久しぶりに
警察庁のHPを見たら
春の連休期間中における行楽地等・山岳(系)にかかる警察措置についてという文書がアップされていました。
本文3行に3年分のざっとした表だけという、あっさりしすぎた?ものですが・・・。

発生件数を見ると、H19が最も少なく、H20は大幅増、H21で少し落ち着いて…というふうに見えます。
順番をつけると、「H20>H21>H19」になります。
が、よく見ると、「期間」が微妙に違う。。。。。。
H19は9日間、H20は11日間、H21は12日間。
1日あたりで計算すると、H19は9.9件、H20は11.8件、H21は8.6件となって、今年が一番マシなことになります。
順番は「H20>H19>H21」と、H19とH21が逆転します。
この逆転現象、遭難者数から見た場合にも同様のことが起こります。
この点からすると、昨年はひどい結果だったが、今年は昨年・一昨年と比べて改善された、と言えそうです。
続いて、内訳について。
死者・不明者、負傷者、無事救出の、それぞれの割合の変化を年を追って並べてみます。
死者・不明者 9.8% 11.4% 21.7%
負傷者 43.8% 39.9% 40.8%
無事救出 46.4% 48.7% 37.5%
死者・不明者が跳ね上がり無事救出が落ち込んだ今年。
かなり深刻な状況だと言えそうです。
入山者数などの基礎的なデータや、各種分布のような細かいデータも、ありません。
当然、その年ごとに積雪量や天候の推移は違います。
連休の長さも違うので、すべてが同じ条件とは言えません。
残念ながら、3年分の統計からでは、このあたりが限界です。
連休中に事故が起きていたのは知っていたのですが、こちらはまとめる余裕がありませんでした。
全体にかかる大きなデータの分析から、傾向をつかむこと。
個別のデータから、具体的な対策点をあぶりだすこと。
おおざっぱに言うと、この両輪がそろうことが重要なポイントだと思います。
これまで、山の世界では置き去りにされてきたんじゃなかろうか。
自分なりに考えてはみるのだけれど、なかなか相手が大きすぎるような。。。。
今後も思ったこと、気づいたこと、考えたこと…懲りずに並べていこうと思います。
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- 2009/05/25(月) 19:44:04|
- 日々是好日
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新型インフルエンザ。
ウチの方も市内の保育所・幼稚園・学校は1週間の休みになりました。
共働きの我が家としては、困ったことに。。。。。。。
18日はたまたま休み。
7時ごろ嫁さんが仕事に出かけたようで、9時ごろに起きると、子供2人がテレビを見ていた。
「父ちゃん、朝ごはん作って!」
ハイハイ。。。。
さて、1日どうやって過ごすか。。。。。お天気もいいし。。。。
人ごみは避けて、家でおとなしく・・・・なんて、絶対ムリ!
そうだ、山に行けば人はいない!
ということで、茨木市の竜王山へ行くことにした。
10時半ごろ、車で家をでてコンビニにより、昼飯を調達。
忍頂寺スポーツ公園の駐車場へ、30分少々。
チビどもは、もう寝てる。。。
2人を起こし、出発。
忍頂寺交差点から石段を登る。

石段の次は石畳の道。
山道に変わり少し行くと、車道に合流。

まずまずのペースで進む。
車道の終点からコンクリ道に。
神社の脇を過ぎたら再び山道に。
ダラダラ登っているうちに、程なく頂上へ。
三角点は登山道の左脇にあった。

三角点を過ぎると、目の前にどでかい展望台!

