山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日155】 岳人10月号

岳人10月号
すでに読まれた方も多いかと思います。
ちょっと気になる記事があったので・・・。

「ガイド山行での事故を防ぐために 予想以上に多い事故の現状と対策の提案」
150ページから3ページにわたって近藤邦彦氏の文章が掲載されています。
プロガイドとして著名な近藤氏が、同業者や自らの所属協会への批判を、手厳しく書いています。
最初に読んだときは「おー!そーだそーだ!」と単純に思い、文章を起こそうかとしました。
ただ、数日たってみて、「ホントにそうなんだろうか?」と思い始め、ちょっと考えてみようと。。。。

その上で、内容に沿って感想などを。。。。



事故の現状。

ガイドの状況判断の甘さや不注意から起きる事故が多く、それに気づいていないガイドすらいるとのこと。
その原因は、試験ではなく日本山岳ガイド協会設立前の実績から資格を得た「既得権」資格ガイドが多いことと、協会傘下組織もそれぞれ資格認定しており、レベルにばらつきがあることをあげています。

ガイド協会の資格認定試験って、まだ5年しかたっていなかったんですね。。。。
「既得権」ガイドが多いそうです。
ただ「多い」と言われても…認定ガイド○人中、○人が「既得権」です、といったようなデータがなければ、なかなか鵜呑みにできません。
ついでに協会役員22人の、既得権組と試験合格組の割合があってもいいかと思います。
まさか、谷垣会長は有資格者だとは思えませんが。。。。
(余談ですが、日本アルパインガイド協会
認定アルパインガイドの名簿
に、かつて故橋本龍太郎氏が載っていましたが…ご愛嬌ということかな?)

もう一歩進めてみると、「既得権」ガイドの多いことの、何が問題なのかが分かりにくいのです。
既得権で資格を得た人については
「ガイド試験を受けることなく」「個人ガイドとしての実績から『ガイド』と認められた人」
と説明されています。
試験こそ受けてはいないけれど、それに合格したとみなしてよい実績があったから、「認められた」のではないのでしょうか。。。
そうでないとしたら。。。。。。う~ん。。。。
近藤氏は、そのあたりについては触れていません。
行間からは匂ってくるのですが。。。

2002年にガイド協会の資格試験が始まった。
試験を作り認定制度を始めた人たちが、「既得権」の人たち。
その人たちが「最低限、これができなければプロガイドではない」という基準を話し合って決めた。
はじまりは、おそらくそういうことだと思います。

善意の解釈をすれば、「既得権」の人たちも、当然、その基準はクリアしているわけで、「既得権」ガイドが多いこと自体は問題ではありません。
悪意を持って解釈すれば、「既得権」の人たちは、試験はするけれど、自分では合格できない。。。。となります。
そういう人が多い、ということであれば、問題でしょうね。
ただ、そういうことであれば、はっきりとそう書いてもらわないと、よくわかりません。。。。

一言で言えば、「既得権」ガイドの、どこがどういう問題なのか、もう少し書き込んでもらわないと理解しかねる、という感じです。

近藤氏の文章からは傘下団体の認定資格者も「既得権」ガイドに含んでいるようです。
となると、傘下団体の基準を是正できない上部組織って何?ということになりそうですが、そのあたりには触れられていません。



なぜガイドによる事故が多いか。

近藤氏の考えの底流には、日本山岳ガイド協会の認定試験を合格したガイド以外は、傘下団体の有資格者も含めてダメだ、というものがあるように思います。

でも、はたしてそうでしょうか。。。。。

研修を受けず資格停止になっている人が「150人近くに達する」というのに、ひとつの問題点が隠されているのではないでしょうか。
このことの背景には、全く触れられていません。

また、以前にも書いたことがあるのですが、「接客・サービス業である」という意識の希薄さがあるのも問題ではないでしょうか。
酒に酔った挙句、客に暴言を吐いて処分されたアルパインガイド協会の役員の方のお名前、山岳ガイド協会の会員名簿にも載っています。(日々是好日126参照

