山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日153】 9月、規制スタート

あっっっという間に夏が終わり、9月。
秋になりました。

9月に始まったもの。。。。。西大台の入山規制。
すでにマスコミでも報じられていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
詳細は環境省近畿地方環境事務所の西大台利用調整地区ガイドで。

入山規制といえば、剣岳と谷川岳の登山条例が有名ですが、この2つは冬季の遭難抑止が目的。
今回の規制は、環境面への配慮が目的です。
法律的には自然公園法に基づくもので、罰則(6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金)もあるようです。

環境対策として行われているもの、マイカー規制はよく知られています。
近年だと乗鞍や南ア・広河原などが、新たに規制されました。
バスにしたからいい、というわけではないんですが、無制限に自家用車が入るよりは、随分マシといったところでしょうか。
また、各地で木道設置や登山道にロープを張ったりして、「ルート」を規制しているところもあります。
これは植生の回復に、一定の効果がでているようです。


西大台の場合、利用調整地区に沿って走る大台ケ原ドライブウェイのマイカー規制はありません。
「車」ではなく、「人間」の数を限るという手法です。
「人間」の数を規制する、あまり聞いたことがありません。。。
「ルート」の規制もあわせて行われることになると思います。

なお、今回の規制に関する問題点など大台ケ原・大峰の自然を守る会のHPに詳しく載っています。
一歩前進ではあるけれど、まだまだ不十分といったところでしょうか。
規制の中身と決まったいきさつ、役所の対応・・・・。
確かに問題点もてんこ盛りな感じです。。。
ただ、大台・大峰の山々を見つめ続けて活動を続けている方々がいること、心強く思います。

今回の試み、どうなっていくのか見守って行きたいと思います。




規制。
本来なら、ないに越したことはありません。

好きなときに好きな山に入り、通りたいルートを通り、泊まりたいところで泊まり・・・。
そんな「山」のもつ「自由さ」が、少しずつ失われていくこと、寂しい限りです。

しかし、現状からすると、やむを得ない。。。。。。。。
この現状を招いた原因、すべてではないとしても、その一端は、登山者全員にあるのではないでしょうか。



環境省は、西大台の取り組みの様子を見て、知床などへの拡大も考えているようです。
あちこちで拡大されたら。。。。想像するだけでため息が出てきます。。。。

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/09/01(土) 14:27:09|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

入山規制

たしか、人の数を制限するという話では尾瀬ヶ原で入山規制が検討されたように思いますが。

入山者が増えるとどうしても環境に与えるダメージも増えてしまいます。尾瀬の湿原の草原化や高山のお花畑の裸地化、高層湿原の富栄養化など、多くの問題が人間の関与の多さから引き起こされてきました。そういったことから考えるのなら、規制もやむなしだろうと思います。

登山をする側から考えるとマイカーを利用してなるべく高いところまで入れれば、登山も楽ですし、下山後も着替えなどを持って歩く必要がないですから便利ではあるのですが、その辺が利用と保護とのせめぎ合いの部分なのでしょう。

例えば、ハイマツを見てもらうといいですが、ハイマツの一節が1年です。だいたい、中部山岳のハイマツだと良く伸びているところでも一節1センチくらいしかありません。そういう意味では小さなハイマツ一株が数百年かかってそこまで育っていることがわかります。しかし、人がそれを踏み荒らしてしまえば、そのハイマツは数年で姿を消します。もしかすると、誰かが知らずに踏んで折っただけで数十年のハイマツの成長が無になります。それだけ、回復は遅く、破壊は易いものを扱っているのだという思いを持ってもらえると、保護する側からはうれしいのではないか、と思います。
  1. 2007/09/04(火) 14:41:37 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:入山規制

おーのさまへ。

返事が遅れて申し訳ありません。
仕事を休んで山に行っていたぶん、何かとしなければならないことがどっさりとありましたもので。。。。

高山植物。
年に数ミリしか成長しないものもあると聞いたことがあります。
ご指摘のとおり、知らずに折ってしまうこと、あると思います。
「持って帰る」のは論外ですが、「無意識のうちに踏む」なんてこともあると思います。
これは意識していても起きうる、というか、実際に起きていると思います。

