山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ121】 丹沢・大山で遭難の家族4人は無事

【概要】
丹沢山系の大山(1252メートル)に向かった家族4人が下山してこないと、16日未明、川崎市宮前区の会社員男性(54)が警察に届け出た。行方不明になったのは男性の妻の会社員(49)、ともにアルバイトの長女(24)と次女(22)、父の無職男性(86)=茨城県阿見町=。4人は15日午前7時30分ごろ、家を出た。自宅に残された行程メモによると、小田急線伊勢原駅からバスとケーブルカーを乗り継いで大山に登る予定だったという。4人とも登山用の装備ではなく、ジャンパーにスニーカーなどの軽装で少量の菓子しか持っていなかった。女性3人は、携帯電話を持っているが、家族がかけてもつながらなかったという。防犯カメラの映像から、JR登戸駅の改札を出て小田急線方向に向かったことは分かった。15日午前9時40分ごろ、大山登山道へ続くケーブルカーに乗っていたのを目撃されていた。18日午後0時55五分ごろ、捜索中のヘリが大山山頂から北東数キロにある沢の斜面で、白いタオルを懸命に振る女性を発見。4人を無事救出した。4人は15日午後、下山途中に道に迷い、その後3日間は野宿。沢の水を飲み、夜はたき火を囲み、交代で仮眠を取ったという。遭難の原因について、届け出た男性は「詳しく聞いてないが、父が違うルートに行ってみようという感じで行ったんだと思う」。また「(父は)三十代から登山をして、大山も何回か来ていた。妻と娘は経験もそんなになく、大山は初めてだった」と話した。また、一部では、救出された男性はヒマラヤ登山の経験もあるベテランで妻も登山経験が豊富だったと報じられている。
(朝日新聞、読売新聞、産経新聞、中日新聞、スポニチよりデータ引用・抜粋。全員の実名報道)


【考察】
ビバーク3日。
無事であったことはラッキーでした。
天候が崩れなかったことや、標高がそれほど高い山でなかったことなども、無事救出の要因でしょう。
86歳というご高齢、よくぞご無事で…。

と、喜んでばかりはいられません。
メディアは「無事でよかった」一色でしたが…。


一言で言えば、道迷い遭難に他ならないのです。
地図やコンパスについては触れられていませんが、持っていたのでしょうか?

今回に限らず、こまめな読図と現在位置確認。
あれっ?と思ったら、その時点で立ち止まる。
この作業の繰り返しで、道迷いはかなり防げる気がします。

86歳の男性、このパーティーの実質的なリーダーです。
最近は元気のいいお年寄りが増えているように思います。
半世紀近い経験が、今回役に立ったのかどうかはわかりません。
この人個人の経験や体力がどうなのかは分かりませんが、90歳近い方が…と思うと、複雑です。

若い人が支えて連れて行くのであれば、まだ判る気もします。
当然、同じ年齢でも個人差もあろうかと思います。
ですが、一般的に考えて、90歳近い人にリーダーを任せて山に入る度胸(?)。
残念ながら私にはありません。

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/10/19(木) 15:00:58|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

この事件は我が家のすぐ近くで、丹沢山塊では超メジャーな山です。
なので???でしたが、困った事件です。
単純に「大山でもいってみっか」「いいねぇじいちゃん」の軽いのりだったんでしょうね。
そんな連中にコンパスだの地図だのは???ですよね。
時期的にも一歩間違えばというところだったようですが、低山でほんとに良かったという結果論。

家の嫁さんが「この人何こんなにいろいろと持って山に入ってるんだろう?」と私のことを見ていたらしいのですが、
このニュースをみて納得したそうです。
「山は侮ってはいけないんだねぇ・・・」っていまさら言われても、何かがあってからでは遅すぎると、普段から言ってるんですけどね。
こういう人なんだと思います・・・あぶないのは!
  1. 2006/10/20(金) 08:06:01 |
  2. URL |
  3. KAZU #-
  4. [ 編集]

KAZUさまへ

おはようございます。

大山、いろいろと調べると「ピクニック気分で行ける」みたいに紹介しているところもありました。
確かに標高が低いことと季節的なものが、助かった要因でしょう。

ザックに何をつめるか、時に悩むことはあります。
絶対必要ではないけれど、あると便利なものや快適なもの・・・ここは悩むんですよね。。。
また、時期によって雨対策か雪対策かとか・・・。
軽いけれど必要なものプラスアルファって、なかなか難しいですね。
  1. 2006/10/20(金) 08:16:43 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

甘く見た?

