山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【危険回避の道4】 ガイドなら安心?

日本の山岳ガイド、現在日本山岳ガイド協会を中心に組織整備が進んでいます。
同協会の会員団体は以下のとおり。
北アルプス山岳ガイド協会、日本アルパインガイド協会、立山ガイド協会、レ・マーモット、ネイチャー・インストラクターズ・アカデミー・オブ・ジャパン(NIAJ)日本登山インストラクターズ協会(JMIA)、静岡アルパインスクール、白樺高原山案内人組合、八ヶ岳山岳ガイド協会木風舎、CHAMONIX GROUP、山岳スポーツ指導協会、北海道山岳ガイド協会、日本アウトドア教師協会、マウンテンツアーガイド協会、ARIアルパインクライミングスクール、中部山岳ガイド連盟、関西山岳ガイド連盟、全九州アルパインガイドクラブ、四国山岳ガイド協会、飛騨山岳ガイド協会、安曇野山岳ガイドクラブ、片品山岳ガイド協会、ジャパン・アルパイン・ガイド組合、ウッドガイドクラブ、東北山岳ガイド協会、日本プロガイド協会、モンターニュガイドクラブ(ここのみ準会員)

30近くあります。
日本山岳ガイド協会で、ガイド資格の認定試験をやっていますが、国家資格ではありません。
また、会員団体の中にも独自の資格制度を持っているところもあります。
要するに、資格に関する統一規格整備が遅れているわけです。
そのため、いろんな名前の資格を持ったガイドが存在するわけです。
さて、これって、信用できますか?
多分にアヤシサが残ります。

さらに、団体に所属せず、個人で「プロガイド事務所」を構えている人もいます。
これも、山岳ガイド界の無法地帯ぶりをあらわす一端でしょう。

要するにガイド資格の信頼について、根拠にあいまいさが残るわけです。

フランスではガイド資格は国家試験です。
山の技術は当然、数ヶ国語にわたる語学試験もあるほどです。
日本とは大違いなのはなぜか?その背景は?
それについては別項で述べることとします。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/02/27(月) 20:28:54|
  2. 危険回避の道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

遅ればせながら

30近くあるとは驚きました。>山岳ガイド界の無法地帯ぶり、とは正に適切な表現です。

自称ガイドの事故多発を放置できなくなった自治体が、北海道・東京都・長野県・屋久島などで罰則規定を含む条例を作って改善に乗り出しました。

ところが、環境省が昨年9月に「大台ヶ原ガイド研修会」と称して、いかがわしいNPOを講師に自然観察会まがいの半日の研修会を開きました。

ガイド資格を与えるわけではありませんが、参加者から「ガイド研修会の意味・目的がわからない」と疑問がでました。当然です。環境省の検討会でも曖昧なことをするなと批判だ出ましたので、地元自治体で公的認定資格を与える手続きを検討することになりました。

大台ヶ原では西大台を利用調整地区に指定して、予約有料制の入山規制を行う準備を進めています。そうなれば初心者にはガイド同行が望ましくなりますので、地元の人達のガイド資格取得の希望が増えています。地元の人達は簡単な講習で資格がほしい、と言います。この際しっかりした資格制度を作らないと、雨後の筍のように輩出したいかがわしいNPOと同じように自称ガイドが乱立することになると大変です。

野外活動の世界ではいかがわしいカタカナ資格が多いのは何故でしょうか・・・

  1. 2006/07/21(金) 11:43:19 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:遅ればせながら

HIKOさまへ。

すべてのガイドがダメといっているわけではありません。
すばらしいガイド、知っている範囲で何人もいます。
ですが、「ガイド」と名乗ってもいいのか?と思う人もたくさんいます。

雨後の筍のような自称ガイドは論外です。
また、中高年登山ブームにのっかっただけのガイドも同様です。
また、ガイド協会の認定資格自体にも問題がないわけではありません。
客に対する責任意識、かなり重要な部分だと思うのですが、かなり希薄な気がします。

日本では、「しっかりした」資格制度というものが、事実上ないに近い状態だと思っています。

大台ケ原のガイドの件。
「地元の人達は・・・」というのが気になります。
客の生命を預かる仕事に対して、「簡単な講習で」いいとは、とても思えないのです。
また、もし、「地元の雇用対策の一環」なんてことだとしたら、本末転倒もはなはだしいと言わざるを得ません。
「地元」ということが、資格取得に対してどれほどのアドバンテージになるのか、ひとつのポイントかと思います。
  1. 2006/07/21(金) 15:11:33 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

