【概要】
5月30日午後2時半ごろ、岐阜県養老町の三方山(標高730メートル)から下山中だった名古屋市天白区、無職女性(72)が谷を約100メートル転落。県の防災ヘリで岐阜市内の病院に運ばれたが、頭を強く打ってすでに死亡していた。女性は同日午前10時ごろ、ともに名古屋市の登山仲間2人と一緒に養老山系に入山。3人グループの真ん中で下っていたところ、幅約80センチの登山道から誤って谷に落ちたらしい。3人は、3年ほど前から月一回ほど山登りをしていた。現場は、登山口から約500メートル歩いた地点。地元住民によると、養老山地の主要なハイキングコースで、愛知県からの散策客も多いという。
【考察】
転落・滑落の事故。
道迷いとの双璧です。
下山中、登山口まであとわずかのところで発生しました。
全工程の4分の3を消化したあたりでの遭難も、統計的には多いものです。
加えて、足腰の弱った高齢者女性の転落。
ある意味、かなり典型的なパターンではないでしょうか。
現場に行ったことがないので、詳細は分かりません。
ここからは推測で。
「道幅80センチ」
「主要なハイキングコース」
この要素からすると、かなり整備された道で、難しいことはないように思えます。
道自体もしっかりとしていたと考えるのが自然でしょう。
「約100メートル転落」
これほどの距離を落ちたとしたら、かなりの傾斜がある斜面でしょうか。
主要ハイキングコースにこんな斜面があるとしたら……ちょっと想像できません。
いずれにしても、現場は「なんでこんなところで」というような場所ではないかと思います。
そんな場所でも、遭難・死亡の可能性が、人によっては「ある」ということを示しているようです。
スポンサーサイト
テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ
- 2006/06/01(木) 20:22:42|
- 遭難カルテ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
前の記述者の想像は、外れていました。
この登山道は、滑落してもなんら不思議でもない細くて、急坂で、砂地で、防護がなしで…という道です。無事に帰って来られた私達は、幸運だっただけだと思っています。恐怖の登山道です。
- 2021/03/16(火) 21:31:48 |
- URL |
- #-
- [ 編集]
前の記述者の想像は、外れていました。
この登山道は、滑落してもなんら不思議でもない細くて、急坂で、砂地で、防護がなしで…という道です。無事に帰って来られた私達は、幸運だっただけだと思っています。恐怖の登山道です。
- 2021/03/16(火) 21:33:40 |
- URL |
- #-
- [ 編集]