山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【日々是好日130】 そんな時、どうする?

先日の針ノ木雪渓の雪崩事故から。

この前、コメント欄でも紹介したのですが、救助の様子、当日居合わせたガイドのブログで見つけました。
さらにもう一件、こんなレポートもありました。
まずはご一読を。

事故に関する直接的云々については、ひとまず置いておくとして。
今回考えたいのは、その周辺にいた人達の行動。
紹介した2つのサイトでは、ため息と怒りがにじみ出ていました。


スキーを回収して、下に向かって流した人がいたとか。。。。
上から板が降ってくる…想像するだけでぞっとします。。

スキーについている流れ止め。
板を失わないためだけではなく、流してしまうことによる事故防止の意味もある、と思っていました。
流した人、そのあたりをどう理解していたのか、少し気になりました。
故意であったのなら、救いがないように思います。
過失であったとしたら・・・もっと注意を払うべきだった、と言うべきでしょうか。。。。


事故処理をしている横を、登っていった人。
処理が一段落してから、登っていった人。
雪崩れた斜面を上から滑っていた人。

正直、よく分かりません。

まさに雪崩が起きた斜面。
危険地帯であるという、動かぬ証拠が目の前にある、と思います。
なのにどうして進めたのでしょうか。。。
私自身は、正直なところ、進む自信がありません。

「わざわざ休みをとって、せっかく来たんだから」という心理、理解できないわけではありません。
本来の目的がそうであるし、その欲求を満たすために来ているわけですから。
ただ、危険に対するアンテナを張っているとしたら、シビアに反応すべきではないかと思います。
雪が不安定と分かりきっている斜面に進入する度胸、やはりありません。



もし、今回の現場に居合わせたら、どうすべきだったか。
また、自分ならどうしていただろう。

今回の一件から、自らに置き換えて考えること、ここが一番大事な点ではないでしょうか。
いろいろな考え方があろうかと思います。

まず救助の手伝い、できる範囲で…ということになると思います。
見知らぬ人といっても、そのまま見過ごすことは、やはりできません。
そう教わってきましたし、それが当然だと思ってきました(最近は違うんだろうか???)。
もし、できることがなければ、邪魔にならぬよう、そのまま下山でしょうね。。。

救助が一段落し、その後どうするか。。。。。。多分、そのまま下りてしまうと思います。
うまく表現できないのですが、「楽しもう」なんて心境にはなれそうにないのです。
行動を継続することを、一概に否定するわけではありません。
当然、状況によっては継続もアリだと思います。
が、今回のケースであったなら、再び雪崩れる可能性が頭から離れません。
絶対に大丈夫だという確信がもてない限り、やはり不安は残ります。
二次遭難を起こさぬことと、それから自分の身を守ること、当然のことのように思います。

山スキーからここ数年遠のいている上に、撤退グセのついたヘタレな私にはこの程度かな…。

いろいろと考えさせられることの多い一件でした。




スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/04/26(木) 19:24:59|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<【遭難カルテ136】 黒部湖西側で道に迷った女性救助 | ホーム | 【日々是好日129】 GW、どこへ行こう?>>

コメント

どこに焦点を当てるのか

こんにちは

表題のように考えております。
多くの人は、救助が一段落したところで下山しています。
そこに焦点を当てるのか? それとも
一部の特殊な人の行動に焦点を当てるのか?

人を非難したい人は、特殊な人に焦点を当て、それを一般化し
最近のブームで始めた人は・・・といった的外れな非難をするでしょうし
特殊な人はいるよな、という立ち位置にいる人なら
大多数は下山したんだ、というところを見るでしょう。

三段山にあるレポートはmixiに書き込みがあったものですが
小生からみますと、レポートしている方は、他者への
想像力の欠如を感じます。

良かれと思ってやった行動が実はマズイ行動・・・というのは
以外にあるものですが、そうしたものへの想像力があれば、
あそこまで罵倒しなくてもいいのに、と思います。


そもそも的な話を最後にさせていただければ、
 1)前日に40cmほどの降雪があることを知っている
 2)前日に雪崩があったことも知っている
にもかかわらず、上部に複数の雪崩発生区を持つ谷底を
登っていく気が知れない・・・・というのが、小生の感ずるところです。

