山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日91】 ガイドの言葉

遭難カルテ119の関連です。

信濃毎日新聞より。
 「想像を絶するブリザードだった。気象判断のミスだと思っている」。北アルプス白馬岳で4人が凍死した九州の7人パーティーの1人で、登山ガイドの田上和弘さん(48)は9日、大町署で記者会見し沈痛な表情で遭難を振り返った。
 入山前日の6日夜、山小屋で見た天気予報からは「低気圧が台風並みに発達するとは判断できなかった」。ヤッケなども冬山に対応できるものではなかったという。
 7日午前5時10分、小雨の中、富山県の祖母谷(ばばだに)温泉を出発。白馬岳の白馬山荘まで約11時間とみた日程のうち、約9時間余で着いた清水(しょうず)岳まではほぼ予定通り。「余裕もあった」という。
 雨がみぞれに変わり、午後3時半ごろには猛吹雪に。7人は腕を組み横一列で歩いたが、「腕がちぎれそうだった」。
 Aさん、Bさん姉妹は眼鏡が曇り、歩みが遅れる。田上さんを含めた3人と、ほかの4人との距離が開いていった。Aさん姉妹が進めなくなった。「1人でも担いで小屋に駆け込もう」と、Aさんを抱き上げようとすると、Aさんは「妹を置いていけん」と拒んだ。
 取り出したツェルトは強風で飛ばされた。ハイマツのくぼ地に姉妹を入れ、ザックをかぶせた。救助要請のため午後4時半ごろ、その場を離れた。最後に聞いた言葉は「田上さん、ごめんね」だったという。
 田上さんは「皆さんに非常に迷惑をかけました。ご遺族の方につぐなっていなかいといけないと思っている」と話した。

(亡くなった方の氏名は、こちらで伏せました)

ガイドの田上氏の記者会見の様子です。
生々しい状況が伝わってきて、ため息ばかりが出ました。
装備の不備、通常のパーティーであれば、メンバーの自己責任です。
が、ガイド山行であれば、ガイドの責任と考えます。
客の装備が危なっかしいものなら、止めなければならないからです。
午後3時半ごろ猛吹雪に。
その前に戻る、という判断はなされなかったようです。
根本的な部分は、ご本人が仰るとおり、「気象判断のミス」のようです。


さて、気になる記事がもう一本。
再び信濃毎日新聞より。
 ガイドの田上和弘さんは、日本アルパイン・ガイド協会(東京)の認定ガイドで、ヒマラヤの世界第2の高峰K2(8、611メートル)に挑んだこともある経験豊かな登山家。パーティーは田上さんが募集したツアーで、参加したサブガイドの女性やほかの女性5人も5年以上の登山歴があり、北アルプス縦走も経験していたという。
 田上さんは月に2、3回、福岡市内の登山用品専門店のスタッフとして常連客らに登山に関するアドバイスなどをしていた。同店によると、田上さんは、店内にツアー公告を掲示し、中級者を対象に参加者を募集。応募した6人は、これまでも何度か田上さんのツアーに参加したことがあるという。
 同店の浦一美代表(59)は「田上さんは、夏はほとんど北アルプスに行きっぱなし。経験も豊富で、無理はなかったと思う。予想外の積雪が原因としか考えられない」と話している。(後略)

(後略部分は、遭難した方のご家族のお話でした)

当ブログでは、プロガイドは実名を表記しています。
勤務先やその上司を実名表記するのはどうか、という議論もあろうかと思いますが、あえて表記します。

その理由は、田上氏が登山用品を販売する仕事をしていたことと装備の不備、無関係とはいえないと考えたのが勤務先を表記する理由。
勤務先の代表、浦氏が登山用品専門店代表というだけなら、表記はしません。
ですが、浦氏は「福岡市山岳協会会長、日本山岳ガイド協会会員、全九州アルパインガイドクラブ代表、日本山岳会会員」と、ご自分の店のHPで自己紹介なさっています。
そして、日本山岳ガイド協会役員名簿 (平成18年5月16日現在)にも、非常勤の理事として名を連ねています。
ガイド登山、というのが今回のポイントの一つ。
ガイド業界の中枢に近い人で九州のガイドの代表的存在ですので、あえて実名を表記する次第です。
また、店内にツアー広告の掲示を認めていた点からも、店が無関係だとは言えないと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、本題へ。
後略した部分から推測すると、浦氏のコメントは全貌が判明する以前のもののようです。
ということで、詳細な情報がないままのコメントである、とします。

