山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日86】 間もなく控訴審 ~その2~

大日岳訴訟のこと、昨日の続きです。

色々と識者コメントが出ていました。
????なものもいくつかありました。

国賠訴訟で国の責任が問われた裁判でしたが、なんだか講師の責任が問われているようなものが多かった。。。。
裁判で問われていたのは「講師の責任」ではなく「国の責任」。
言い換えると「講師の過失=国の責任≠講師の責任」ということ。
ですが、「講師の過失=講師の責任」みたいなコメントが多かったように思うのです。
これは判決支持派も、そうでない方もでした。
巡りめぐって「講師の責任」なんてことになるのかもしれませんが、それはそのときのコメントじゃないのかなぁ…と思いました。

「登山に危険はつき物だから…」
当然のことをいまさら言われてもねぇ。
危険がつき物だからといって、誰にも責任がないってことになるとは思えないのですが。。。

「パーティーは連帯責任なんだから…」
これは違うでしょう。
講師と受講生、絶対的な力関係があって成り立っている講習会。
パーティーを構成するメンバーの意見を集約して決定を下すリーダー。
講師とリーダーを同列に論じるのは、間違っていると思います。
この類の発言は、「国=講師側」擁護の人に多かったです。
当然、リーダーと講師では責任の範囲が異なるはずです。
議論のすり替えではないかと思ってしまいました。

「亡くなった本人が、裁判を望んでいない…」
いやはや、これには恐れ入りました。
亡くなった方の、今現在の考えが分かるなら、霊媒師にでもなった方が…。
自分の身に置き換えて考える、というのは理解できます。
それを否定はしませんが、最初に結論ありきでそれを持ち出すのはどうかと思います。

「講師のなり手がいなくなる…」
明らかに「国=講師」寄りの人たちの発言でした。
【事故があった⇒講師のミスが原因⇒でも誰も責任は問われない】
こうならないと、講師のなり手はいなくなると考えているのでしょうか。
これでは逆に「受講生のなり手がいなくなる」ことになりそうです。
登山者の高年齢化が進んでいる状態から考えれば、若手の育成が喫緊の課題だと思います。
今回の事故は、ベテランの講師陣と、大学生の講習生。
将来のことを考えれば、講師よりも講習生のほうが大切かもしれません。
育成する側とされる側、どちらも大事なのは論を待ちませんが…。

山ヤの世界の著名人たちが、あまりにも、国や講師についてのコメントばかり…。
将来を見据えたコメント、多少は散見できましたが、寂しい限りです。
講師と学生、双方にバランスよく目を配ったコメントは、ほぼ皆無でした。



【事故があった⇒講師のミスが原因⇒国は責任を負う⇒故意でない限り講師の責任は問わない】
今回はこんな公式が一番妥当だと思います。
まあ、簡単には結論が出せる問題でないことは百も承知ですが…。
控訴審の成り行きに注目したいと思います。



超一流の講師陣に、体力的ピークにある大学生の受講生。
きわめて理想的な講習会のパターンだと思います。
ですが、このような構成でも、死亡事故は起きうる。
それだけは間違いなく言えそうです。
そして、遭難には必ずヒューマンエラーが含まれていることを考えると、絶対の安全はない…。
あらためて色々なことを考えさせてくれる訴訟です。

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/09/26(火) 21:17:11|
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