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山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

【日々是好日290】 サッカーW杯を見て

最近は夜はサッカーを見ていて、寝不足です。
仕事で見られなかった試合も録画していて、帰宅したらテレビへ・・・・。

日本が勝ったら、単純にうれしい。
改めて、自分がフツーの日本人だと思わされました。

思い返すと、野球のWBCの時もおんなじような具合でした。
あと、去年のツール・ド・フランスも、ネットで情報を追いかけていたっけ。。。。

来年はラグビーのW杯が日本であります。
前回、前々回と、ケーブルテレビで観戦。
その時も寝不足が続きました。
きっと、盛り上がるんだろうなぁ。。。。


野球やサッカーをAクラスとすると、ラグビーはBクラスかな。。。。。
子供たちを見ていると、小学校ではほとんど少年野球かサッカーに。
競技人口の底辺からして、この2つは抜きん出ていると思います。
その次あたりはスイミングかな。。。。。
オリンピックでは期待と盛り上がりと、それなりの成績が出てますからね。
野球はしっかりと結果を出した。
サッカーは今回で成績が追いつきつつあるように思います。
さて、ラグビーは・・・・・見てて面白いんですけどね。。。。。




山の世界で考えると、クライミング競技と山岳スキー競技しか「競技」らしいものはありません。
(トレランは、ちょっと違うんちゃうかと、個人的には思ってますので。。。)
ま、テレビで大々的に放映!なんてことはないでしょう。。。。。
平山ユージ氏のような、トップ級の選手もいるんですけどね。。。

以前、クライミングのローカルなコンペの企画・運営に携わったことがあります。
必死のPR作戦で、メンバーの知恵を集めて。。。。
コネを使いまくって、県教委の体育課長をなんとか来賓席に引っ張り出しました。
マスコミにも、役所の記者クラブで、資料をそろえてイベントの記者発表をやって。。。。

テレビは夕方のローカルニュースでちらっと。
新聞は、地域面の下のほうで小さな囲み記事に。

どちらもスポーツではなく、イベントとしての扱いでしたが、なんとかのっけてもらったという感じでした。
ま、載らないよりはよりはマシ。
というか、よくぞあちこちで取り上げてくれた!大成功だ!
と、何度も録画したニュースと新聞の切抜きをながめつつ祝杯をあげたものでした。



無論、競技的なものが山のすべてでないことは承知しています。
むしろ、競技的でないものの方が、個人的には好きです。

が、今のままでいいんだろうか?
以前にも似たような事を書きましたが、やっぱりそう思ってしまいます。

野球はNPBが、サッカーはJリーグが、ラグビーは協会が。
それぞれ試行錯誤を積み重ねながら、これまでやってきています。
後進の育成、そのウェートはかなり大きいはずです。
イチローや本田といったスター選手は、そういった中から生まれてきたと思います。

近所に、週末はラグビー教室に行く子もいます。
他の競技でも少しずつ前に進んでいるんでしょうね。


で、山の世界は、後進の育成よりも、現在楽しんでいる人のほうにばっかり向いているように思います。
60代を中心とする中高年の遭難が多いと、そちらへの手当てにエネルギーが割かれたりもします。

中高年なんか放っておいて、次世代育成に力を・・・・・なんて、暴論が頭をよぎったりします。。。。
ま、自分もすでに中高年の世代なんですが。。。
これだけ事故が多いと、放っておくなんてことはありえないんですけどね。




ちなみに、我が家の次世代(チビ2人)育成。

最近は野球一色で、山からは足が遠のいています。

ああ、(あんまし)有望(じゃないかもしれない)な2人、野球にとられてしまった。。。。。
父ちゃんとしては、チョット寂しいなぁ。。。。。





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  1. 2010/06/28(月) 11:13:28|
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【日々是好日289】 昨年の遭難者の統計 その3 おしまい