てっぺんまで上がって、昼飯。
初夏の日差しと風が気持ち良い。
家で昼飯を食ってるよりも、何倍もいいものだ。
ここに至るまで、誰にも出会わず、3人で満喫。
展望台からの景色はなかなかのものだったけど、ちょっと霞が濃いかな。。。
しばらくダラダラ過ごした後、下山開始。
本日は次男が絶好調で、駆け下りていく。
不思議なもので、1人が調子いいと、もう1人の気持ちがなえてしまうようだ。
2人そろって絶好調とか、2人ともダメダメなんて場面は、ほとんどなかった。。。
兄弟ってそんなもんなんだろうか?
あっ・・・というまに、下山完了。
下山時にすれ違った人、計6人。
「人ごみを避ける」は合格でしょう。
帰りの車で長男が
「次はもうちょっといっぱい歩く山にしてよ。。。。」
往復1時間少々では、物足りなかったようだ。
う~~~ん。。。。。
次の行き先、ちょっと考えますぅ。。。。
でも、帰りの車で熟睡してるヤツが言うなよ!
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- 2009/05/19(火) 11:47:01|
- 山日記
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15日の金曜日。
家族を送り出し、洗濯物を干して一息。
時計を見ると、出勤までに3時間ほどある。
んじゃあ、ちと近所にでも…と、若山へ。
車で名神沿いを走り、梶原トンネルの西入口の脇に駐車し入山。
詰めたらもう一台ぐらい停められそうだ。
一般車両進入禁止のゲートを越えて、舗装路を進む。
最初の分岐を右に取り、竹林の中の道を登る。
舗装路の最高点と思われるところで、左手の竹林に入る道へ。
このあたりの竹林、よく整備されていて、美しい。

竹林がやがて雑木林に変わり始めると、少し傾斜がきつくなる。
かまわず登っていると、送電線の鉄塔に出る。
鉄塔を越えて送電線に沿うように登ると、突然、あたりが開けてくる。
少し進むと、北摂一の見晴らし場。
少し休んで稜線に出る。
右に曲がって緩いアップダウンを繰り返すと、「若山三角点」の看板。
久々の若山三角点、相変わらず展望は全くなし。
国土地理院のHPによると、三等三角点。
25000分の一の地形図には三角点記号と標高が記されているが、山名表記はなし。
山と高原地図には若山と記されている。

帰りは見晴らし場で少し休んだ後、一気に来た道を戻る。
竹林の道に戻ると、地元の人が作業をしていた。
挨拶をして少し話をする。
タケノコのシーズンは終わったとか。
標高差280メートルの往復に1時間少々。
まず物足りないと言えば物足りないけれど、よしとしようか。
近所に歩けるところがあるだけ幸せなのかもしれない。
でもなぁ。。。。
テント泊とたき火がしたくなってきたなぁ。
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- 2009/05/18(月) 09:04:19|
- 山日記
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使い込んであちこちに凸凹ができたシェラカップ。
針金の取っ手も曲がってます。
もう20年近く使っているのですが、まだまだ現役です。
確か特売品のワゴンセールで衝動買いした・・・と記憶しています。