その後判明した内容、現地の関係者から出ている批判的コメント、そして田上氏の会見。
これが出揃った後に読み返してみると、なんだかむなしく思えてきます。
「予想外の積雪が原因としか考えられない」とは、旧知の田上氏をかばっての発言かもしれません。
まあ、後出しの結果論に勝てるものがないのは間違いありませんが。。。

ですが、ガイド界の重いポジションにいる人間としての発言ではないように思えます。
ただ田上氏をよく知っている人の発言、という風に見えてしまうのです。
おそらく取材に対してはもっと多くのことを語ったのでしょう。
そして、記事にするときに、その部分だけが書かれたのだと思います。

ですが、そうだとしても、むなしさが残るのはなんででしょうかね。。。。
ご本人もそう思っているかもしれませんが、歯がゆいかんじがしてなりません。

九州ガイド界の重鎮として、現在の浦氏の考えなど聞ければいいのですが…。



==========追記(2006.10.11)==========

朝日新聞から
 白馬村在住の日本山岳ガイド協会副会長、降籏義道さんは「清水尾根を一日で登る計画自体に無理がある。通常、下るのが精いっぱいだ。まして、7日は明らかに冬型気圧配置になるのが分かっているのに、計画を強行したことに問題がある」と指摘する。
 計画書によると、白馬岳を越え、朝日岳経由で日本海沿いの親不知に10日下山の予定で、予備日がない。福岡への帰りの飛行機便も決めていた。計画の中止や変更がしづらい理由があったのだろうか。

(前後は省略)

ガイド関係者からも、批判的な声が出ているようです。

ちなみに田上氏が所属する日本アルパイン・ガイド協は、日本山岳ガイド協の正会員団体。
日本山岳ガイド協は、降籏氏が副会長で浦氏が非常勤の理事を務めている、という関係になります。
両協会とも、故橋本龍太郎元首相が、亡くなるまで会長を務めていました。
両協会の関係、密接だったと考えるのが自然だと思います。


認定ガイドへの信頼、大きく揺らいだと思います。
ガイド登山のあり方、今回の件をきっかけに、ガイド協のほうで何らかの指針を示すべき時なのかもしれません。



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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/10/10(火) 21:43:28|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:35
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コメント

ツァー登山=判断を委ねる
ツァー登山=経験を積めない
ツァー登山=ビジネス

ツァー登山の経験はありませんが気の合った友人とたまに山に入ることがあります。
先頭を歩けば周囲の景色、位置、ルート取り、と気を配ることが多いのですが、後からついていくときはどうしても「連れていってもらっている」と言う感じとなり、知らず知らずのうちに先行する人の背中を見ていることに陥り、気がつけば目的の山。

逆に単独となればリスクも多く、自己判断で対処しなければならず 下山後、反省材料にもなり色々な意味で経験を積んでいけます。

今回のメンバー、過去にどうようなトラブルに遭遇したのでしょうか?気になるところです。

危険回避の道 「引き返す勇気」と合わせて考えさせられる内容ですね。

九州からの遠征も判断を迷わした原因でしょうか。


  1. 2006/10/10(火) 22:40:58 |
  2. URL |
  3. 紫 雲 #vTm8BAGM
  4. [ 編集]

紫 雲さまへ

こんばんわ。

ツアー登山と単独行、確かに対極をなすものと言えそうですね。
なるほど!

