今月号の
岳人。
山スキーの特集でした。
その中で気になったところが1カ所。
「3合目までゴンドラ、そこから5合目までリフトが利用できる。」(28ページ)
滋賀県の伊吹山を紹介した記事の中の一節です。
日々是好日232でも書いた話ですが、伊吹山スキー場は今季営業していないようです。
ですが、この記事はスキー場のゴンドラ・リフト利用を前提としたコースガイドになっています。
自分で確認したわけではないのですが、ゴンドラが撤去されているという話も耳にしました。
雑誌の原稿締め切りが何日前なのか、詳しいことは知りませんが、はたして間に合わなかったんだろうか???
雑誌というメディア・商品である以上、きちんと事実確認をしてほしいものです。
さて、岳人へのイチャモンはこれぐらいにして。
その記事を読んで伊吹山に行き・・・なんて人はいるんだろうか?
今年は暖冬のため、びわ湖バレイから見る限り、まともに滑れる状態ではありませんが。。。。
「ガイドブック遭難」という言葉を聞いたことがあります。
ガイドブックに載っているデータのみを信じ、計画し、それに基づいて行動し・・・。
現場に行って「話が違うじゃないか!」というタイプの遭難のことです。
ガイドブックに載っていたとしても、自分で確認する。
そういう作業が必要になってくると思います。
交通機関や道路事情などは、ちょっとした手間をかければ確認できることが多いモノです。
一つの情報を鵜呑みにすることなく、十分な下調べをする。。。。。
それがあれば、現場についてから困ることもないでしょうし
昨年の日光白根の事故のようなケースも防ぎ得たんではないだろうか。。。。。
そんなことを考えてしまいました。
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- 2009/02/26(木) 22:40:04|
- 日々是好日
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20日のびわ湖バレイ。
風が強く、雨・みぞれ・小雪がめまぐるしく。。。。。。
以前から約束していた次男と行ってきました。
そんな日に行かんでも・・・・と思ったけれど、許してくれそうにない。。。。。
嫁さんと長男を見送り、洗濯をすませ、保育所に「今日は休ませます」と電話を入れ、出発。
長男の時は学校を休ませるのに嫁さんは結構抵抗があったようですが、保育所についてはオッケーだとか。。。。。
駐車場に着き、ロープウェー乗り場へ。
「山頂付近強風のため、いつ止まるかわかりません」だとか。。。。
「おい。天気悪いぞ。。。。。行くんか?」
「うん!」
やれやれ。。。。
ボーゲン強制器をセットして、打見ゲレンデへ。
一本滑っただけで飽きたらしい。。。。。
それではということで、打見→アルペンコースへ。
最初はおっかなびっくり滑っていたけれど、2~3本で慣れてしまったようだ。。。。
恐るべし。。。。
昼飯を食った後、雪の遊園地「スノーランド」へ。
まあ、コドモはコドモだなぁ。。。。。
「父ちゃん、手、冷たい」
「そか。ほな休憩するか」
缶のココアで手を温め、飲む。
「ほな、帰るか」
「ええ?もう?・・・もっとスキーする!」
結局、再び打見→アルペンコースへ。
リフトに乗っていると、左側にジャイアントコースが見える。
「父ちゃん、あっちも行ってみたい」
「ええっ?あっちって・・・・難しい(中級ゲレンデ)ぞ!」
「でも、行ってみたい!」
長男は、よく言えば慎重、悪くいえばビビリ。
こっちが背中を押してやらないと、なかなか。。。。。。
次男は、よく言えばアグレッシブ、悪くいえば怖いモノ知らず。
こっちのほうは親がハラハラ。。。。
結局、突っ込むことに。
ダメなら抱えて滑るか。。。。。
さすがに初級ゲレンデよりは、傾斜が急。
おそるおそるながら、なんとか下りる。
自信がついたのか、もう一本!だとか。。。。
こんどは、さっきより安定して滑る。
いやはや。。。。。。
3本目。
スピードが段々速くなってくる!