登山経験や技術というのは言わずもがなですが、そちらに偏重しすぎたきらいがあるように思います。
経験や技術、優れた登山家の実力をはかることはできても、優れたガイドかどうかは別問題だと思うのです。。。。
ガイドは優れた登山家であるべきですが、登山家としては優れていてもガイドという客商売には不適な人もいるんじゃないでしょうか。
その辺をふるいにかけるような、認定試験になっているとは思えないのですが。。。。



ガイド事故削減への提言。

ゴチックで強調している部分を抜粋します。

「私たち日本山岳ガイド協会にいま一番欠けているのは、ガイド山行中にガイドのミスで起きた事故に対しての罰則の甘さである。人を死に至らせるような事故を起こしても、1回の安全指導講習を受ける程度で免罪されている。心あるガイドたちがことあるごとに罰則のルールを早く決めようと言っているが、いっこうに改まらないのが現実である。」

堂々の執行部批判!
そのこと自体には拍手!

些細なことですが「心ある」って。。。。
「心ない」人が大勢いるってことなんですかね。。。。。。。。

驚いたのは、ガイドのミスによる罰則の甘さ。
そんな程度なんだ。。。。。

これは、ガイドのミスによる死亡事故に関して、組織としてどう受け止めているかの現われだと思います。
「甘い」という部分は近藤氏に賛成。
客の命がその程度とは。。。。正直なところ、呆れました。。。。

そもそも傘下組織の資格試験の統括すらできない組織に、罰則の網をかぶせること自体、期待できそうにありません。

ただ、疑問もあります。

一言で言えば、近藤氏の提言は「厳罰化」に他なりません。
少年犯罪や飲酒運転の厳罰化は話題にもなりましたし、一定の抑止効果はあると思います。
ただ、これらは「犯罪」であって「過失」ではありません。
ガイドのミスというのは、故意でない以上、明らかに「過失」に類するものです。

確かに現状では、罰則は甘いと言わざるを得ません。
ですが、厳罰化に事故の抑止効果があるのでしょうか。

そもそも近藤氏は、既得権ガイドの多いことや技術が不足していることなどが、ガイド事故の原因だとしています。
その対策であれば、既得権ガイドをどうするか、技術向上をどうするかが対策であって、厳罰化というのでは。。。。なんだか話が????な気がします。
一言でいえば、原因と対策がかみ合っていないと思うのですが。。。。。



この3ページを読んでの感想まとめ。
既得権ガイドについては、何が問題なのか今ひとつ分からなかった。
現状からの厳罰化自体には賛成だけど、それが事故の抑止力になるとは考えにくい。
原因として挙げた既得権・技量不足に対する具体的対策は書かれていなかった。
そんな感じです。。。。。。




ガイドやそれに引率されたツアー登山の問題。
山と渓谷
も1月号(日々是好日113)と2月号(日々是好日119)で記事が掲載されたことがあります。
ですが、内容がヌルいというか、切込みがアマいというか。。。。
結局どこに問題があって、改善するにはどうしたらいいのか全く分からない内容でした。
参加する側の問題・責任には触れるのですが、ガイド側の問題・責任はタブー視しているようにも思えました。
まあ、そのへんがいつものヤマケイらしいところではありますが。。。。
それと比較すると、岳人、「ナンボかマシ」といったところでしょうか。
ただ、内容が今ひとつではありますが。。。。。。
(これ、大日岳訴訟のときと同じパターンか?)


