山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日242】 唐松の事故 別項①

遭難カルテ163の続きです。

6人パーティーで滑落したうちの1人Bさん(♀52)と、単独で滑落したGさん(♂31)。
2日、一緒に救助されたことを受けて
「単独で入山していたGさん、Bさんと出会えたことは、ある意味で非常に幸運でした。」
と書きました。

事故発生後、先に下山して無事だったEさん(♂73)が、この件について残したコメントが報じられていました。

2日夕、Eさんは対策本部で、「風雪をしのぐ十分な装備を持っていないBさんが助かったので、残る3人も大丈夫」と話した。

十分な装備を持っていなかったって、どういうことだろう?
そのような状態で入山・行動していたとしたら、そこに問題があるように思います。

基本的に、ビバークに耐えうる装備は、各人が持つべきです。
事故に遭遇してしまったら、1人で救助を待たなければなりません。
今回のように2人が出会ったのは、とてつもない偶然の産物だろうと思います。
ですので、「十分な装備を持っていない」という言葉に、大きな引っかかりを感じるのです。
まあ、滑落時に装備を失ったとすると話は別ですが。。。。。

十分な装備を持っていなかったBさんがGさんと出会い、ビバークの後、生還しました。
そこにはGさんと彼の持っていた装備の存在が大きかったのではないでしょうか。
となると、幸運だったのはGさんよりも、むしろ、Bさんの方ではなかったんだろうか。。。。。
もちろん、Gさんにとっても幸運であったことは変わりありませんが。。。。。

Eさんのコメントを見て、そんなふうに考えてしまいました。



このEさんという方。
実に多くのコメントが報じられていました。
前もって無事下山したため、多くのマスコミに囲まれたのでしょう。
後にCさんが〝リーダー格〟とされましたが、当初は〝パーティーの代表者〟のような扱いでした。

彼のコメントのうち、気になったものがいくつかありました。

Eさんはまた、本県側に委ねられた捜索態勢について、「なぜ長野側から救助が来ないのか」と疑問を投げかけた。

仲間が事故に遭い、焦る気持ちやいらだちはあったのでしょう。
それはそれとして、理解できることだと思います。
ただ、ちょっと言い過ぎたのかな。。。。。

同じ記事の中で、続けて以下のように書かれていました。

現場の唐松岳は、地上から近づく場合、長野県側から入山した方が早いが、県警地域室は「長野県警の山岳遭難救助隊は装備と隊員を集めるのに(富山県警より)時間がかかる。態勢が整った富山県警が向かった方が良いと判断した」と話している。

また、別の記事でも以下のように書かれていました。

富山県警山岳警備隊は1日の事故当時、立山連峰で約30人が訓練中。長野県警が県内の山岳遭難救助隊の装備や人員を編成するよりも早く捜索に向かえると両県警が判断。捜索隊の中心として長野県入りし、救助に向かった。日本山岳会に所属し、登山に関する著書も多い魚津市の佐伯郁夫さん(73)は、「訓練中だった警備隊は、装備もそろっており普段よりも素早く出動が出来ていたはず。適切な判断だ」と指摘する。

引用したのは、すべて読売新聞の記事なんですが、悪くいえば、2階に上げてからはしごを外した格好になります。
言った方も言った方ではありますが。。。。


もし事故に遭い、マスコミに囲まれてしまったら。。。。。。。
いろいろな思いが駆けめぐることになると思いますが、やはり言葉を慎重に選んで使った方が良さそうです。
コメントしたことのすべてが記事に載るわけではないですし、取材する側にどう料理されるかは分かったものではないようですから。。。。


(本文中の斜体字は新聞記事からの引用。氏名は伏せました。)
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/03/07(土) 23:49:18|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
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コメント

おかしい新聞記事

新聞記事の報道は明らかにおかしいですね。

おそらく両県警の連携の悪さがあったにも関わらず、
それをマスコミは報道せず、逆にそのまずさを取り繕う役割を果たした、と。

富山で訓練中だって、長野県警が動いたほうが
早いのは自明ですからねぇ。
どうしてこうした見え透いたウソを新聞は書くのか。

1月25日の八方尾根無名沢の事故など
通報から1時間後には、ヘリが現場で要救助者を
ピックアップしていますし、先日も不帰ノ剣での救助でも
エライ強風の中を県警ヘリが飛んで、ピックアップしています。