さすがに調子に乗りすぎたのか、ハデにすっ転ぶ。
それで満足したのか、やっと帰ることに。。。。。
時計を見たら、午後3時でした。。。。
帰りの車、動き出して5分もしないうちに爆睡。。。。
こっちも眠いぞう。。。。。。
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- 2009/02/21(土) 22:15:53|
- 日々是好日
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開設丸3年で、500本目の記事になりました。
これまでを振り返ってみよう、というのが今回の趣旨です。
最初の頃は気負いもあってか、書くペースが早かった。。。。
1年ぐらいで、だいぶ落ち着きました。
勢いというのは、やはり最初のほうがあったなぁ・・・と。
ここのところは、妙に(変に?)落ち着いているような気もします。
ただ、勢いのままに進めていると、思わぬ落とし穴があったりするんじゃないかとも。
よく言えば、慎重さがついてきたのかもしれません。
でも、当初の勢いのようなもの、やっぱりどこかでなくしてしまったのかもしれない。。。。
どっちがいいかは、ちょっと分かりませんが、うまくバランスがとれないものか、考えてみる必要がありそうです。
字ばかりで読みにくい。
確かにそうなんですね。。。。
思ったことや考えたことを書いていると、どうしても長々となってしまいます。
もう少し簡潔に、短くかければいいのですが、文章力を磨く努力が必要ですね。
あと、誤字脱字に変換ミス・・・・・・要注意です。
コメントが1486件。
4割強は自分の書いたコメントだとして、800件ぐらいのコメントを頂いたことになります。
平均すると記事一本につき約3件。
全然コメントがつかない記事の方が多く、つくやつにはどっさりと…という傾向があります。
また、横レス・脱線・別件などなどはOKですが、そのために荒れたことはないと思います。
ま、アダルトと商売目的のモノは削除しましたが。。。。
この方針は、今後も変わらず行こうと思います。
特徴的な遭難事例や、考えることの多かった記事に、結構コメントがつくようです。
コメント欄、このサイトのメーンコンテンツであり、最大の財産だと思っています。
トラックバックは33件。
中には意味不明なモノも混在してますが・・・・。
アダルト・販売目的など以外は放置していますので。。。。。
遭難カルテ。
多くの人にメーンコンテンツだと思われているのではないでしょうか。
以前にも書いたのですが、すべての事例をカバーできるわけではありません。
ただ…ここまで書いてきて思うこと。
ごくごく初歩的な、というか、基本的なことが置き去りにされているケースがかなりあるように思いました。
また、以前からいろんなところで繰り返し言われているようなことが忘れられていたり。。。。
実は、基本に忠実でさえあれば、かなり遭難は防げるんじゃないかとさえ思ってしまいます。
その基本がどこかにいってしまうのは、なぜか。。。。そのへんになると難しい。。。。。
教訓が教訓として生かされない場合に、なんだかむなしいモノを感じてしまいます。
また、何度も同じ問題点を挙げているときにも同様な感じがします。
内容は事故報告書ともっと連動させたいのだけれど、WEB上に報告書はなかなか出てこないのが現状ですので。。。。。
日々是好日。
雑多な話ばかりで、当然内容の濃度にも極端なばらつきが。。。。
まあ、そんなもんかな。
でもまあ、一番、自分らしさが出ているような気もする。。。。。
その他の項目は、これからもぽつりぽつりかなぁ。。。。
アクセスカウンター。
ブログ開設から少しして設置したのだけれど、現在42万5000と少し。
多分、一番コレの数を増やしているのは自分だろうなぁ。。。。
アクセス解析。
これって結構面白いモノです。
ここのサイトをのぞきに来る人は、だいたい1日200人。
トータルのページビューは1日400~500。
ここ1年ほどは、大体そんな感じです。
ただし、大きな事故があると、ググッとアクセスが増えます。
ですが、こちらは情報収集やら文章を考えるやらで、その事故については何もアップしていません。
アクセスの急増が落ち着いた頃、やっと記事をアップ・・・という状況が続いています。
速攻で記事をまとめアップできれば、もっとアクセスが増えるんだろうけど、とってもムリです。。。。
山に行く楽しみ。
そこには、実際に行動し直接感じる楽しさと、考えに考え判断したり決定したりする楽しさがあると思います。
