山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日107】 レスキュー協と事故報告書

以前にもふれたことがありますが、日本山岳レスキュー協議会というのがあるのをご存知でしょうか?
2002年ごろだったと思いますが、日本山岳協会日本勤労者山岳連盟東京都山岳連盟の3者によって持たれた連絡会です。
日山協と労山、いわずと知れた2大組織で、組織登山者の大半はどちらかに所属しているはずです。
都岳連は日山協傘下の最大組織で、かの日本山岳会は都岳連加盟団体となっています。

あの犬猿の仲の日山協と労山が手を取ってひとつのコトにあたる。。。
一昔前なら考えられないことでした。
この両組織がともに協力してひとつの方向性を打ち出すとすれば、日本の山の世界に多大な影響があることは明らか。
それが遭難対策であるということで、私自身は高い評価をしています。

2003年から毎年、山岳事故報告書を発行しています。
今年も第4回の報告書が公開されています。
過去のもの含めて、以下から閲覧できます。
第1回 レスキュー協 日山協 労山
第2回 レスキュー協 日山協 労山
第3回 レスキュー協 日山協
第4回 レスキュー協 日山協 労山
都岳連はHP上には掲載していない模様です。

まだ今年で4回目なのですが、少しずつ動きがありました。
第1回、第2回は3者が同じ内容のものをそれぞれ掲載。
第3回は労山のみ掲載せず。
第4回は、内容はほぼ同じながら、表紙から「レスキュー協」の名称が消え「日山協版」と「労山版」に…。
ちなみにレスキュー協は「労山版」を掲載。

何があったんだろう?
第2回までは、妥当な方法。
第3回であれれ?片方だけ掲載?
今回は…なんじゃこりゃあ?表紙が違うぞ?

以下は勘ぐりすぎかもしれませんので、そのつもりで。

統一組織を作った。
何らかの理由で、両団体が対立。
主導権争いが始まる。
やがて空中分解の危機…。

そんなことにならないで欲しいのが正直なところです。。。。



毎年発表される警察庁発表資料。
今年のものは日々是好日67などでふれました。
統計資料としては十分意味のあるものだと思います。
ですが、十分な考察や検証が加えられているわけではありません。
そういう意味でも、この「山岳事故報告書」、貴重な資料だと思います。
団体の枠を超えての取り組みに期待しているだけに、少々不安が募りました。

たかだか表紙の表記の違いだけなのかもしれませんが、妙に違和感を覚えたので、書き留めておきます。


「第4回山岳事故報告書」の内容については、次回にでもふれようと思います。




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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/12/04(月) 17:35:02|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
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コメント

ITが苦手なだけかと

多くの普通の人にとって、ITはまだまだ敷居が高いのだと思います。
PDFに報告書を焼いて、Webのサイトに登録してという作業が苦手なだけではないでしょうか?
レスキュー協自体はバーチャル組織ですから、どこかの組織がドキュメントを作って、それを皆が使いまわしてという感じだと思います。

なんか、いろいろな人からコメントが付くので、コメントしにくい今日この頃。^_^;
  1. 2006/12/06(水) 09:40:11 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:ITが苦手なだけかと

おーのさま、こんばんわ。

>多くの普通の人にとって、ITはまだまだ敷居が高いのだと思います。
>PDFに報告書を焼いて、Webのサイトに登録してという作業が苦手なだけではないでしょうか?

そうですかねぇ。。。
労山も日山協もちゃんとHP持っているんですけどね。
それこそ凝ったHPの山岳会も数多ある昨今ですから、何万人も会員がいれば、いろんな人材がいるわけで、もっと何とかなると思います。
なんでそうならないんだろう・・・。

>レスキュー協自体はバーチャル組織ですから(以下略)

なるほど。
実際のところ、実態はどうなんでしょうね。
案外、使い回しってのは当たってるかもしれません。
だけど、そうだとしたら、ものすごくもったいない話ですね。

>なんか、いろいろな人からコメントが付くので、コメントしにくい今日この頃。^_^;

いえいえ、そうおっしゃらずに(笑)。

見るだけでスルーする人が多いと思います。
にもかかわらず、コメントをつける、という行動に出てしまう何かが、そこにあるということではないでしょうか。

いろんな人の意見が聞けること、(例え見解の相違があったとしても)、私にとってはうれしいことですよ!
  1. 2006/12/06(水) 21:40:26 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

