山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【遭難カルテ142】 剣で8人、無事救助

【概要】
25日午前8時45分ごろ、富山県立山町の北アルプス・剣岳で、福岡県大牟田市の大牟田岳稜会の男女計8人が「三ノ窓近く(2650メートル付近)で道が分からなくなった」と携帯電話で110番、救助を要請した。一行は、福岡市南区、♂(66)▽同市中央区、♀(62)▽福岡県大牟田市、♂(59)▽同市、♂(69)▽同県前原市、♀(63)▽同県遠賀町、♂(65)▽熊本市、♀(57)▽神奈川県相模原市、♂(62)。通報を受けた富山県警上市署は、現場周辺は厚い雲に覆われ視界が悪いため、25日の捜索を断念。8人の装備が比較的しっかりしていることや、健康状態に問題がないこと、食糧はあること、携帯電話で連絡が取れていることなどから、現場にとどまるよう指示した。翌26日、県警山岳警備隊員らが午前6時15分ごろから県消防防災ヘリで救助を開始。剣岳の小窓の近く(2350メートル付近)で8人を発見、ヘリで上市署の室堂警備派出所に搬送した。疲労で体調不良を訴えている人もいるが、8人とも命に別条はく、その日のうちに帰路についた。一行は22日に室堂から入山し27日に宇奈月から戻る予定だったという。24日の夕方、剱岳山頂から仙人池に向かう途中で道に迷ったという。
(毎日新聞、読売新聞、中日新聞、西日本新聞、共同通信、NHK、KNBよりデータ引用・抜粋)


【考察】
剣、三ノ窓・・・。
学生時代、夏ともなれば通っていた、懐かしい地名でした。

さて、今回の件。
剣岳から先は一般ルートでない部分があり、当然、ザイルを携行すべきルートです。
TVニュースの映像から、ハーネス等をつけている様子が見えたので、そのあたりの装備はあったのでしょう。
ただ、そういうルートに8人とは、ちょっと多すぎるような気がしますが。。。。
また、パーティーをまとめるべきリーダーの存在が、全く報じられていませんでした。
8人という大人数にもかかわらずリーダー不在のパーティーとすると、ちょっと怖い気がします。

日々是好日154
で書いた言葉に
「遭難者が50歳代後半、60歳代に集中しているのは、年間統計などでも同じ傾向が見られます。」
というのがあります。
今回の8人を年齢順に並べると、♀(57)、♂(59)、♂(62)、♀(62)、♀(63)、♂(65)、♂(66)、♂(69)。
全員がすっぽりと「50歳代後半、60歳代」にはまっているのが、象徴的です。

少しややこしいルートに大人数の年配の方、希薄なリーダーの存在。。。。
この時点で、ぼんやりと危なっかしさが漂ってくるのは、あくまで個人的感想に過ぎませんが。。。。。。


さて、今回のルート。
事実上、剣岳から先が核心部といえます。
一般ルートではなく少々ややこしい道ですが、バリエーションルートとまでは言えず、それなりに人も通っているルートです。
当然、マーキングや踏み跡があり、私が行った時には読図とあわせてそれを拾って移動しました。
多少ピークを巻くところはあるものの、基本的には尾根通し。
迷いやすい箇所がないわけではありませんが、たとえガスっていたとしても、進む方角が違ってきた時点で、支尾根に迷い込んだことは分かるはずだと思います。
となると、読図に誤りがあって迷ったか。。。。もしくは読図自体ができていなかったのか。。。。
また、現在位置を把握できていた地点まで戻ることはできなかったのだろうか。。。

稜線の東側にいたとすれば、急峻ではありますが、三ノ窓雪渓や小窓雪渓を下る選択肢も考えられます。
アイゼンを持っており、それをちゃんと使えれば、可能のように思います。
ただ、季節を考えると、シュルンドやクレバスが発達して、雪渓が切れていることも考えられるので、雪渓下降は「賭け」のような要素もあります。
となると、戻るのがベストのように思います。

ただ、迷いに迷った挙句、進退窮まった。。。。となると、どうしようもありませんが。。。


残念なこと。
27日までの登山予定で、25日朝に救助要請。
進退窮まって身動きが取れなくなった場合は別ですが、これってどうだろう。。。。
疲労による体調不良だけで、下山後即入院したわけでもなく、帰路に着いたと、報じられています。
食糧も持っていたという報道からすると。。。。。