さて、延々と書いた昨年分の遭難者統計の話。
ざっとまとめてみます。

件数、遭難者数は増加の一途で、昨年は記録更新。
死亡・不明者数と無事救出人数も記録更新。
割合でいえば、無事救出が上昇し、ここ何年かはほぼ5割に。
死亡・不明の割合は低下中。
遭難者の被害程度は、軽度な方向へシフトしているようです。
中高年の遭難者は全体の約8割。
50代後半から70代前半が全体の5割を占め、中高年中の6割強を占めている。
50~70代で見ると、全体の6割、中高年中の8割近くを占める。
40代は50~70代よりも低く、30代とほぼ同じ割合。
昨年増加分に占める中高年の割合も、ほぼ8割で全体に見合った増加割合で、とくに中高年が増えたわけではない。
昨年分でいえば、死亡・不明者の9割、不明者のほぼ全部が中高年だったことが注目される。
遭難者中の死亡・不明が占める確率は、中高年が非中高年に対し、数倍になっている。
中高年遭難者の4分の1は山菜採り。
趣味の登山で限定すると、中高年は全遭難者中の4分の3になる。
非中高年は全体の2割だが、スキー登山に関して言えば、4割以上を占めている。
同様に原因が雪崩のケースも非中高年が5割近くを占めている。
転落・滑落・転倒はやや中高年が高めの数字を占めている。
全体でみると、道迷いが4割を占め、圧倒的に多い。
単独登山者の事故・遭難者、数も割合も増加中。
死亡・不明率は非単独に比べてほぼ1割高くなっている。
一方で、非単独の行方不明が増加している。
携帯電話による通報が昨年は5割を超え、6割に近づく勢い。
一方で、連絡手段なしが4割。



ダイジェストにするとこんな感じでしょうか。


さて、ここから考えたこと。
前項・前々項とダブる点もありますが、ご容赦ください。

まず、「中高年」という言い方を、そろそろやめるべきではないかということです。
中高年の定義は40歳以上。
ところが40代は30代と変わらぬ値だし、80代以降は小さな数字しか出ていません。
ここまで見てきたように、50~70代、特に50代後半~70代前半に集中しています。
「中高年」という言葉でくくってしまうと、実像がぼやけて見えにくくなるのではないかと考えられます。

警察資料にもマスコミの報道にも、死亡・不明率に関する記述が出てきません。
事故の深刻さの内容についての議論、もっとあっていいように思います。

死亡・不明率が徐々に下がり、無事救出が増加していること。
携帯電話の普及と無関係ではないと思います。
早い段階での通報が可能になったことで、救われた命が増えたのではないかと考えます。
が、一方で、「その程度で通報するなんて・・・」というケースも増えているのではないかと。
携帯電話の功罪といったところでしょうか。

道迷いが多いというのは、目新しい話ではありません。
が、同じ傾向が続くということは、有効な対策が取られていないか、対策自体が見つからないということではないかと。
基本的な読図を浸透させる方法を考える必要があるかもしれません。
登山道や山小屋の整備を、ってのは本末転倒のような気がします。

非中高年(若年層?)に、山スキー・雪崩の遭難が多いこと。
「バックカントリー」という、カタカナ言葉のブームが無関係ではないと思います。
道迷い同様、雪山の基本的知識・技術の浸透、どうすればいい?

単独の致死率が高いこと。
入山口で時折目にする「単独は危険だからやめましょう」につながるのかな?
「中高年は遭難が多いから登山をしないように」とかいう方に流れていき、
「山はアブナイから、登山なんてもってのほか!」なんてことに・・・・。
そうならないことを願うのみです。

携帯電話。
万能ではないことを認識すべし。
せめて充電器ぐらいは持って行こう。
と言ってるそばから、こんなことに・・・・・。






統計から見えてくるもの。
「中高年が多い」だけでは、それ以上のものが何も見えてきません。
角度を変えると、違う見え方をしたり、意外な点が浮き上がってきたりします。
今回試みたのは、割合・率という点。
ただ、発表資料が「概要」だったため、詳細さには欠ける面があります。
それでも、少し実像に近付けたかな、と思います。
当然、別の視点から光を当てれば、違う見え方があるはずです。
それらを合わせるとより具体的な実像が見えてくると思います。



かつて、日山協・労山・都岳連でつくったレスキュー協議会という組織がありました。
毎年、この警察資料などをもとに山岳事故報告書を作り研究報告をしていました。
参考記事はこちら
そのレスキュー協、HPもなくなりました。
(労山HPにリンクはありますが、???なサイトにつながります)
いつ、どういった理由でなくなったのか、知る由もないのですが。。。。。
結構参考になる話が多かったので、残念です。。。。
IMSAR-Jが、去年設立されました。
そこがこれからの中心になっていくんだろうか?