いずれにしても近藤氏の文章、ガイド業界内で波紋を呼ぶことになるでしょうし、当然異論もあると思います。
来月号あたりで「異論アリ!」みたいなのがあったら。。。。。。
「そうだよねぇ」「そうそう」「それでね…」といった座談会よりもよっぽど読み応えがあるのですが。。。。




本題から少し脱線しますが日本山岳ガイド協会定款から。
「本会は、登山の安全と自然保護に関する教育指導者(以下「山岳ガイド」という。)を育成し、わが国における正しい登山の普及・発達への寄与及び自然保護活動の推進を図るとともに、国際山岳ガイド連盟の一員として世界各国の山岳ガイドの団体と連携し、世界各国の自然保護活動に参加することを目的とする。」

日本アルパインガイド協会のモットー
から。
「当協会では、自然環境保護活動をはじめ、正しい登山技術の普及、登山知識の指導、山岳遭難防止を目的にこれらの啓発活動を続けています。」

正しい登山の普及・発達への寄与や啓発活動をうたうのであれば、事故のあった場合、報告書の公表を。。。と思います。
責任問題とは別にして、一般の登山者への具体的な注意喚起や教訓を発信すること、重要だと思います。
私の知っている範囲では、傘下組織も含めて事故の検証や報告を公開しているところはありません。

罰則強化も結構ではありますが、それで事故が減るとは、あまり思えません。
事故から得られるもの、それこそプロらしい調査・分析を積み重ね、広く一般に発信すること。
ガイド登山に限らず、類似したケースを減らすためには、必ず何らかの役に立つはずです。
社団法人であり「普及・発達への寄与」「遭難防止を目的に啓発活動」を目的にうたう組織の、なすべきことのように思います。。。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/10/03(水) 17:09:57|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

ほんとうは何が問題なのでしょう?

該当雑誌、未読です。

でも、既得権や罰則が甘いことが本当の問題なんでしょうか?

むしろ、既得権や罰則が甘いことを隠れ蓑にして、ガイドとしての力量のなさそうな人や事故に対する問題意識の希薄な人を暗に問題にしていませんか?

でも、どうなんでしょう?
そういった該当者たちはきっと自分たちがやっていることに対して、それほど問題意識を持っているわけではないはずですから、そのような問題提起や論文に問題を感じず、そのままスルーしてしまうように思います。

どうせやるなら、スルーできないように、個別に事例を出して、こういう行為をとっている者やこういう心掛けの者は山岳ガイドとしてふさわしくないから除名すべきだ!くらい言わないと問題にもならないように思いますけど?

事故に敏感な連中ばかりだったら、とっくに変わっているように思います。

ただ、どうなんでしょうね。
例えば、ガイドの協会を除名されても、ガイドの資格を剥奪されても、日本国内ではガイドできるんですよね?
そもそも、自主資格ですから、例え個人的な引率でもガイド資格を剥奪されたものが対価をもらって山行に付き合ったり、山行計画に助言したりすることはできないというくらいの権益がなければ、組織化されたガイドが減って、未組織のガイドが増えるだけのように思えます。

どうなんでしょうか?
もっと大人に、事故、遭難の報告を義務付けて、それに基づいて対策立案やセイフティネットの構築を協会が行い、協会の会員たるガイドはその利益に供すことができるということで、安心、安全を会員のメリットにしていかないといけなかったのではないか?と思います。
もちろん、処罰は結局は司直の手に委ねることもあるでしょうが、会員たる組織ガイドは、利用価値のある報告書を作成するための指導を受け、真摯に事故報告とその対策を公報すると言うことで、正確な報告と対策立案をその義務にする方が余程みんなのためになるように思います。

罰則を強めれば、未組織ガイドを増やし、公けにならない遭難事故を増やすだけのように思います。
  1. 2007/10/04(木) 10:41:35 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:ほんとうは何が問題なのでしょう?

