山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日208】 長野では事故多発


以下、長野県警の遭難週報より。


7月22日
  66歳 女性 滑落  負傷 宝剣岳で縦走中、スリップして約15メートル滑落。
  62歳 女性 転倒  負傷 針ノ木岳からの下山中、転倒。
  75歳 男性 転倒  負傷 ツアー登山中、白馬大雪渓で転倒負傷、自力で山小屋に着いたが行動不能。
7月25日
  57歳 女性 転倒  負傷 杓子岳縦走中、転倒し負傷。
  66歳 女性 転倒  負傷 白馬岳登山中、転倒し手首負傷、自力で山小屋に着いたが行動不能。
7月26日
  55歳 男性 その他 死亡 白馬大池小屋で食事中、急に倒れ、死亡した。
  59歳 男性 滑落  負傷 北鎌尾根縦走中、支点のハーケンが抜けて約5メートル滑落。
  52歳 男性 転倒  負傷 蓼科山登山道の切り株につまづいて転倒し、負傷した。
  59歳 女性 転倒  負傷 双六岳登山道で転倒して負傷、自力で山小屋まで着いたが行動不能となった。
7月27日
  51歳 女性 転倒  負傷 白馬鑓ヶ岳縦走中、転倒して負傷、翌日下山途中に行動不能となった。
  60歳 女性 転倒  負傷 五竜岳ツアー登山で縦走中、転倒し、負傷した。
  66歳 男性 落雷  負傷 白馬岳縦走中、落雷により負傷したが、自力で避難した。
  60歳 女性 落雷  無事 白馬岳縦走中、落雷により行動不能となったが、自力で避難した。
  54歳 男性 落石  死亡 前穂高岳縦走中、落石により死亡した。


日々是好日206と併せて読んでいただければ、7月下旬、いかに事故が多かったかということが見えてくると思います。
19~27日の19日間で20人の遭難者。
長野県だけで毎日1人以上が遭難していることになります。
漠然とした意味で「冬山は危ない」なんてよく言われますが、こんなペースだと「夏山だって危ない」なんてことになりはしないだろうか。。。
山岳遭難多発で初の「注意報」なんて記事が出ていました。

年齢が44~75歳で、40代1、50代前半3、50代後半4、60代前半5、60代後半6、70代1。
日々是好日207で書いたように、警察が「中高年」という言葉にこだわるのも仕方がないように思います。
昨年の遭難統計と似たような感じで、50代後半と60代に集中する傾向があります。
この時期に、長野県の山に入っていたのは中高年だけではないはず。
となると、この期間の遭難する確率は。。。。。。。
少なくとも30歳代以下は0%と言えます。

山域では北ア、とりわけ白馬岳周辺に集中しています。
中高年登山者に高い人気のある山ですから、年配の登山者がかなり集中しているのでしょう。
夏山の遭難増加、大町署が注意喚起のポスターなんて記事もありました。




いくら県警が注意喚起をしたところで…という思いはあります。
まずは登山者本人の自覚ではないでしょうか。
知識、技術、体力、経験、判断力。。。。
冷静に自分や周囲の事象を見ることが必要だと思います。

決して人が多いところが安全ではない。
むしろ、そちらの方が事故が多いのかもしれません。


夏の白馬岳周辺、毎年のように年配の方の事故が多発しています。
しかもパーティーであってもツアーであっても、事故は起きています。
はたして白馬方面に入山する人の何割にその意識があるのだろう。。。。
また、(本屋で立ち読みをした限りでは)ガイドブックなどにはそのあたりのことがほとんど触れられていないのが現状です。



車で走っていて、「事故多発地域、安全運転を」と言う看板を時折目にします。
夏の白馬周辺には「事故多発山域、安全登山を」と言う看板でも出した方がいい?




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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/08/01(金) 23:37:57|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

入山者が多いだけ?