おそらく稜線上で一報を入れた際、
富山側に繋がったのでしょう。


こうした警察の連携のまずさなどの指摘は、
地元支社発じゃ書けないようですからね。
だって、事件事故のソースを止められたら
マスコミは干上がりますから。

パーティ構成内の問題とは別に、
Eさんの投げかけ(なぜ長野側から来ないの?)と
いうのは、正論でしょう。

それを佐伯さんのような提灯持ちが
ぶちこわしいるのも、まったく悲しい話です。

何が一番大事なのか?
地元へのプライドじゃないでしょう。
要救助者をいかに早く助けるか、のはず。

日本は、山岳をやっている人間が
山岳で事故を起こした人を
後ろから刺す癖がありますよね。

まったく嫌になります。
  1. 2009/03/10(火) 15:37:29 |
  2. URL |
  3. taka #qbIq4rIg
  4. [ 編集]

ちょっと違う見方もあるかも知れません

確かに連携のまずさはあったのかも知れませんが、もっと単純に富山県側で発生し、富山県側に連絡がきたから富山県がでただけかも知れません。
長野県に連絡がいって場所が富山県側なら長野から富山に連絡が間違いなくいくでしょうが、逆の場合はどうなのでしょうか?
富山県側で発生し、富山県側に連絡がきたのに長野にでてくれとは頼みにくいのではないでしょうか。まして立山にいたならピックアップすれば唐松もすぐですから、よし立山からまわそうとなったのではと推測します。
昔の山屋さんの間ではどうせ落ちるなら富山県側という言い伝えもあったのですが・・・・
山岳救助専用があればいいですが、隣県に出動して自県の患者が救えなかったら県民からは文句がでますでしょうし、富山がでれる体制にあれば難しい判断になるでしょう。
かなり縄張り?意識も変わってきていて、その県のヘリが使えないときは隣県のヘリが飛んでくるようにはなったのですが・・・・まだまだのところもありますね。消防はかなり改善されたように思えますが、警察はどうなのでしょうか?
早く、せめて国立公園の中ぐらい近いところから行くという体制がとれればいいですね。そうなれば間違いなくそれが正論になります。

亡くなられた方が本当に最高の仲間だと思うなら、なぜこのような事故にいたったのか、深く考えれば通常は省みることだらけで、あまり多くの言葉はでないと思うのですが、最近は良くしゃべる方が多くなってきました。パーティーだったら軽々に言えないと思うのですが、他人事のように話す方が増えました。やはり擬似パーティーだったのかなと思うしかありません。単独だからパーティーではないですが、長期迷っていて助けられた人が迷惑をかけた。母親に会いたい、としか言わず捜索のことについては一切ふれられなかったなかった会見を聞いて自分の意志で登山をされている人だと強く思いましたが、最近は事故も事故のあとも残念なことが多く、ちょっと昔の山屋としては悲しいです。
  1. 2009/03/11(水) 21:12:53 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

takaさまへ

事実関係を整理しながら、考えをまとめます。

>おそらく稜線上で一報を入れた際、富山側に繋がったのでしょう。

複数の報道機関によると、1日に通報を受けたのは長野県警。
長野県警から富山県警に連絡が回り、富山からヘリが出動→悪天候でこの日の捜索を断念。
両県警協議の結果、訓練中の富山県警山岳遭難救助隊が長野入りし、捜索へ→日没でこの日の捜索を断念。
なお、1日の長野側からのヘリや県警山岳遭難救助隊の動きは不明。
2日、陸上部隊は富山県警山岳警備隊8人、長野県警山岳遭難救助隊2人、山小屋関係者1人の計11人が捜索。
強風など悪天候のため、現場付近にはいたらず。
この日は両県のヘリが捜索に出動し・・・・。

