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山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

【日々是好日217】 多忙の秋

勤務表をながめていて、ぽつぽつある休みを確認。
我が家のスケジュール表と照らし合わせると、出てくるのはため息ばかり。

先週、長男の小学校の運動会。
来週、次男の保育所の運動会。
そのほか、スポーツ大会や芋ほりなど、地区コミュニティやら学童保育関係の行事がぞろぞろ。
週末という週末は、当分の間、ほぼ埋まっていました。

まあ、その辺は嫁さんと手分けしてなんとかするとして。。。。

平日休みをカレンダーに書き込んだら、1週間もしないうちに嫁さんが「出張」とか「帰宅遅」とか書いている。。。
あちゃー。。。
仕方のないことではあるけれど。。。



今日は平日休み。
朝は嫁さんを送り出し、長男を集団登校の集合場所まで連れて行き、次男を保育所に送っていき、たまった家事を片付けて。。。。
今は一休みしながらの更新です。
午後からは銀行へ振り込みに行き、晩飯のオカズの材料を買いに行き、息子2人を迎えに行って晩飯を作って食わせ、風呂を済ませて、嫁さんの帰宅を待つ。。。。

なんだか全然休んだ気がしないですなぁ。。。
休みの度にこんなんだから、フラストレーションが。。。。。



ああ、休みたい。。。。
山に行きたい。。。。



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  1. 2008/09/30(火) 10:59:50|
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【日々是好日216】 川村氏とミクロテックス

すでに10日ほど前に、書店には10月号が並んだのですが。。。。
少し前に書きかけて、ほったらかしになっていたものに少々手を加えてみました。



岳人9月号に、川村晴一氏のインタビューが載ってました。
10代の半ば、憧れた人たちの中の1人です。
小西政継、加藤保男、山田登、森田勝、長谷川恒夫・・・・・・・。
川村氏の全盛期、今思い起こしても、そうそうたる人たちがいました。
私にとっては、すべて憧れたものです。

当時のヒマラヤとか8000メートルといった高峰。
「無酸素」とか「厳冬期」とか「新ルート」といった言葉がキーワードだったように思います。
今や、「商業登山」「高齢記録」といったところでしょうか。。。。



さて、インタビューを読んで。

山の世界と、20年以上、縁を切っていたとか。
知らなかった。。。。。。。
道理で名前を見聞きすることがあまりなかったわけだ。。。。。

小西政継氏との人間関係のもつれが原因の一端のように書いてありました。
また、山との関わりを取り戻したきっかけは、山仲間との再会。

山を通じての人のつながり。
離れていくときも戻ってくるときも、その力が大きかったんだなぁと。


当時使われたピッケルと登山靴の小さな写真がありました。
捨てられず、自宅で持ち続けていたのでしょうね。。。。


一時代を築いた人の言葉。
結構、響くモノがありました。



以下は余談ですが。。。。

川村氏がエベレストの隊長をしたとき(1983年だったかな?)のこと。
川村隊が使用したテントの大きな広告が、山岳雑誌を飾っていたのを覚えています。
(私の記憶が正しければ・・・と言う感じです)

「ミクロテックス」という防水透湿素材で、「通気性アリ」というのがウリだったと思います。
ミクロのテントは通気性があるため、中で煮炊きしても大丈夫、みたいなことが書いてあったような。。。。。

一方、これに対抗するように「ゴアテックス」も大きな広告を打っていました。
こちらは「ヒートロス」をキャッチコピーにしていたと思います。
通気性があると保温性が失われ、冬季には向かない…みたいな内容だったか。。。。

専門的なことはよく分からないのですが、ミクロもゴアも同様の素材だったため(?)裁判になりました。
その結果、ミクロテックスは登山用品の市場から姿を消しました。

ミクロかゴアか。
仲間内ではそんな話が時折出ていました。
ただ実際は、お金のない学生のこと。
ミクロだのゴアだの言っても、議論だけで買えないまま。
カッパといえば、防水のみのハイパロンしか買えませんでした。
バイト代が入って、何とか手にすることができた防水透湿素材のカッパといえば………
「エントラント」でした。
透湿性能はゴアよりも格段に落ちるのですが、ハイパロン育ちの私には、目からウロコでした。