遭難のこと、道具のこと、コースや計画の立て方・・・。
考える楽しさというのがある程度の割合を占めていて、それは実際に山に行っている時でなくても味わえる。
その楽しさに気づいてしまうと、これはもう、抜けられない世界になってしまいます。
ブログ、正直なところ、続けるのがしんどい時もあります。
ですが、この、考える楽しさ。
サイト上であっても続けて行ければいいなぁ・・・と、思います。
ダラダラと長いだけで、まとまりがないですが、3年・500本の区切りにて。
今後もよろしくおつきあい下さい。
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- 2009/02/19(木) 23:22:03|
- 日々是好日
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14日と15日、猛烈なあったかさでした。
14日なんて、まるで初夏。
汗ばむ陽気でした。
そのせいもあってか、16日のびわ湖バレイ、結構すごいことになってました。
ホーライ北のコブ斜面やチャンピオンコースの方は閉鎖。
いつも行ってるホーライパノラマの上部中央も雪がなくて地面が見えてました。
まだ2月中旬だというのに。。。。。。
しばらく滑っていると、クワッドリフト沿いの造雪機が、ほぼフル稼働。
なかなかのながめでした。
ただ、風の強い場所なんで、作った雪の何割かは山のかなたへ。。。。。。
さて、最初はガリガリバーン。
最近手抜きしていたのがよく分かるほど、ガタガタのすべりでした。
加重やエッジ付けを意識して練習。
何本か滑っているうちに、なんとなくコツのようなものが。。。。
確かに昨シーズンよりは、余分な力がかからなくなってきたように思う。
少しずつだけど、上達しているんだろうなぁ。。。。。
というか、してくれなきゃ困るんだが。。。。。。
天気は曇り時々晴れ時おり小雪、風強し。
テレ目撃数ゼロ。
もう一発、ドカンと降ってくれないと、今シーズンは早じまいになりそうで。。。。。
日々是好日236では、長男を連れて行きました。
今度は次男が「ボクも行く!」って言ってる。。。。。
次の休みは。。。金曜日か。。。。。。
もう少し頑張れ! びわ湖バレイ!
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- 2009/02/17(火) 09:19:39|
- 日々是好日
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12日、懲りずにまた行ってきました。
この日の朝、次男がなかなか朝飯が終わらず、保育所へ送っていったときには遅刻ぎりぎり。
いきなり出遅れてしまった。。。。。。
現地までの道路の混雑状況は、だいたいいつもどおり。
車を止めたのは、なんと、第10駐車場。
シャトルバス圏内でした。
車を止めて身支度をしようとしたら、斜め前の車に、いつもの「仙人」Hさんの姿が。
先ずはご挨拶から。
Hさん、相変わらずの革靴テレマーカーなのですが、なんとこの日は、カザマの細板。
長さがクロカン並み(?)の197センチ!!
昔持っていた自分のクロカン板より長い。。。。
さて、ロープウェーでゲレンデへ。
この日は快晴で、とってもあったかかった。
肝心の滑りは・・・・・今季で最高!
すごくうまくなった気がする!
というのも、この日の雪は、エッジが入りやすい状態。
なので、ホントにうまくなったかどうかはちょっと不明。
万年中級者からの脱皮には、まだかかりそうだなぁ。。。。。
とはいえ、うまくなったつもりで、コブ斜面に突入。
あっさりと撃沈されました。
ちょっと悔しかったので、再度突入。
再び、あっさりと撃沈。
まだまだ練習が足りんようです。。。。。
さて、この日はHさんのほかに3人のテレ屋を目撃。
先月の8日にお会いした女性とHさんと3人で少しおしゃべり。
もう1人女性がいたのですが、その方はHさんのお知り合いで、京都の老舗クラブのメンバーだそうです。
もうお一方、男性の方がいたのですが、こちらはなんとなく声をかけそびれてしまいました。。。。。
自分自身がそう若くないのを分かっている上で。
さらに失礼を承知の上でいうと、皆さん、私の同年輩というより親世代に近いような。。。。
自分がその年に、みなさんのようなバイタリティーとポテンシャルを持ってるかといえば。。。。
やっぱり自信がないなぁ。。。。。
Hさんなんて、あの板でコブ斜面滑ってきたりするし。。。。。