当然、行くな、と他者に言うつもりもありませんが
自然発生に巻き込まれるリスクもかなりあったのだ、
というあたりへの想像力が、先のレポートの方には
まったく欠如していることが、なんともなんだかな、と感じます。

では
  1. 2007/04/27(金) 12:53:49 |
  2. URL |
  3. 水上光一 #QfNYz.PI
  4. [ 編集]

三段山のレポの件

私も読みましたが別に罵倒している文章とは感じませんでした。罵倒とあって、びっくりしたぐらいで。以前なら、この時期にこの山域に居る人たちならこのレベルの力は持っているはず、こういうことはしてはいけないと共通認識があるはすと疑いもなく思ったものですが、そうではないと肝に銘じました。二次災害に巻き込まれることなく、お二人が救助されて本当によかったです。
  1. 2007/04/27(金) 20:00:14 |
  2. URL |
  3. ウミバト #-
  4. [ 編集]

お二方へ

水上光一さま&ウミバトさまへ。
まとめレスとなりますが、ご容赦ください。



どこに焦点を当てるか、というお話。
焦点を絞らないと、話や考えが散漫になるので、どこに当てるかというのは、確かに重要な点だと思います。

大多数は下山していたとしても、「一部に特殊な人がいた」という焦点の当て方もあるかもしれません。
それも非難するためでなく一般化する云々でもなく、自分への戒めとして得るものを探るというのであれば、それはそれでいいのではないかと思います。

レポートを書いた方は、その人数の多寡ではなく、行動の内容に焦点を当てたかったのではないでしょうか。
私にはそんな気がします。

ただ、おっしゃるとおり、「一部」をもって「一般化」し…という思考プロセスは、問題があろうと考えます。
このレポートを書かれた方は、そちら方面には言及していません。

他者への想像力。
分かっちゃいるんですが、なかなか難しいんですよね。。。
と言うか、私自身も分かっているつもりになっているだけかもしれません。


>そもそも的な話を最後にさせていただければ、
> 1)前日に40cmほどの降雪があることを知っている
> 2)前日に雪崩があったことも知っている
>にもかかわらず、上部に複数の雪崩発生区を持つ谷底を
>登っていく気が知れない・・・・というのが、小生の感ずるところです。
>自然発生に巻き込まれるリスクもかなりあったのだ・・・

なるほど、そういう見方もあるんですね。
全く気づきませんでした。

前日、大事には至らなかったものの、数人が流されていたようですね。
そういった情報を持っていれば、中止や転進といった選択肢もあると思います。

罵倒について。
厳しい批判であるとは思いましたが、私も罵倒とは思いませんでした。
確かに批判ではありますし、文中から怒りも感じられます。
ですが「罵り倒す」とまでは思えませんでした。

>この時期にこの山域に居る人たちならこのレベルの力は持っているはず、こういうことはしてはいけないと共通認識がある・・・

私もそう思っていました。
人数の多寡は分かりませんが、そうでない人が実際にはいた、ということ。
私も改めて肝に銘じておこうと思いました。
  1. 2007/04/27(金) 20:15:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

罵倒という言葉は撤回させていただきます。
多少言い過ぎかとも感じました。

ただ不快感はとてもあります。
それは優秀なガイドの尻馬に乗った発言に見えるからです。

スキーを流すヤツがいた、とありますが、
状況は分かりませんが、滑り面は固く、エッヂを立てるのも
苦労するようなことも多々あります。
思わず手を滑らせて・・・というケースもあるでしょう。
下から見れば、流しやがった、ですが
上でも、マズイ、と思っていたかも知れません。

一方的な話ではわからないものです。
スキーを流してしまった人に確認もしていないのに
なぜ、殺人行為、とまで書くのか?

