山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ13】 谷川連峰で不明の男性無事

【概要】
群馬県の谷川連峰・一ノ倉岳で下山中の男性が行方不明になったと26日夕、県警沼田署に届け出があった。
行方不明となっているのは東京都文京区の男性会社員(37)。
25日夕に一緒に下山していた神奈川県横須賀市の会社員男性(44)とはぐれたという。
2人は25日朝、みなかみ町側から登山開始。
一ノ倉沢を登って下山中、霧で道が分からなくなり一ノ倉岳に向かうことにした。
午後6時ごろにはぐれ、通報者の男性は自力で新潟県側に下山した。
沼田署員5人が27日朝から、一ノ倉岳周辺を捜索したが、発見できなかった。
28日午前7時40分ごろ、同岳山頂付近で男性が所属する神奈川県内の山岳会員が発見し、一緒に下山、けがはなかった。
男性は、はぐれた後、雪洞を掘って避難。
26、27両日は悪天候で動けず、回復した28日午前5時ごろから、はぐれた場所まで戻ったが、同行者が見つからないため、登山口へ歩いて向かっていた。

【考察】
先日の比良山系と同じくはぐれた話です(遭難カルテ10参照)。
2人パーティーで行動の際、少なくとも互いに視界に入る距離にいるべきです。
パーティーのメンバーシップに疑問が残ります。

視点を変えて、比良のときと違う点を考えます。
 ①遭難者の年齢・性別
 ②はぐれた後の行動
 ③自助能力のある山岳会所属
大きく言えば、以上の3点かと思います。

まず、「年齢・性別」。
前回は中高年(高齢者?)女性でしたが、今回は壮年男性。
おのずから体力その他が異なったことが、生還の理由の一つでしょう。
これは、次の「遭難後の行動」にもリンクします。
それまでの山の経験の量と質にも差があったと考えられます。

はぐれた後に、下手にうろつかなかったこと。
雪洞をほり、体力の温存に努めたこと。
その他、生還までに踏むべきプロセスをしっかり押さえていた結果です。
年齢・性別の傾向などについては、別の機会にじっくりとやるつもりです。

第3の所属組織の点。
「危険回避の道」の1~3で述べたとおりです。
比良のときは、動いた組織がなかったことから、未組織であったと思われます。

それまで培ってきた個人の能力、と組織の力。
今回はそれが見て取れる事件でした。


最近は個人情報保護がうるさいのか、個人名、団体名とも不明でした。
個人名までとは言いませんが、団体名ぐらいは報道して欲しいものです。
そして、その団体は報告書を出し、類似遭難を防ぐべく、警鐘を鳴らす必要があります。
マスコミのほうにその意識は、かなり希薄だといわざるを得ません。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/03/02(木) 20:04:59|
  2. 遭難カルテ
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