帰り道。
その日知り合ったHさんのお知り合い、うちの川向こうの隣町だったので、送らせてもらいました。
板やら靴やらひとそろい持って、私鉄→JR→バスで来たんだとか。。。。
そのバイタリティーには脱帽モノでした。
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- 2009/02/14(土) 00:49:03|
- 日々是好日
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【概要】
8日午前9時55分ごろ、北海道蘭越町のニセコ山系ニトヌプリ(1080メートル)で、山スキーのため入山していたツアー客8人と倶知安町のアウトドア会社のガイド2人の計10人が雪崩に遭遇。客2人(3人の報も)とガイド1人が雪崩に巻き込まれ、約100メートル下に流された。約10分後に3人は一緒に登っていた他のツアー客やガイドに救出されたが、ツアー客の東京都新宿区の会社員男性(32)が右足骨折の重傷、同区の会社員男性(31)が左肩捻挫の軽傷。一緒に流された男性ガイド(32)は雪に埋もれたが無事だった。ツアー客8人はいずれも男性で大学時代の友人。7日に東京などから道内入りし、倶知安町のアウトドア会社
ノーアスク企画・主催の「バックカントリーツアー」に参加した。8日午前9時半ごろ、ガイド2人の案内でニトヌプリに入山したという。10人が標高約700メートル付近を縦一列で登っていたとき、一行の上方約100メートルで雪崩が発生。当時、現場は吹雪で、先頭の3人が巻き込まれた。雪崩の規模は長さ約500メートル、幅15~30メートル、深さ40~50センチ。現場付近は7日から吹雪で、新雪が積もっていたという。札幌管区気象台によると、現場周辺では、7日夜から大雪、雪崩注意報が発令されていた。
(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、共同通信よりデータ引用・抜粋)
【考察】
命を落とすことなく戻ってこれたのは何よりでした。
バックカントリー。
ここ何年かの冬の事故について言えば、ひとつのキーワードではないかと思います。
昔ながらの?「山スキー」と言わないのはなんでだろう????
たまに山スキーに行っていたのですが、個人的には「バックカントリー」と言われることには抵抗があります。
ま、どっちでもいいことですけどね。。。。
確かにブームになっていると思いますが、いつ頃からだろうか。。。。
例えば積雪期の山岳事故統計で、スキー・ボードに関する事故の件数・割合の推移などを分析すると、ひとつの傾向が見えるかもしれません。
いつごろからか増えているんじゃないか、と思ってはいるのですが、そういった統計を目にしたことがないので。。。。。
雪山登山をするにも山スキーをするにも、身につけておかなければならないことには共通する部分が大きいと考えています。
むしろ、山スキーも雪山登山の範疇に含まれているとすら思います。
雪山をやるにあたっては、訓練・知識・技術・・・・いろいろと身につける必要があります。
滑降技術が重要なポイントの一つであることは間違いありません。
ただ、そちらの方に偏りすぎてはいないだろうか。。。。。
もちろん、皆が皆というわけでないことは、百も承知です。
気象や雪崩について、並みの山ヤよりずっと知識もあり、雪山の行動技術を磨いている人もいます。
ただ、ブームに乗っかって、そうではない人が増えてはいないか・・・と危惧するわけです。
山ヤのほうでも、怪しい技術や半端な知識が蔓延している面もあります。
「バックカントリーのブーム」と「中高年登山のブーム」。
う~ん、と思ってしまう部分、根っこは同質のものだと思います。
流行の影に、何か抜け落ちているものがあるんじゃないだろうか。。。。。。
さて、脱線したのをいったん戻します。
今回のポイントはツアー・ガイド。
以下は、主に報道について。
4社の記事を見つけたのですが、ツアー会社の名前が出ていたのは1社のみ(共同)。
雪崩に巻き込まれたガイドの性別・年齢を報じたのは、別の1社のみ(毎日)。
怪我をした客2人は住所氏名年齢職業が、各社とも報じられていました。
さてさて。。。。。
今回の事故が、人知を超えた不可抗力のものだったのか、未然に防ぎうるものだったのか。
いまのところ不明です。
同様の事故があった場合、非営利の山岳会名が報じられることもあるのに、営利企業の名前が報じられないのはどうしてだろう?
ただ死者が出ていないという一点だけだろうか?