神奈川在住です。

大山は中学生のとき、小学生の弟を連れて登りました。登山道さえはずさなければハイキングのできるいい山ですが、丹沢自体は地元の山岳部が縦走登山をしたり、沢登をしたり、県立の登山研修所があったりとなかなか奥深い山塊でもあります。

発見された位置が大山から北東に数キロとあるので、一般の登山道のない最深部に入り込んだようですね。大きなダムができてから一部廃道になったり、道自体が沈んでしまっていたりしますから、そんなところに入り込んで滑落事故にならなくてよかったとほっとしていました。

私の読んだ新聞の表記では、男性をガイドと称していましたから、また、山岳ガイドがむちゃをしたのか、と眉間にしわを寄せておりました。

まあ、かなり林道網が整備されている山なので、せめて下山する意志があれば、南の方向に降りてくれれば問題なかったろうに思います。

地元としては、年間何人も遭難騒ぎを起こすので慣れっこと言えば、慣れっこなんですが。^_^;
  1. 2006/10/23(月) 09:17:52 |
  2. URL |
  3. おーの #-
  4. [ 編集]

Re:甘く見た?

おーのさま、こんにちは。

人の多い山、それに比例して(?)遭難騒ぎも多いのでしょうね。
「助かった」ことは喜ぶべきことです。
ですが、喜んでばかりもいられません。
遭難があるたびに「眉間にしわを寄せて」いる地元の人もいる、ということを忘れないでいようと思います。
  1. 2006/10/23(月) 11:48:19 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

大山北尾根ですね。
やはり昔、あの尾根を降りて札掛まで行くコースを考えて探索したことがあります。札掛丹沢ホームの中村さんがご存命の頃です・・・
入ると地図で考えた以上に尾根筋が広くて、降りていくときも分かりにくかったです。また丹沢名物?の鹿の踏み跡が縦横についていて、もし登山道を造れば道に迷う人が出るなと、コースを造ることをあきらめた思い出があります。
それとその頃既に今の宮が瀬ダムで貯水池ができて、例え道ができても渡ることができなくなると分かり完全に断念しました。
この遭難のニュースが流れたとき、「おっ!北尾根に登山道ができたのか!」と勘違いしました。
遭難した方は大山からやびつ峠に下りる際、北尾根からの鹿道を登山道と思いこんだのではないでしょうか?
丹沢のグリーン期での尾根道での遭難は、結構獣道を登山道と間違えて入り込んだり、昭和30年代に作られて廃道になった道に入り込んだりが多いのではないかと、過去の経験で思います。

最近の山は登山者が「百名山」などの有名なコースには集中するけど、それ以外のコースはだんだん足が入らなくなり廃道化しているのでは?
登山地図も訂正はされているようですが、現地では分岐のところで廃道になった道が消えないので、道に迷う人が出ますね。
「廃道マニア」には楽しいですが、一般の方には厳しいでしょうね。
  1. 2006/11/30(木) 08:42:50 |
  2. URL |
  3. 元山男 #-
  4. [ 編集]

廃道化

たしか、第何次大衆登山ブームかわかりませんが、20数年前、百名山ブームなどで登山の少数山域への集中化が問題になったときに、人気の少ない登山道の荒廃化が問題になっていたように思います。

中央アルプスや南アルプス南部もその例に漏れず、結構、判り難くなった道など多かったように思いますけど。

登山道の整備なども、地元や山岳会、山小屋などが地道に行っていますが、なかなか大変なものがあります。
その辺、国・都道府県・市町村が税金を元に整備している市街地の道との違いかもしれません。
(まあ、税金で整備されている道もありますが)

廃道マニアではないですが、植生調査や山林の測量などをする場合、もとあった道や廃道を利用することもありました。ときどき、橋が落ちていたり、道が流れていたりといろいろとトラブルに遭遇するのですが、その経験が地図を読めるようにしてくれたのかもしれません。

獣道も結構、いい道も多いのですがときどき、凄いところを抜けて行きますからねえ。

獣道での写真を撮っていた宮崎学氏が定点観測しているカメラで多く写る動物は人間なんだとか。山里の人間は獣道も利用するようです。(ネコも良く写るらしいですが)
  1. 2006/11/30(木) 09:48:54 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

廃道と獣道と

元山男さま&おーのさま
まとめレスですがご容赦ください。

ここの山域、全くなじみがないので、コメントの内容、とても参考になります。

マイナーな山に行くと、登山道自体がすでに廃道の危機にあるように思うところが結構あります。
ヘンな言い方かもしれませんが“立派な獣道”のほうが、よっぽど道らしく見えることがあります。
実際にそちらに入って行ってしまった事もありました。
遭難するかしないかは、その後の対応次第だと思いますが。。。。。。
「あれっ?」と思えば、地図とコンパスで・・・。
宝探しのようで、それはそれとして楽しいものです。
(引き返すしんどさはありますけど・・・)

私自身、マニアというほどではありませんが、嫌いではありません。
地図が読めるようになると、それなりに楽しめたりもします。
「多分いいと思うけど・・・」と思いつつ進んで、
「お、間違ってなかった!」となると、笑顔になるものですから。

整備されている登山道の存在は可とします。
ですが、どこもかしこも整備されてしまうと、ルーとファインディング(私にとっては「プチ迷い」とも言う)の魅力が・・・とも思ったりします。

登山道整備。
労力やお金は当然として、遭難防止、環境保護、オーバーユースなど、いろんな問題が絡むと思います。
一概に良し悪しが言いにくいですね。。。
  1. 2006/11/30(木) 20:43:50 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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