稜線に戻ることができれば、剣岳に戻り、室堂方面へ。。。という、「予定日(27日)までに自力下山」の選択肢がある、ということになります。
なのに。。。ということであれば、「安易な救助要請」といわれても仕方ありません。
このあたり、もう少し詳細な情報がない限り、断定はできませんが。。。
いずれにしても、ここの部分に違和感が残ります。



今回の8人中、7人が九州の方。
自宅から入山口までの移動、下山後の帰宅までの移動、それこそ大変なものです。
関西にいる私ですら、普段「遠いなぁ」と思うこともしばしばです。
それよりもはるかに遠い九州ともなれば、その思いはより強いことでしょう。
「せっかく、はるばる来たのだから…」
そういった思いを持つこと、分かるような気がします。

ですが、それが「戻る」「引き返す」という判断を鈍らせるとしたら。。。。。。
そういった心理が働くのであれば、「せっかく来たのだから」という意識は捨て去った方がいいのかもしれません。


全員が無事であったことは、よかった。
それは言うまでもありません。
ただ、釈然としないものが残るケースでした。。。


スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/09/28(金) 19:29:01|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13
<<【日々是好日155】 岳人10月号 | ホーム | 【遭難カルテ141】 六甲で8日ぶり、男性生還>>

コメント

あくまでも想像ですが

確かに釈然としないものが残りますね。

装備と言っても、もうひとつはっきりしませんし、どのような場所(地形)でどのようにビバークしていたのかもはっきり分からないのですが、ただ、あくまでも想像の上でとことわって・・・
一晩ビバーク→朝になっても天候が回復しない→もう一日ビバーク→さらに天候が回復しなかったら→濡れた上に低体温症→去年の白馬岳4人死亡の二の舞・・・なんて考えちゃって、救助要請したのでは。
そういえば、白馬で亡くなった方たちも九州でしたよね。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07092656.htm
に、大牟田岳稜会の会長(69)のコメントがありました。「天候が厳しく、二晩ビバークしたので心配したが、経験豊かなメンバーたちだったので信じていた。大事に至らずに本当によかった」
その通りでしょうが、こういったコメントや報道によく出てくる「経験豊か」「ベテラン」「ヒマラヤにも・・・」といったものほど、眉唾ものはないと感じるのは私だけでしょうか?経験豊かなベテランなら、さぞや「危険予知」に優れていらっしゃるんでしょうね、とつい悪態をついてしまいたくなります。
もちろん、高齢になると経験・キャリアはそれは増えますが、体力そして判断力が衰えるのも事実でしょう。

事故や遭難事例の情報公開を積極的に行っている山岳会や救助関係もありますが、まだまだ一部のようです。過去の事例をきちんと分析・総括し、批判すべきところは批判、議論し、全ての関係者がそういった情報を共有できるようにする。日本と欧米との差はこんなところにもあるような気がします。
  1. 2007/09/28(金) 21:47:45 |
  2. URL |
  3. Taku #-
  4. [ 編集]

Re:あくまでも想像ですが

Takuさまへ。

各種報道から得られる情報以外は、想像で補う必要があります。
それは経験に基づくものであったり、気象関係などの別のデータに基づいたりするもので、かつ多面的であればなおよいのではないでしょうか。

ご紹介のサイト、拝見しました。

>「経験豊か」「ベテラン」「ヒマラヤにも・・・」といったものほど、眉唾ものはないと感じるのは私だけでしょうか?

いえいえ、そう感じている方は結構いるのではないでしょうか。
まあ、「悪態を・・・」というところは、人それぞれでしょうけれど(笑)。

そもそも「ベテラン」の定義自体が存在せず、言葉だけが独り歩きしているのが現状でしょうか。。。
また、この「ベテラン」、年配の方の場合によく遣われていると思います。
例えば「20年の経験があるベテラン」、30歳代の人についていたこと、あまり見かけませんが。。。
誤解を恐れずに言えば「ベテラン=年齢が高い」とすら思えてしまいます。

中身の薄い20年の経験よりも、中身の濃い5年のほうが、はるかに高い経験値だと思います。
年数だけで「ベテラン」「経験豊富」というのは、無意味だと思います。

事故や遭難事例の情報公開。
ご指摘のとおり、まだまだ遅れているのが現状でしょう。
そこには我々が学ぶべき点が、それこそ山のようにあると思います。
別項でも書いたのですが、「責任追及」のためではなく「原因追究」と「対策と教訓」のため、あってほしいものですが。。。
  1. 2007/09/29(土) 19:55:59 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

相対値と絶対値?