営利である以上、非営利と比較して、その責任が重大なのは明らかです。
むしろ、山岳会名よりも企業名のほうが報じられてしかるべき、と思います。
ちなみにこのノーアスクのHPの
バックカントリーツアーのページによると
「スキー場だけじゃ満足できないスキーヤー・スノーボーダーにおすすめです。
お客様のレベルや天候に合わせて豊富なコースから、最高の1本をご案内致します。スノーシューを履いてニセコ連峰を登り雄大な山を滑りませんか?
装備・経験・知識を持ったエキスパートガイドと一緒ですので安心です。」
「ニセコを熟知したガイドが、豊富なコースの中から最高の一本をご案内します。」とあります。
安心をうたっていたのですが、事故が起きてしまいました。
ちなみに、この記事をアップした時点で、同社HPに、事故に関する記述はありません。
====================追記(2008.2.11)====================
2月11日付で、ノーアスクのトップページと
ブログに、今回の事故に関する記述がアップされました。
以下、その全文を引用します。
2月8日の雪崩について
2009/02/11 Wednesday 15:29:19 EST
平成21年2月8日に弊社で主催したバックカントリーツアー中、雪崩に遭遇し参加者2名の方が負傷されました。
負傷されました方や関係者の皆さまにご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。また、この事故に際し、消防、警察、現地に居合わせた方々など多くの方々にご協力を頂き、負傷された方を迅速に病院へ搬送することが出来ましたことに心から御礼申し上げます。
現在、事故の原因究明の調査や再発防止の対策に取り組んでおります。
改めて、今回の事故に関しましてお客様、関係者の皆さまには大変なご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。
株式会社NOASC
代表 ロス・カーティー
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- 2009/02/09(月) 13:25:21|
- 遭難カルテ
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平日休みはびわ湖バレイへ。
家でひと悶着。
長男が
「父ちゃんばっかりスキー行って、ずるい!」
と言いだした。
週末のびわ湖バレイなんかには行きたくない。
なんせ混雑がなぁ。。。。。。
「学校休んでいく!!」
「えぇ!?」
去年までは保育所だったので、ホイホイ休んで行ってたので、よけいにそう思ったらしい。。。。
「学校休んでぇ?ダメ!!」
と、嫁さん。
まぁ、義務教育だからねぇ。。。。。
下のチビ(保育所)は
「ボクも休んで行く!」
いや、オマエはまた今度や!
臆病で、比較的、自己主張の控えめな長男が言うんだから。。。。
と、長男の味方になってみたりする。
(ま、次男ははっきり言う方だからなぁ。。。。)
結局、嫁さんが折れて、長男は出撃決定。
ボーゲン強制機をつけて打見ゲレンデ→アルペンコースを2本ほど滑った後、
「父ちゃん、これなしでやってみる」
おお!
意欲的じゃあないか!!
とりあえず、打見ゲレンデでトライ。
ヨタヨタしながら、何とか下りる。
盛んに首をひねっているが、自分なりに考えているらしい。
2本目、何かつかんだのか、ボーゲンっぽい滑り!!
そのまま、アルペンコースへ行こうとする!
いやいや、まだちょっと早いやろ!
コースに入ってすぐ玉砕。。。。。。
打見ゲレンデに戻り、練習練習!
だんだんサマになってくる。
「なんか、オトナになったみたいや」
何とも言えない感想です。。。。
昼飯後、スノーランドでちょっと遊んだ後、再び練習練習。
本人が「行く!」というので、アルペンコースへ。
打見ゲレンデよりは少し傾斜がきつい。
大ボーゲン、シュプール?はガタガタだが、何とか下りる。
さすがに疲れたらしく、休憩。
「もう一本打見ゲレンデ滑ったら、帰るか?」
「うん」
打見ゲレンデはほぼ問題なくスイスイ滑るようになった。
何を思ったか、最後のところでリフトに向かわず、アルペンコースへ!!
「行きたいんか?」
「うん!」
「よっしゃ!行け!!」
一本目に比べると、格段に安定している!