「組織」というものに、全く縁のない状態にいるので、詳しいことはわかりません。
ただ、組織の縁のない層に対して、どう働きかけていくのかが難しい点かな。。。




登山界全体をどうこうしようというわけではありません。
自分や身の回りはどうか、ということで考えていこうと思います。
発表資料や報道内容だけで終わってしまうのはもったいない。。。。
違う視点や、ほかの人の意見もミックスしたうえで、自分なりに消化する。。。

そういう作業が続けられたらなぁ・・・・・・と思います。





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  1. 2010/06/20(日) 17:41:03|
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【日々是好日288】 昨年の遭難者の統計 その2

前項からの続きです。

様態別について見ていきます。

総計中高年非中高年項目内比率(%)
人数割合(%)人数割合(%)人数割合(%)中高年非中高年
総数76961006115100156410079.6320.37
滑落127316.58107517.5819812.6684.4415.55
転倒98512.8385213.931338.5086.5013.50
転落3845.003285.36563.5885.4214.58
道迷い301739.29230237.6571545.7276.3023.70
疲労4626.023515.741117.1075.9724.03
病気6198.064928.051278.1279.4820.52
落石560.73410.67150.9673.2126.79
雪崩1241.61651.06593.7752.4247.58
落雷240.31140.22100.6458.3341.67
悪天候1241.61971.59271.7378.2321.77
有毒ガス000000----------------
鉄砲水300.39260.4340.2686.6713.33
野生生物襲撃1612.101362.22251.6084.4715.53
不明1702.211552.53150.9691.188.82
その他2503.261812.96694.4172.4027.60

全体でみると、道迷いがほぼ4割を占めているのが目を引きます。
以下、滑落、転倒、病気と続きますが、道迷いはこの3項目の合計とほぼ同じ。
いかに多いかということがわかります。

年齢別でみると、滑落、転倒、転落はやや中高年が、道迷いと疲労はやや非中高年に高い数字が出ています。

まず注目したいのは「雪崩」。
非中高年にかなり高い数字が出ています。
前項で書いた、山スキーと同じ傾向でしょうか。
この2つ、密接に関連しているんじゃないかと思うんですが。。。。。

目的別・様態別に、もっと詳細な年齢分布や、死亡・負傷などの内訳が分かれば、より具体的に現状を見られると思います。




続いて年齢別。
5歳刻みで17の階層に分けた統計が出ています。
人数は今さら・・・なので、割合のみ4年分表示します。
単位は%、〇数字は順位。

年代H18H19H20H21総計
14歳以下2.973.652.954.603.56
10代後半1.241.441.712.541.75
20代前半2.813.043.362.732.98
20代後半2.862.713.003.843.12
30代前半⑩3.94⑧4.81⑨3.93⑧4.894.39
30代後半⑦4.86⑨4.76⑨3.93⑩4.564.51
40代前半⑧4.75⑩3.87⑧4.50⑦4.944.52
40代後半⑨4.59⑦5.37⑦5.48⑨4.705.02
50代前半⑤8.96⑤7.63⑥7.04⑤6.957.60
50代後半②13.98②14.55③12.11④10.3612.63
60代前半①15.76③13.88①16.71②14.2415.11
60代後半③13.11①14.77②13.09①14.4413.83
70代前半④10.58④9.51④10.24③11.1310.37
70代後半⑥6.26⑥6.58⑤7.35⑥6.146.56
80代前半2.052.713.262.692.68
80代後半0.970.550.931.100.90
90歳以上0.320.170.360.140.25
不明0.000.000.050.000.01

上位10位を3つに分けてみます。

まず上位グループ。
50代後半、60代前半、60代後半、70代前半。
 大雑把に言えば65歳前後10年というところです。
この“4強”が、常に上位4位までを占めています。
構成比も、ほぼ毎回10%超。
4つの平均でも10%を軽く超えてしまいます。
この4つだけで、全遭難者の過半数を占める結果になっています。
中高年の遭難が・・・というよりも、この4つの年代層が極めて多いというほうが、より正確だと思います。

続いて第2グループ。
50代前半、70代後半。
上位グループの前後の年代になります。
この2つは、常に5位・6位で、大雑把に言えば7%前後。
上位グループ予備具軍としての50代前半、それを通り過ぎたばかりの70代後半といったところでしょうか。
80代前半になると、数字が半減するのも興味深い結果になっています。

そして第3グループ。
年代が下がって、30代前半、30代後半、40代前半、40代後半。
この4つはもみ合いながらも、常に7~10位に位置しています。
平均するとおおむね4%台。

わずか4年分ですが、年々分布のピークがじわっと年代を押し上げているような感がします。
登山者の顔ぶれが同じならば、毎年1歳ずつ上がり、5年で入れ替わる計算になります。
もし、そうなのであれば、30年後には遭難件数がぐっと減る、ということになります。
が、実際はそんなことにはならないと思います。

少し前にも書きましたが、この項目にも詳細なデータが欲しかったなぁ。。。。。残念。




次に単独行。

全体に占める件数と人数の割合(%)を出してみました。
H18H19H20H21総計
単独件数35.0734.3036.6639.8036.58
人数26.8228.1530.9431.9929.57
非単独件数64.9365.7063.3460.0263.42
人数73.1871.8569.0668.0170.43