おーのさまへ。

>該当雑誌、未読です。

できればご一読ください(笑)。

ご指摘のように「スルーしてしまう」人たちが、かなりいるでしょうね。。。。
大日岳訴訟の折、いったい何人の「プロ」の「ガイド」が、自らの意見を表明したか。。。ということからも分かります。
今回の記事も、ウェブ上でコメントされているガイド氏も何人かいらっしゃいます。
その内容はいろいろですが、スルーしている方のほうが多いように感じました。
自らの「職」にかかわる問題。
その「職」に関するHPやブログを持ちながら、反応なしな方、今回も多い。。。。

極端な話。
私やおーのさまが、今、「私は山岳ガイドです」と言ったら、その時点でガイドになれる、というのが現状です。
はっきり言って、その肩書きについては、ほぼ無法地帯です。
また「資格あり」といっても、参考程度のものにしか過ぎないのが現状ではないでしょうか。
著名なプロガイドの方の中にも、「無資格」の方がいらっしゃいます。
どうしてそのような方が、資格をとろうとしないのか、そこにも現状の任意資格制度のひずみのようなものがあると思います。

>もっと大人に、事故、遭難の報告を義務付けて、それに基づいて対策立案やセイフティネットの構築を協会が行い、協会の会員たるガイドはその利益に供すことができるということで、安心、安全を会員のメリットにしていかないといけなかったのではないか?と思います。
>もちろん、処罰は結局は司直の手に委ねることもあるでしょうが、会員たる組織ガイドは、利用価値のある報告書を作成するための指導を受け、真摯に事故報告とその対策を公報すると言うことで、正確な報告と対策立案をその義務にする方が余程みんなのためになるように思います。

ここ、全くその通りだと思います。
「公益」に深くかかわる社団法人組織であれば、なおさらではないでしょうか。
近藤氏も含めて、そういった点に言及するガイドの方、今のところ私は知りません。

ガイド各氏それぞれの個人の問題もあるでしょうが、組織としての問題を放置したままでは先に進まないように思います。
  1. 2007/10/05(金) 12:40:40 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

社会保険庁でもそうですが

岳人、置いてある書店に今日は行けると思いますが?でも、少ないからなあ ^_^;

個人をつるし上げるのが目的なんですかねえ?

ある意味、弱い立場のものを強いものが強い立場をもとにいじめると、それよりは強い立場の弱者にはある種の快感がありますからねえ。特に、まっとうに見える理由があるときには格別でしょうね。
権力者が下位の者を管理する場合に使った古い手です。士農工商。インドのカースト制度。などなど
だまされてはいけませんね。

社会保険庁の全員告発の態度を見ていて、過去のデータを洗い出すのが目的なのか、それとも簡単にバレないように綿密に隠させることが目的なのか?と眼が「??」の形になってしまっています。
今は失ったデータを探し出すのが目的なのだったら、高飛車に罰を与えるよりも、「ちゃんと返せば、それ以上の罰則はないから」と失ったデータの報告を優先させた方がよいだろうに。

その辺はJR西日本の日勤教育でも似たような感じですね。

全員に対して厳しく対応すれば、多くの細かい情報は隠匿され、闇から闇に葬り去られます。それを知っているから、米国では司法取引という方法で真実を知ろうとしているわけです。

罰則強化では事故はなくならないでしょう。むしろ、1件の重要事故を起こす兆候の軽微な事故が全て埋もれて、闇に葬られる可能性が高いです。
反省をする組織、学習する組織にならないといけないのだと私は思うのですが?
  1. 2007/10/05(金) 13:43:21 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

おーのさまへ。

>罰則強化では事故はなくならないでしょう。
>むしろ、1件の重要事故を起こす兆候の軽微な事故が全て埋もれて、闇に葬られる可能性が高いです。
>反省をする組織、学習する組織にならないといけないのだと私は思うのですが?

罰則強化になると、罰則の緩い方へ人が流れるなんてこともありそうですね。。。。
組織としての問題点、ガイド諸氏のうち、実際に触れる方は至って少ないのが現状でしょうか。
「痛みを伴ってでも前に進む」よりも、「まず自分を守る」ところにいる方が多いのかもしれません。

内容的に満足のいくものではありませんでしたが、今回の近藤氏の文章。
半ばタブー視されてきたガイドの問題に関して、波紋を投げかけたという意味においては、個人的に評価しています。

本当はもっとこんな声がたくさん出て、議論があって進むべきだとは思います。
  1. 2007/10/06(土) 15:09:29 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

