山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ125】 「私の捜索願が出ていませんか」2日ぶり下山

【概要】
5日午前11時45分ごろ、神戸市中央区諏訪山町の生田署諏訪山交番に、再度山(470メートル)を下山した東大阪市の無職の女性(56)が「私の捜索願が出ていませんか」と尋ねてきた。調べでは、女性は3日、大阪府内の登山仲間約50人と再度山へ登った後、一人で下山中、道に迷って滑落。けがはなかったため、弁当の残りを口にするなどして、2日ぶりに自力下山した。捜索願は出ていなかったという。女性は5日午前10時ごろ、山の見回りをしていた男性2人に発見され、その後、女性を引き継いだ登山者と一緒に近くの茶屋で食事をして、一人で下山した。発見時、落ち葉にくるまっていた女性は「滑り落ちて登れなかった。おなかがすいてその場で助けを呼んでいた。なかなか気付いてもらえなかった」と話したという。(毎日新聞より引用)


【考察】
まずは地図を。
頂上直下を取り巻くように車道の通っているこの山を「山」といっていいのかどうか。
議論はあろうかと思います。
ですが、遭難には違いない、ということで、あえて記事を書くことにしました。
こんな「山」でも遭難するケースはある、ということで。


発見された場所がどこかなのか、詳細は分かりませんが、あまり道に迷うようなところとは思えません。
迷ったとしても、いったん道まで戻ってしまえば、問題なく交通手段のあるところに出られそうです。
ただ、「滑り落ちて登れなかった」とはご本人の弁。

今回は里山といってもいいような山だったことが発見された要因のひとつだと思います。
山の見回りにきた人に見つけられたのは、そういう山だからこそ、ではないでしょうか。


約50人という大所帯から1人だけ下山せず。
これをどう考えたらいいのでしょう?

1人だけいなくなっていることに、誰も気づかなかったのでしょうか。
結果論から言えば、全員の下山を確認しないような「登山仲間」だったようです。
そういう仲間なら「捜索願」がでないのも、分かる気がしますが…。

この「登山仲間」というのが、どういう形態なのかはっきりしません。
ただ、何度か指摘した「はぐれ遭難」のケースのように思います。
50人の団体から1人はぐれるのは、よっぽど難しいんじゃなかろうか、とも思えます。



一緒に山に入ったのなら、互いに無事下山を確認するまで、というのが常識だと思っていたのですが・・・。
パーティー(団体?)で山に行っても、行動は別、というのが今の流れなのでしょうか。



不可解なことが多い事案でした。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/01/06(土) 17:50:40|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

おかしな現象ですね

50人の山仲間で、一人いなくなったのがわからない団体と言うのは、すでに「仲間」ではないでしょ。
私だったらそんな仲間とは付き合いたくないですね。
でも、最近、そんな団体やグループの記事ばかりみているように思います。
  1. 2007/01/06(土) 21:35:50 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

おーのさんご指摘のとおり、既に50名でこのような現象が起きるのは仲間ではないですね。少なくとも50名の中で、比較的仲のよいお友達が1人か2人と一緒に参加していればよかったでしょうけど、恐らくこの方はいなかったんでしょうね。。。なんか、とっても悲しい話ですね。

でも、こういうニュアンスとちょっと近い話が自分のことでも起こりました。というのは、あるまあまあのレベルの冬山に登ろうとしたのですが、一緒に登るつもりでいたのですが、山では初めてチームを組む人だったのですが、<テントは各自で持ちましょう>と言われ、二人で行くのにテントは2つ、さらに別々に行動しよう、テント場だけは同じところで休みましょう・・・と提案され唖然。されに、「こういうパターンの行動は最近のバリバリ登っている人の間では結構当たり前だ」とまで言われてしまいました。(某山岳会に所属している人ですが)自分はバリバリ登っているほうじゃないけど、夏ならともかく、冬山装備でわざわざ別テント・・・っていうのも変だよねと思って、こういう考えの人とはチームは組めないなと思い、その山はキャンセルしました。 なんか、こういう感覚って若い人の間では結構多くなっているのかもしれませんが、ここに集う人達はどのようにお考えでしょうか?よろしければご意見賜りたいなと思ってます。
  1. 2007/01/07(日) 11:26:49 |
  2. URL |
  3. MINMIN #195Lvy4Y
  4. [ 編集]

集っている人からちょっと失礼

下界の話ですが、数年前こんなことがありました。
京都に旅行に行きました。自主的に運営している勉強会の旅行で、ほとんどの人が顔を見たことがある人ばかりでした。それでもですよ、京都の最後の寺院を出発するときに一人積み忘れたのです。
件の人は買い物に夢中で集合時間に来ていませんでした。気が付いたのはバスが東名に入ってからで、大慌てで戻りましたが、かんかんに怒ってました。
そりゃあ忘れるほうが悪いに決まってますが、一人参加のその人もちょっとね、というのが大方の人の意見でした。

テントの話ですが、ある中級の登山教室では(本当に中級でした、足の速いのったらありません)、テントと食料は各自用意!でした。
真夏のくそ暑い、南アの前衛峰の黒法師へ、参加する人も正直に一人一人背負って行ったそうです。その場合はトレーニングで行ったと思いますが、中のよい教室の人たちが、顔を見ながら勝手に作って勝手に食べてるところを想像するとおかしくなったものです。

交流の仕方が昔と比べて激しく変化してるようですね。確かに他人に注意するのが難しくなってきました。一人で歩くのが気楽という人の気持ちもわからないではないです。

途中で失礼しました。
  1. 2007/01/07(日) 21:43:50 |
  2. URL |
  3. JOE #-
  4. [ 編集]

別々なら単独行だと思うけど?