結局、ゴアのカッパを初めて手に入れたときには、ミクロ製品はありませんでした。


ミクロテックス。
今じゃ知らない人もいるのかなぁ。。。。。。。

裁判でいろいろあったにせよ、中で煮炊きしても大丈夫なテント。
以前に書いた一酸化炭素中毒の話からすると、結構、今でもニーズはあるかも知れませんね。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/09/26(金) 23:54:25|
  2. 日々是好日
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【日々是好日215】 7・8月の遭難統計

平成20年夏期における水難・山岳遭難発生状況についてが9日、警察庁から発表されました。
それによると、発生453件(前年比43件増)、遭難者525人(79人増)、死者・行方不明者79人(31人増)。
この3つのデータは、いずれも過去最悪の数字になりました。

資料にざっと目を通し、昨年7~8月の統計などと比較しながら感じたことを書きます。

主要山岳(系)別の発生状況の比較から。
事故発生件数、大きく増えたのは秩父山系(4→18)、富士山(19→38)。
関東周辺の山での事故増加が著しかったようです。

落雷事故があった白馬を含む北アはかえって減少(152→139)しています。
ところが、北アの死者は増加(11→26)。
遭難者中に占める死者の割合は大幅にアップ(6.92%→16.25%)。
全国平均も増加(10.76%→15.05%)していますが、増加幅がより著しい結果になりました。

遭難者中に占める死者割合の全国平均は15.05%ですが、昭和43年から平成20年の平均を出してみると15.06%と、ほぼ同じ値になりました。
41年分の平均と今年の値が同じということは、こと死亡率に関してはあまり前進が見られていないということか。。。。。

年齢別遭難者数。
50代前半~70代前半が多いのは去年も同じ上に、年間の統計でもここ何年か同じ傾向。
特に50代後半~60代後半の多さは毎度ながら顕著な傾向があります。
ただ資料冒頭の解説が、昨年は50代後半~60代後半をピックアップしていたのに、今年はただ「中高年」とひとくくりに。
このあたりは若干、表現が後退した感があります。

毎回同じことを書くようでなんですが。。。。
のべ入山者数などの母数がほしいところですね。。。。




7、8月の遭難統計の位置づけを考えてみます。
昨年7、8月の統計と、昨年1年間の統計を比較してみると大まかなことが分かるのではないかと思いました。

前提となるのは16.67%(2ヶ月÷12ヶ月)とします。
発生件数の27.63%、遭難者数の24.67%を占めています。
これは入山者が多いことと密接に関わるモノだと思います。

様態別の構成比(人数)を比較してみます。
【様態 7,8月の割合(年間割合)7、8月を除いた割合】の順で主なモノを並べると以下のようになります。
転落・滑落 28.0%(22.9%)21.2%
道迷い   15.2%(34.7%)41.1%
疲労・病気 24.2%(13.3%)10.1%
転倒     21.5%(14.2%)11.8%
道迷いは少なく、疲労・病気と転倒が7、8月に高い傾向があります。
道迷いについては、人通りも多くルートも明瞭な、メジャーなコースへ入る人が多いためでしょうか。
疲労・病気、転倒については、他の季節に山に行かない人も夏には・・・というケースが多いためかもしれません。