>九州からの遠征も判断を迷わした原因でしょうか。

確かに北アと九州は遠い。。。
一部報道によると、予備日なしの行程で、帰りの飛行機まで予約してあったらしいです。
その辺に焦りの原因の一端があったのかもしれませんね。
  1. 2006/10/11(水) 00:43:08 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

気が重い

> 入山前日の6日夜、山小屋で見た天気予報からは「低気圧が台風並みに発達するとは判断できなかった」。ヤッケなども冬山に対応できるものではなかったという。

本当に気が重いです。
まさか、山小屋でテレビの天気図を見たんじゃないか?と疑いたくなります。当時の高層天気図を見れば、気象庁のきちんとした気象情報をラジオで聞いていれば、テレビでもラジオでも、当日の東日本の荒天の情報を知っていれば、地元の山小屋の意見を少しでも聞いていれば。。。「たられば」ではしょうがないですね。
しかも、装備自体に、風雨も、積雪も、考慮していなかったとは。あまりにも、無防備な様子に言葉がありません。

気象判断のミスというよりも、この時期の山を考慮していない無謀登山といった印象を受けます。
  1. 2006/10/11(水) 09:04:14 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:気が重い

おーのさまへ。
こんにちは。

確かに気が重い話です。
「たられば」…この件に関して言えば、しょうがないです。
あくまで結果論ですからね。
ですが、その結果論の中に、自分が知っておく点や学んでおく点があるのではないかと思います。
気象判断や装備、この季節の北ア・・・。
自分自身の引き出しに入れておいて損はないと思いますよ。

確かに「無謀」と、批判すべき点もあるかもしれません。
が、それよりも、第三者として、そして山に登る者として、自らの肥やしにしたいと思っています。
  1. 2006/10/11(水) 10:08:58 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

吹雪くのは当たり前

この時期の北ア北部は一気に冬山になります。
低気圧が太平洋側を抜けたようなとき、特に下から見上げて頂上付近が黒っぽい雲で覆われていたり、大町から先の谷が雪雲に覆われたら冬山の始まりです。
そうした山は必ず吹雪と思った方が良いでしょう。そうでなくても、急に秋山から冬山に変化します。表層雪崩がおきやすいなど、初心者でも歩ける山から冬山経験者しか入れない山に一気に変わるのですから、よほどの覚悟と装備がなければ入るのはやめた方がいいでしょう。
逆にそうした装備があれば、別になんてことのない積雪の少ない山であるのは確かです。

想像を絶するブリザードと言われていますが、それが当たり前の姿なのです。それに立ち向かえるのは、きちんとした装備、体力、経験を兼ね備えた登山者だけだと思います。

報道されている装備を考えると、天気図の安定した9月用の計画だったように思います。もちろん、台風がうろうろしていれば、一気に雹が降るくらいは想定しておく必要はありますが。
  1. 2006/10/11(水) 10:25:52 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2006/10/11(水) 14:57:08 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

Re:吹雪くのは当たり前

自分自身、ややこしい季節だなぁ・・・と思っていました。
雨対策か雪対策か悩む・・・という感じでした。
一歩間違ったら、自分が遭難していたのかもしれません。

>この時期の北ア北部は一気に冬山になります

肝に銘じておこうと思います。
  1. 2006/10/11(水) 19:21:22 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

高山の季節

と言いますか。

高山の季節は冬と夏しかないんです。^^;

下界の四季を基準に考えると危険なのは、秋という中間季節がないので、場合によっては昨日まで夏で今日から冬みたいなことが起きるんです。
だから、8月にいきなり、ブリザードが吹いたりするわけです。

これが、北海道や北アルプスの季節なんです。
北アルプス北部はそれが結構きつくて、冬が長いんです。長いと10月から7月頃まで冬ですもの。

  1. 2006/10/13(金) 13:34:08 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

だから

だから、一気に花が咲いて、お花畑がきれいなんです。


アバウトな季節感は
梅雨が長くて肌寒い7月は上はまだ冬。天候が安定して暑くなったら上は夏。台風がきたら上はブリザード。(雹か霰)涼しくなってきたらそろそろ冬。寒くなったら絶対冬。てな感じでしょう。
(かなりアバウト)