まず、法的整備から

西大台の利用調整地区の問題はまだ検討段階で、公式に発表されていないために、ご存知のない方が殆どだと思いますが、管理人さまが提起されたガイド問題の具体例としてホットな話題であろうと、簡単に表面的に紹介しました。
ところが、細部の事情をよくご存知でないはずの管理人さまに、問題の核心部分を鋭く指摘されて驚いています。山屋特有の鋭い感性に脱帽します。あえて、若干の蛇足を・・・

現在、国が地方で施策を行う場合、“地域振興”という言葉が水戸黄門の印籠にようにまかり通ります。国はこの言葉を餌に地方の協力を求め、地方は当然のこととして見かえりを求めます。御用学者は念仏の様にこの言葉を唱えます。
入山規制は量的規制と同時に登山者の質の向上が大切な目的なのですが、誰も金のことしか考えません。

そして、「ガイド」はいま流行の“エコツアー”と結びついて、ご指摘通り>「地元の雇用対策の一環」として大きなテーマになります。“アウトドアーブーム”の昨今、恐らく全国的な現象なのでしょう。

したがって、気象、人命救助、登山技術、法律など「難しいことのわからない地元の人に、簡単な講習と試験で資格を与えてくれ」という要求が、すでに似たようなことをしているいかがわしいNPOから臆面もなく出してきます。更に、“地元ガイド独占”の暴論すら出ています。

無法地帯のなかにしっかりした、まともな制度を作り上げるためには多くの時間と試行錯誤が必要でしょうが、外国のような国家資格制度に至る過程として、とりあえず地方自治体の条例による公認資格制度を第一ステップにせざるを得ないのではないかと考えております。ご批判、ご意見を乞う。
  1. 2006/07/21(金) 22:32:56 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:まず、法的整備から

HIKOさまへ。

法的整備、たしかにそこから出発するほかはないようです。
問題なのはその内容なのは言うまでもありませんが…。

前回、「地元のアドバンテージ」について書きました。
これは、資格試験の際に、地元の人には甘く、と言う意味ではありません。
そこに生活していれば、遠来の人よりも知っていることが多々あるかも知れません。
結果的に試験では、その知っていることが有利に働く場面が、多少あってもいいという意味です。
「地元」と言う理由だけで、敷居を下げるのは、やはりオカシイと言わざるを得ません。

ガイド本人の知識・技量は当然のこと。
遭難があった場合に、救助・捜索はどうするのか?
そして、誰がその費用負担は?
大日岳訴訟の例を引くまでもなく、裁判になったときにはどうするのか?
また、だれがどこまでの責任を負うのか?
難しい問題を山ほど抱えていると言う認識が必要かと思います。
とても「簡単な講習と試験」でカバーできるものではないはずですが・・・。

「地元独占」とは、大きく出たものですね・・・。
地域振興や雇用対策自体が悪いとは思いません。が、重要な部分を押さえないで走るのは危険です。
人命に関わる場面の想定されるケースですから、一層の注意が必要だと思います。
HIKOさまの仰るような状況なら、他の方策を探る方が良いように思います。
  1. 2006/07/22(土) 13:11:21 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

Re:まず、法的整備から

管理人さま

村人の生活と原生的自然の保護のどちらをとるかときかれれば、迷うことなく後者をとるのが私の基本的な立場で、そのために村人に石を投げられるわけです。
しかし、“地域振興”を頭から否定するわけではありません。役人の使う言葉の美しさとその内実の汚さに辟易するだけです。しかも、過剰なまでの経済的欲求が自然を破壊してきた歴史をみれば、その両立は難しいと言わざるを得ません。

>そこに生活していれば、遠来の人よりも知っていることが多々あるかも知れません。
これはよくある誤解です。村人の生活圏は意外に狭くて、その外は「外国」です。この国の農山村のほとんどがそうだと思います。
長い間、大台ヶ原は村人の生活圏の外でした。登ったことも考えたこともない村人の方がむしろ多いくらいです。現状については遠来のリピーターのほうが詳しいのは、他の山でも同じです。
ただ、歴史や文化については比較するまでもありませんが、ことガイドに限れば、それをアドバンテージにするのは疑問です。

国と地元はお互いのあしもとを見ながら、押したり引いたり。そこでは理想や理念は消えています。それをまともな論議に引き戻すのが大変なのです。
  1. 2006/07/22(土) 21:37:25 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re: Re:まず、法的整備から

HIKOさまへ。

なるほど、誤解ですか。
最近はそうでもないのですが、以前の私は、「地元の山のことならよく知っている」と思っていた時期がありました。
四季を通じ、いろいろなルートからその山に何度も何度も入っていたりしたためです。
そういう人が、いるかと期待したのですが・・・。

人間、お金が絡むと、ろくなことにならないようですね。。。
経済優先で、本質の議論が置き去りにされてしまうことに、悲しさを覚えます。
  1. 2006/07/24(月) 13:26:56 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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