山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日144】 事故報告書、ひとつのカタチ


JR西日本・福知山線の事故。
先日、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会から最終報告書が出されました。


「本報告書の調査は、本件鉄道事故に関し、航空・鉄道事故調査委員会設置法に基づき、航空・鉄道事故調査委員会により、鉄道事故の原因を究明し、事故の防止に寄与することを目的として行われたのであり、事故の責任を問うために行われたものではない。」

過去の鉄道事故報告書を見たのですが、毎回、冒頭にはこの言葉が並んでいます。



事故の責任を問うためではなく、原因を究明し、事故の防止に寄与することを目的として・・・。
山の遭難事故においても、同様のものってできないだろうか。。。

そんなことを考えてしまいました。



もちろん、公共輸送と趣味・レジャーの世界ですから、全く同じというわけにはいきません。
JR事故の報告書について専門家からは
「運輸行政の問題点については歯切れが悪い。国土交通省内の一部局の限界」
といった指摘もあり、完全に中立ではないという指摘もあります。

そういった問題をクリアして上で、原因究明と防止への寄与という目的ならば…。


登山の世界に、そんな報告書が作られていくならば、意義は大きいと思いました。


まあ、夢のような話ではありますが・・・・

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/07/01(日) 17:46:48|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

RE:事故報告書

航空機や鉄道は事故原因の究明に力を入れていますね。大量輸送手段ですから当然かも知れません。ダイビングの世界も事故報告には力を入れているようです。ダイビングもライセンスがあるので強制しやすいのでしょう。

残念ながら登山の世界では、事故報告は後退しているとしか思えません。昔、登山をしていた人は情熱とプライドがあったのでしょう。責任と謝罪を求める裁判では決して事故は減りません。事故原因の究明が重要です。

高峰の突然死の問題について登山医学会が取り上げるようです。
少なくとも旅行中の突然死と同じ扱いだけはおかしいと思います。トレッキング中の突然死も隠れているようです。24時間酸素を吸って、8千メートルの山に突入していく行為が旅行とはとても思えません。死に至るドーピングと言っても過言では無いと思います。
  1. 2007/07/02(月) 19:42:46 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

とても気になっています

野口健さんの苦言で問題になった方の件ですが、以前2回の撤退原因がとても気になっています。もし、高山への適応不能で失敗していたのなら、今回の登頂は自殺行為だったのではないか、と思うからです。事前の医師のチェックにしても、高山と同一環境でなければきちんとしたチェックができるようにも思えません。そんな簡単なチェックで、8000mに送り出してしまったと言うのならメディカルチェックにもなんらかの問題があるように思えます。
酸素を吸いながらも咳をする症状、なんらかの障害があるからかピッケルで頭をコツコツと叩くしぐさ。気になって仕方ないです。

こんなBLOGを見つけました。とてもよく分析され、まとまっているように思います。
http://stellarcrystal.blog98.fc2.com/blog-entry-35.html
  1. 2007/07/03(火) 00:41:20 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

責任追及と原因究明

よかっぺさま&おーのさま。
まとめレスとなりますが、ご容赦ください。


責任追及は裁判で。
原因解明は・・・・・・ここは手薄な感がします。。。

この2つ、リンクする部分がないわけではないのでしょうけど、どちらに軸足を置くかで、全く違うものになるでしょう。
先に裁判ありきで作られた(?)大日岳の事故報告書、ちょっとちがうかなぁ・・・と。

事件・事故での死者。
通常は検死や司法解剖で死因を特定します。
高山での死者、遺体は現場に残されたままで、詳細な死因特定がなされていないのが現状です。
高山での突然死、未知の要件や不確定の要因がかなり多いのではないでしょうか。

アドベンチャーガイズ社は、過去にエベレストで死亡事故。
そして再びの事故。
前回の教訓といっても、その教訓の中身の濃さも気になります。
なにせ、データがあまりに少ないのですから。
事前のメディカルチェックに不備があっても仕方がないように思います。
その不備のあるままのメディカルチェックでOKというのであれば、かなり乱暴な話です。

そういった現状なのに、高齢者をまた高山へと向かわせることになるのでしょうか。。。
教訓や反省の意味とは。。。。何なんだろう。。。

>高峰の突然死の問題について登山医学会が取り上げるようです。

どこまで真相と実態に迫れるのか、いささかの疑問とともに期待を持って見守りたいと思います。
高所医学、まだまだこれからのジャンルだと思います。
研究に当たっては多くのデータと時間が必要だと思います。
今回取り上げられたからといって、いきなり答えが出るわけではないでしょうが、前進があることを願うのみです。

>24時間酸素を吸って、8千メートルの山に突入していく行為が旅行とはとても思えません。
>死に至るドーピングと言っても過言では無いと思います。

旅行とは思えない・・・同感です。
ですが、隊長の大蔵氏は別の場所で「旅行者」と言い切っている・・・。
このギャップ、違和感・・・どうやって埋めればいいんでしょうかね。。。。

事故を起こしてしまった、死者が出てしまった。。。
しかし、アドベンチャーガイズ社のHPにはお悔やみもお詫びもないままです。
まるで山仲間の友達がなくなったかのような記述が延々と続き、、、、、
個人的には企業としての姿勢にも疑問が残ります。

再び同様の事故が起きないことを願うほかはないのでしょうかね。。。
  1. 2007/07/04(水) 01:30:22 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

