山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ156】 立山・室堂で男性凍死


【概要】
22日午前9時40分ごろ、富山県の北アルプス・立山連峰の室堂山荘付近で、栃木県野木町の無職男性(67)が雪の中で死亡しているのを山荘関係者が見つけた。道に迷い凍死したとみられる。男性は山スキーのツアーに参加するため、21日に長野県側から立山に入り、室堂ターミナルから室堂山荘に向かった。夕方になっても集合場所の山荘に現れず、ツアーのガイドが届け出て、県警山岳警備隊などが捜索していた。遺体が見つかったのは室堂山荘に隣接する旧室堂山荘の軒下で、男性は座り込むように倒れており、下半身は雪に埋まっていた。現場の積雪は約2メートル70で、うち21日夕から22日朝にかけて約40センチの降雪があった。21日夕から22日朝の現場付近の気温は氷点下10度以下で、吹雪で視界は最大でも5メートルほどだった。男性は、大学時代には山岳部に所属するなど、登山のベテランだった。
(読売新聞、毎日新聞、産経新聞、北日本放送よりデータ引用・抜粋)


【考察】
室堂ターミナルから室堂山荘。
直線距離でわずか数百メートルしかありません。
無雪期なら視界が悪くても、立派な石畳の道をたどってあっという間に着いてしまいます。
夏なら観光とか散歩とか周遊といった感じのところでしょうか。

しかし、そういった場所でも、事故は起きてしまう。
ポイントの一つだと思います。

目と鼻の先に、暖かい営業小屋があったのに。。。。。
ターミナルを出てから、ほんのわずかの距離しか移動していないのに。。。。。
あまりにも残念な結果になってしまいました。




11月の連休、アルペンルートの営業終盤。
例年、予約を入れておかないと、小屋に泊まるのも難しいと聞いたことがあります。
山スキー・ボードのシーズン始めに、絶好の場所ですので多くの人が集まるのでしょう。

小屋止まり・ツアー。
まずおそらく、小屋をベースにして行動する形態だろうと思います。
となると、重装備でないと考えるのが自然かと思います。

今回のような事態を想定するなら「室堂ターミナル→室堂山荘」というルートですら、ビバーク装備が必要、ということになります。
実際に、そこまでの装備を持って行動している人がどれだけいるだろうか?
自分だったとしても、結構、軽装で行動していたと思います。


室堂周辺の起伏のある地形。
風が巻くこともあり、ホワイトアウトしてしまうと、なかなか方向感覚がつかめません。
しかし、亡くなった方は、ほぼ間違いなく予定地点に向かったのだと思います。
ですので、「道に迷い」ではないんじゃないかとも思います。

しかし、たどり着いた小屋は、開いていなかった。
実際にはすぐ横に、営業小屋があったのに、それには気づかなかった。。。。。

これは、視界がなく吹雪いていれば、ほんのわずかな距離にある対象物にすら気づかないことがある、ということです。
積雪期には、十分注意しておくべき点だと思います。




ツアーの集合場所について。
室堂山荘ではなく、ターミナルにすることはできなかったんだろうか?

ターミナルというのは「下界」と「山」の境目にあると思います。
また、そこを集合場所にしていれば、今回の事故は起きていなかったのではないかと思います。
となると、なぜターミナルにしなかったのか、という疑問が出てきます。

今回の件、参加者の自己責任で片づけていい問題だろうか?
集合場所の設定に問題はなかったのだろうか?

実際に同じ日程で室堂山荘宿泊でも、ターミナル集合のツアーもありました。
ですので、よけいにその疑問が大きくなってきます。

今回の業者は、この事故にどういう対応をするのだろう。。。。。
業者名は報じられていないので、今のところ、知るよしもありませんが。。。



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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/28(金) 00:13:14|
  2. 遭難カルテ
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【山の写真集4】 お持ち帰りください。。。。

きちんと持って帰りましょう!