おそばきながら読みました

岳人、読みました。

うーん。協会批判なんでしょうが、解決策になるのかなあ?という気分で読みました。まあ、このくらいの組織批判もなかったことも問題なのでしょうが。

ガイドは危険なところではクライアントをショートロープで確保して通るべし。
しかし、これでは登山ガイドはクライアントに対して1対1、多くても1対2、3でしか案内できないことになります。危険な部分ではそのくらいの対応が必要なんでしょうがあらゆるところから落っこちていることを考えると現実的なのかどうか?事故分析も、その対策もこれでは片手落ちといった感じもありました。批判のための批判。批判を回避するための批判。そんな気もしてきます。
天候不順の中、ガイド登山を強行する側に問題があることは確かですが、旅行目的が達成できなかった時の旅行費用の払い戻しなどを考えると遠方、特に九州などから日本アルプスや北海道に遠征されるガイドのプレッシャーの軽減が、無理な強行登山を減らすために必要なようにも思います。しかし、そのような問題にも触れられず、表層だけの分析と登山技術だけの批判といったようにも感じられます。
本来ならばガイド協会はガイドの負荷を軽減することにより、ガイド登山のリスクを減らすことに注力すべきように思います。

例えば
・天候不順など、ガイド契約をしていてガイドできなかった場合のガイドの収入を確保し、行程を中止、短縮した場合の金銭的なリスクを最小にできるように対策を立てるべき。
・ガイド登山の形態に応じて、随行ガイドの人数に制限を設け、安易に一人のガイドが多人数を連れて登山するようなことがないように旅行会社サイドに制限をかけるべき。
・ガイドの協力体制を構築し、地方のガイドが募集、人員の力量などを判定した参加者をその地方のローカルガイドが案内、もしくは補助するような体制を構築。ローカル情報の欠如によるリスク回避と長距離遠征に伴うガイドの金銭的なリスクの軽減に努めるべき。
・ガイド費用の全国的な体系を作り、安価な受注や旅行会社からの値切り、ライセンスのないガイドの利用がないように圧力団体として機能すべき。
・セイフティネットを整備し、ガイド登山の安全性を確保すべき。ガイドは個人的な知見や情報に偏らず、現地の専門家からの豊富な情報を使って、ルートや気象などに関する状況判断を行えるように、地域ガイド、地域のガイド協会、山小屋などの情報網を早急に整備すべき。
といったように考えます。
個人の技術だけに頼っては安全なガイド登山の実現は難しいでしょう。
  1. 2007/10/09(火) 09:17:10 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

おーのさまへ。

批判記事であることは間違いないと思います。

>まあ、このくらいの組織批判もなかったことも問題なのでしょうが。

その点については私自身は近藤氏を評価しています。
ただ、ご例示いただいたような具体的解決策が述べられていなかったことが、残念です。
また、波紋を呼ぶ・・・ということであれば、まだ前進の可能性があります。
例の記事が載った岳人が発売されて後、プロガイドの方のHPやブログをいくつか拝見しましたが、反応があったのはわずかでした。
黙殺・無視なのか、そもそもそんな記事が出ていることすら知らないのか。。。。

ホントのところはどうなんでしょうね。。。
  1. 2007/10/09(火) 12:27:03 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

仕事ですから

そんなこと言ったって、仕事にならない!というところだと思います。

ショートフィックスのロープをつけたくても、ガイドツアー客は1対1なんていう単位では仕事はないでしょうし。
10人、20人と言う仕事をこなさなければガイドとして食えないのですから仕方がないじゃない、というところじゃないでしょうか。

近藤氏の批判、実際の実効性があるかどうかという部分で非常に問題があると思います。
まず、安全を確保できる人数でガイドが商売できるようにならないと。
  1. 2007/10/09(火) 23:04:39 |
  2. URL |
  3. おーの #rmbFb8ac
  4. [ 編集]