剣の本峰から北は破線路表示をしている地図もあるが、一般ルートではない。
さりとて、踏み跡というか道はあるので間違えなければそんなに岩登りというところでもない。

ただし、ルートを知っている人にはさして難しくないところだが、知らない人には必ずしも稜線通りという感じではないし、岩が多いのでガスったり、濡れたりするとかなり難しいルートである。

チンネや六峰を登はんして面倒なのでハーネスをつけたままということなのか、中高年がセカンドステップとして岩稜歩きに挑戦したのか不明ですが、剣を岩登りの対象として取組んでいる人の中でのベテランとか経験豊富というとクビをかしげたくなる遭難ですね。

ベテランとか経験豊富は眉唾というより、絶対値がないので、仲間の中でベテランとか経験豊富であるという相対値でしかないのだろう。クライミングにはベテランとか経験豊富とは異なるがⅣ級がリードで登れるとか5.10aがリードで登れるというある程度絶対的な基準がある。漢字検定とか、検定好きの国民性をいかし、登山検定でも始めますか?

迷わないように標識をつけたり、落ちないようにクサリをつけると、そういうものが無ければ登らない人達がたくさん来て、かえって事故が増えてしまう。
つけなきゃいけないのは、標識やクサリでなく、本人の実力ですね。
  1. 2007/09/30(日) 11:46:23 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

迷い易さのグレード

 剣の手前と向こう側で、迷い易さのグレードが違うのでしょうかね。タテバイ、ヨコバイとか5.10aと言った登行困難度とは別に、標識やペンキの多さが手前と向こう側で全く違っているのでしょうか。
 百名山の場合、一般ルートの部分は標識やペンキだらけで、ガスっても迷いようがない山もあります(特に九州の久住山)が、一般ルートをはずれた途端に標識やペンキが少なくなって登山者自らルートファインデイングせざるを得なくなるということもありそうですね。


  1. 2007/09/30(日) 21:48:27 |
  2. URL |
  3. ちよ #-
  4. [ 編集]

ふしぎです

なんなのでしょうね?この不思議さ。

まず、小屋から登って初日にピークを越えた所で道迷いになったのか、と思いきやビバークして2日目なんですね。
初日のビバークも十分に時間があればルートを変更して、来た道を戻る手もあっただろうに、ということで?
2日目に遭難の連絡をしたとしても、それまでに時間があったのだからルートを探すとか、そういった時間もあっただろうに?
いくら雨が降っているとは言え、まだ、降雪していないのだからギブアップするには早すぎるような気もするし、ギブアップする前にとるべき手段はたくさんあったように思えます。

剣岳を登るのにたりない技術や体力の者が少なからずいて、初日に登るだけで時間切れ、次の日に降りるに降りられず、戻るに戻れずの状態になったと考えると救助要請納得しますが、それは登る以前の問題でしょうね。

大の大人が8人もいて、登ってしまってから降りられないと騒ぐんだったら、庭の高木に登ったまま降りられずににゃーにゃー鳴く猫と一緒だろうと思うんですけどねぇ?

道迷いで無事の遭難の事例を見たようで、ぜひ、遭難の報告書を見てみたい事例ですね。
せめて戻れなかったのでしょうか?


と思っていたら他のニュースソースに違う情報がありました。

(北日本新聞より)
福岡県の男女8人 無事救助 剱岳小窓、ヘリで室堂へ搬送
2007年09月26日
 二十五日に北アルプス・剱岳小窓近く(二、三五〇メートル付近)で、道に迷い救助を求めていた福岡県大牟田市の大牟田岳稜会の男女八人が二十六日早朝、県消防防災ヘリで救助され、室堂まで搬送された。上市署によると、それぞれけがはなく、疲れはあるが比較的元気という。一行は同署室堂警備派出所で事情聴取を受けた。
 救助されたのはリーダーの同県福岡市南区若久、会社員、Oさん(66)をはじめ、同県や熊本、神奈川県の五十代後半から六十代の男性五人と女性三人。
(略)
 一行は二十二日に室堂から入山。二十四日に剱岳に登頂後、仙人池に向かう途中、ガスで視界が効かなくなって道に迷い、小窓付近で持参していた簡易テント(ツェルト)で野営した。二十五日には携帯電話で救助を求めたが、悪天候のため同所で野営していた。
 同署によると、救助されたのは小窓付近だったが、一行は三ノ窓(二、六五〇メートル付近)と思い込んでいたらしい。ルートは剱岳の北方稜線で上級者向きという。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070926/7391.html