とある山の登山口にて。

護味。。。。
さすがお寺。

自分のゴミは持ち帰りましょう。




お連れの方。。。。
うまい冗談だと思いました。

置き去り型遭難がぽつぽつ起きている現状からすると、案外、笑ってられない話かも知れません。

こちらも忘れぬように、持ち帰りましょう。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/21(金) 22:42:15|
  2. 山の写真集
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【子連れに挑戦3】 キャリアと歩き方

さて、今回は子供を担いだときの歩き方など、行動中の話です。

まず、登り。
前項で、意外と荷物が多くなることを書きました。
親1人子1人だった場合、荷物はどのくらいになるか。。。。

子供の体重が10キロ程度、キャリアが2~3キロ。。。。。
そんなふうに考えていくと、20キロ近い重量になります。
夏山にテントをかついで単独で行く時よりも、子連れ日帰りのほうが重い。。。
ちょっとした雪山に行けそうな重さです。
それをかついで上り下りするわけですから、結構、体力を要します。

登りに必要なのは、その重量を背負って行動できる体力、ということになりそうです。

子供が小さいうちは、体重がそれほどないので、比較的楽です。
(とはいっても、夏は汗ダクダクになりますが。。。)

成長して大きくなってくると、だんだんきつくなってきます。

計画段階から、そのあたりを考慮する必要があります。



続いて下り。

ザックをかついでいるときのように、ガンガン下りることはできません。

知人の子供を交代で担いで下山中のこと。
子連れは初めて、というメンバーの順番になったとき、いつもどおりに下りていて、
「痛い!」
と泣き叫ばれ、困っていました。

キャリアにショックが伝わらないような歩き方が必要なのです。
端的にいえば、体の移動するラインが滑らかになるようにする、ということです。

これは、足の筋力をかなり必要とします。
太ももやふくらはぎが、パンパンに張ってしまうこともあります。
同じ重量なら、ザックのほうがはるかに楽です。

うまく歩けるようになると、子供はキャリアの中で熟睡してしまいます。
また、誰がいいのか、子供のほうで選り好みをするようにもなります。
子供に完全に嫌われてしまう前に、上手な人の歩き方を盗むのもひとつの方法です。



休憩。

比較的こまめに休んだ方がよさそうです。
親がしんどいから、というのは横に置いといて。。。。

まず、体が冷えていないか、熱を持っていないかをチェック。
行動している親と、担がれているだけの子供。
全く状態が違うので、親が暑くても、子供の手足は冷たくなっていることもあります。
状況に応じて厚着をさせたり脱がせたりします。

また、長時間同じ姿勢にいると、血行が悪くなることもあります。
寝ていたりするとちょっとためらったりしますが。。。。




計画。

かなり余裕を持ったものに。

荷物が重いし、休憩回数は多いし。。。。
休憩中、キャリアから子供をおろしたら遊び始めて、30分なんてすぐにたってしまいます。
ギチギチの計画を立てると、それこそ日が暮れてしまいます。

ウチは、最初は往復2時間少々の山からはじめました。
その中で、少しずつペースをつかんで、距離や行動時間を伸ばすようにしました。

ただ、それでもハプニングはあるもの。
下山したら駐車場には車がウチのしかない・・・・なんてこともたびたび。
実際に時間が余分にかかるのですが、どのぐらい?というのは、正直、読めません。

かなり大幅にゆったりとしたものにしたほうがよさそうです。

また、お天気には十分注意が必要です。
雨が降りそうなら、さっさとやめてしまったほうがいいかもしれません。
子供を担いでいて降られると、何かと厄介です。



脱落防止。

とはいえ、子供のことではありません。
子供の靴や帽子のことです。
最初の頃、何の工夫もしていなかったのですが、靴を落としてしまったことがありました。
たまたま本人が訴えたので、それとわかり、すぐに回収できました。
ただ、毎回申告があるかどうかは保証できません。
特に熟睡中ともなると。。。。。

細引きやストラップを利用したり、子供を担いでいる後ろの人に気をつけてもらう、脱げにくい靴にするなどで対応する他はないようです。





最初は簡単で短い行程から。
少しずつ距離や標高を上げていくようにしたほうがいいかも知れません。
親子とも、「慣れる」ことが大切だと思います。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/13(木) 18:40:48|
  2. 子連れに挑戦
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【日々是好日222】 各団体の共済