互いに装備をシェアして、リスクも担保しあうのがペアを組んだり、グループで登ったりする利点だと思っています。登るのも別、食事も別、テントも別、降りるのも別なら単独行でも一緒。
というか、単独行の方が相手に気を使うこともないし、個人でスケジュール管理、リスク管理できるので安全なのかもしれません。
個人主義ここに極まれり、というか、なんかおかしいように思いますね。

この週末。あんなに荒天が予想されたのに山スキーなどで遭難騒ぎが起きました。
なんかおかしいですね。
  1. 2007/01/08(月) 21:51:38 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

時代の表れとしか言えませんね

50人でなく、約50人ですから最初から人数というか参加者が把握されていなかったのではと思います。よくある市民ハイクに似たタイプで、出発とコースが決まっているだけで、その中を各自の責任で自由に通り抜ける的な山行だったのではと思います。これをパーティーと言うとパーティーが泣きますね。

ところで週末の遭難は幸いみなさん無事でしたが、どれも悪天候の中でのリフトやロープウェイの運行の強行の問題と、逆に運行されていることで自分で判断しない、リスクに無頓着な利用者との問題が絡まった事故のように思います。
  1. 2007/01/08(月) 22:38:28 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

結構急な山道ですよ再度山は

割と最近、再度山付近を2回ほど歩いています。再度山の頂上へは大龍寺に入りその奥の院
より続く山道を登ります。とにかく眺望もない樹林に囲まれた山頂ゆえ余り行く人は少ないと
思いますので道は踏み後程度です。しかし地形図でみると短い距離の割りには数十mは上ります。
実際に露岩したところも多く、3点確保が必要なところ結構多いです。
登りはよいが下りで転倒することは十分に考えられます。今回の件も再度山から大竜寺へ
降りる途中で足を滑らして強く打撲したとしても不思議はありません。ただ山岳サークルで
一緒にいっていて遭難しても分からないなんてなんとも不可解な気がしますね。

再度山の登りのきつさを示す写真があるwebでアップされていましたのでご参考までに。(自分が登った時の写真にはここは収めてなかったので)

http://bansyu.com/0534huta/huta.htm


出展:http://bansyu.com/(播州野歩記)
  1. 2007/01/10(水) 08:05:44 |
  2. URL |
  3. kazuo #-
  4. [ 編集]

不可解としか・・・

おーのさま&MINMINさま&JOEさま&よかっぺさま&kazuoさまへ。
まとめレスですが、ご容赦ください。

皆さん共通しているのは「なんかおかしいやろ」ということではないかと、勝手に思っています。
ただ、「はぐれ」遭難が散見される現状や、「グループでも別々」が、流れであれば、「全然おかしくない」という意見もあるかと思います。
いまのところ、そういう書き込みはありませんが・・・。


MINMINさまの書き込みから。
それなら最初から最後まで、日程も含めて別々の単独行にしない理由が知りたいなぁ・・・と思いました。
デメリットはいくつも思い浮かぶのですが、それを上回るメリットが思いつきません。。。。
、「こういうパターンの行動は最近のバリバリ登っている人の間では結構当たり前だ」
全く知りませんでした。。。。
時代に乗り遅れてるのかな??
「個人主義ここに極まれり、というか、なんかおかしいように思いますね」というおーのさまの書き込み、同感です。


JOEさまの書き込みから。
「さあ、みんなで一緒に単独行のやり方を勉強しよう!」みたいですね。。。
登山教室って、そんなことまでやってくれるんですか!!
至れり尽くせりというか、何と言うか・・・。
基礎を学んだら、あとは自分の好きなようにやればいいような気もしますが・・・。
一人で歩くのが気楽というのであれば、そのとおりにすればいいだけのことのように思いますが・・・。
そうならないあたりが不思議ですね。。。


よかっぺさまの書き込みから。
「最初から人数というか参加者が把握されていなかったのではと・・・」
これはこれで怖い気がします。
募集をしたがわといういか、主催者というか、そのサイドに責任ってないものでしょうか。。。。
「これをパーティーと言うとパーティーが泣きますね」
そのとおりですね。。。


kazuoさまの書き込みから。
ご紹介のHP、拝見しました。
踏み後は結構しっかりしているように見えました。
傾斜はそれなりにあるようですね。。。
ただ、どこで迷い、どこで見つかったのかがはっきりしないので、なんともいえない部分が残ります。
ただ、人によっては「落ちる」危険のある場所だということは、よく分かりました。
「一緒にいっていて遭難しても分からないなんてなんとも不可解」
全くそのとおりです。



同行者・パーティーについて、いちど項目を立てたほうがいいのかなぁ・・・と思います。
考えがまとまるまで、気長にお待ちくださいませ。
いつになるかは分かりませんが・・・。
  1. 2007/01/10(水) 21:29:26 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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