山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ106】 北アで滑落の59歳死亡

【概要】
22日午前8時ごろ、北アルプス・西穂高岳と間ノ岳の中間にある標高約2900メートル付近の登山道で、友人と2人で登山中の新潟県燕市の僧侶の男性(59)が、稜線から長野県側に約100メートル滑落した。同行の友人が松本署に届け出て、約2時間半後、民間ヘリで救出されたが、全身を強く打っており、死亡が確認された。2人は21日に岐阜県新穂高温泉からロープウエーで入山し、西穂高岳、奥穂高岳を登り、23日に上高地へ下山予定だった。
(毎日新聞、信濃毎日新聞、SBCよりデータ引用・抜粋。死者のみ実名報道)


【考察】
西穂~奥穂間、また滑落事故です。
遭難カルテ103で触れた件と、類似点が多いようです。
日程が1日短いのは、槍に登らないためでしょうか。
前回のケースとの違いは、稜線の反対側への滑落である点。
ロープウェーの話などはダブるので、今回は省くことにします。

4日前に発生した事故現場を通過することは、頭に入っていたのでしょうか?
全く知らなかったのかどうかははっきりしませんが、小屋泊まりなら小屋の人から話ぐらいは聞いていてもおかしくありません。

事前の情報収集について書いてみます。

計画段階でルートが決まれば、同じ季節にルート上のどこでどんな事故があったか。
その情報を事前につかんで地図上に書き込んでおけば、事前に「要チェック」のポイントがはっきりし、手を打てる場合がある、と考えられます。
詳細な事故報告書を入手できれば、より精度の高い予備知識を持って山にいけるということになります。

当然、取捨選択は必要になりますが、もともとの情報が多いに越したことはありません。
ガイドブックには載っていない情報ですので、当然個人個人が収集すべき努力をする必要があります。



「事前情報まみれでは面白くない」
そういう人もいると思いますし、そういう部分があることも事実です。
ですが、私は、とてもそこまで言い切れる自身がありません。



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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/08/25(金) 19:14:55|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

このコースの事故については私もブログで書きましたが、雑誌の影響で気軽に訪れて事故る人が増えないことを祈ります。

トラックバックできなかったのでURLを。
http://blog.drecom.jp/dolphy/archive/318
  1. 2006/08/26(土) 09:06:20 |
  2. URL |
  3. よね #-
  4. [ 編集]

よねさまへ。

よねさまへ。

貴ブログ、拝見しました。写真、圧巻ですね!
私は長いこと行っていないルートですので、頼りない記憶が頼りです。。。

トラックバック、受け付けているはずですので。。。
おかしいな?
気が向いたら、再トライしてみてください。
こちらからはトラックバックさせていただきました。

このコース。
一般コース(?)中、最強のルートのうちのひとつであること、調べればすぐに分かるはずですが…。

どうも山と渓谷は、自らの読者層と、掲載した記事への影響力に対する認識が・・・という気がします。
岳人と比べて、物足りなく感じるのはこのへんが理由かもしれませんね。
  1. 2006/08/26(土) 10:31:18 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

逆層

この稜線は逆層です。馴れない登山者がどうしても行きたい場合は奥穂から行くべきです。遭難者が西穂から奥穂に向った人ばかりなのはそのためでしょう。
ケーブルという楽な手段と観光登山雑誌の宣伝に乗せられた、起こるべくして連続している事故です。

ところで、逆層はいまや死語でしょうか?
  1. 2006/08/26(土) 16:11:15 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:逆層

HIKOさまへ。

なるほど。そういう見方もありますか。。。
全く気づきませんでした。
どうやら、山の知名度と便利すぎる交通手段にばかり目がいっていたようです。
地質学的(?)な視点は持ち合わせておらず、少なからず驚いています。
あそこって、どうだったっけ???というレベルで止まっています。。。

逆層はいまでも生きている言葉だと思いますよ。
岩の時には使うことがありますから。
  1. 2006/08/26(土) 17:33:13 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

逆層 PartⅡ

よくおわかりの管理人さまにはお言葉を返すようで恐縮ですが、岩登りに詳しくないブログ訪問者に蛇足を加えれば、「>地質学的(?)な視点」と言うよりは岩登りの難易度の問題です。簡単に例示すれば、瓦屋根は登るよりは下るほうが恐ろしいし、スリップの危険性が高いということです。

この岩稜から派生している畳岩中央ルンゼで、逆層のいやらしさを楽しむオタク的な嫌な仲間がいましたが、私には好きになれないスラブでした。

若い頃、静かな岳沢が好きでよく通いましたが、当時テキストでした岩稜会の『穂高の岩場』(1959年発行)の埃をはらって改めてみると、西穂~奥穂の岩稜は岳沢をめぐる岩登りルートの一つとして記載されていて、「一般縦走路」には入っていません。槍からの一般縦走路は奥穂から前穂、重太郎新道を下っています。

西穂~奥穂は勿論、特別の岩登り技術、装備が必要とは全然思いませんが、この40数年の間に、一般登山者が観光登山雑誌片手に登れるほど易しくなったのでしょうか?
  1. 2006/08/27(日) 19:36:32 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:逆層 PartⅡ

HIKOさまへ。

分かりやすい説明、ありがとうございます。
なにせ15年ほど前に一度行ったきりのルートですので、すでに記憶がぼや~んとしています。

以前と比べて、ルート整備自体は進んだのかもしれません。
ですが、雑誌の取り上げ方の方に問題があったのかもしれません。
読者が、誰でも行けてしまうような印象を受けてしまってもしかたのないような感じでした。
個人的に、「山と渓谷」、いまひとつ好きになれないのはこのあたりに理由があるのかもしれません。
  1. 2006/09/01(金) 10:13:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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