山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【日々是好日147】 救助隊の手当と保険料

富山新聞より引用
 立山・剱岳方面遭難対策協議会(会長・伊東尚志上市町長)は10日開いた総会で、危険地域に出動する救助隊員(民間協力隊員)の傷害保険料と救助活動手当を、遭難者か遭難者家族の全額負担とすることを決めた。これまでは遭難者・家族に負担を求めてこなかったが、中高年の登山ブームに伴い遭難が増えたことから、長野、岐阜両県の遭対協と応益負担で足並みをそろえた形である。
 立山・剱岳遭対協は上市、立山の両町と立山黒部貫光、立山貫光ターミナル、立山山荘協同組合の五者で構成され、活動費用はそれぞれの負担金や補助金、寄付金などでまかなわれている。山小屋のスタッフや山岳ガイドら50人が救助隊員となり、2006年度は27件の遭難で27日間に延べ61人が出動した。
 救助隊員に適用する傷害保険は保険期間が七日間、死亡・後遺障害、入院、通院を含めた保険料が1人当たり1万5700円、救助活動手当は1回の出動で同じく1万5千円となっている。遭難者・家族の全額負担は8月1日から実施し、遭難・要救助の事態が発生した段階で負担について事前に了解を得る方向である。
 近隣の岐阜北ア、長野北ア南部、長野北ア北部、宇奈月、朝日岳の各遭対協は保険料と救助活動手当のほか、装備品や交通費など救助にかかった費用はすべて遭難者・家族の負担としている。薬師岳遭対協は遭難自体が少ないため、負担を求めていないという。(以下略)


この救助隊員というのは、警察・消防関係ではなくて民間の人達。
別に生業を持っていて、いざ遭難事故が発生したら、召集→出動。
消防団と似たような形態でしょう。

驚いたのは、剣・立山ともあろう場所で、救助隊員の日当・保険料が請求されていなかったこと。
どこでも当然請求されるものと思っていました。
まあ、負担するのが当たり前だと思いますが。。。。。。。

遭難した場合、出動隊員1人あたり1日に3万円強が必要になり、消耗品・交通費も。。。
さらに、民間のヘリが飛んだりすると…。
遭難した場合、やはりお金がかかること、改めて考えさせられました。
全額はまかなえなくても、保険は重要だなぁ…と。

これまでは遭難者・家族に請求していなかったとか。
どこからそのお金が出ていたんだろう?
それぞれの負担金や補助金、寄付金などでまかなわれているとのこと。
救助隊の側が私費負担していたとしたら、遭難なんて迷惑な話だと思われても仕方ありませんね。。。。。
とても「感謝の言葉」だけですむとは思えません。。。。

今後は事前に了解を取るとのこと。
「お金がかかるなら、救助はいりません」なんてことにならないことを願うのみです。

もし、事故を起こしてしまったら。。。。。
始末はなるだけ自分でつけたいものです。
となると、お金がいるのか。。。。



スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/07/12(木) 01:59:42|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<【山日記 35日目】 北横岳 | ホーム | 【日々是好日146】 0.27%の女人禁制>>

コメント

統計がとられているわけではないですが、遭対協の救助隊が出動しても負担を求めないところはけっこうあります。
遭対協は、立山・剣岳でもわかるように行政、山岳関係者、観光関係で構成されているところが多いです。観光が大きな収入減になっていますので、なかなかとりにくいのかなと思いますし、消防団が中心ですと火事や事故で出動してもその燃えた家から出動費用をとらないのと同じように遭難事故でもとっていないところが多かったのです。
遭難が増え、本業にも差しさわりがでるのでこのようになったのは仕方ないかも知れません。

ただ、7日で15700円の保険は、高いように思います。日山協の一番高い保険が年間17000円ですから出動日数が増えたのなら年間契約ですべきと思いますし、活動手当が遭難者の負担はまだわかりますが、保険は遭対協設立者が負担すべきものと思います。

また、このように金をとるということは、あらためて管理責任の問題がでてくると思います。剣・立山へいらっしゃいと観光ポスターで誘致し、いざ事故があったら、すべて事故者負担です。管理責任は知りません。というのは少し虫が良すぎると思います。もし、設置されていた道標があらぬ方向を向いていて道に迷った。捜索のためふもとに30人待機した。実際はヘリで収容された。ヘリ代50万円に30人の出動で45万円+保険料あわせて100万円払えと言われたら本当に訴えたくなると思います。

米国やカナダのように、国立公園に入域する人すべてから5ドルなりの金をとり、救助は無料とする方がよっぽど合理的と思います。またイギリスではすべて民間のボランティアで、寄付で成り立っているそうです。
地元遭対協の方の普段の訓練や救助活動については敬意を払いたいと思いますが、無償のボランティア活動がかなり普及してきている日本で、ボランティアの嚆矢とも言える遭対協ですので、もう少し工夫があっても良かったかなと思い、残念です。
私はある団体の救助隊に属していますが、頂くのは実費のみで手当ては頂きません。保険はその団体で加入しています。名簿を届けてあり、出動した時に出動者を連絡するとその方のみ保険が有効になる方式です。
  1. 2007/07/12(木) 07:34:46 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