単独登山者の割合が、じわじわ増えているようです。
4年で事故件数:3割5分→4割、遭難者:2割6分→3割となっています。

個人的な印象で言うと、予想以上に多いなぁ・・・と。
全登山者のうちの単独の割合がわからない以上、多いかどうか、はっきりとしたことはいえませんので、あくまでも印象です。。。

単独・非単独の、被害程度の内訳(%)を比較してみます。
H18H19H20H21総計
単独死亡21.5320.6319.5719.1920.12
不明4.433.933.344.804.14
負傷34.2131.4332.6131.9332.50
無事39.8444.0144.4844.0843.24
非単独死亡10.629.8510.199.9410.15
不明0.370.460.601.130.65
負傷35.2539.8537.6832.2335.95
無事53.7650.7351.5456.7053.25


これから見ると、単独行で遭難した場合、死亡率が1割高く無事救出される率は1割低いといえます。
また、単独行で遭難した場合、4分の1が死亡・不明となり、非単独が1割程度であることと大きな開きがあります。

同行者がいない状態で遭難すれば、現場の特定がはるかに困難になるので、単独の方が不明の割合が高いのは、当然の結果だと思います。

次に、全遭難者に占める単独遭難者の割合を見てみます。

H18H19H20H21総計
死亡・不明46.4048.2648.7550.4748.55
死亡42.6345.0646.2547.5845.43
不明81.4876.9271.4366.6772.87
負傷26.2324.0227.9431.7927.52
無事21.3625.3727.8826.7825.43

死亡不明が年々増加し、H21で初めて50%超に。
「帰らぬ人」となったうちの過半数が単独登山者だったということになります。
先に見たように、全遭難者に占める割合が増えている以上、当然の帰結かもしれませんが、ちょっとしたポイントの一つですね。
負傷、無事もそれに連動する形で増加しています。

注目したいポイントは、行方不明。
この項目だけは、年々減少しています。
H18からの4年間で、ほかの項目は最大で5%程度増加しています。
が、不明に関して言えば、8割超だったのが3分の2まで低下しています。
単独遭難者の行方不明者は、22→20→20→32と、減少しているわけではありません。
裏返していえば、非単独登山者(=2人以上のパーティー)で、不明者が出るケースが増えているということです。

実際に不明者総数は4年で129人と、大きな数字ではありませんが、くっきりと傾向が表れています。
非単独の不明者数の推移は、5→6→8→16。
たった4年分で、しかも小さい数字を頼りに傾向を判断する危険はありますが、確実に増えています。

遭難カルテ等で何度か書いた「はぐれ・置き去り型」の事故が増加している、ということでしょうか。

パーティー丸ごと行方不明というならいざ知らず。
下山まで行動を共にしていれば、パーティー内から行方不明者が出るケース、そう多くないはずですが。。。
すでにパーティーとして機能していないケースが増加しているんではなかろうか?
猛烈に危うさを感じてしまいます。。。。。




最後に、携帯電話。

H18H19H20H21総計
事故件数14171484163116766208
携帯電話54170873310032985
38.1847.7144.9459.8448.08
無線機81143320148
5.720.942.021.192.38
なし7657228656533005
53.9948.6553.0338.9648.41

各項目の上段が件数、下段が割合です。

H21で携帯電話の件数がぐっと増え、割合も大きく伸びて6割に近づきました。
かつては無線機しかなく、携帯電話の普及と比べることはできない状態でした。
一般に通信危機が普及したため、通報も増えているんじゃないかと思います。
今や必携装備と言っていいでしょう。

ただ、通信手段が普及したことによる、危惧もあります。
まず、「安易な通報」が増えていること。
自分で何とかすべき場面でも、つい携帯で・・・なんてことはありそうです。
大ごとになる前に、早めの通報ができることはいい面ですが、裏表といったところでしょうか。

携帯電話が万能でないこと、改めて言うまでもないことですが。。。。
電波圏外だったり、電池切れだったり、故障したり。。。。
せめて充電器ぐらいは持って行こうと。。。。。

通信手段なしが4割いる現状、忘れてはならないと思います。







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  1. 2010/06/19(土) 23:29:44|
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【日々是好日287】 昨年の遭難者の統計 その1

警察庁HPに、毎年恒例の平成21年中における山岳遭難の概況が出てました。

例年だと7月アタマごろの発表なのに、なぜだか今年は1カ月ほど早い。。。。。
なんかあったのか?