(KBN(北日本放送)より)
2007 年 09 月 26 日 10:29 現在
剱岳で遭難の8人全員無事救助
北アルプス剱岳で、道に迷って救助を求めていた福岡県の中高年のグループ8人が、26日朝、ヘリコプターで全員救助されました。
(略)
 県警山岳警備隊や山小屋関係者によりますと、剱岳山頂から仙人池に向かうルートは決まった登山道がなく今回のように霧が出た場合にはベテランでも引き返すことが多いということです。
 しかし8人は自分たちのいた小窓付近を三ノ窓と間違うなど現在地の確認ができておらず、また迷ったと気づいたときに来た道を引き返さずほかの登山者が通った跡などを探して体力を消耗してしまい、助けを求めたとみられます。 
http://www2.knb.ne.jp/news/20070926_12999.htm

なるほど。。。^_^;

正確な情報はご本人たちからレポートが上がらないとわかりませんが、上の情報から見ると、読図ができず、高度もわからず、しかも引き返すこともできなかったということで、自称ベテラン、必ずしも上級者ならずというところでしょうか。
どうやら、リーダーは実名報道のOさんだったようです。
  1. 2007/10/01(月) 09:01:46 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

何が難しいか?

まあ、ほぼ想像通りのようです。
昔、昔、真砂にテントを張って、毎夏歩き回ったので昔と変わっていなければ多少は土地勘があります。

いろいろな講習にもたずさわっているのですが、技術というかやり方は教えられるのですが、教えられないものも多々あります。
地図の見方は教えられますが、富山の道迷いではないですが、見通しが良くないと読図練習はできないという人もいます。すべてにおいて実際の判断というものをどうやって教えるか?それが難しいです。

地図の見方がわかったらルートファインディングができるかというと決してそうではありません。地図よりもラフなポンチ絵の方がよくわかるところもあります。昔の山岳会は、体験と指導がうまくかみあっていたように思います。残念ですが、いまは講習中心になりすぎているような気もします。
  1. 2007/10/01(月) 22:51:23 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさま&ちよさま&おーのさま。
まとめレスとなりますが、ご容赦ください。

「ベテラン」や「経験豊富」。
確かに客観的基準が存在するものではないようですね。
そのコトバを用いる側の、主観に基づいたもので、誰にでもうなずけるものではない。。。。。。
そんな状態のまま、コトバだけが一人歩きしてしまったのでしょうか。。。。
こんな表現、やめてしまった方がいいのかもしれませんね。

>検定好きの国民性をいかし、登山検定でも始めますか?

うひゃ~。。。。
検定。。。。私は絶対に受けないような気が。。。。(笑)

>つけなきゃいけないのは、標識やクサリでなく、本人の実力ですね。

おっしゃるとおりなんですけどね。。。。
そうでない人が実際にいることや、そういう人の声を受けて標識やクサリを整備する向きもあるんですよね。
問題はそっちですね。

>剣の手前と向こう側で、迷い易さのグレードが違うのでしょうかね。

そういったグレードのようなものがあったとしたら、間違いなく違う、と言えます。
本峰頂上までは、迷うことはまず考えられません。
タテバイヨコバイといった、いわゆる「難場」と言われているところでも、ごくごく基本的な三点確保さえできていれば通過できますし、普通のバランス感覚があれば岩登り等の特別なトレーニングはなくてもいいかと思います。
本峰から先は、「このピーク、どっちから巻いたらいい?」みたいな場面があります。
自分でルートを探すような作業が必要になります。
とはいえ、個人的には、そんなに難しいとは思いませんでしたが。。。

ただ、よく整備された迷いようのなさそうなルートにしか行ったことがない人は、面食らうかもしれません。
そういう人が一端コースアウトしてしまうと、パニックになるのも分かるような気もします。。。
本当のところ、それではダメなんですけどね。。。

>なんなのでしょうね?この不思議さ。
>ギブアップする前にとるべき手段はたくさんあったように思えます。
>せめて戻れなかったのでしょうか?