責任追及と原因究明

  初めて投稿します。いつも見させていただいています。
  ご紹介の航空・鉄道事故調査委員会の報告書は原因究明に特化したもので、責任追求の手段(例えば事故にあわれた方や遺族が航空会社や鉄道会社に損害賠償請求するための裁判の証拠資料)としては使えないように法令で定められているようです。責任追及が全面に出ると関係者が口を閉ざして肝心の原因究明ができず、同様の事故が再発しかねないためでしょう。
山岳事故もここまで割り切ることができると原因究明が進み、将来的に多くの人命が救われるでしょうが、それにはきっちりとした法的根拠に裏付けられた調査機関が必要でしょう。
  1. 2007/07/06(金) 21:54:46 |
  2. URL |
  3. ちよ #-
  4. [ 編集]

Re:責任追及と原因究明

ちよさまへ。
はじめまして。

ご指摘の通りで、やはり責任追及と原因究明、別のものとして割り切った考え方が必要ですね。

「法的根拠に裏付けられた調査機関」
公共輸送だからこそ、航空・鉄道事故調査委員会のようなものが成立したのだと思います。

翻ってみると、登山の世界。
社会全体に対していえば、少なくとも「公共輸送」と比べると、必要性はかなり低いものになるでしょう。
それは趣味・レジャーの世界の話であり、社会生活を送る上で必要不可欠なものではないからです。

ただ、将来的に多くの人が救われる、というのであれば、なにかできないんだろうか?と思ったわけです。

航空・鉄道事故調査委員会。
参考にできる部分はあるんじゃないか・・・と思いました。
  1. 2007/07/08(日) 11:12:35 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

エベレスト公募隊は、ちょうどダイビング業界のような感じになってきたなぁ・・・・というのが感想です。

ダイビングの世界は、事故統計さえもきちんと整備されていませんし、事故報告書もきちんとしたものがありません。水の中ですから、証拠は残らない。よって、重大事故おこしたショップが、その翌月のダイビング雑誌に、大々的に載っている、というのは日常です。この辺は中田氏の本を読めばわかります。
http://www.hi-ho.ne.jp/nakadam/diving/index.htm


アドガイの一件にしても、その場にいるのは関係者のみ、という状況で、事実経緯すらはっきりしない。ブログに殴り書きのような事実経緯だけ書いて、今は、他のガイドツアーに大忙し。人が一人死んでいるにも関わらず・・・。私には、そのメンタリティが理解できませんし、そうしたところをスポンサードするメーカーの意図も理解できません。


ちなみに、最近ではダイビングの事故の裁判では、主催者側がかなり負けています。参加者が引き受けなくてはならないリスクは当然ありますが、主催者側が果たさなくてはならないリスク管理のレベルというのも当然あり、その視点によってです。

エベレストの事故が、パルスオキシメーターと血中酸素飽和度だけに矮小化され、突然死だから致し方ない・・・・・という方向に、今まさに向かわんとしているのは、まったくもって馬鹿げたことだと感じます。
  1. 2007/07/10(火) 09:06:46 |
  2. URL |
  3. tokyo #QfNYz.PI
  4. [ 編集]

tokyoさまへ。

ダイビング業界のことは疎いので・・・時間のあるときに勉強してみます。

さて、山の事故の件。
事故統計は警察が整備しているものがメーンです。
ですので、特別、業界が統計整備しているわけではありません。
レスキュー協で報告書は毎年出ていますが、申告分のみの掲載ですし。。。
ただ、それでも、警察把握分だけでもあるだけいいとは思います。
おそらく競技(?)人口の差が、警察統計の有無の差ではないでしょうか。

高所登山の話。
たしかにアドベンチャーガイズ社の事故後の対応、何なんでしょうか。。。。
宝塚線事故のJR西日本の対応もあんまりでしたが、まだこちらの方が個人的にはマシ(?)な面もあると思います。

前回事故も突然死扱い。
そして今回も・・・となると、救いようがありませんね。
それでもそんな業者のツアーは繁盛している。。。
いったい何がどうなっているのやら。。。という感じです。。。
  1. 2007/07/11(水) 15:48:17 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

カルトかな?

外から見ていると異常なのに、ある種のコミュニティの中ではそれが当たり前というようなことがあります。AG社のパワーユーザの中に以下のような考えが広まっているとしたら、それはもう山岳ガイドではなく、カルト集団です。
(1)山、特に高山は素晴らしい
(2)死ぬ前に一度は高山に立ってみたい
(3)山で死ねるのなら本望だ、むしろ山で死にたい
(4)山で死んだ人間は素晴らしい
(5)ここは自前ではいけない場所(天国=高山)に導いてくれる素晴らしい場所だ
お布施がガイド料金、本山はチョモランマ、お墓もチョモランマですかね。

かなり怖いですね。
そうなっていないと信じたいです。
  1. 2007/07/12(木) 09:54:31 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:カルトかな?

おーのさまへ。

AG社のリピーターやパワーユーザー、ご指摘のような傾向があると思います。
掲示板の書き込みを見ていると、崇拝(?)に近いような。。。。

白馬でガイドツアーが遭難したときも、感情的な(?)ガイド擁護の声が、勤務先の掲示板に出ていました。

「批判はまかりならん!」となると、言いようのない気持ち悪さが残ります。

支離滅裂なものはともかく、異なる意見にも耳を傾ける姿勢、自分も忘れずにいたいものです。。
  1. 2007/07/12(木) 18:37:42 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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