ま、それはさておき、内容の方を。


発生件数1676件、遭難者数2085人、死者・不明者数317人。
いずれも過去最高だとか。
遭難者1602人と死者・不明者284人と、中高年(40歳以上)が、約8割を占めています。

過去10年で遭難者が591人増えていて、
「特に、40歳以上の遭難者数は467人増加している」
だそうで。。。。
467人って、増加分のほぼ8割なわけで、割合としては全体に占める割合とほぼ同じ。
40歳以上だけが増えたわけではないから、「特に」というほどのことはないような気が。。。

警察もマスコミも「中高年」という言葉が大好きですから。。。。

むしろ、死亡・不明のうちの89.6%と、行方不明者48人中の47人(97.9%!)が中高年だというほうが目を引きます。

ちなみに中高年の統計を発表し始めたのが、平成19年分の資料からで、今年ので3回目になります。



以下、手元にある資料と合わせて見ていきます。


 H9H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21
件数 815107711951215122013481385132113821417148416311676
人数 961134114441494147016311666160916841853180819332085
死亡・不明 197251271241243242230267273278259281317
負傷 419439555635615684677660716648666698670
無事 3456516186186127057596826959278839541098

件数・人数はほぼ増加の一途で、H9からほぼ倍になっています。
死亡・不明と無事救出も増加しているのですが、ちょっと趣が違うようです。
死亡・不明はほぼ1.5倍なのに対し、無事救出は3倍に。
負傷はH17から減少傾向にあります。

まとめて言えば、遭難者中に占める死亡・不明の割合はじわじわ減少。
負傷自体は近年減少中。
その分、無事救出の割合が増加している、という感じでしょうか。




さて、ちょっとショッキングな計算結果を。
遭難者に占める死亡・不明者の割合(%)を、中高年と非中高年で比較してみました。

H9H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21
中高年23.8620.4320.2918.1519.6117.9116.4119.0217.7816.6616.4716.3417.73
非中高年10.1713.2112.599.756.415.644.626.009.297.805.966.836.83
倍率2.351.551.611.863.063.183.553.171.912.132.762.392.59

中高年は近年、2割を切る状態、非中高年は5%強で推移しているようです。
注目して欲しいのは、倍率。
中高年が遭難した場合に死亡・不明となる確率、非中高年の1.5~3.5倍となりました。

簡単に言えば、中高年登山者が「帰らぬ人となる」確率は若い人の数倍、ということです。

もっともこれは、中高年も非中高年も同じ確率で遭難するという前提の上での数字です。
中高年の方が遭難する確率自体が高いということになれば、数倍では済まなくなる可能性もあります

数が増えていることも問題だとは思いますが、こちらの方も深刻な話だと思います。
もっとも、大多数の人は事故なく下山しているでしょうから、微々たる数字の比較に過ぎません。
が、中高年登山者の遭難を考える際に、頭に入れておくべき数字だと思います。




さて、ここからは4年分の数字しか持っていませんので、傾向や流れを追うにはムリがあると思います。
ですので、4年分をトータルして“現状”とします。

まずは目的別から。

全体 中高年非中高年項目内比率
人数割合人数割合人数割合 中高年非中高年
人数76961006115100156410079.6320.37
登山総計518867.56388063.45130883.6374.7925.21
登山427955.72325153.16102865.7375.9824.02
ハイキング4696.113495.711207.6774.4125.59
スキー登山2353.061302.131056.7155.3144.68
沢登り1091.42741.21352.2467.8932.11
岩登り961.25761.24201.2879.1720.83
山菜採り163221.25158725.95452.8897.242.76
渓流釣り1051.37911.49140.9086.6713.33
作業1572.041232.01342.1778.3421.66
観光1932.511302.13634.0367.3632.64
写真撮影841.09721.18120.7785.7114.29
山岳信仰991.29851.39140.9085.8614.14
自然鑑賞100.13100.1600.00100.000.00
狩猟240.31230.3710.0695.834.17
その他1872.441141.86734.6760.9639.04

登山総計は、「登山」から「岩登り」までの合計です。
趣味の登山をテーマとして考えるのであれば、この数字を見るのが妥当かもしれません。

全体で見れば、中高年が8割ですが、登山総計に関しては7割5分と、少し比率が下がります。
「登山」と「ハイキング」は、ほぼ7割5分。

最も注目したいのが、次の「スキー登山」。
中高年55%、非中高年45%と、ここが一番目立つ数字になっています。

「バックカントリー」なんて言われるブームの影響でしょうか。
自分自身では「山スキー」と「バックカントリースキー」の違いが全然分かりませんが。。。。
他のことでも結構多いのでしょうけれど、同じものを示すのに、後出しはたいていカタカナ言葉になる。。。
何でだろ?
んで、後出しのカタカナ言葉のケツの座り方の悪さといったら。。。