そうなんです。
そこに尽きる気がします。
死者・けが人が出る前に打てる手はすべて打ったのかどうか。。。
そのうえで救助要請をすること自体はいいのですが、報じられた内容からは、そうではないような雰囲気が色濃く感じられます。

ご紹介のサイトの報道によると、確かにオソマツな感じがしますね。。。。
「引き返す」選択をしなかった理由、本文にも書いたのですが、「せっかく来たのだから」という心理であったのなら、困ったことですね。
山もお天気も、遠方から来た人に優しいわけではなくて、そこにいる人すべてに同じ条件だということは、誰しも分かることなんですけどね。。。

>技術というかやり方は教えられるのですが、教えられないものも多々あります。

ですね。
「学んで覚えていくもの」とは別に「経験を積んで(場数を踏んで)、身に付けていくもの」があると思います。
かつての山岳会や学生山岳部などは、そういった場だったのでしょう。

>残念ですが、いまは講習中心になりすぎているような気もします。

そうかもしれませんね。
講習を受けたらそれで安心、みたいな心理もあると思います。
講習で「基礎知識」のようなものは得られますが、それだけでは応用が利くかどうかは。。。。
「基礎知識」の上に、経験に基づく「知恵」のようなものが必要だと思いますが、なかなかそこは難しい。。。

一方で山岳会自体も「つれてってサン」を抱え始めてから、???な状態になったのではないでしょうか。
そういった面もあるように思います。
  1. 2007/10/02(火) 12:48:25 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ヘリが良く見つけましたね

 遭難原因うんぬんの話とは別ですが、
 救出時には既に天候が回復していたのかどうか知りませんが、案外早くヘリが8人を見つけましたね。
 報道では、8人グループは、小窓付近の標高2350mのところにいたとのことですが、それらしい場所を推定すると、予定のルートからはずれて小窓尾根沿いに急降下した所ではないかという気がしております。
 現在位置がわからなくても、警察と携帯電話で連絡をとりあって、周辺の地形の特色を伝えていたはずです。このグループは、尖がったピークが北西方向に見えたために、それを小窓の王と勘違いして、自分達のいる場所を三の窓と思っっていたのかもしれません。実際に見えていたピークはマッチ箱ピークで、警察もそのあたりを察知したのではないかと、勝手に想像しております。


  1. 2007/10/03(水) 01:00:39 |
  2. URL |
  3. ちよ #-
  4. [ 編集]

めぼしはついてたんでしょう

現地の警察の方はこの地域に詳しい方たちですから、おそらく連絡者からの連絡で場所のめぼしはついていたんだと思いますよ。

地図上からも確認しましたが、25000分の1には登山道の表示がないんですね。しかし、おそらく歩かれている方はある程度いるでしょうし、もともとこのルートを使うつもりだったら、前もって情報を仕入れていくものだと思いますし。
本来なら、降雨や雲の中の場合には特に念入りにルート上の特徴をひとつひとつ確認しながら高度や歩いた距離などを勘案して、場所を確認して歩くと思っているので、かえって迷いにくいと私は思っているのですけど、この部分がなかなか伝わらないポイントなんでしょう。
でも、いい歳した大人が8人も揃って、こういう技術もないまま歩いていると言うのは、ある意味、驚異ですね。
  1. 2007/10/03(水) 13:12:54 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

救助のこと

ちよさま&おーのさま。
まとめレスとなりますが、ご容赦ください。

遭難した方たちは三ノ窓付近にいたと思っていたので、そう通報したのでしょう。
捜索する方は、一端、三ノ窓付近を捜索。
それらしい形跡がなかったため、「だとしたら・・・」という推測に基づき、小窓付近を捜索し、発見。
そんな感じだと思います。
おそらく、推測の内容はちよさまご指摘の内容と大差ないのではないでしょうか。
三ノ窓から小窓、ヘリならば、それこそあっという間ですからね。。。。

>いい歳した大人が8人も揃って、こういう技術もないまま歩いていると言うのは、ある意味、驚異ですね。

う~ん。。。。
報道された内容からのみ見れば、稚拙といえるかもしれません。
ただ、それ以上のことが分からないので、やっぱり、ご本人たちからのレポートのようなものが出ないと、なんとも。。。。

また、「明日は我が身」かも知れません。
そんなときに「ベテラン」とか「経験豊富」とかいわれたくないなぁ。。。。とも思います。
逆に「初心者」って言われるのもなんだかなぁ。。。。ですが。。。
  1. 2007/10/03(水) 16:10:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

計画のこと

推測ばかりで申し訳ないが、このパーティーは計画段階でもう遭難しているのではないでしょうか?