近所に住んでいて、毎日、お山とにらめっこしていると、「ああ、上は雪だなあ」とか、「ああ、段々、夏になってきたなあ」とか、感じるわけです。それが、地元の人のお天気の感覚なんですね。
だから、小屋に聴け、というわけです。
  1. 2006/10/13(金) 15:01:39 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

おーのさまへ

上記コメント2本へまとめてのレスとなりますが、ご容赦ください。

お天気など、その場に住んでいる人のほうが遠来の客より詳しいのは明らかですね。
仰るとおりです。

「小屋に聴け」

まさにその場にいる人の言葉は、何よりも重いこと、分かります。
小屋の人の注意、聞かずに突っ走った人もいましたね。。。。
生の情報、大切にする事が大事ですね。
  1. 2006/10/13(金) 18:27:54 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

そう言えば。。。いましたね^_^;

誰かさんは小屋からの忠告も聴かず、しっかりとBlogに記録されたまま、迷子になっていましたね。


朝、雨が降っていた時点で、上の小屋(白馬岳は珍しく電話完備ですから)へ電話して、その日の様子とこれからの天候の見込みなどについて意見交換するだけで、危険は少なくなったのに、と思うんですけどね。
いやあ、下の小屋の人間と話したときに、もうちょっと突っ込んでお天気の見込みについて意見交換しておけば、嵐に突っ込まなかったでしょうね。
地元の人間の忠告は聞くもんです。

まあ、そう小屋の人間は思っていても、忠告を無視して行く人はいて、運がよければ無事で、「俺は正しかった」などと思うわけです。
たまたま無事だっただけかもしれないのに。

まず、登山ガイドになりたい人は登山者だけではなく、最初に夏山の開店から閉店まで、山小屋で働くところから始めるといいと思いますね。
逆の立場から見ると、いかに無謀なことをする人たちが多いのかが良くわかるでしょうから。

それでも、ガイドをやりたければ、きちんとした技術を身につけてガイドになればいい。
と思います。
  1. 2006/10/16(月) 16:21:38 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:そう言えば。。。いましたね^_^;

いましたいました(笑)
ま、それはさておき。

得られる情報は可能な限り入手する。
大事なことですね。

ガイド志望者の山小屋働き、なかなか面白い考えだと思います。
「今さらそんなことできるか!」なんていう人が多そうですが・・・。
  1. 2006/10/16(月) 19:16:28 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ガイドという職業

たった今、白馬の遭難を知り、びっくりしてます。
人の命をどう思っているのか、と言いたくなります。
ガイドにも殺人罪が立派に適応されるのではないかと思います。亡くなった人の身内なら訴えたくなるのではないでしょうか。
  1. 2006/10/16(月) 23:41:51 |
  2. URL |
  3. JOE #-
  4. [ 編集]

すみません

びっくりして間違って途中で送ってしまいました。すみません。
主にここで遭難ニュースを見てるので、他のニュースを追って氏名を確認しました。
知っている人が亡くなるというのはつらいものです。ましてやガイドのミスリードが原因となると、「ごめんなさい」じゃすまないでしょう、と言いたいです。
ツァー登山のよしあしはともかくとして、預かった命はそのまま無事に下に下ろすのがガイドと言う職業です。
実際、数え切れないくらいのツァー登山が山をうろうろしている今、表に出ない事故はずいぶんあると聞きます。特に大手新聞社などがバックだとお互い協力して、載らないよう配慮するようです。
一人のガイドで15人、というのに9月の南の某小屋で遭遇しました。あの人数で抜けるのにどちらに行っても二日かかるという稜線上です。
げんなりします。
といっても一人で行けない海外トレッキングなどは利用したことがある身としては、せめてなるべく少人数のを選んでくれ、と言うのみです。
  1. 2006/10/17(火) 00:14:21 |
  2. URL |
  3. JOE #-
  4. [ 編集]