このカップはブラス(真鍮)製で、99グラム。
茶渋、凹み、傷・・・・・・・。
たまに研磨剤で磨いてやると、輝きだけは戻ってきます。
食器類といえば、今やチタンばっかりの感があります。
ちなみに手持ちのチタン製シェラカップ(取っ手折りたたみタイプ)とコップ、重量を測ってみると。。。
ブラスのシェラカップ99gに対して、チタンのシェラカップ61g、コップ35g。
ブラスの重量はチタン製品2個分ということになりました。
ま、実際に2個持っていくことはないんですけれど。。。。
ついでにダブルステンのコップも測ってみたら、179gでした。
通常の食器類を持っていけば、実際には必要のない道具です。
また、わざわざチタンやアルミより重いものを選ぶ必要もないでしょう。
しかし、たかだか100グラム程度のことだ!とも思うのです。
チタン製品、軽くて変形しにくくて、傷が目立たず、小型のものなら熱伝導率の悪さも余り気にならない。
アルミは軽くて熱伝導率はいいいけれど、使っていくうちに変形していき、寿命がやや短め。。。。
それぞれに素材の特性があることは、以前
こちらで書きました。
機能面から言えば、素材的にもいまひとつ。
道具自体としても、なくてもいいもの。
なのになんで?
一言で言えば、もう、趣味の世界です。
使い込んだ感じが、ブラスには良い具合にでてくると思うからです。
最新鋭の機能を持った新品バリバリは、それで魅力的ではあります
でも使い込まれた道具、なかなか雰囲気のあるものだと思います。
磨いたときの光沢も、魅力のひとつです。
チタンはピカピカにならないし、アルミはすぐかすんでしまう。。。
ステンレスなんかも良い感じになる場合があります。
残雪期に、メタクッカーで雪から沸かしたお茶。。。。
お天気がいいときには、たまらないものです。
コップではちょっとお茶を沸かすのに苦労します。
夜にテントの中でウイスキーをちびちびやるのも。。。。
ボール型食器では味わえない雰囲気があると思います。
飲食以外の用途としては、雪洞の天井をならすのに最適!(笑)
というわけで、ビバーク装備には必ず入れているモノです。
個人的な趣味とこだわりの一品でした。
以下、余談です。
ザックの外、ピッケルホルダーなどにカップ類をぶら下げている人をちょくちょく見かけます。
が、個人的にはオススメできません。
・ザックを下ろしたときに、地面に触れてしまいそうで、衛生的に。。。
・ブッシュ等で引っかかりそう。
・転倒したときに、カップかザックが破損しそう。
デメリットだらけで、メリットらしきものが見当たらないのです。
どのみち一度ザックを下ろさないと使えないなら、雨ブタに収納しておくのがベストかもしれませんね。
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- 2009/05/13(水) 13:41:10|
- 道具を語る
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5月4日。
いよいよ最終日。
夜中からパラパラと小雨が断続的に降っていた。
朝飯を終えてダラダラ過ごす。
隣のテントの人がやっていたたき火に混ぜてもらう。
山でするたき火、ずいぶんと久しぶりだ。
子供たちも次々と枝を拾ってきては、火の中に放り込む。
微妙な天気だったので、伊予富士ピストンはあきらめて、伊吹山ピストンに変更。
火の始末をして、撤収。
山荘しらさ前に止めてある車に荷物を運ぶ。
稜線に出ると、結構な風と濃いガス。
テン場が落ち着いていたので、かなり意外だった。
お天気がそんな感じなので、伊吹山も中止して、下山!
帰りは西条市内の
武丈の湯でお風呂にゆっくりと浸る。
ここは去年は混んでいたけれど、今年は比較的すいていた。
ま、予定がすべて消化できたわけではないけど、瓶ケ森と石鎚に登れたことでよしとしよう。
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- 2009/05/09(土) 02:37:21|
- 山日記
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5月3日。
朝、少し早起きをして、車で土小屋へ移動。
本日はメーンイベントの石鎚山。
さすがのチビどもも、微妙に緊張しているような。。。。。
天候は高曇り。
2ピッチで東稜分岐。
そこからは1ピッチで2の鎖小屋へトラバース道。
去年2カ所あった雪渓渡りは、1カ所しかなかった。
へたり始めたT君を、1歳年上の次男が励ましつつ進む。
T君はほぼ半べそ状態だったが、なんとか2の鎖下まで到達。
ここからCちゃんはお母さんに背負われて巻き道へ。
男の子3人は親とペアでロープをつなぎ、二ノ鎖と三ノ鎖にチャレンジ。
オーダーは、嫁さん=次男、K君=T君、私=長男。
K君は次男を、私はT君をフォローしつつ登る。