このコースは(最終的にどう行こうとしていたのか不明ですが)行けば何とかなるというコースではありません。経験者がいなくて初見のものばかりで行くならよほど事前の文献による調査が必要です。

小屋どまりとすると行程にかなり無理があります。テントなら下山予定日にもなっておらず食料もあり元気なのに救助要請の理由が不明です。(自分たちの力ではルートを見出せなかったかも?)所在地を誤認していればルートも見出せないでしょう。

最近は、どうも計画軽視の風潮が強いような気がします。登山口で登山者カードに書けば、計画書をだしているような気になっている人が多いと思います。
計画は検討(つまりリスク評価)してこそ価値があります。三の窓はこの時期でもエスケープとして使えると思いますので、見失ってはいけないポイントだと思います。どの時点で視界不良になったのか不明ですが、本峰から北へ突入する前で、ルートを熟知した人がいなければやはりルート変更すべきと思います。

計画ではまず、全体のルートとパーティーの力量を比べる。そしてそれに天候悪化の要素を加えたときどうなるかを検討する。ここで悪化したら行くのか、戻るのか、逃げるのか、停滞するのか。それをシミュレーションしていき、絶えず判断の目安を持つ。それでも予想外のことがおきる、それが登山です。

ルールのないスポーツである登山では、計画はその山行におけるルールだと思います。小屋泊りかテントか、軽装でスピーディーに行くか、重装で安全に行くか、決めたルールにより判断基準も変わります。変えなくては行けません。

自分たちの力に余ることに気づいた。戻るルートも、自信がない。それであれば、限界になる前に早めにギブアップするのも悪い判断ではないでしょう。それは繰り返さないよう良く反省会をして頂きたいものです。
計画と反省は必ずペアなのです。
  1. 2007/10/03(水) 23:13:56 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

例えば、以前の山岳会ならどうするでしょうか?

例えばの話で申し訳ないですが、きちんと計画や登山技術の伝承がうまくいっている山岳会などではどのような形でやっていたのでしょうか?

私の推測
・登山企画:
基本的にそのルートの経験者がプランを考え、同行者を募る。もしくはある期間に同行できる人員を募集し、集まった人員によって登る山、難易度を決める。
・登山計画:
参加者の陣容を見ながら、山行計画を立てる。基本的には対象ルートに詳しい者、もしくは詳しい者の知恵を借りてエスケープ計画も含めて検討する。その際、直近の状況などについても文献、ウェブなどから情報を仕入れる。場合によっては山小屋や該当地域の観光課などに問い合わせる。また、行動中も山小屋などに直前の情報や現在のルートの状態などについて問い合わせておき、問題があるようなら計画の変更を検討する。
・チーム編成:
難易度にもよるが、岩登りなどの難易度が高いような場合には、初心者レベルの者がスキルのあるものの人数を上回らないようにする。人数が多い場合には、3、4人ずつのチームに分け、上級者+中級者:2、3人+初級者:1、2人くらいのチーム編成になるようにする。

。。。というように行けば苦労しないか?
  1. 2007/10/04(木) 10:28:48 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

計画と反省

よかっぺさま&おーのさま。
まとめレスとなりますが、ご容赦ください。

計画が軽視されがちな風潮、あるかもしれませんね。
山行の何割かの部分を占めるのが計画だと思います。
ここで何かとんでもない間違いがあったら、かなり危ないと思いますが。。。。

今回の件、やはり計画段階から無理があったのかもしれないと思いました。
小屋どまりであれ幕営であれ、やはり不自然さが残ります。

>小屋どまりとすると行程にかなり無理があります。
>テントなら下山予定日にもなっておらず食料もあり元気なのに救助要請の理由が不明です。

そこにポイントがあるのでしょうね。。。。

かつて私が基礎を学んだ会。
まず中心メンバーが計画を練る。
計画がまとまったら準備会を開き、不参加者も含め出席。
肯定、装備、食糧、人員など、内容を討議して、若干の変更もありました。
計画のアラをそこで厳しく指摘される。。。。みたいな感じでした。
で、山に入ったら入ったで、連日就寝前に、その日の総括と、改めて翌日の行程説明。
下山後には再び不参加者も出席した上での反省会。
時にはつるし上げのようなこともありましたが、まあ、それぐらいよく皆が注視していた裏返しでしょうか。
飲み会や打ち上げは、反省会が終わってから。。。

大体毎度そんな感じでした。
「よかったよかった」だけで終わったことは、一度もありませんでした。。。。
なんとなくそれが習慣づいていて、気がつくと毎回反省点を探すようなことをしていたりします。

失敗自体は何度もありますが、2度同じことをやらない。
そのためには顧みての反省、欠かせないのではないでしょうか。
  1. 2007/10/05(金) 12:23:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/tb.php/382-03216744
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。