ま、そんなことはどうでもいいや、ということで次へ。

「沢登り」と「岩登り」。
沢は若干中高年が減り、岩は若干多い。

遭難確率が同じであるとすれば、それぞれの項目を楽しむ人の割合になります。
ここ何年かの登山者の趣向が、垣間見えるような気がしました。

さて、2番目に注目したいのが「山菜採り」。
全体の2割を占め、「登山」に次いで2位。
「登山」+「山菜採り」で75%、「登山総計」+「山菜採り」では90%。
いかにこの2項目が突出しているかが、わかります。

で、この「山菜採り」。
中高年の4分の1を占めています。
中高年登山者の遭難が多いという場合に、この部分は割り引いてみてもいいように思います。
「山菜採りの人」を「登山者」というには、ちょっとムリがあるような気がしますが。。。。
項目内比率で見ると、中高年が97%。
ほぼ全部が中高年といえます。
ここも特徴的な数字だといえそうです。


力尽きてきたので、今回はここまで。
続きは後日にします。

以下、昨年までの関連記事です。

2009年 日々是好日253 日々是好日254 日々是好日255
2008年 日々是好日207
2007年 日々是好日148
2006年 日々是好日67




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  1. 2010/06/17(木) 02:46:01|
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【遭難カルテ168】 鳥海山で不明の79歳救助

【概要】
秋田県警由利本荘署に4日夕方、由利本荘市の職員から「鳥海山祓川登山口の駐車場に5月31日から止められたままの車がある」と通報があった。同署の調べで、車は盛岡市の無職男性(79)のものと判明。警察が家族に確認したところ、男性は31日、秋田、山形両県にまたがる鳥海山(2236メートル)に「山スキーに行く」と言って1人で出かけたまま帰宅していないことがわかった。5日午前0時50分ごろ、男性と連絡がとれないと、家族が盛岡西署に届け出た。2日午後、家族に携帯電話で「鳥海山にいる。元気にしている」と連絡があったが、その後は連絡がつかないという。警察が捜索したところ、祓川ヒュッテには男性のものとみられる寝袋があった。6日午前8時半ごろ、秋田県警のヘリコプターが入山地点の祓川登山口から南におよそ3.3キロの渓流近くで横になっていた男性を発見、救助した。男性は、顔に軽いケガをしてたが、自力で歩ける状態で、軽傷。「2日の昼ごろに天気が悪くなり、コンパスを頼りに戻ろうとしたが、読み間違えて迷った」と話している。持参していた食パン5枚と水は、3日にはなくなり、沢の水を飲んでしのいでいたという。家族の話では、男性はこれまでも何回か鳥海山に春スキーに行っていたという。
(毎日新聞、産経新聞、秋田放送よりデータ引用・抜粋)




【考察】
まず、79歳。
単独で何日か山スキーに入っている人がいるということに驚きました。
その体力というか、バイタリティーというか・・・・そんなものに恐れ入りました。

さて、時系列で整理してみます。

5月31日に入山。祓川ヒュッテに宿泊?
6月1日、祓川ヒュッテ基点に活動→宿泊?
2日昼ごろに迷い、ビバーク。
3日、行動不明。食料が底をつきビバーク。
4日、行動不明→ビバーク(夕方、由利本荘市職員が通報)
5日、行動不明→ビバーク(未明に家族が通報)
6日朝、無事発見。

山小屋2泊?の後、ビバークで4泊。
しかもビバーク2日目で食料が底をついた状態ということになります。

79歳という年齢を考えれば、よくぞ無事で・・・と思います。

迷ってからの行動が不明なのですが、水が確保できる安全な場所で動かずに体力を温存していたのかも知れません。
その不明な部分がわかれば、得られるものもあるのではないでしょうか。

食料は食パン5枚と水ということでしたが、装備なんかも気になったりします。
ベースからピストンするときの自分の装備、改めて考えてみようと思います。





さて、4日夕方に市職員から警察に通報。
家族からの通報は5日になってから。
ちょっとちぐはぐな感じがします。

家族に行程を伝えていなかったのだろうか?