日山協山岳遭難共済少し前から新制度で運用されるようになりました。
会員外にも門戸が開かれた形になっています。
都岳連共済も2008年からこちらの新制度に移行。
いずれも保険業法の改訂に伴うもので、従来のような運用ができなくなったため、という理由のようです。
ま、法律的なことはよく分かっていませんので、そのつもりで読んで下さい。

従来との最大の違いは、日山協・都岳連の所属会員でなくても入れる保険になったこと。

未組織の登山者(私もそうですが)からすると、歓迎すべき動きだと思います。
山岳遭難保険の選択肢が増えたことには違いありませんから。

また、遭難統計(?)を作る際に、加入者の枠が広がるので、メリットはあると思います。



さて、労山共済(遭難対策基金)

こんな文書が出たあとでこんなのが出たり。。。。。
混乱しているのかな?
ま、内情は詳しく分かりませんが。。。。。
(労山のHP、文書に日付がないので前後関係がイマイチ。。。。。)

労山は自らの共済について、新法の適用除外を求めているようです。
共済の今日と未来を考える懇話会というのをいくつかの団体と共同で立ち上げ、そこのトップに労山のトップが就いています。

現実に即して制度を変えた日山協・都岳連と比べると、実に対照的。
労山らしいといえば労山らしい動きですが。。。。。



さて、労山のHP内にこんなページがありました。
その中の「3)当面の中期的な目標について」の中から引用します。

(5)登山界の将来にかかわる共同の事業(統一山岳共済、「海外登山情報センター」などの実現)の推進のため、積極的なイニシアティブを発揮する。そのため「山岳4団体役員懇談会」や「山岳レスキュー協議会」、「自然保護山岳6団体協議会」など、さまざまな協力共同の活動の場を重視して参加していきたい。

統一山岳共済という言葉があり、その実現・推進のために「積極的なイニシアティブを発揮する。」そうです。

現状では「統一」どころか、バラバラの状態。



保険業法の改訂というのが統一へのきっかけにはならなかったんだろうか?

なんとなく、労山と日山協の間に、埋めきれない深さの溝があるように思いました。





日本山岳会のHPにも山岳保険というページがありますが、会員でない私にはアクセスできません。
ひょっとしたら、日本山岳会も独自の保険がある????

日本山岳会は都岳連加盟団体で、都岳連は日山協加盟団体です。
簡単に言うと
日山協>都岳連>日本山岳会
となります。

なのに、少なくとも、日山協と都岳連は別々に共済制度を構える格好になっています。
日山協内部ですら、保険・共済制度が統一されていない状態。
で、労山は労山で全く違う方向へ向いて動いている。。。。。



そもそも統一なんて、無理な話なのかもしれませんね。。。。。

保険・共済に限らず、各団体をまとめる組織、山の世界ではちょっと考えられません。
ガイド組織もそうですね。。。。


分立に、メリットがあることは疑いないのですけれど、デメリットもある。
独自色を打ち出すことは、大切なことだと思います。
ですが、メリット・デメリットについては、統一機構のようなものについても同様です。

両方のいいとこどりのようなもの、この世界では難しそうです。
個別分野での連携は進んでいるものもあるんですけどね。。。。

いつまでもこのままでいくんだろうか?
ゆるやかな統一組織みたいなものを考えてもいいかもしれませんね。



未組織登山者から組織に向けて、大きなお世話でした。。。。。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/08(土) 23:33:38|
  2. 日々是好日
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【日々是好日221】 立冬

気がついたら、もう立冬。
2,3日前、札幌で雪のニュース。
早いものですね。。。。。。

とはいえ、昼間に晴れていると、大阪ではまだまだ半袖で十分。
あんまり、「冬」を意識することがありません。


びわ湖バレイからのお便り
こないだ届いたびわ湖バレイからのお手紙。
シーズンパス購入の案内です。
スキーシーズンも、まもなく・・・という感じでしょうか。。。。
去年より高くなった??
ゴンドラがロープウェーになったりしたので、ま、しょうがないか。
一昨年が暖冬で営業期間が短く、去年の継続購入者には割引がありました。
そのぶん、高く感じるところもあるのでしょう。
ちなみに、今年の顔写真つき平日限定なら¥27,000円。。。。