人がそこに立ち入らなければ、そういったことは起きません。
となると、「増えすぎた人」を減らす方向に行かざるを得ないんでしょうね。

大量に人がなだれ込む山。
「百名山」の功罪などで、よく話題に登ります。
また、「人が多いから」「人気があるから」という理由でその山を目指す人もいるのではないでしょうか。
いずれにしても、そこには「オーバーユース」への視点が、若干足りないのかもしれません。

また、わずかながらではあっても、自然の回復力というものもあります。
そのあたりのバランス、どうとるのかが難しい点だと思います。
もし、かなり人が少なければ、あるいは回復力が勝る・・・なんて部分、ないもんなんでしょうか。。。。。

マイカー登山の恩恵、私自身も何度も享受してきました。
確かにいろいろな意味で、ラクだし便利だし。。。
たまに公共交通機関利用で山に行くと、マイカーのメリット、ますます強く感じます。
ただ、そればっかりではダメな時代になってきたのかもしれません。

駐車場&シャトルバスのようなマイカー規制、妥協点としてはまずまずかもしれません。
そういう動き、広がったとしても、甘んじて受けるほかはないのでしょうね。
  1. 2007/09/07(金) 14:38:21 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

Re:入山規制

西大台の両方のHPを読みましたが、難しいですね。
人数の問題にしても、規制された人数一杯に来れば、現在の入山数より増えてしまう。しかし、オーバーユースの観点からはピークカットの方が効果がある。

どちらの言ってる事も正しいところはあるので、言えるのはこれが最後ではなく、最初の一歩で、問題があれば変えていくということが大切だと思います。

自然は一度壊れたら戻らないという人もいますが、少なくとも入山者数は把握できるので、全く規制なしよりは影響の把握もしやすく対策も打ちやすいと思います。

中国による大気汚染が問題になっていますが、実はアメリカも相当な大気汚染をかかえているそうです。その原因は石炭火力発電だそうです。そのような地球規模の問題と比べても仕方ないですが、できることを少しずつやるしかないですね。山と同じで人類の存在自体が温暖化の原因のようですから。
  1. 2007/09/07(金) 19:55:56 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #hufKyueo
  4. [ 編集]

Re:入山規制

よかっぺさまへ。

おっしゃるとおり、難しい問題ですし、今回の規制ですべてOKかといえば、そうでもない。。。。
やはり第一歩ととらえ、今後の推移を見ながら、さらに方法を考える、というほかはないと思います。
わずかながらではあっても「前進」である、と受け止めたいところではありますが、重要なのは、私も「これから」だと思います。

>できることを少しずつやるしかないですね。

そうですね。
多少なりとも報われることがあるということを信じて、少しずつやっていくほかはなさそうです。




余談ですが、石炭火力発電。
以前、原発にすればいいのか?みたいな事をコメント欄に書きました。
私自身、どっちもどっちだというのが正直なところです。

クリーンエネルギーへの注目が年々高まっています。
ただ、長野で風力発電施設の建設に対して「景観破壊」との声も上がり、騒動になっています。
(現在、どのようになっているのか知りませんが。。。)

いずれの問題も一筋縄ではいかない。。。。

難しいことが多いですね。。。。


  1. 2007/09/08(土) 14:34:04 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

当事者?

管理人さま みなさま
おひさしぶりです  大台ヶ原のHIKOです
大峰・釈迦岳の遭難以来ですから4ヶ月ぶりです。
その間、ずっとROMをきめこんでいましたが、みなさまのまじめな論議は拝読していました。
このたびの、大台の入山規制の論議もあり難く拝読させて戴きました。

ブログの常識を知りませんが、こういう場合、当事者は沈黙を守るほうが良いのかもしれませんが、みなさまの論議が、冷静かつ聡明で、教えられることが沢山あることに正直ほっとしてコメントしました。

人間は立場によって考えが変る生物で、唯一絶対の真理など存在しないと考えています。私共の考えも、その多くの考えの一つに過ぎません。
私共への疑問・不満など、率直にぶつけてください。可能な限り率直、正直に書かせていただきます。

大台ヶ原は、ここまで来るのに40年近くかかりました。ようやく、これからが本番です。

  1. 2007/09/09(日) 08:33:23 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:当事者?

