが。。。。
知人の家族を探すために、山に入る有志の人がいる。。。
今回はそんな人たちによって発見されました。
生きて帰ってこれたのも、そんな人たちのおかげだと思います。
そういう人たちの存在…まだまだこの世界も捨てたもんじゃないなぁ、と。
そんな人のつながり、とても大きな財産だと思いました。



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  1. 2007/09/18(火) 13:19:26|
  2. 遭難カルテ
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【日々是好日154】 今夏の遭難統計

先日、警察庁から夏季(7,8月)の山岳遭難発生状況の統計資料が発表されました。

件数は前年比64件増の41件、遭難者は41人増の446人、死者・不明者は7人増の48人などとなっています。

遭難者中の死者・不明者、負傷者、無事救出等の割合を計算してみました。
死者・不明者:10.12%⇒10.76%
負傷者:55.31%⇒50.67%
無事救出等34.57%⇒38.57%

誤差の範囲といえるかもしれませんが、死者・不明者は変わらず、負傷者は減り、無事救出等は増加。
そんな傾向が見えてきます。
これを早めの救助要請と見るか、安易な救助要請と見るかは、ケースによることでしょうが。。。。

毎度ながら警察資料は「中高年(40歳以上)」というのがキーワードになっています。
以前にも書いたことがあるのですが、この「40歳以上」というくくり方、やはり乱暴な気がしますが・・・・。

年代別の統計を見ると50歳代前半から70歳代前半に集中している傾向があります。
中高年(40歳以上)は73.3%。
計算してみると50~74歳は58.97%になり、ほぼ全体の6割を占めることになります。
特に多いのが55~69歳で、43.04%。
遭難者が50歳代後半、60歳代に集中しているのは、年間統計などでも同じ傾向が見られます。
死者・不明者についても同様です。
ちなみに遭難者が最も少なかったのは40歳代前半の9人(2%、うち死亡・不明は1人)でした。

また目立ったところでは、30歳代前半の遭難者が20人増の31人。
ほぼ3倍増で、全体の7%を占めています。
「30歳代の女性が増えた」という話を、よく耳にするようになりましたが、それと無関係とは言えないかもしれません。
ただ、死者・不明者は、2人で、全体のうちの4.17%となります。

遭難者に占める死者・不明者の割合、全体では10.76%になります。
年代別で見ると70歳代前半(18.92%)、80歳以上(18.18%)、50歳代後半(14.67%)、60歳代後半(13.11%)、60歳代前半(13.11%)となります。
平たく言えば、年齢が高いほど、遭難した場合に死亡・行方不明になる確率が高い、という傾向があります。
ちなみに先ほど触れた30歳代前半は6.45%、最も低かったのは40歳代後半の4%でした。

この種の統計の年代別分類、毎度書いているのですが、のべ登山者(入山者?)数のデータがないのことが気になります。
各年代とも等しく遭難の確率があるとすれば、母数が多いほど遭難者は増えるはずで、年代別の傾向は意味をなさなくなります。
毎度のように「中高年の…」という分析、その年代の遭難確率が高いというデータがあれば、より説得力を持つのではないでしょうか。
警察庁に、推計程度ならあると思うのですが、それが出てこないところに消化不良な感が残ります。


様態別の発生状況。
「今年は登山道でコケる事故が多いなぁ」というようなことを、何度か書きました。
ほとんど主観的な感想で、「なんとなくそんな感じがする」といったものでした。
ですが、資料を見て、やっぱり…と。

転倒。
前年比25人増の96人で、全体に占める割合は17.5%⇒21.52%。
転落・滑落のうち、登山道上のもの。
33人増の71人、9.38%⇒15.92%。
数もさることながら、全体に占める割合も大きくなっていると言えます。
また、転倒者中の55.2%、登山道での転・滑落者の59.15%が死亡・重傷。。。。
コケて遭難した場合、半分以上が重傷ということになり、驚きました。
転んでも怪我をしない場合が多いのは分かってはいますが、事故になった場合、大きな傷を負うことになると言えそうです。

このほか、目立ったところでは、岩場での転落が4倍増の16人。
全体に占める割合は小さいですが、増え方は突出していました。

また、疲労・病気(108人で全体の24.2%)。
内訳は死者14人、不明・重傷なし、軽傷13人、無事救出等81人。
75%が無事救出等というのは…………どう考えればいいんでしょうか。。。。。。

これも繰り返し書いてきたことなのですが、様態別に年齢などの分類を重ねると、もう少し踏み込んだ傾向が見えてくると思います。



統計ものの資料。
毎回「中高年の遭難が…」とあります。
それ自体は間違いではありません。
ただ、もう少し踏み込んで、具体性が増したら…と、これも毎回思います。
ですが、少なくとも、そこから読み取れるものを教訓にすることはできます。
得られたデータから、少しだけ踏み込んで考える…それには、もう少しデータがあればいいのに。。。。