Re:仕事ですから

おーのさまへ。

安全確保と「仕事になる」の関係。
ガイドの安定収入が安全確保より少しでも優先されることになれば、それは本末転倒でしょうね。

十分に安全確保をした場合、商売にならないのであれば、なくなってしまうのも致し方ないと思います。
いくら客のニーズがあったとしても、です。

ガイドレシオの問題、極論すれば、ガイド:客=1:1がベストでしょう。
ただ、コンテで何人なら止められるかなど、ガイド1人当たり何人の客の面倒が見れるのか。
季節やルート、客およびガイドの力量にもよるので、一概には言いにくいところです。

>近藤氏の批判、実際の実効性があるかどうかという部分で非常に問題があると思います。

そうですね。。。
ただ、気になるのは、業界内からの反応の鈍さです。。。。

日本における山岳ガイド、まだまだ未熟な分野だと思います。
未熟ゆえにいろいろな問題が起きる、と言うことだと思います。
それが成熟したものに向かっていくのには、客の側の声もあるでしょうし、当然、当事者であるガイド諸氏の議論が必要だと思うんですがね。。。。
  1. 2007/10/10(水) 11:09:09 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ガイドと一口で言えない・・・

少し前まではガイドといえば卓越した技術を持ったクライマーがなるものという風潮があり、クライアントもそうした有名ガイドにつきたがるという感じでした。
しかし、最近はそうした登はん歴のない平凡なガイドさんも増えて来ました。
登はん歴のあるガイドさんは、技術のないものの目線でものが見えないというところがあるようです。
事故のときに、こんなところでという見方をする人はそういうカテゴリーの人が多いようです。
もともと事故は難しいところよりも、そうでないところの方が多く起こっています。それは難しくない部分が多いという物理的なものもありますが、難しいところはみな緊張して、気がはっていますのでかえって事故は起こりにくいのです。
ガイドと一口に言ってもいろいろなガイドがいらっしゃいますので同時に論じて良いのかなという気もします。
最近の傾向としては地道な登山教室型のガイドさんが増えています。講義や基礎技術の訓練やレベルが徐々にあがる登山を組み合わせたものです。
そうした教室の卒業生をまたレベルに応じた山に案内するという形です。ある意味、山岳会に近いものです。お金がかかるところが違いますが。
ガイド登山においては、ガイドの責任を問われがちですが、顧客にも責任はあると思います。自分で行く力がないからガイドを頼むでなく、自分で行く力をつけるためにガイドを頼むに変えなくてはなりません。行く力が本当に無くて行くならガイド2人を頼んで行くようにしないと安全確保などできません。
どういうガイド形式を選ぶかは客の責任だと思います。
  1. 2007/10/12(金) 01:14:24 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:一口では・・・

よかっぺさまへ。

最近、客の技術習得やレベルアップに重点を置いたガイドが増えている傾向、個人的には歓迎したいと思います。
おっしゃるとおり、金銭の授受以外で見れば山岳会に近いものですね。
これは裏返すと、山岳会の相対的価値が下がってきているとも思えるのですが。。。。

ガイドの責任。
確かに問われがちですが、避けて通ることもできないと考えています。

一方、客の側。
ガイドを選ぶ目を養わなければならないですね。。。

ガイドの、登山自体に対する技量、サービス業者としての資質・・・見抜くのはそういった部分などになろうかと思います。

ただ、そういった部分で「ガイド登山って何?」という議論がなされないまま、現状に至っているのだと思います。
また、そういう議論を避ける風潮もあるのかもしれませんし、そういった場がなかったことも事実だと思います。

>自分で行く力がないからガイドを頼むでなく、自分で行く力をつけるためにガイドを頼むに変えなくてはなりません。

そうなるべきだと、私も思います。
ですが一方では、特定のガイドに対して崇拝に近い感情を持つ人も一部にはいます。
ガイドひとつとっても、冷静な目が必要・・・ということなんでしょうね。
  1. 2007/10/12(金) 14:32:29 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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