遭難者中に占める死亡率も比較してみました。
9.9%(12.9%)13.9%
冬のように厳しい気象条件でないため、夏の死亡率は低めになっていると思われます。

年齢構成比の比較。
    ~14 4.5%(3.7%)3.4%
  15~19 2.5%(1.4%)1.1%
  20~24 4.5%(3.0%)2.6%
  25~29 2.2%(2.7%)2.9%
  30~34 7.0%(4.8%)4.1%
  35~39 6.1%(4.8%)4.3%
  40~44 2.0%(3.9%)4.5%
  45~49 5.6%(5.4%)5.3%
  50~54 7.6%(7.6%)7.6%
  55~59 16.8%(14.5%)13.8%
  60~64 12.6%(13.9%)14.3%
  65~69 13.7%(14.8%)15.1%
  70~74 8.3%(9.5%)9.9%
  75~79 4.3%(6.6%)7.3%
  80~   2.5%(3.3%)3.5%
ばらつきは、ほぼ3%以内に収まっていますので、7、8月に見られる顕著な差はないというところでしょうか。


単独登山の割合や通信手段、目的別など、夏期と通年の資料で統計項目が違います。
そのあたりのデータがあれば、もう少し具体的に見えてくるのではないかと思います。

今回は、昨年分のデータのみです。
ですので、昨年特有という部分があるかもしれません。
41年分のデータがあれば、全体の傾向の推移のようなモノも見えてくると思います。

さらに詳細なデータがあれば、対策を練る上で、大きな意味を持ってくると思います



(文中に計算間違い等、あるかも知れません。。。。)

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  1. 2008/09/25(木) 23:43:31|
  2. 日々是好日
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【山日記 51日目】 ゆっくりと高見石

学生時代の仲間と、子連れで山へ。

北八ツ・白駒池から高見石へピストン。
2家族で子供4人。
小1、年中、年少は歩き、1歳児はベビーキャリアへ。
お天気はまずまずで、にぎやかに歩いてきました。
3連休の中日と言うこともあり、それなりに人がいました。
相変わらず元気に「こんにちはっ!」。

高見石小屋から高見石への登り。
チビッ子たちにはジャングルジムのようで・・・。
見ているこっちはハラハラしましたが、なんとも楽しかったようです。
長男はさすがにお兄ちゃんらしく、スタンスやホールドの指示を出していました。






山から下りて場所を移し、小さなたき火を囲みました。
たき火で焼いたソーセージを食べる・・・。
なぜか話が弾みます。

そこで出た話。

「小さい子供がいなかったら、高見石なんて見向きもしなかった」




親は4人とも、学生時代にはそれなりに山へ行っていました。
15年ほどたってはいても、それぞれのポテンシャルを考えると高見石という選択は、普通、ありえないのではないかということ。
ましてや西日本からわざわざ向かうなんてことは、初心者を連れて行くとしても、なかっただろうなぁ・・・と。

一方で、そういうところにも目を向けるようになったこと。
ある意味では、世界が広がっているのかもしれません。




自分の体力や技術という物差しで、行ける山が決まってくる面はあります。
それ以外に、自分の置かれた状況で行く山が変わっていく。
そういうこともあるんだなぁと思いました。


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  1. 2008/09/16(火) 23:59:29|
  2. 山日記
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【日々是好日214】 健康第一

ここのところ、ちょっと体調を崩して、伏せっておりました。。。
更新もできず、コメントへの対応もできず、という状態です。
レス遅れ、申し訳ないことです。
もう少々お待ちください。

少し落ち着いたのですが、まだまだ本調子とはいえないようで。。。。
夏の疲れがどっと出たのか、珍しく寝込んでしまいました。
寝込むなんて、何年ぶりだろうか???




寝込んでいた間にぼんやりと。。。

健康のために山登りを。
そんな人、結構多いのではないでしょうか。
それはそれでいいんだけれど。。。。。。

健康でなければ、山になんか行けない。

当たり前のことなんですが、強く、そう思いました。




かつて、病院のベッドの上で、友人の山行計画や報告を聞かされたことがあります。
うらやましさと、悔しさと、自分のふがいなさがごちゃ混ぜになって。。。。

治ったら行くぞ!

と、なっても、病み上がりはだいたい体力も落ちていて。。。。




やっぱり普段から健康第一であるべきだなぁ・・・と。
寝込んでみて、あらためて・・・という感じです。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/09/10(水) 20:00:15|
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