深い意味はないが、多少は

なかなかするどい読みですね。
事故調査の回収は、各組織で行って解析は学識経験者に依頼する形になっています。各組織はまとめと自分のところの分析が見れます。ただ、個人情報の取り扱いがうるさくなってきたり、まとめ方が変わったりして掲載の仕方がいろいろになっただけで、そのことにあまり深い意味はありません。

各組織は対立しているわけではありません。中には仲の悪い人もいますが、山岳4団体の懇親会もありある意味で現状に対する危機意識が共通なので協力関係ができつつあります。
遭難対策から始まったのは、実際にアルパインクライミングをする人の数が減り、遭難の現場で協力しあっているからです。そのときに私労山方式、私岳連方式では助かるものも助からないので技術を統一しようという気運になったからです。

労山はかなり前向きに取組んでいます。都岳連は一部は非常に熱心です。日山協は少し腰がひけています。技術的には日山協、都岳連が多少進んでいますが、AEDなどレスキューの装備の購入では労山が進んでいます。その辺はなかなか面白いです。
  1. 2006/12/23(土) 17:21:02 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:深い意味はないが、多少は

よかっぺさまへ。

各団体の協力、大きな意味があるものと考えています。
ただ、表紙の主管団体名が消えてしまったことに、なんとなく不安を感じたのです。

各団体が合併などでひとつになることは、事実上不可能だと思います。
ただ、遭難対策やレスキュー技術向上など、特定の部分では、団体間の壁を越えて、相互協力は可能かと思います。

それだけに「レスキュー協議会」には、期待しているわけです。
スタート時点ではいろいろな温度差があろうかと思いますが、少しずつ足並みがそろうといいなあ・・・と、思っています。

いろいろな考えがあってもいい。
でも、ともに取り組むときはともに・・・。
まあ、理想論であることは承知していますが・・・。


 労山=かなり前向き。装備購入は進んでいる。
 都岳連=技術は進んでおり、一部は非常に熱心
 日山協=技術は進んでいるが、少し腰が引けて・・・

各団体のカラーのようなものが現れていると思います。
それぞれのいいところが結集されるといいですね。
いずれにしても、これからの動きに期待します。
  1. 2006/12/25(月) 11:39:17 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

AED?

ところでAEDを購入済みという話ですが、AEDで対策できる心臓発作は約10分という対策リミットがあります。どういった運用を考えられているのかわかりませんが、例えば事故が起きてから現場に数時間かけてAEDを運んでも意味がないように思うんですけど。
  1. 2006/12/25(月) 13:18:16 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

労山とはなに関係ない者ですが
次々に公共の場に設置されていますので
山行途中の駅で倒れた時とかに、
使用方法に慣れていれば役に立つのではないかと思います。

AEDの使用は、コンピューターの指示通りにやれば
いいのですが、実際はCPRと併用することが必要となりますから
日頃の練習という意味での購入ではないかと感じます。

  1. 2006/12/25(月) 18:12:31 |
  2. URL |
  3. graupel #zdvXpt9s
  4. [ 編集]

こういうことではないかと・・・

おーのさんこんばんは
実は私の会社にもAEDが先週はいってきました。日本で認可された3種のうちの当然一番安い機種で35万円くらいでした。たしかに7分とか10分とか言われています。それをご存知ならCPRもご存知ですよね。昔ながらの人工呼吸と心マッサージですね。これで回復する人もあるのですが、車のエンジンのようにかかったらもう大丈夫とはいかないのです。AEDがくるまでCPRを続けることにより助かった例もあります。
少なくとも登山口や山小屋にあれば助かる場合もあります。でも、そんな予算はどこにもありません。これらの団体がAEDを導入するのはその操作方法の習得が第一ですが、おそらく(ここからは想像です)自分たちの講習会や登山マラソンなどの時に持参し、万一の時に備えるためだと思います。救急車や最近のヘリには積まれていて到着時点でAEDの処置をとる例もあるそうです。
人の命は金に代えられないのですが、全国津々浦々10分以内に配置するコストは膨大です。同じ金をかけるならもっと有効な使い方があるということも考えなくてはならないので山岳地域への配備はいまのところ夢のままです。
  1. 2006/12/25(月) 20:41:00 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