そうしたところに、
俺は救助活動をやったのだ、という自負心が
透けてみえて嫌らしいのですよ。


下に人がいなくなってから滑った人に対しても
事故が起こって、捜索に入る人のことを考えろ、とあります。
これは天につばする発言なのです。

なぜなら誰にでも事故の可能性はあるのですから。
ですから、滑る滑らないについて
言うべきではないのです。
当然、今回のケースにおいて下に人がいる状況は別ですけどね。


雪崩事故があったら、他の人はすべてツアーを中止
しなくてはならないのでしょうか?
そんなことはないはずです。
より安全なルートを選ぶようにすればいいだけです。

下に人がいなくなってから、滑った人にケシカランというのは
思い上がりも甚だしいと思います。
滑った人は、ハイリスクの選択をしていることは
間違いないでしょう。

でも、皆さんの山行でもハイリスクとなっている
ことも、多々あるのではないでしょうか?
そのとき、他人が、あなたに行ってもヨシ、ダメを
言うことを認めるのでしょうか?

それは山岳スキーの死だと思いますが。


では
  1. 2007/04/27(金) 22:10:12 |
  2. URL |
  3. 水上光一 #QfNYz.PI
  4. [ 編集]

水上光一さまへ

水上光一さまへ。

>罵倒という言葉は撤回させていただきます。多少言い過ぎかとも感じました。

了解しました。

>スキーを流すヤツがいた、とありますが、…
>なぜ、殺人行為、とまで書くのか?

原文から引用するに「これが故意にやったとしたらこれはもう殺人未遂ですよ。」の下りですね。
「故意にやったとしたら」という前提がありますので、過失であったのならもう少し注意しよう、というふうに解釈できるのですが…。
流した人に殺意はなかったと思いますので、「殺人未遂」という語句は、確かに言いすぎのように思います。

>雪崩事故があったら、他の人はすべてツアーを中止しなくてはならないのでしょうか?
>そんなことはないはずです。
>より安全なルートを選ぶようにすればいいだけです。

このレポートを書かれた方は、そうでない人についてのことを言いたかったのではないでしょうか。
「しばらくするとなんと上部の破断面直下のすぐ横を滑ってる人がいるではないか!!また、我々のちょっと上でも雪崩があった斜面と同じ向きの場所を平然とすべりこむ人がおり(以下略)」の下りなどは、そうだと思います。

>皆さんの山行でもハイリスクとなっていることも、多々あるのではないでしょうか?

さて、どうでしょうか。。。
山に入ることで、すでにリスクをしょっていることは誰しもが認めるところでしょう。
ただ、どこから先がハイリスクなのかという線引きに明確な基準がありません。
また、人にもよることでしょうし、その他いろいろな要件が絡むと思います。
結果的によりリスクの高い方を選んでしまった、ということはあります。

ですが、趣味である以上、無事下山を前提に考えなければ…と思います。
山には行くけれど、100%の安全ははムリだけど…少しでも、とは常に思います。
より低いリスクで…となると、私のようなヘタレになってしまうのかもしれませんね。。。

事故は起こしたくないし、巻き込まれたくもありません。
直接、間接を問わず、他人を巻き込みたくもありません。

以前、「迷惑論」については、多くのコメントを頂きました。
今回も再びそちらに行ってしまうんでしょうか???。

ただ、既出ものもの蒸し返しでは、前進がないように思います。
前回の議論を踏まえた上で、新たな視点や考え方が出てくれば、意味のあるものになると思います。





書いている側にも、それを読んでいる側にも、主観が交じるのはやむを得ないかもしれません。
レポートの中ににじむ怒り、これは書いている側の主観だと思います。
それは「殺人未遂」などの言葉に現れているように思います。
一方で
>ただ不快感はとてもあります。
>それは優秀なガイドの尻馬に乗った発言に見えるからです。
>俺は救助活動をやったのだ、という自負心が透けてみえて嫌らしいのですよ。
というのは読む側の主観ではないでしょうか。

感情の発露や主観が入ってしまうことを否定するわけではありません。
ですが、それは一歩間違うと感情論になりかねません。
そうなると非難の応酬など、ただただ悪循環にはまるだけ。。。
その扱い、自分も気をつけないとなぁ…と思います。
冒頭で頂いた撤回、そのへんのことを十分ご承知なのだと思いました。

また、新しい視点やこちらが気づいていない点などありましたら、よろしくお願いします。




  1. 2007/04/28(土) 12:17:18 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/tb.php/336-b6ab87c1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。