山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【遭難カルテ91】 北岳から下山の6人無事下山

【概要】
19日午後4時半ごろ、南アルプスの北岳(3193メートル)に登った千葉県船橋市の男性会社員(51)をリーダーとする5人のパーティーが、下山予定の18日を過ぎても帰らないと家族から山梨県警に通報があった。このパーティーとは別の単独行の東京都足立区の無職女性(48)も下山していないという。北岳付近は同日、激しい雨が一時降った。山梨県警は20日早朝から捜索。午前8時ごろ、早川町奈良田の南アルプス登山口から約1キロの山中で、下山してきた6人を発見、無事を確認した。6人は15日に南アルプス市や長野県伊那市から入山。17日夜に北岳山頂近くの同じ山小屋に宿泊。18日午前8時半ごろに大門沢小屋を通過するのを管理人が目撃していた。リーダーの男性は「16日以降の激しい雨で川の橋が流され渡れなくなった。18日午後1時ごろから、大きな岩の陰で6人で身を寄せていたが、水かさが減ったので今日の早朝、下山を再開した」と話した。
(朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、サンケイスポーツ、共同通信よりデータ抜粋・引用。各社ともリーダーの男性と単独女性の実名報道)


【考察】
悪天候などで下山が遅れること自体は、ありえる話です。
それ自体は「遭難」とは言いません。
冬山の予備日などもそうですし、天候回復を待って食糧を食い伸ばすこともあります。
ですが、今回のケースはやはり遭難と考えます。

捜索・救助活動の有無。
遭難と遭難でないケースの分け方は至って単純です。
自力下山ではありますが、捜索活動はすでに始まっていました。
今回は何も報じられていませんが、同様のケースで
「遭難したとは思っていない」「少しは申し訳ないと思う」
などと、とんでもない発言をする場面が過去に何件かありました。
捜索要請⇒捜索・救助活動開始。
この時点で、すでに遭難なのです。
「お騒がせをして申し訳ない。ご迷惑をおかけしました」と言うほかはないのです。

さて、今回のケースも、ここのところ多発した「雨遭難」でした。
6人とも15日に入山。
リーダーの男性は「16日以降の激しい雨で・・・」と発言しており、18日の沢を渡れない状況は予測可能と考えます。

報道から推測すると、17日に宿泊したのは、恐らく北岳山荘でしょう。
(ひょっとすると農鳥小屋の可能性もありますが…)
となると、18日には来た道を戻るという選択肢もあったと思います。
行程消化に縛られ、柔軟な判断が出来なかったとしたら、そこに原因があると思われます。
丸太の橋など、当てにならないものです。
今回も、気象判断がポイントだったと思います。
スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/07/27(木) 21:52:27|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<【事故報告書5】 岳人8月号 | ホーム | 【日々是好日70】 山岳警備隊>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/tb.php/199-30dc0f9f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。