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  1. 2007/09/18(火) 03:13:54|
  2. 日々是好日
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【遭難カルテ139】 四国・寒峰で男性死亡

【概要】
8日午後4時ごろ、徳島県三好市東祖谷落合の寒峰(1605メートル)で、「男性が下山中に滑落した」と同行者から携帯電話で110番通報があった。警察、消防などが捜索したが8日には見つからず、9日午前7時20分ごろ、県防災ヘリが頂上から東約1キロの標高1100メートルの山中の沢で、男性と同行者2人を発見した。男性は同県小松島市、食料品卸業(61)で、頭を強く打ち、既に死亡していた。同行の2人にけがはなく、無事救出された。男性は8日朝から単独で登山。頂上で知り合った高松市内の60歳代の男性と50歳代の女性の夫婦と、同日正午ごろから一緒に下山。3人は途中で道に迷い、男性が足を滑らせて約5メートル(3メートルとする報道も)下の沢に滑落したらしい。
(毎日新聞、読売新聞、四国放送よりデータ引用・抜粋)


【考察】
統計上は転落ないしは滑落に分類されることと思います。
ただ、その原因は道に迷ったことにあるのではないでしょうか。

いっぱんに、ルートを外した場合、転・滑落の危険は高まります。
そういった中で起きた、痛ましい事故だといえると思います。

落合峠から烏帽子、矢筈…かつて個人的に親しんだコースです。
迷うようなところ、あっただろうか。。。。
3人のルート設定(入山・下山コースなど)が不明なので、はっきりとしたことはいえませんが。。。。
ただ、尾根に出れば、少なくとも落合峠までは戻れたのではないかと思います。

道迷い。
「どうしてこんなところで…」というケースもままあります。
やはり読図と現在位置確認、面倒がらずに繰り返すほかはないようです。



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  1. 2007/09/15(土) 02:14:58|
  2. 遭難カルテ
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【日々是好日153】 9月、規制スタート

あっっっという間に夏が終わり、9月。
秋になりました。

9月に始まったもの。。。。。西大台の入山規制。
すでにマスコミでも報じられていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
詳細は環境省近畿地方環境事務所の西大台利用調整地区ガイドで。

入山規制といえば、剣岳と谷川岳の登山条例が有名ですが、この2つは冬季の遭難抑止が目的。
今回の規制は、環境面への配慮が目的です。
法律的には自然公園法に基づくもので、罰則(6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金)もあるようです。

環境対策として行われているもの、マイカー規制はよく知られています。
近年だと乗鞍や南ア・広河原などが、新たに規制されました。
バスにしたからいい、というわけではないんですが、無制限に自家用車が入るよりは、随分マシといったところでしょうか。
また、各地で木道設置や登山道にロープを張ったりして、「ルート」を規制しているところもあります。
これは植生の回復に、一定の効果がでているようです。


西大台の場合、利用調整地区に沿って走る大台ケ原ドライブウェイのマイカー規制はありません。
「車」ではなく、「人間」の数を限るという手法です。
「人間」の数を規制する、あまり聞いたことがありません。。。
「ルート」の規制もあわせて行われることになると思います。

なお、今回の規制に関する問題点など大台ケ原・大峰の自然を守る会のHPに詳しく載っています。
一歩前進ではあるけれど、まだまだ不十分といったところでしょうか。
規制の中身と決まったいきさつ、役所の対応・・・・。
確かに問題点もてんこ盛りな感じです。。。
ただ、大台・大峰の山々を見つめ続けて活動を続けている方々がいること、心強く思います。

今回の試み、どうなっていくのか見守って行きたいと思います。




規制。
本来なら、ないに越したことはありません。

好きなときに好きな山に入り、通りたいルートを通り、泊まりたいところで泊まり・・・。
そんな「山」のもつ「自由さ」が、少しずつ失われていくこと、寂しい限りです。

しかし、現状からすると、やむを得ない。。。。。。。。
この現状を招いた原因、すべてではないとしても、その一端は、登山者全員にあるのではないでしょうか。



環境省は、西大台の取り組みの様子を見て、知床などへの拡大も考えているようです。
あちこちで拡大されたら。。。。想像するだけでため息が出てきます。。。。

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  1. 2007/09/01(土) 14:27:09|
  2. 日々是好日
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【山日記 40日目】 鳳凰三山(初めてのコース)

