山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【日々是好日220】 サーチ・アンド・レスキュー研究機構

日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構。
実は結構期待しています。

こんな新聞記事がありました。

以前よかっぺさまから頂いたコメントによると、設立されたのは9月23日。
この新聞記事の日付は10月28日。
この1ヶ月以上の間隔は何を意味するのだろう?

世間の関心が高い(と、マスコミが考える)話題であれば、即、報道されるはずです。
また関心がないと思われれば、報道に乗ることはないはず。

1ヶ月遅れの報道。
なんだか微妙な扱いですね。。。。。

とはいえ、報道されただけでもよしとすべきかな。。。。
ま、世間の(というか、マスコミの?)受け止めるレベルとは、この程度なのでしょう。




冒頭に期待していると書きました。
その理由を書きます。

何度か書いたことではありますが、遭難対策には2つの柱があると思います。
一つは「遭難事故を起こさないために」。(予防的措置)
もう一つは「遭難事故を起こしてしまったら」。(事後対処措置)

遭難対策に関して、この研究機構は「サーチ・アンド・レスキュー」の看板を掲げています。

従来の遭難対策。
レスキュー(=救助)などの方面に力点が置かれていたのではないでしょうか。
救助技術の講習会の案内などは、比較的よく目にします。
各山岳会で、独自にやっているところも数多くあります。
(一方で、さっぱり・・・なところもありますが)
また、救助費用に関する話題も、よく目につきます。

ただ、これらは「事故を起こしてしまったら」の世界の話。
事後対処措置の範囲を出ないものだと思います。

事後対処措置のレベルが上がれば、事故発生後、救助による生還率は上がると思います。
ただ、事故自体が減る方向には向かないんじゃないか…とも思います。

だからといって、事後対処が不要というのではありません。
2つの柱のうちの1本であることは、疑いないのですから。
ですが、予防に比べると対処の方に偏っていたのではないだろうか、と思うのです。

で、この研究機構が、「予防的」な方向へ進むのではないというのが、期待する部分なのです。

「予防」という面に関して言えば、長い間、「対処」に比べて出遅れ続けてきたのではないかと、思うからです。



予防的措置といえば、啓蒙や教育という流れになります。

たとえば・・・
読図を知れば、道迷いを防げる。
天気が読めるようになれば、悪天候をさけられる。

すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、かなり効果はあると思います。

一方で、地図すらまともに読めない登山者がかなりいることは、周知の事実。
天候判断についても????な人もかなりいます。

この「教える」「学ぶ」という場が、かつては組織でした。
そのためか、未組織登山者の啓蒙の問題ととらえられることがあります。
実際に今でもきちんとそれをやっている会はあります。
その一方で、会とは名ばかり…とまでは言いませんが、どうしようもない状態のところもあります。
ですので、一概に未組織の問題とは言い切れないのが現状かもしれません。

研究機構の取り組みが啓蒙・教育への材料を提供する、という流れになるのかな…と、ぼんやり思っています。




ただ、登山者の高齢化が進む中、この啓蒙・教育というのが難しい。。。。

「○○名山をこんだけ登った」ことが自慢で「今まで遭難したことなんかない」という人に、教えを請う姿勢があるか。
年配の登山者が若造の説教を素直に受け入れられるか。

現在の登山者の状況を考えると、なんだかそれだけでユウウツになりますね。。。。



スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/11/01(土) 22:46:47|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<【日々是好日221】 立冬 | ホーム | 【子連れに挑戦2】 意外に多い荷物>>

コメント

冬山遭難対策

12月から2月末までの昨年度の事故のデータを入手しました。
それによると昨年は雪崩事故などが多かったので発生件数が116件と一昨年比12件増、遭難者数が161人で7人増うち死者が24人で5人増だったそうです。
事故を起こした登山パーティーのうち計画書を提出していたのはわずか15パーティーで提出率は13%で7%悪化です。
過去5年の冬山の遭難の態様別では総計が511件で転滑落が152件30%、道迷いが135件26%、転倒が74件14%、疲労・病気が73件で14%だったそうです。
この数字から推測するとパーティーの平均人数は2人くらいということになりそうですし、計画書がほとんど出されていないのにも驚きました。
道のない冬山に入る人が道迷いというのも面白いですね。疲労・病気も夏より多いようです。ひょっとすると冬でも訓練を受けた組織の登山では無く、ガイドブック登山の類が優勢なのかも知れません。
  1. 2008/11/05(水) 22:23:12 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:冬山遭難対策

よかっぺさまへ。

>パーティーの平均人数は2人くらいということになりそうですし、計画書がほとんど出されていないのにも驚きました。

私も2~3人のパーティーで行くか単独です。
メンバー全員がパーティーの一員として機能するのは、4~5人が限度じゃないかと思っています。
ですので、2人くらいというのは、ある意味で適正なのかもしれませんね。
計画書は・・・・ちょっと困ったもんですね。。。。

道迷い。
下山中、ガスっていて、支尾根に迷い込んだことが(実は複数回)あります。
幸い、手遅れになる前に気づいて(つらい思いをしながら)登り返し、事なきを得ました。
ですので、個人的にはありうるかな、と思います。
気づくのが遅すぎたケースなどです。

ちゃんとした訓練をやっている組織の人であれば、完全とは言えないけれど、やはり違うと思います。
また、未組織の人でも講習などを受けて、技術や知識をしっかり身につけている人も同様です。
そうでない組織の人やガイドブック登山的な人はやはり・・・とも思います。

SAR。
青山氏の言う「専門家の集まり」ですね。
専門家ではない私には、ちょっと敷居が高いような。。。
これから積み重ねられていくであろう成果には期待しています。
が、一般の登山者のレベルで、というものも、どこかにあってもいいんじゃないかなぁ・・・と、ぼんやり思っています。

  1. 2008/11/06(木) 09:38:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

専門家という定義はけっこう広くて、管理人さんならたぶん子連れ登山とポンポン山の専門家になれますね。

冬山の道迷いはヘタな冗談です。あまり真剣にとらえないで下さい。ここの道迷い事故はそんなに高等な事故ではありません。
携帯電話の発達で登ったけれどおりる方向がわからない何とかしてというような内容が多いようです。
  1. 2008/11/06(木) 22:50:34 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

ポンポン山について言えば、毎週のように登っている方も結構いますので、専門家っていったら、そんな人たちになりますよ(笑)。

子連れは、あくまでも自己流ですから、研究や科学などとは全く縁がありません。
親のエゴと、面白いからやってるだけですので。。。
やりだしたら、誰でも専門家!みたいな感じですよ。

「一般人部会」みたいなのがあったら、ちょっとのぞいてみようかな・・・なんて思ったりします。

SARのHP、早くできるといいんですが。。。。

>冬山の道迷いはヘタな冗談です。あまり真剣にとらえないで下さい。

とはいえ、全体の4分の1を占めるわけですから、それなりに考えた方がいいかと思います。

>携帯電話の発達で登ったけれどおりる方向がわからない何とかしてというような内容が多いようです。

う~ん。。。。
こんなんばかりというのであれば、困ったもんですね。。。。

  1. 2008/11/07(金) 09:12:07 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  1. 2015/09/17(木) 07:37:33 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/tb.php/480-02995189
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。