Re:ガイドという職業

JOEさまへ。

びっくりされたようですが、落ち着いて(笑)。
文面はつながっていますので、ご安心ください。

なお、最初に申し上げて起きますが、すべての遭難事例を扱っているわけではありません。
考察する上で、あまりにもデータの少ないものや、忙しさにかまけてデータ収集ができなかったものなどは取り上げていません。
どの事例を取り上げるかについて、主観的な要素が含まれてはいますが、個人のサイトですのでご勘弁ください。


>殺人罪が立派に適応されるのではないかと思います。

現在の法律では、殺人罪の用件に殺意の有無がひとつのポイントとされています。
まさかこのガイド氏に「殺意」があったとは考えられません。
「殺意」がないならば、殺人罪は適用されない、ということになります。
法律的なことにはあまり詳しくないのですが、恐らく業務上過失致死罪が適用されるかどうか、と言ったところではないでしょうか。

>せめてなるべく少人数のを選んでくれ、と言うのみです。

長野県警のHPに、「安全なツアー登山のために」というページがあります。
http://www.pref.nagano.jp/police/sangaku/tour/touranze.html
また、日本旅行業協会の旅行業ツアー登山協議会がまとめたガイドラインのページもあります。
http://www.jata-net.or.jp/osusume/climb/pdf/guideline.pdf
ですが、その双方の基準とも満たしていないツアー・ガイド登山も、後を絶たないのが現状です。

少なくともこの2つの基準をクリアしているかどうか。
ツアー・ガイド登山を選ぶ上で、ひとつの物差しにはなると思います。
ガイドの質の問題などは残りますので、すべてをクリアしているわけではありませんが・・・・。
  1. 2006/10/17(火) 10:22:11 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ガイドの人柄

今回のガイドの人柄について知る人にあったという人のBlogに行き当たりました。

http://minminsroom.cocolog-nifty.com/webdiary/2006/10/post_d322.html

やはりというか、あまり、北アルプスの冬山には慣れていなかった様子。2000年の講習でこの様子ですから、引率したガイドの実質的な冬山経験は数年というところでしょうか。

時間と金と少しの体力があれば、ヒマラヤでも、ヨーロッパアルプスでも海外の高山に行けてしまう時代。海外遠征の経歴だけでは信用できないというのは、最近の学習指導要領の未取得問題と根っこは一緒かもしれません。

悪い人ではないんでしょうが、いい人は必ずしも良いガイドにあらずということでしょうね。
  1. 2006/10/31(火) 15:54:18 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:ガイドの人柄

おーのさまへ。

ご紹介のブログ、拝見しました。
雪洞もまともに掘れないガイドなんて。。。
もし本当なら、かなりびっくりしますね。

ガイドって、人当たりのよさなんかよりも、技術や判断力が重要だと思うんですが。。。
まあ、ガイド登山好きな人たちは、人当たりのよい方にノコノコとついていくもんなんでしょうかね。
所詮、客商売ですからねぇ。。。
  1. 2006/10/31(火) 19:39:55 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

そこが怖いんですよね

ある掲示板で、該当ガイドの方を擁護する「以前、そのガイドのツアーに参加したことがある人」の弁に、山頂で飲むビールを担いで登ってもらったとか、バテた同行者の荷物を持ってくれたなどというのがありました。
でも、それって、当たり前なんですね。

サービス業だから、参加者の飲むビールを持ってあがってくれる(ビールくらい飲みたいなら自分で持って登れ!と私は思いますが)でしょうし、登山のパーティならば、同行者がばてたらガイドじゃなくても荷物を持つでしょ!と私は思いますけど。
ガイドツアー参加者はそれがサービスだと思っているんでしょうね。

ガイドの人柄がいいのに越したことはないだけど、それよりも、登山の危険をきちんと担保できて、安全に家まで帰してくれるガイドであることが「いいガイド」の本当の条件だと思うんですけど。