なるほど、言われてみれば保険料、高いですね。。。。
年間契約にしておけば、ここは抑えられるというのは、おっしゃるとおりです。
金銭的なマネジメントの仕方、一考の余地があるようですね。

また、行政・観光業者からの一部負担、これはあってもいいとも思います。
ただ、総額でいくらかかるもので、事故者にどれだけの負担を負わせるのかというところ、すっきりとした道が今は見えません。

国立公園入園者から、小額のお金を取る方法、なかなか興味深いですね。
1人数百円でも、いろいろなことがカバーできるんじゃないかと思います。
ただ、国立公園、特に山となると入り口があまりにも多いような気がして、どこでお金をとるのか、という問題が出てくるかもしれませんね。
まあ、コイン式トイレのような、善意に任せる方法になるのかな…と思います。

ボランティア活動という視点。
正直なところ、欠けていました。
ちょっと考えてみることにします。

いずれにしても、救助隊。
制度・仕組みとしてはまだまだ未熟なところがあるようです。
うまい解決方法が見つかればいいですね。。。
  1. 2007/07/12(木) 16:44:48 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

国立公園の余談

国立公園の話で思い出しましたが、
http://www.eic.or.jp/
このサイトのアメリカ横断ボランティア紀行というのが、この手のサイトとしては出色の興味深い読み物です。
ボランティアの日米の違い、国立公園の日米の違いなど読んでるだけで知識になります。
国立公園の職員がアメリカは20000人に対し、日本は240人だそうです。
まあ、読んでみてください。
  1. 2007/07/17(火) 21:55:32 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:国立公園の余談

よかっぺさまへ。

ご紹介のHP、のぞいて来ました。
なるほどなるほど、と、ついつい引き込まれてしまいました。
日米の違い、思っていた以上でした。

国立公園職員について。
国立公園の管理・運営に対するスタンスが、全く異なるため、職員の数にこれほどの差が出るのでしょうね。。。
米の方式をすっぽり当てはめるのではなく、日本なりにそのいいところをまねるぐらいはあってもいいかもしれませんね。
  1. 2007/07/19(木) 14:46:35 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

Re:国立公園の余談

日本の国立公園より、米国の方が見せるための公園であるということを始めて知りました。
保護するための地域は国立公園とは別にあるというのも、考えてみれば当たり前ですね。入れない公園など作っても仕方ないですから。
また保護地域であっても、自らの足で入っていく国民については規制を加えないのも米国らしいですが、それは自己責任の世界です。
その米国が、中国に劣らず環境に関しては遅れているのが面白いです。もちろんその考え方の差は違うのですが現象は似ていますね。
原子力を規制して、石炭火力で亜硫酸ガスをまきちらしているというのにはびっくりしました。

公園で金をとることも、いろいろ考えないといけないことがあるようで、簡単なことではないのだと思いました。

余談の余談ですが、リスク管理に関して私がとても勉強させていただいている中西先生のHPにもとても興味深い内容が載っています。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/
良いオゾンと悪いオゾンがあるそうです。そしてほとんどの観測地点で国の基準は守られていないようです。にもかかわらず死者も何もでていないのでマスコミも騒いでいません。何かあればまた大騒ぎするのでしょうか。
これも、おひまな時にどうぞ。
  1. 2007/07/20(金) 18:31:09 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

難しいですね。

よかっぺさまへ。

返事が送れて申し訳ありません。
ここのところ妙に仕事が忙しくて・・・(言い訳です)。

公園に関するスタンスは、やはり違うようですね。
そこが違う以上、米国方式をそのまま・・・というのにはやはり無理があると思います。
だからといって、日本は現状のままでいいか、と言われれば、そうでもない。
どうしたらいいのか、考え続けるほかはなさそうです。

火力・原子力発電の話が出たので、ついでに。

80年代に出た本で、広瀬隆著「原発を東京に」というのがありました。
原発の危険性を述べた本で、結構話題になった記憶があります。
「そんなに安全なモノなら、東京の真ん中に原発を建てたらいいじゃないか」
と言うような趣旨でした。
その部分は同感です。
新潟の地震でも放射能漏れ、やはり不安の種になっています。

ただ、この本に出ていた代替発電方法について。
日本国内にもかなりの埋蔵量があることを示した上で、この方は「石炭」を挙げていました。
当時、すでにCO2の問題は言われていたにもかかわらず・・・です。
ここの部分には首をひねったものです。。。。

化石燃料に問題あり、原子力にも問題あり。。。。
となると、なかなか答えが見つかりませんね。。。
  1. 2007/07/24(火) 18:32:05 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/tb.php/364-8b945c22
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。