回答ありがとうございます

CPRというと一般的にわからないかもしれませんから、わかりやすく言うと「心臓マッサージ+人工呼吸」です。
心臓マッサージと人工呼吸では人為的に心臓から血液を循環させたり、人為的に呼吸させることはできますが、細動状態になった心臓の鼓動を戻すまでは至りません。このため、心臓のリズムを取り戻させるために細動状態に方には除細動器(自動のものをAEDと呼びます)で電気的にショックを与える必要があります。倒れてからショックを与えるまでの時間が短ければ短い方が回復の確率が高く、後遺症も少ないというので全国にAEDが設置されつつあるという認識でよいですね。
山で心細動で倒れられた場合、駆けつけるのに10分と言う時間は通常の救助活動を考えるとあまりにも短いように思います。このため、山岳会にAEDはちょっと不釣合いという気がしました。
心臓が止まった遭難者に、ということかもしれませんが、おそらく止まっていたらAEDは電気ショックを打ちません。
本当はリスクから考えると、小学校や中学校、高校にはグランド、体育館、校舎の各階に置いておくことから始めるのがいいと思うんですけどね。
その点で考えると、学校の集団登山はできれば必携して欲しい(でも重い!)です。
まだ、日本製はないですが、日本製が出てくればもっと小型軽量にできるのではないか、と思います。
  1. 2006/12/26(火) 13:48:49 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

お三方へ

おーのさま&graupelさま&よかっぺさまへ。
まとめレスとなりますがご容赦ください。

なかなか興味深い話です。
昔、日赤の救護法と消防の救命救急講習を受けただけの私にとっては、AEDは未知の世界です。
(不勉強というほかはありません。。。)
もう少し勉強しないとなぁ・・・と思った次第です。

私を含め、多くの人が使い方を理解し、小型軽量化と低価格化が進めば、新たな展開があるように思います。
  1. 2006/12/26(火) 15:06:02 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

山屋版暮らしの手帖があれば

心臓マッサージ+人工呼吸の方がAEDより難しいです。また、AEDがあっても心臓マッサージ+人工呼吸の必要性はなくなりません。

AEDは重量も2KG未満ですから集団登山やマラソン、講習会などでは十分運べると思います。問題は価格です。やはりおーのさんの言われるように学校から配備を進めるのが良いように思います。
  1. 2006/12/26(火) 20:21:31 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

子供のリスクは高いから

心細動を起こすリスクは十分に育っていない子供の方が高いと聞いています。
つい最近、相手の胸を思いっきり殴って気絶させる遊び(いじめ)が流行ったと新聞で書かれていましたが、あれは人為的に心細動を起こさせる大変危険な行為です。
子供の突然死と言われている中でも、野球やサッカーのボールが心臓の位置にあたって、心細動状態になることによる急性の心不全が多く含まれていると言われています。これに対応する手段は除細動器(AED)しかありません。
そういった意味で、突然死を防ぐためにも、学校には早急にAEDが配備されるべきだと思います。また、駅などの階段の多い施設では心臓に負担がかかりますからAEDがもっと配備されるといいですね。
  1. 2006/12/27(水) 08:40:41 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

お二方へ

よかっぺさま&おーのさまへ。
まとめレスですが、ご容赦ください。

AED。
重量2キロで、お値段は約30万円・・・。
とても個人で買えて、山に担いでいけるようなシロモノではないようですね。。。

学校や駅などに加えて、山小屋への配備もあってもいいかもしれません。
以下のURLからすると、八ヶ岳・赤岳鉱泉への配備も検討されているとか。
http://www8.shinmai.co.jp/yama/2006/10/14_003356.html
営業小屋への配備率って、どのくらいなんだろう?

学校への配備が進められるなら、保健体育の授業で使い方を教えるとか・・・。
いろいろと発展があるかもしれませんね。
  1. 2006/12/27(水) 13:34:48 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

温泉旅館

すっかりAEDの話になってしまいましたが、心臓に負荷がかかると言う意味では温泉や旅館、銭湯などにも置けるといいだろうと思っています。

ただ、心細動状態の対策ができるだけなので、心停止の対策ができるわけではないです。だから、CPRとは別ですね。(CPRの方が対応範囲は広い)
  1. 2006/12/28(木) 11:01:55 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:温泉旅館

おーのさまへ。

AEDの話。
表題からそれて(進んで?)の結果ですね。
私自身には知らないことが多い話だったので、参考にさせてもらうことが出来ました。
それにしても、皆さんが詳しいのには驚きました。
自分の知らないこと、学べるのはうれしいことです。
  1. 2006/12/28(木) 21:38:05 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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