山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ90】 八甲田の沢で65歳転落し死亡

【概要】
23日午前9時ごろ、青森市荒川寒水沢の八甲田山で、沢登りに来ていた青森県弘前市の無職男性(65)が約8メートル下の滝つぼに転落した。約2時間半後に県の防災ヘリが引き上げ病院に運んだが、全身を強く打っており死亡が確認された。青森署によると、男性は登山仲間4人と一緒に同日午前7時50分ごろ、国道103号寒水沢橋から入山。東へ約300メートルの地点で、滝の頂上付近の幅約10メートルの沢を岩伝いに渡ろうとして、足を滑らせたという。同行の女性が近くの宿泊施設から119番した。県防災ヘリ「しらかみ」が同11時半ごろに救出し、青森市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。
(毎日新聞、東奥日報、サンケイスポーツよりデータ引用・抜粋。各社とも死亡者のみ実名)


【考察】
九州や長野などで大きな被害を出した豪雨。
東北ではそれほど…のようでした。

このケース、注目したのは2つ。

入山後約1時間、移動距離300メートルでの事故発生です。
まさに入山直後といってもいいようです。
昨年7月に発表された日本山岳レスキュー協議会の資料によると、発生が多いのは、全行程の4分の3あたり。
日帰り登山の場合には、午後2時がピークになっています。
今回の件、統計と比較すると、特異さが際立ちます。
そこに何があったのか、気になるところです。

もうひとつ。
報道からすると、滝の上部をトラバース中に滑落したようです。
で、ザイルは出していなかったのでしょうか。
あくまでも結果論ですが、ザイル一本で防げた事故のように思います。
「ここ、怖いからザイルを出してくれ」
その一言が言えないパーティーだったとしたら…。
そのパーティーのほうが怖い気がします。
また、彼が初心者で言いにくい場合には、リーダーが気持ちの先回りをして
「ザイル出すか」
と言えば済む話です。

「山ヤはザイルを出したがり、沢ヤは出したがらない」
と言う話を聞いたことがあります。
ウソかホントかはわかりません。
過度にザイルに頼るのはどうかとも思いますが、事故になるぐらいなら出すべきかと思います。
私は山ヤですので、「出したがり」ですが…。
心のどこかに「ザイル神話」みたいなものがあるのかもしれませんね。



話が逆戻りしますが日本山岳レスキュー協議会の資料
読んでいるとなかなか興味深いものです。
できればご一読下さい。
現在の登山の一断面が垣間見えると思います。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/07/25(火) 19:39:38|
  2. 遭難カルテ
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