白馬の大雪渓ルートは入山者が他の地域よりも格段に多いです。比較的容易に登れ、上部に高山性の草原(お花畑)を持つことで比較的初心者、初級者でも登ってきます。おそらく、白馬岳で事故が多い原因の一つはそういった特殊性のためだと思います。
メインルートでも注意点はいくつかありますが、それを除けば登りやすい山ですよ。
注意ポイント
(1)大雪渓は右側からの落石に注意する。右の雪渓から比較的大きな落石があるのでこれに注意する必要があります。特に雨天時、または雨天後には大きな落石があります。白馬尻の方まで大きな石(2mほど)が転がりますが転がるルートはわかりやすいので下を向いて休んだり、座り込んだりしなければ避けられます。
(2)大雪渓上部は杓子岳からの土砂崩れなどがあります。雪渓から上がったら座り込まずになるべく上まで登って、休みましょう。
(3)小雪渓はステップが切ってありますが慣れない人は軽アイゼンを使用すること。大雪渓も慣れない方は軽アイゼンを使用した方がいいでしょう。なお、8月下旬からは雪渓の解け方を見て、夏道に移るので、現地の注意に従って登山してください。
(4)白馬岳主稜線は雷が落ちます。まず、午後1時から3時くらいまでは白馬大池から白馬鑓ヶ岳までの稜線にはいない行動計画を立てましょう。
(5)白馬鑓ヶ岳から鑓温泉までのルートでは鑓温泉上部が鎖場となっています。注意して歩行する必要があります。あまり足取りに自信がない場合には大雪渓ルート、もしくは栂池ルートを使うこと。
(6)三国境付近はガス発生時にルートを見失いやすいのでルートファインディングに注意すること。

くらい?
  1. 2008/08/11(月) 08:59:17 |
  2. URL |
  3. とおりがかり #gG9pNGfs
  4. [ 編集]

Re:入山者が多いだけ?

とおりがかりさまへ。

確かに大雪渓ルートは入山者が多いですね。
ただ今年の白馬は大雪渓よりも稜線上の事故が多いような印象です。
去年は雪渓上の落石に関する事故が多かったように思うのですが、そこが去年とは違うのでしょうね。
ただ、「事故者÷入山者」という数式を用いたら、やはり高い値を示すのではないかと思います。
入山者の実数が分からないので、あくまでも個人的な感想ですが。。。
  1. 2008/08/11(月) 13:42:59 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

転倒者続出?

白馬は昨年は夏の雪解が早かったので落石数自体が多かったのではないか、と推測します。もっと、暑くなって夏路が出てしまえば、落石ルートからは離れた左端を登ることになるので当ることは少ないはずですが、それまでが多かったのでは?
今年は転倒事故が多いですね。事故というよりも転倒ばかりを繰り返して、登山歩行できず、下りに対処できずにギブアップというパターンじゃないでしょうか?
警察の防災ヘリじゃないと1回30万円くらい取られたはずなので、事故で歩けないことになっているような気もします。
先日、電車の中で’まっぷる’を一生懸命見ている人を偶然に見つけました。おかしいことに道路じゃなくて一生懸命に道路の付いていない部分を見ているのでおかしいなと思ったら、数日後に白馬のポケット植物図鑑をみていました。(名前を暗記しているような感じで)
まっぷるを読んで山にやってくる人はどんな気構えで来るんでしょうね?

昔、大雪渓の下から三分の一くらいのところで、「お花畑ってどこですか?」と聞かれたことがあります。「この雪渓をあと2時間登って、その上を3時間登ったところにあります」と答えたら帰って行きました。

白馬の大雪渓って、そんなところです。
上高地の河童橋や中アの千畳敷と同じ感じですね。
  1. 2008/08/11(月) 16:17:12 |
  2. URL |
  3. とおりがかり #gG9pNGfs
  4. [ 編集]

Re:転倒者続出?

とおりがかりさまへ。

まっぷるですか・・・・・・・。
それのみを見て山に行くなら、コワイですね。

「白馬」「お花畑」などのキーワードに乗っかってとなると、何だかなぁ・・・と。
河童橋や千畳敷は目の前だけれど。。。。
毎年事故が起きている大雪渓を何時間もひたすら登るということ、ガイドブックなんかにきちんと書いてもいいと思います。
  1. 2008/08/11(月) 23:32:39 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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