山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ132】 栗駒山で不明の夫婦救助

【概要】
21日午後5時35分ころ、岩手・宮城県境の栗駒山(1627メートル)に登った岩手県一関市の市非常勤職員(63)と妻(64)が下山しないと、家族から岩手県警に通報があった。夫婦は21日午前8時ごろ、日帰りの予定で宮城県側から入山。午後1時半ころ、夫から携帯電話で「頂上に着いたが吹雪で道が分からないので、しばらく頂上付近にとどまる。夜になっても下山しなければ警察に届け出てほしい」と長女に連絡があった。その後、連絡が取れなくなり、夕方になっても下山の連絡がなかったため、長女が110番通報した。22日早朝から捜索が行われ、午前6時35分ごろ、山頂から北北東に約800メートル付近の沢で、手を振って救助を求める2人を宮城県警のヘリコプターが発見し、無事救助した。妻にやや疲労と凍傷がみられるものの、いずれも元気という。2人は吹雪で道が分からなくなったため、沢に下りてしのいでいたらしい。夫妻は約10年の登山歴があり、雪山の経験もあった。
(朝日新聞、読売新聞、共同通信、時事通信、河北新報よりデータ引用・抜粋)



【考察】
「頂上に着いたが吹雪で道が分からない」
自分のつけたトレースをたどれば下山できそうではありますが、激しく吹雪いていると、トレースは一瞬で消えてしまいます。
あとは地図やコンパスを頼りに下山するほかはありません。
天気図から見ると21日は、大荒れというほどに荒れるような感じはしなかったのですが。。。

22日には東北の日本海沖に前線を伴う低気圧が発生、夕方には現場付近に至っています。
早朝の捜索で発見されたのが、無事だったひとつのポイントかもしれません。

さて、実際に現場では天候が荒れていたわけで、事故を防ぐにはさっさと撤退するのがベストだったのかもしれません。
この判断、明確な基準がないので、かなり個人差があると思います。

遭難カルテ131で扱った事例と同じで、家族にSOSの連絡をとっています。
前回はかなりの時間を食ったケースでしたが、今回は家族に直接連絡がつき、早めの通報となりました。
下界の緊急連絡先のありかた、興味深い差ではないでしょうか。

山中では携帯電話がどこでも通じるわけではありません。
通じなくなるかもしれない、だから通じるうちに。。。
ということで早めに手を打っておく、と言う方法もアリかと思います。
今回は、ビバークの状態からでは電波が飛ばなかったのではないでしょうか。
事前に家族への連絡がついていたことで、捜索の立ち上がりも早かったのでしょう。
そこが前回との違いのひとつだと思います。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/03/24(土) 16:27:53|
  2. 遭難カルテ
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