2日以降に下山する予定だと伝えていたのであれば、家族からの通報がその時間になったのも理解できます。

その辺も詳細がわからないので何とも言い難いのですが。。。。

ただ、混乱を招かぬために、きちんと行程は伝えておくべきだと思いました。





事故の様態自体は、単純な道迷いです。

以前にも同じことを書いたのですが、山スキーはスピードが出るので、より注意が必要になってきます。
登るのに数時間かかったところが、滑り出すと10分少々なんてことは、ざらにある話ですから。
ルートを外したことに気づいたときには、にっちもさっちもいかなくなったりします。

2日の昼ごろから天候が崩れたとのこと。
雪山でホワイトアウトの状態になると、迷う可能性は格段に高まります。
そんなときこそ、GPSが効果を発揮する場面かな?

2日は2つの高気圧にはさまれた、ゆるい気圧の谷間になっています。
ちょっと天気図からお天気を読むのは難しいかも知れません。
少なくとも、大荒れ!ってことはないように見えました。
ただ、山の天気ですから、何割引きかで見ておいた方がいいだろうと。。。。





携帯電話が不通。
電波圏外にいたかバッテリー切れか。

乾電池式の充電器は必携装備だと思います。
もちろん予備の電池も。
救助要請する場合に限らず、無事を伝える意味でも、携帯電話の重要度は言うまでもありません。
バッテリー切れでは、無用の長物と化してしまいます。

稜線付近まであがれば、連絡することはできたと思います。
連絡が付けば、より早い段階での救助・・・・となったかも知れません。

動かないで体力を温存することも重要ですが、別の選択肢もあり得るのではないかと思います。
現場の状況がわからないので、はっきりと「こうすべき」だとは言えませんが。。。。

ただ、なぜ連絡が取れなくなったのか。
そのあたりも知りたいところです。







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  1. 2010/06/08(火) 22:05:56|
  2. 遭難カルテ
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【日々是好日286】 観光庁のアンケート

3分の1マニュアルなし ツアー登山の旅行会社

少し前ですが、こんなニュースが出てました。
観光庁がツアー登山を扱う旅行会社にアンケートしたら、こんな結果が出たと言う話です。
共同通信社の配信で、いくつかの地方紙に掲載されたようです。

その内容を考えてみます。



●日本旅行業協会と全国旅行業協会の計42社対象、有効回答は30社。

   42社って・・・・もっとあるのかと思ってました。


●添乗員・山岳ガイド・ツアーを企画する社員らに向けたマニュアル
   「作成している」67%   「作成していない」33%


   全体の3分の1がマニュアルなしで、企画・催行ってことになります。
   マニュアルには、レシオなどの問題に業者なりの考え方が反映されるわけです。
   それがないままというのは・・・・アバウトですな。。。。
   なお、マニュアルがあればそれでいいというわけではなく、当然その内容も重要ですが。。。。
   各社がそれぞれマニュアルを作って公表すれば、選ぶ際の大きなポイントになってくると思います。
   「安全面への配慮」をアピールするには、いい材料だと思いますけどね。。。。
   知っている範囲では、マニュアルを公表している業者はありません。
   

●緊急時の連絡網作成と現地持参
   「している」77%   「していない」23%


   事故時の連絡体制がない業者が4分の1近くあるんですね。。。。
   事故が発生しても、業者自身はなにも知らないなんてことがありえるわけです。
   警察から「おたくのツアーが遭難してるよ」なんて連絡を受けるってのも、格好の悪い話ですな。
   「していない」の23%、ちょっとあり得ない気がします。
   ふつうの山岳会でも、緊急時連絡のチャートはあると思うけどなぁ。。。
   

●添乗員と山岳ガイドの役割分担
   「定めている」50%   「特に定めず現地の対応に任せている」33%


   添乗員は旅行業務の専門家でガイドは山の専門家。
   その関係から役割は決まってくるはずです。
   この項目、マニュアルの有無とも関係してくると思います。
   添乗員が日程消化を迫り、ガイドに無理を強いるなんてことになりかねないのでは?
   
   
●添乗員・ガイドと正社員
   「添乗員を必ず正社員が務める」27%   「ガイドを必ず正社員が務める」4%


   ツアー登山、ほとんどの場合、ガイドは「雇われガイド」ってことです。
   業者から嫌われたら、仕事がなくなってしまうという現状が現れています。
   業者からすると「日程を予定通りに消化し、客から不満が出ないよう登頂させる」ことが需要になります。
   となると、ガイドの的確な判断がぶれてしまう可能性がある、ということです。
   ガイドが業者の顔色を伺う構図、結構あると聞いたことがあります。
   まあ、「雇われガイド」であっても、きちんとしているところはあると思いますが。。。。。


●これまでの死傷事故
   「ある」40%   「ない」60%


   これ、予想していたよりも多かった。。。。。
   まあ、山に行く以上、事故がゼロであり続けることは不可能だと思います。
   また、すべての事故が、ツアー業者やガイドが悪い!ということはないと思います。
   なんでもないところで客が転んでケガをした、なんてケースは客の責任でしょうし。
   ただ、責任ありの事故がどれほどあったんだろう?
   自分の所の事故、ほとんどの業者がHP上には記していません。