奥美濃あたりでは、もういくつかオープンしているとか。
全国ですでに営業しているスキー場を拾ってみました。
 スノータウンイエティ(静岡県裾野市)
 軽井沢プリンスホテル(長野県軽井沢町)
 ウイングヒルズ白鳥リゾート(岐阜県白鳥町)
 ホワイトピアたかす(岐阜県高鷲町)
 鷲ヶ岳(同)
ICSかなんかの人工雪なんだろうけど、早いなぁ。。。
(上記以外にも営業しているところ、あるかもしれません)

下の3つは東海北陸道沿い。
中部・関西圏の客を見込んでいるようです。
春先まで雪が残る北の方のスキー場には、あまり早々にオープンしないようですね。

ぼちぼち板を出してきて、点検でもしようか。。。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/07(金) 10:02:59|
  2. 日々是好日
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【日々是好日220】 サーチ・アンド・レスキュー研究機構

日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構。
実は結構期待しています。

こんな新聞記事がありました。

以前よかっぺさまから頂いたコメントによると、設立されたのは9月23日。
この新聞記事の日付は10月28日。
この1ヶ月以上の間隔は何を意味するのだろう?

世間の関心が高い(と、マスコミが考える)話題であれば、即、報道されるはずです。
また関心がないと思われれば、報道に乗ることはないはず。

1ヶ月遅れの報道。
なんだか微妙な扱いですね。。。。。

とはいえ、報道されただけでもよしとすべきかな。。。。
ま、世間の(というか、マスコミの?)受け止めるレベルとは、この程度なのでしょう。




冒頭に期待していると書きました。
その理由を書きます。

何度か書いたことではありますが、遭難対策には2つの柱があると思います。
一つは「遭難事故を起こさないために」。(予防的措置)
もう一つは「遭難事故を起こしてしまったら」。(事後対処措置)

遭難対策に関して、この研究機構は「サーチ・アンド・レスキュー」の看板を掲げています。

従来の遭難対策。
レスキュー(=救助)などの方面に力点が置かれていたのではないでしょうか。
救助技術の講習会の案内などは、比較的よく目にします。
各山岳会で、独自にやっているところも数多くあります。
(一方で、さっぱり・・・なところもありますが)
また、救助費用に関する話題も、よく目につきます。

ただ、これらは「事故を起こしてしまったら」の世界の話。
事後対処措置の範囲を出ないものだと思います。

事後対処措置のレベルが上がれば、事故発生後、救助による生還率は上がると思います。
ただ、事故自体が減る方向には向かないんじゃないか…とも思います。

だからといって、事後対処が不要というのではありません。
2つの柱のうちの1本であることは、疑いないのですから。
ですが、予防に比べると対処の方に偏っていたのではないだろうか、と思うのです。

で、この研究機構が、「予防的」な方向へ進むのではないというのが、期待する部分なのです。

「予防」という面に関して言えば、長い間、「対処」に比べて出遅れ続けてきたのではないかと、思うからです。



予防的措置といえば、啓蒙や教育という流れになります。

たとえば・・・
読図を知れば、道迷いを防げる。
天気が読めるようになれば、悪天候をさけられる。

すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、かなり効果はあると思います。

一方で、地図すらまともに読めない登山者がかなりいることは、周知の事実。
天候判断についても????な人もかなりいます。

この「教える」「学ぶ」という場が、かつては組織でした。
そのためか、未組織登山者の啓蒙の問題ととらえられることがあります。
実際に今でもきちんとそれをやっている会はあります。
その一方で、会とは名ばかり…とまでは言いませんが、どうしようもない状態のところもあります。
ですので、一概に未組織の問題とは言い切れないのが現状かもしれません。

研究機構の取り組みが啓蒙・教育への材料を提供する、という流れになるのかな…と、ぼんやり思っています。




ただ、登山者の高齢化が進む中、この啓蒙・教育というのが難しい。。。。

「○○名山をこんだけ登った」ことが自慢で「今まで遭難したことなんかない」という人に、教えを請う姿勢があるか。
年配の登山者が若造の説教を素直に受け入れられるか。

現在の登山者の状況を考えると、なんだかそれだけでユウウツになりますね。。。。



テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/01(土) 22:46:47|
  2. 日々是好日
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