山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【事故報告書8】 富山ハイキングクラブ



遭難カルテ133で触れた、読図訓練山行中の道迷い。
富山ハイキングクラブのHP大品山の件というページが立ち上げられていました。
事故後早々にとりあえずの対応をした、と言うところでしょうか。
今回はその内容についてです。

会長とリーダーの連名による文章です。
ちなみにこの会長も、今回の事故に遭った山行の参加者の1人だと報じられていました。

おおまかな概要が述べられています。

まず、暖冬少雪のため、あえて雪の多い山を選んだとのこと。
初心者中心で地形図とコンパスが頼りであれば、積雪の有無はあまり関係がないと思います。
むしろトレースどころか踏み後すらない場所でやる方が、読図訓練には適しているのではないでしょうか。
当然、視界があるほうがいいわけで、ホワイトアウトの危険がより高い雪山でやる必然性が理解できません。

下山中にトレースの怪しさを感じ、「自らのルートファインディングで下方へ向いました。このときに下山方向がずれ調整池方面の隣尾根を下ってしまいました。」とあります。
自分たちの判断に基づいての行動を始めてから、ルートをロストした、ということでしょうか。

間違えて枝尾根に入ってしまう・・・そこまではありうることでしょう。
ただ、目的とする尾根と向かう方向にずれがあることは、コンパスと地図である程度把握できるはずです。
また、尾根の斜度や枝分かれの状態なども、目的の尾根と違う場合が多いと思います。
休憩の際に、次の1ピッチ分の方角と斜度・地形を、動き始めるまでにある程度頭に入れておき、あれ?と思ったら地図を読み返すなり登り返すなり…。
その作業の積み重ねしか、回避する方法はないように思います。

それほど疑問に思うこともないまま、下りに下ってしまい…という状況だったのかもしれません。
マスコミに対してリーダーが、異議を唱えたメンバーがいた、ということを話していました。
少なくとも気づくチャンスがあった、と言えます。
7人の「目」があって、1人から「あれっ?」。
その1人の疑問を解決することなく進んだのも、原因のひとつでしょうか。
リーダーシップの問題か、パーティーシップの問題か、それとも両方の問題か。
詳しい報告を待ちたいと思います。



そして、コンパスと地図を、どのように使っていたのか。
さらに、携帯していたGPSは…。

コンパスや地図があれば大丈夫とは言いませんし、GPSが万能とも言いません。
ですが、あるとないとでは大違いです。
また、使いこなせていないのであれば、持っていても効果は薄いものです。
道具だけでなく、経験からくる知恵のようなものも必要でしょう。
訓練というのはその知恵を身に付けることが目的だったのではないでしょうか。
今回はこれらの道具を十分に使いこなせていなかったことも、原因のひとつではないか…と、考えてしまいます。



このページ、「今後とも、私どもへのご批判、ご指導をお願いいたします。」という言葉で結ばれています。
このページの設置より先に掲示板は一時閉鎖されていました。
が、現在は公開されています。
「ご批判、ご指導」を受けるため、と解すればいいのでしょうか。
文面は昨年4~6月のものしか見ることができません。
そのなかで「GPSの功罪」へのやり取りが、なかなか興味深い内容でした。


今回公開された文章は、とりあえずの概要報告といったところ。
詳細が公開されれば、それを見たうえで、さらに考えてみたいと思います。



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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/03/30(金) 21:05:08|
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