人のいい、10月の北アルプスに詳しくないガイドだと困ってしまいますね。
どうりで、ガイドと思しき人が全然山域の知識に詳しくない、とんでも問答を客としているわけだ。
  1. 2006/10/31(火) 21:14:42 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:そこが怖いんですよね

おーのさまへ。

この掲示板、見ました。
これを書いた人、他の発言でも相当とっちめられていたようで・・・。
見ていて可哀そうになるほどでした(笑)。

ガイドとリーダーをごっちゃにしていたり、まるで「オトモダチの中のいい人」というような錯覚にはまっているようですね。
何のためにお金を払っているのか、全くそこが分かっていないのだと思います。

ガイド登山、参加者の意識にも問題あり、というところでしょうかね。。。
  1. 2006/10/31(火) 21:58:52 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

営業としては

何もないことを前提に考えると、人格的にも温和で、体力のある人の方で、フレンドリーなお友達感覚のガイドの方が営業としてはいいのだと思います。

ただ、経歴はベテランガイドのようになっていましたが、その実は、2000年くらいに促成栽培されたガイドもどきだったことが不幸の始まりなのかもしれません。

あの事故の天候判断は、同じような年齢の登山愛好家ならば絶対に腑に落ちない判断ですから。

やはり、登山ガイドと言う職業、かなり、胡散臭いように思います。(自然観察ガイドも参考書がおかしいですし)
  1. 2006/11/01(水) 00:48:12 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:営業としては

おーのさまへ。

各種ガイド団体の上にガイド協会があって、そこで資格認定。
各団体も、それぞれに資格認定。
資格の無法地帯とい状態ですから、なんじゃこりゃな資格ではありますね。
また自称ガイドも数多いて・・・。

それでもガイドにくっついていく人もいるわけで・・・。

なんて言ったらいいんでしょうね。。。。
言葉を失います。。。。
  1. 2006/11/01(水) 16:20:12 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

結局。。。

日本アルプスに遠い九州で、登山用品を売るためのサービスのひとつだったのかもしれません。

多くの中高年(自分も中年に腰まで浸かっているのでこの呼び方、気に入りませんが)の初心者、初級者たちは、今まで山に行っていない「道具を持たないが金を持っている」上等の客層なのだと思います。
しかし、山岳会に組織されていない未組織者はそれこそ、「山に行きたいが誰も連れて行ってくれない」初心者なんです。だから、店主催のハイキングツアーを企画し、それに飽き足らない客には、ガイド協会公認ガイドのガイドツアーをサービス商品として、販売促進策として活用する。
そんな構図があったのかもしれません。

しかし、悲しいかな、日本アルプスは結構ややこしい山域だったりします。本来、40代の登山者であれば、通常20年以上、2000日以上の山行経験を持っているはずです。地元ならその何倍も山と付き合っていることでしょう。そういう経験の中から危険を予知する力をつけるはずですが、促成栽培ではそんな経験などある訳もなく、結果として、危険な領域にプロガイドが客を連れまわす結果になってしまったのかもしれません。

でなければ、10月の北アルプスに60代の女性を連れて、延々と長い登りルートを登ろうなどとは思うわけはないだろうと思います。もし、やるなら、きちんとした冬装備で計画を立てるべきだと思うからです。
しかし、気候の安定した時期ならともかく、9月終わりから10月、2月から5月、6月の日本アルプスはガイド山行には不向きな季節だと思いますけど。

登山の裾野を広げるというのは、用品を商売している立場からは至上命題です。しかし、安易な販売促進策が結果として多くの登山者を危険な目にあわせているのなら、登山と言う文化に対して振興とは正反対の行為を行っていると言うべきでしょうね。

しかし、経歴の上げ底がされているとは思わなかった。
  1. 2006/11/01(水) 17:05:16 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