HIKOさまへ。
お久しぶりです。
また、精力的な活動、ご苦労様です。
HPの方を時折拝見しております。

>ブログの常識を知りませんが、こういう場合、当事者は沈黙を守るほうが良いのかもしれませんが・・・

ブログの常識、正直なところ、私もよく分かりません(笑)。
ただ、ここのサイトにおいては、当事者の発言も歓迎します。
当然、私との意見の相違は問いません。
ひとつのことに関しても、多様な考え方があることは承知しているつもりです。

また、異なる意見に触れることによる「変節」は、場合によってはあってもいいと思っていますので。。。。

>ようやく、これからが本番です。

個別の案件に関しては、賛否があろうかと思います。ですが、全体の流れとしては「これからが本番」、皆さん同じ考えだと思います。

ただ、この「一歩」を進めるために、40年近くかかったとなると、ため息が出ます。。。。
また、その一方進めるための力になった方々には、頭の下がる思いです。

内容は十分ではないかもしれない。
だけど、とても重い「一歩」だったと思います。
  1. 2007/09/09(日) 17:45:23 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

第一歩

管理人さま & みなさまへ

折角の日曜日に、早速ご返事をいただきまして有難うございます。また、過分のお言葉に恐縮いたしております。

みなさまのご意見をうかがっていて、一番ほっとしたのは、よかっぺさまと管理人さまがおっしゃる >やはり第一歩ととらえ、 というお考えでした。行政の杜撰・怠慢に絶望的になっていましたが、この言葉に救われました。

入山規制の問題は市民の間で賛否を問うべき問題だとは考えていません。皆んなが自由に意見を出し合って、試行錯誤のなかで最善の道を探すしかないと考えています。

ただ、経験のないお役人が、その市民の声に耳をかそうとせず、責任逃ればかりをするので批判の声が激しくなってくるだけのことです。

因みに、昔、私達が求めた「入山制限」は当時は全くの門前払いでした。それが、西大台だけにせよ、まがりなりにも実現したのは隔世の感があります。

ところで、管理人さまの>異なる意見に触れることによる「変節」は、場合によってはあってもいいと思っていますので。。。。というお考えには全く同感です。ただ、当然のことながら、原理主義者はこの発想を嫌います。行政と市民が話し合って、そこに変化・変節がなければ何のための市民参画か、と言いたくなります。ただ、お役人は変りたくないようです。変れば楽になるのに・・・
  1. 2007/09/10(月) 00:26:52 |
  2. URL |
  3. HIKO #b4jxZAz.
  4. [ 編集]

Re:第一歩

HIKOさまへ。

「第一歩」
おそらく多くの人がそうとらえていると思います。
これですべてうまくいくのであれば、ゴールであってもいいのですが、まだそうではない。。。。
「第一歩」の影響や効果を見て、2歩目をどっちに向いて踏み出すのか。。。。大切なのは、そちらになってくると思います。
ですが、一歩目がなければ2歩目はありません。
ですから、第一歩の意味、よくかみ締める必要があるのでしょうね。



「変節」について。

自分に意見・考えがあり、別の考え・意見があることを知って。。。。
「なんぼなんでも、それはないやろ」ということもあります。
また、自分の意見や考えが変わるわけではないけれど、「そういう考えもあるかぁ」ということも。
同時に、「なるほど・・・そっちの考えのほうがいいなぁ」という「変節」。
これもあっていいんじゃないでしょうか。

ご指摘のとおり、役所の方々は原理主義なのかもしれません。
常に「自分(たち)が正しいのだ」という立場にいたとすれば、ろくなことにならないのは誰でもわかりそうなもんですけどね。。。

市民参画やパブリックコメント、そうあって欲しいものです。。。
  1. 2007/09/11(火) 00:20:32 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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