山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ134】 針ノ木雪渓で雪崩、2人重軽傷

【概要】
15日午前10時半ごろ、長野・富山県境の北アルプス・針ノ木岳(2821メートル)の針ノ木雪渓上部で雪崩が発生し、山スキーをするために歩いて登っていた2人パーティーが巻き込まれた。雪崩は標高2620メートル付近のマヤクボ沢で発生し、幅約30メートル、長さ約200メートル。2人は雪崩に巻き込まれで約200メートル流され、東京都小金井市の会社員男性(34)が左足骨折の重傷、同行の同調布市の会社員(34)は左腕打撲の軽傷を負った。現場近くにいた別のパーティーが雪崩に巻き込まれる2人を目撃し、携帯電話で警察に通報・救助した。2人は現場から長野県警のヘリコプターで大町市内の病院に運ばれた。2人は山スキーをするため、同日午前5時ごろ、大町市内の扇沢から入山し、針ノ木岳山頂に向かう途中だった。軽傷の男性は「自分たちの足元から雪が切れ、表層雪崩が起きた。雪に埋もれたまま流されていたが、途中の段差でジャンプしたようになった際、空中に体が出てようやく息ができ、止まった時も雪の上に出た状態になった」と話した。現場付近には30-40センチの新雪が積もっており、事故当時の天候は良かったという。
(毎日新聞、信濃毎日新聞、SBCよりデータ引用・抜粋)


【考察】
春山スキー、個人的には好きです。
いい季節だなぁ…などと思います。

針ノ木といえば、三大雪渓のひとつ、です。
個人的にはここだけ滑っていないのですが・・・。
いずれは・・・と言う思い、ないわけではありません。。。
ですが、まあ、それはさておき。

概要の最後の部分。
軽傷の男性のコメントからすれば、足元から雪が切れ、表層雪崩が起こったとのコト。
発生原因は自分たちで作ってしまった…ともとれます。

登行時にトラバースするなど、斜面を横切ると、そこから表層雪崩が起きることはよく言われており、注意すべき点の一つでしょう。
登行時に限らず、滑降時にも、ルートの取り方には注意が必要ということだと思います。
この斜面、シュプールも雪崩の原因になりうる、という状態だったということでしょうか。

新雪が30~40センチとのこと。
その新雪層の下はどうなっていたんだろう?

雪の状態、気象条件、地形・・・雪崩の判断には様々な要素があります。
雪の状態が不安定な斜面であったのなら、やはり危険だったと言えそうです。

春の雪、なんだか妙に安心してしまうこと、私自身もあります。
ましてやポカポカ陽気だと、雪崩の危険に対する意識が著しく低下する・・・。
今にして思えば、そういうことは何度もあったと思います。
暖かい→水気が多い→雪も粘っこくなって・・・
意味もなく都合のいい理屈を並べていたことがあります。。。。


まもなくGW。
まだまだ雪崩れる危険は消えていない、ということを認識しておかねば・・・と、改めて思いました。


雪崩に巻き込まれていたにもかかわらず、埋もれなかったのは幸運だったと思います。
また、近くにいた別パーティーの存在も大きかったのではないでしょうか。
怪我だけですんで(と言うと語弊があるかもしれませんが)、何よりでした。
一日も早い回復を願ってやみません。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/04/17(火) 19:57:28|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:3
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コメント

RE:針ノ木雪渓

たしか1年前にもありましたね。
これだけ気温の上下が激しいと、いろいろな意味で要注意ですね。
その前に起きた赤岩尾根の事故ではテカテカのクラストとありましたので溶けて凍ってまた降ってということでしょうか?
前回の事故は気温の高い小雨の日でしたが、場所的な関係も知りたいのですが、新聞だけでははっきりしません。
私の頭の中には針ノ木遭難の歌(吹雪は止みて、月は出でぬ)という悲しい歌が記憶されていて、旧制の頃から良く雪崩遭難が起きているところという印象がありますので、何をさておき雪崩注意と思うのですが・・・皆様はどうなのでしょうか?
  1. 2007/04/17(火) 21:47:43 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:RE:針ノ木雪渓

よかっぺさまへ。

針ノ木遭難の歌。
山の歌、いろいろと先輩から教わったのですが、知りませんでした。
個人的には「北岳の歌」、元気いっぱいで好きですが・・・。

この季節、実は難しい季節ですね。
ただ、2月や3月初旬のような危険はないだろう、なんて意識が、私自身、なかなか抜け切れません。
気温が高いだけで、気持ちまで緩んでしまうんでしょうか。。。

雪崩事故の場所、季節というバイアスをかけた状態で、一覧性のあるものにすると、少しは役に立つかもしれませんね。

1年前の事例、ほとんど忘れかけていました。
(遭難カルテ45 http://yamayakenta.blog51.fc2.com/blog-entry-110.html
多雪と少雪など、条件に違いはありますし、発生場所の関連も不明です。
とはいえ、やはり、春になっても「何をさておき雪崩注意と思う」べきなんでしょうね。。。
  1. 2007/04/18(水) 10:54:59 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

事故および救助の様子

こんな記事を見つけました。

http://emotoyuji.blog60.fc2.com/blog-entry-195.html

事故当時、現場に居合わせたガイド・江本悠滋氏のブログです。
状況がかなり克明に記されています。
適切な指示と迅速な行動、見習わなくてはなぁ・・・と思います。


しかし、一方で、いろんな人がいるもんだなぁ・・・と・・・。
  1. 2007/04/20(金) 16:45:27 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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雪崩雪崩(なだれ)とは、山岳部の斜面上に降り積もった雪が重力の作用により、早い速度で移動する自然現象である。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License:GFDL
  1. 2007/07/28(土) 05:50:53 |
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