自然ガイド

自然ガイドも眉唾物で、試験さえ通れば誰でもできる。というか、素人さんレベルで山歩きができれば「ガイド」の資格が取得できるんですね。

公式の参考文献リスト
http://www.jfmga.com/nintei_shiken/sanko_tosho.html

本来なら、里山、山域の自然の先生にならなければならないはずなんですが、どうやら、そういったことには全然配慮されていない。
うんちくが少しできればいいらしい。(はあ)

どうりで、トンチンカンなことを話す自然ガイドと思しき人種がいるはずだわ。

営利、利権のための資格とはいえ、なんかおかしいですね。
  1. 2006/11/01(水) 17:23:11 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:結局。。。 & 自然ガイド

おーのさまへ。

どうもこの日本山岳ガイド協会自体が、ずいぶん・・・な気がするのです。
ガイドやガイド登山のあり方に、もっとも適切な指針を示すべき存在のはずですが、現状では・・・。
首を傾げざるを得ません。

登山用品店関係のガイドにしてもなんにしても、お金が絡むとなぜかモヤモヤしたものが残ります。

認定資格の内容や意味。
このままでは危うい感じが消えませんね。
  1. 2006/11/01(水) 19:40:03 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

たぶん

たぶん、彼ら、ガイドがプロになりきっていないからだと思います。

プロフェッショナリズムは、もっと、原理的で、プロとしての倫理はぶれないはずです。
しかし、現状としては、利権だの、営利だの、そういったものにぶれてしまう。

プロガイドなどと言いながら、いつまでも「ただの山好き」から脱却できないのが現状ではないかと。

ならば、真のプロではない者の団体は、「プロ」を名乗り、すべてのアマチュアに見本を見せる存在ではないのだろうと。

結局、ただの「士商法」の枠を出ておらず、個人のスキルを判定する基準にはなっていないように見えますね。


ああ。いやな世の中だこと。

私ならそんなガイドには頼りたくないです。単独行で十分です。
ただ、ストイックに自分を鍛えて、自らも遭難する危険を冒して救助に出て行く県警の常駐隊や山岳救助隊の方たちと比べると、「あまりにも」な感じはします。
  1. 2006/11/01(水) 20:15:56 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:たぶん

おーのさまへ。

山ヤの世界という小さなムラの中で行われている商売ですから、いろいろと問題もあろうかと思います。
「特別な世界」というのを、都合よく解釈している結果かもしれませんね。。。

私自身は、少なくとも国内ではガイドやツアーに頼ることはなかろうと思います。
他人に対してお金を払ってでも行きたい山ってのがないので。
自分、もしくは自分たち(仲間)でやる山のほうが性に合っていると思います。
  1. 2006/11/02(木) 15:44:38 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

誰かさんは山岳会に。。。

この件で、用品屋さんの掲示板で危ながられていた誰かさんは、福岡の社会人山岳会に入られたようです。奇しくも、この事故の副ガイドさんと同じ山岳会のようですよ。^_^;

きちんとした技術と判断を身につけられることを望みたいですね。
  1. 2006/11/07(火) 11:53:46 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:誰かさんは山岳会に。。。

おーのさまへ。

かわいそうなぐらい、いろいろと言われていましたからねぇ・・・。
ご本人も相当こたえたと思いますよ、多分。

勘違い(思い違い?)したまんまで山に入って、困ったことにならなければ、それでいいと思いますよ。
まあ、そのへんはご本人次第だと思いますが。。。

いずれにしても、学びはじめるのに、まだ遅くはないと思います。
ガイド一辺倒から抜け出られたとしたら、それはそれでいいのではないかと。
  1. 2006/11/07(火) 20:31:33 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

引用ありがとう

<ガイドの人柄>の部分で引用していただいた、ブログの元ネタ提供のMINMINです。はじめまして。

ごく最近、こちらのプログを拝見して、自分と同じような検証などをしているなあと、ちらちらと拝見していたところです。
よくよく見ると、自分のリンクがあったので、驚いてしまいました。

自分のHPの性格上、あまりきつい事は書けないので、穏やかに書いているつもりですが、こちらのプログは思ったことをうまく書いて、検証しているなあ・・・と拝見しておりました。