いやはや、すごいもんだ。。。。
本人もなんだか満足そうだ。
子供はオソロシイ。
一本滑るだけで、上達ぶりが目に見える。
知り合いのスキー学校の先生が
「今日一日でずいぶん上達しましたね。親なんか、すぐ抜かれますよ」
だとか。。。。
生徒を教えている間に、ちらちら見ていたそうです。
自分の練習もしなきゃなぁ。。。。。
テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ
- 2009/02/06(金) 19:19:59|
- 日々是好日
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【概要】
31日午後3時40分ごろ、北海道積丹町の積丹岳(1255メートル)で札幌市の会社員男性(38)が、下山途中に行方不明になった、と同行した仲間から警察に通報があった。男性は31日朝に仲間と3人で同町婦美の登山口を出発しスノーボードで入山。午後一時半ごろ山頂に着いたが、吹雪のため山頂付近でスキーで降りた友人とはぐれたらしい。その後、男性から8-9合目間で雪洞を掘り、簡易テントでビバークしていると無線で連絡があった。1日正午頃、道警山岳救助隊5人が山頂南側斜面で、男性が穴を掘ってビバークしているのを発見(稜線に倒れていた、の報も)。男性は衰弱してほとんど動けない状態だったという。発見から数分後、男性と救助中の隊員3人が雪庇を踏み抜き、約200メートル滑落した。隊員3人にけがはなく、自力ではい上がった。救助隊はソリに男性を収容、約1時間かけて尾根の方向に50メートルほど引き上げた。引き上げる隊員を交代するため、いったんそりを近くの直径約5センチのハイマツに結びつけたところ、この木が折れて、今度はそりが滑り落ち再び男性が行方不明に。悪天候で視界が悪いため、この日の捜索は打ち切られた。2日朝から捜索を再開、午前7時40分、標高約1000メートル付近の斜面でソリに乗った状態の男性を発見、札幌市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。救助中に滑落事故が起きたことについて道警は「限られた人数の中で、やむを得ない判断だった」としている。
(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞などからデータ引用・抜粋)
【考察】
一旦は救助隊に収容されながら。。。。。
何とも痛ましい限りです。
さて、今回も「はぐれ」てしまった事故でした。
前項では山スキーの女性。
今回はスキー・ボード混成パーティーの事故と言えそうです。
また、同じ北海道というだけでなく、山頂付近ではぐれてビバークなど、事故のパターンにも共通している部分が多いように感じました。
スキー・ボードの区別なく、滑降時には移動速度が速くなります。
このため、下山時に視界が悪いときには、メンバーの所在を把握し続けることがより重要になってきます。
このため、ごく短い距離でピッチを切る必要があり、滑降の楽しさは大きく減ってしまうことになります。
吹雪など、天候がよくないときには早めに切り上げるなどの方法があったのではないか。。。。。
ツェルトや無線機を装備していたことから、装備面から見れば意識が低かった訳ではないと思います。
ただ、パーティーのあり方という面については、どうだろうか。。。。。
これは前項でも書いたのですが、メンバー全員の連帯責任だと思います。
はぐれたときの状況が不明なので、一般論ではありますが。。。。。
今回の件で、特異な点は救助中に2度滑落があったことです。
個人的感想ですが、1度目の滑落はやむを得ないのかな。。。。と。
ビバークしていた雪洞から引き出している間に雪庇崩落というのであれば、他に方法はないように思います。
2度目について。
直径5センチのハイマツ。
支点として適当かどうかは、現場の斜度や雪面の状況などがはっきりしない以上、是非を論じることはできません。
複数の支点を取っていれば・・・とか、もっとしっかりした支点をとか、思わないでもないですが。。。。。
現場が、そのような支点がとれるような場所だったかどうか。。。。
個人的な話ですが、以前、某県警の救助隊員と一緒に、しょっちゅう遊んでいました(
こちら)。
各都道府県警で、救助隊の力量にも当然ばらつきがあります。
北海道警がどうなのか、正直なところ私には分かりません。
が、少なくとも、富山や長野、岐阜などは特別な存在だと思います。
登山者(救助してもらう側)の立場から、危険を冒してまで助けに来てくれる立場の人たち(警察)などにあれこれいうのは、どうかとも思う面もあります。
ですが、今回の救助中の滑落については、警察の方でしっかり検証して、救助技術の向上に役立ててほしい。。。。。
そう願うのみです。
テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ
- 2009/02/03(火) 11:56:32|
- 遭難カルテ
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