子供3人の登り方を見て気づいたこと。
膝を使う頻度が少ないほど、安定して登っている。
年齢的なモノもあるのだろうが、慣れの差もあるようだ。
長男は、もうロープは不要なレベル。
次男は何カ所か必要な場面があった。
T君はまだまだ要ロープ。
でも、泣きながら、そして文句を言いながらでも登っていく根性は◎。
二ノ鎖を抜けて三ノ鎖へ。
こちらの方が短いけれど、傾斜はきつくなっている。
一カ所、鎖の上に体をのせる場所があり、子供は少し苦戦。
ただし、長男は平気。
むしろ、最後尾なのが気に入らない様子。
頂上は・・・・ごった返してた。。。。。
巻き道の母子とも無事合流して、座る場所を確保し、昼飯。
ま、時間的にはまずまず。
下りは巻き道を通る。
崖につけられた鉄階段で、真ん中の手すりで上り下りを左側通行に分けている。
ただ、崖側に手すりがないので、子供の動きには要注意。
けっこう冷や冷やする。
二ノ鎖下まで出た後、土小屋へ。
長男は走りたくて走りたくてウズウズ。。。。。
下の子2人の足がヨレ始めるので、こまめに短い休憩。
大人だけだったら一気に下りてしまうのだが。。。。。
国民宿舎の分岐で「疾走」解禁すると、欲求不満のたまりにたまった長男がすっ飛んでいく!
ぴょんぴょん跳ねながら走るのだが、速い速い!
追いかけるこっちの息が切れてしまい、ついていくのが精一杯。
土小屋へ無事下山。
去年は暑くてソフトクリームを食べたが、今年は少々冷える。
と、言うわけで売店に駆け込んでおでん!
ここ何年かで食べた中で、最高にウマかった!
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- 2009/05/09(土) 02:36:29|
- 山日記
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ゴールデンウィーク。
我が家は何とか3連休を確保。
知人のK君一家と石鎚山系へ行ってきた。
2日早朝、大阪発。
ETC割引のためか、高速はとっても混雑。
車移動だけで遭難するか?みたいな感じでした。
夜明けとともに淡路島を経由し、四国へ。
パーキングエリアでK一家と合流。
うちは嫁さんとチビ2人。
向こうには夫婦とT君4歳&Cちゃん2歳。
さて、どうなるやら。。。。
西条ICを出てコンビニで買いだし。
寒風山トンネルを抜け、いざ瓶ケ森林道へ。
長男とT君が車酔い。。。。。。。
何度も車を止め、風に当てる。
幸いお天気がいいので、それなりに過ごせる。
が、遅々として進まない。。。。
ようやく瓶ケ森の駐車場へ。
ゆっくりと昼飯。
子供がいると、すべてがゆっくりになってしまう。。。。
いよいよ一発目の瓶ケ森へ。
まず、男山への直登。
天候は快晴。
2歳児はキャリアにおさまり、男の子3人は快調に進む。
途中、ちょっとした岩場があり、ロープがあるが、連中は楽しそうだ。
ちょこちょこ休みつつ、男山頂上に到着。
ここで一休みしていると、年配の女性がほとんど手ブラで瓶ケ森(女山)方面からやってきた。
「駐車場に下りたいんですけど、どっちに行ったらいいですか?」
えぇっ?
迷うようなところじゃなかろうに。。。。。
瓶ケ森(女山)へは1ピッチ。
少々風があって冷えるので、早々に下山開始。
一昨年の5月に営業を休止していた、瓶ケ森ヒュッテに向かう。
昨年も営業していなかったので、どうなってるだろう?
小屋についてみると、壁が倒れ惨憺たるありさまだった。
何度もお世話になった第一キャンプ場の管理もやっていた小屋が倒れていく。。。
寂しい思いがした。
瓶ケ森林道に一般車両が入れるようになってから、急速に寂れていったように思う。
駐車場から30分程度の距離だからこそかもしれない。
かつては1日歩いたところにある小屋とキャンプ場だったから、ありがたい存在だったのだけれど。。。。
ここのキャンプ場から見る夕日。
なかなかいいモンだったんだけどなぁ。。。。。
さて、親の感慨とは無関係なチビども。
ギャアギャア騒ぎながら駐車場へ。
車に乗り込み、シラサ峠へ移動。
思ったよりも時間がかかってしまい、すでに夕方になっていた。
予定していた伊吹山ピストンは中止して、幕営準備。
ちらっと避難小屋をのぞきに行く。
驚いたことに、電気がつく!
誰かがお手製で、車用?バッテリーとLED照明を小屋の中に設置していた。
いや、こりゃすごいわい。。。。
シラサ峠のキャンプ場は、先客が2組。
あとは誰も来ず、3パーティーだけ。
連休中に静かに過ごせるのは贅沢なもんだなぁ。。。。
テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ
- 2009/05/09(土) 02:35:14|
- 山日記
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