全体を見渡してみると、ツアー登山って大丈夫かぁ?というような印象です。
アバウトなことが結構あるんじゃないかと。。。。。。
ガイド同様、当たり外れがあるんでしょうね。

過去に事故はあったけど、マニュアルも緊急連絡網もありません、という業者だってありそうです。

このアンケートは、ツアー登山の一つの側面を示すものだと思います。
たったこれだけのアンケートからも、もやもやと疑問(不安?)がわいてきます。
それらが改善されないまま、次々とツアーが催行されていく。。。。。

なんだか、あんまり気分のいいものではないですね。。。。。。




残念ながら観光庁のHPには、このアンケートに関する記述がありません。
日本旅行業協会全国旅行業協会のサイトも同様です。

役所の発表モノ、毎度ながらもっと詳細が知りたい・・・・と思ってしまいます。






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  1. 2010/06/04(金) 21:45:12|
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【遭難カルテ167】 赤岳で男性滑落し死亡

【概要】
29日午前10時過ぎ、八ケ岳連峰・赤岳(2899メートル)の県界尾根で、東京都大田区の男性から「同行の男性を見失った。滑落したかもしれない」と長野県警佐久署に通報があった。県警のヘリコプターが午後0時25分ごろ、尾根から約200メートル下の長野県側斜面で、倒れている千葉県白井市の会社員男性(49)を発見。佐久市内の病院に搬送されたが、頭を強く打っており死亡が確認された。同署によると、2人は午前5時ごろ、山梨県側から日帰りの予定で入山。登頂後、山梨県北杜市の登山口へ下山中だった。発見場所は雪解けが進んだ岩場。滑落現場には雪が残っており、滑りやすい状況だったという。男性の登山靴にはアイゼンなどの冬山用の装備はなく、雪で足を滑らせたとみられる。
(時事通信、毎日新聞、読売新聞、産経新聞よりデータ引用・参照)



【考察】
報道によると、ルート上に残雪ありとのこと。
アイゼンがあれば防ぎえた事故だと言えるかも知れません。

アイゼン、そしてアイゼンが着く靴となると、無雪期用の足回りよりは、ぐっと重くなります。
でも、迷ったら、持って行く!というのも一つの考え方かも知れません。

亡くなった男性は持って行っていなかったとの報道。
重量は増えても、保険という意味では持って行ったほうがよかったのかもしれません。

で、もしアイゼンなどがないまま入山してしまったら。。。。。
どっちかといえば、こっちの方が現実的な気がします

この季節になると、雪の着いているところはほとんどない状態です。
おそらく、そういう判断からアイゼンを持って行かなかったのかと思います。

ルート上が凍結していても、登りは何とかなってしまう場合が結構あります。
ところが下りになると、たちまち困難な状況になってしまいます。
あまりに簡単に登れてしまったため、全く気づかない場合もあるかな。。。。

登りはキックステップ(ノーアイゼン)で進み、下りの時にはアイゼン着用ということもありました。
もっとも、もう少し雪の多い季節の話ですが。。。。

着雪状況を見ながら、この装備で下りられるのか?ということを考えつつ行動。
ああ、これ以上はムリ!となったら、やばくなる前に下りてしまうほかはないようです。
下りの困難さをイメージしつつ登る、ということでしょうか。

登りはしんどいけれど、下りは難しい。
残雪の有無にかかわらずだ、とは思います。
ただ、残雪があれば、より神経質になった方がいいようです。
登りながら頂上が目前となると、判断が鈍るかも知れませんね。






通報の内容から。

「同行の男性を見失った。滑落したかもしれない」

この報道内容によると、滑落したかどうかや、事故発生現場は不明です。

詳細が不明なので、以下は推測ですが。。。。

2人はいくらか離れて行動していたのではなかろうか・・・・・。
同行者が一緒に行動していれば、「見失」うことはなく、「滑落」も事実として通報できたと思います。

同行者を見失ったことに気づいたのが比較的早かったことや、捜索する際に視界がよかったことなどの要素があったのではないかと思います。
これらはあくまで、「たまたま」という気がします。
その結果として、通報から約2時間で収容されたのではないでしょうか。

ですが、一歩間違えば。。。。と、思わないでもありません。

「はぐれ」の一歩手前だったのかなと思ってしまいました。





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  1. 2010/06/01(火) 21:01:56|
  2. 遭難カルテ
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