今後とも、ためになる情報や検証を楽しみにしております。(なお、最近、引用されたあとで、自分も白馬遭難のネタを追加でかきました。よろしければ御覧くださいませ。)
  1. 2006/11/08(水) 00:37:00 |
  2. URL |
  3. MINMIN #195Lvy4Y
  4. [ 編集]

Re:引用ありがとう

MINMINさまへ。

はじめまして。
引用してくださったのは、おーの様のコメントですね。
貴ブログやHP、興味深く拝見しました。

ガイドの力量や気象判断の是非はおいといて。
「なぜ白馬山荘に行ったのか?」
他の方からもご指摘がありました。
本当に不可解な点ですね。

「シュラフカバーに突っ込んで・・・」
ザックが凍り付いて開けられなかったという報道がありました。
ナイフで切ればいいのに・・・。

いずれにしても???の消えない事故でした。
また何かあったら教えてください。


話は変わりますが、貴HPから。
「恐らく最後のキスリング世代か?」
あ、自分もそうかも・・・と、勝手に親近感を覚えてしまいました(笑)。

  1. 2006/11/08(水) 08:24:43 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

やっぱ、リンクを置いておきましょう

どうしようかと迷いましたが、リンクを置いちゃいます。

ヒマラヤ遠征の記録
http://sanreiyamanokai.fc2web.com/kako/060419-0514.htm

想山会
http://souzan.fuyu.gs/index.htm

技術と体力的には問題がなかっただろうに。

と想ったら、こんな山行報告をみつけました。

http://souzan.fuyu.gs/kaihou/Web_Souzan_158-2.pdf#search='%E3%83%8B%E3%83%AC%E3%82%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF'

登った高山はヒマラヤだけ。
日本の高山は夏山、冬山ともに未経験。山岳会に入って1年足らずのサブガイドだったらしいです。
どうりで、役立たずだったわけだ。

なるべくしてなった遭難だったように思いますね。

こええ。。。!


  1. 2006/11/08(水) 15:50:41 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:やっぱ、リンクを置いておきましょう

おーのさまへ。

ヒマラヤ経験と言えばベテラン、という錯覚に陥りやすい面はあると思います。

シェルパやポーターに頼れば、ごく基本的なザイル操作とアイゼン歩行だけで登れるピークは、結構あるものです。
シェルパは、いまやかつての高所ポーターではなく、ルート工作までこなせる人が多数います。
金さえ払えば、頂上までフィックスロープの手すりが・・・なんてことも言われたりするのが現実ですからね。

本文中でも指摘したのですが、サブガイドの存在。
アヤシイとは思っていたのですが、やっぱり・・・という感じですね。

いろいろな意味で、日本の山とヒマラヤは別物と言える側面はあると思いますよ。
  1. 2006/11/09(木) 15:29:24 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

もはや

海外登山経験はベテラン、上級者の印とは言えないのですね。

海外登山ツアー会社のパンフレットでは、ニレカピークは初級者向けコースだそうです。
体力と高地適応さえできれば行けそうな気がします。


よっぽど、荒れた中間期の日本アルプスの方が危ないように思います。

たぶん、遭難の報告書はでませんね。
  1. 2006/11/09(木) 15:52:47 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:もはや

おーのさまへ。

>海外登山経験はベテラン、上級者の印とは言えないのですね。

必ずしもそうではない、ということだと思います。

>体力と高地適応さえできれば行けそうな気がします。

高地適応とお天気次第ではないでしょうか。

>よっぽど、荒れた中間期の日本アルプスの方が危ないように思います。

まあ、判断力が求められる場面が少ないので・・・。
仰るような面、確かにあると思います。

報告書は、このサブガイドの女性に求めるのはムリでしょう。
ただ、プロガイドの田上氏がどうするか、もう少し待ってみようと思います。
  1. 2006/11/09(木) 17:14:28 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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  1. 2015/04/20(月) 14:41:26 |
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