8月26日。
昨日と同じ時間に起きる。

テン場はまだ誰も起きていない。
極力、静かに出発準備をしたつもりだが、起こしてしまった人がいたら申し訳ない。。。。
つられて起きだし、朝飯の支度を始める人もいたが、やはり気を使っているのが分かる。。。。

戸台から仙水峠⇒毎度のコース
仙水峠から早川小屋⇒久しぶりのコース

早川小屋から先、私にとっては初めてのコースとなる。


暗いうちに歩き始め、アップダウンを繰り返し、高嶺へ。
本日も快晴。
涼しいうちに本日最大の登り、いいことだ。

体が山慣れてきたせいか、昨日食べに食べて荷物が軽くなったせいか、比較的快調。
それでも高嶺に着く前には、すっかり夜が明けていた。

高嶺からは地蔵岳を目指す。
足元が砂にかわり、鳳凰に入ったことを感じる。

写真でしか見たことのないオベリスク。。。。
地蔵のオベリスク
想像していたのよりも、ずっとでかかった。。。。。。。
鳳凰小屋からきたのか、結構人がいる。
なかなかにぎやかな朝だ。

観音岳への登り、ここらあたりからは人の流れに逆らうカタチに。
けっこうな賑わいだ。

観音岳の山頂は、人だらけ。
休憩もそこそこに、薬師岳へ出発。
人が多いと、なんだか落ち着かないのだ。。。。

薬師岳へは、気持ちのよい稜線を30分ぐらい。
程よく風もあり、暑からず寒からず。

観音岳ほどではないが、それなりに人がいる。
でもまあ、最後のピークなので、少し長めに休む。

さて、ここからは長い長い下り。

13時10分。
夜叉神からバスで広河原、北沢峠を経由して、今日のうちに戸台に行こうとした場合の終バスの時間だ。
一応頭には入っていたのだが、燃料も食糧も十分にあるので、この日は夜叉神峠or広河原or北沢峠泊でもいいか。。。。と。

電池消耗対策でいつもは切っているが、薬師小屋を過ぎてしばらく行った休憩のときに、携帯の電源を入れてみる。
仙水峠までは圏外なのを確認済みだが、その後は電源切りっぱなしで確認できていない。
なんと、アンテナが立っている。。。。

と、嫁さんからメールが飛び込んでくる。
何でも、長男が熱を出し、けいれんを起こしたとか。。。。
明日の昼、塩尻で合流して明後日は北八ツでも。。。。という計画はパーに。
それよりも、下山を急がないと。。。。。

となると、13時10分、一気に現実のものになってくる。
時計と地図を見たら。。。。。がんばれば何とかなるかなぁ。。。。という時間。
南御室小屋、苺平、杖立峠で短く休み、あとはひたすら下る。

この辺に来て気づいたのだが、鉄パイプのモニュメント。
苺平にて
ポイントごとに立っているのだが、これって鳳凰三山独特のように思う。。。。

汗だくになり、夜叉神峠小屋に到着。
年配の方(ほとんど高齢者?)のグループが複数いて、随分とにぎやかしい。。。
数日とはいえ山の中にいた自分にとって、ずいぶん場違いなところに出てきたような気分だった。

夜叉神峠登山口へ。
夜叉神トンネルの反対側へ出る道は、危険のため使用禁止だとか。
ここの下り、疲れがたまってきて、足元がヨレ始める。
わずか1時間足らず、ヨレた体には長く感じる。。。。

やがて登山口へ。
13時少し前。
バスには間に合った!

13時発の山梨交通バスに揺られ、広河原へ。
広河原で小一時間待ち、南アルプス市営バスで北沢峠へ。
北沢峠行きのバス、待っている人がかなり多かったが、ダイヤどおりにしか運行していなかった。
北沢峠からは伊那市営バス。
待っている人がある程度たまると、こちらはバスを出してくれる。
ダイヤどおりなら1時間少々の乗り換え待ちなのだが、30分ほどで出発。
結局、待っていた人は臨時バスに乗り切れないほどだった。
戸台大橋で下り、駐車場へ向かって歩く。

戸台大橋から少し行って、右への分岐に。
公衆便所の前を通過し、通行止めのゲートを越え、近道をたどる。
以前はこのゲートが開いていたが、「崩落の危険のため」通行止めだとか。
歩いてみた感じでは、大丈夫そうなのだが。。。。

しかし、暑い。。。。下りてきたことを実感する。

仙流荘へ車で移動。
なんと16時過ぎにもかかわらず、「本日の営業は終了しました」。。。。。
やれやれ。。。。
結局、風呂は高遠の「さくらの湯」に。
下山後の風呂、やっと山が終わった、、、そう思える。。。





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  1. 2007/09/01(土) 02:46:11|
  2. 山日記
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Author:K・T
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