大体の流れをかいつまんでまとめるとこんな感じになります。



救助隊、ヘリと陸上部隊で分けて考えてみます。

takaさまのご指摘は、主にヘリについてのものと思いましたので、まず、ヘリについて。

両県の県警・消防防災へりの拠点は、富山空港と信州まつもと空港。
地図で見る限り、現場への直線距離で言えば、富山空港の方が近いようです。
そのため、両県警間の連絡がスムーズにいったとすると、どちらのヘリが出動しても、時間的に大差ないように思います。

民間ヘリについていえば、東邦も信州まつもと空港が拠点のようです。
ですので、これも長野県警とほぼ同じだと思います。



次に陸上部隊について。

当時は不明者が2名という状況で、最大4人を救助しなければならない状況でした。
しかも1人は200メートル滑落との情報でした。
へりが近づけないなら、人海戦術に頼るほかはありません。
ですので、ある程度まとまった人数を上げる必要があります。

折しも富山県警は立山で訓練中で、装備・人員がまとめて1カ所にある状態でした。
立山のどこかはよく分かりませんが、八方のスキー場までなら3時間程度で移動できたのではないかと思います。

一方の長野県警。
救助隊員の大半は専従ではなかったと記憶しています(これ、間違っているかもしれません。。。。)。
当日は県警本部や各警察署で通常勤務に就いているか非番だったか。
となると、人員確保と装備の準備にどれぐらいの時間がかかるか。。。。。
本文記事に引用した、長野県警地域室の言い分も、あながちウソではないようにも思えます。



takaさまは「おそらく両県警の連携の悪さがあったにも関わらず」と書かれています。
いまのところ、通報を受けた何分後に長野から富山に連絡がいったのかなど、連携の良さ悪さを示すデータはありません。
ですので、「連携の悪さがあった」とか「それをマスコミは報道せず、逆にそのまずさを取り繕う役割を果たした」とまでは言えないように思います。


とはいえ、警察には「管轄」というものがあるのは事実です。
その警察に捜索・救助を依存している以上、そういう縄張り意識のようなものがあるかもしれないということは、事前に織り込んでおく方がよいでしょうね。
実際、今回は富山側に滑落したと通報があったわけですから、長野県警が主体的に動いたとしても、富山へ一声かけることはあり得ます。

各県警間の横の連携、課題も多いかと思います
ですが、今回は、縄張りを超えたケースとしては、まずまずだったのではないかと思います。


Eさんについて言えば、下山直後でもあり、混乱や焦りがあったと思います。
そういった中での発言だったのではないでしょうか。
むしろ報道が、そのあたりに配慮してくれればいいのに・・・・・と思いました。

  1. 2009/03/11(水) 21:40:45 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

takaさまへのコメントを書いているウチに、先を越されてしまいました(笑)。

通報がどっちにあったか等は、takaさまへのコメントを参照して下さい。

>早く、せめて国立公園の中ぐらい近いところから行くという体制がとれればいいですね。
>そうなれば間違いなくそれが正論になります。

同感です。
管轄を越えたりまたがったりしたときでも、有機的に動ける状態ができればいいのですが。。。。
今後の課題だと思います。



後段の部分について。

>あまり多くの言葉はでないと思うのですが、最近は良くしゃべる方が多くなってきました。

そうですねぇ。。。。

記者会見で「遭難したとは思っていない」なんてことを言った人。
「○○での判断は間違っていなかった」と言い張る人。
報告書に「マスコミがニュース枯れの時期で、実際より大きく報道された」。。。。

ここ何年か、目や耳を疑うような言葉が当事者の間から出てくるようになった気がします。

最後に書かれているのは、昨冬の吾妻の事故から生還した男性のことだと思います。
もし、自分が救助されたら、彼のようにありたいと思ったりします。
実際、「申し訳ありません」と「ご迷惑をおかけしました」がほとんどになりそうです。。。。。

  1. 2009/03/11(水) 22:10:06 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ありがとうございます

ご丁寧な指摘をありがとうございます。
それなりの連絡等がされていたようなのですね。

ただ、地上部隊についても
First Responder を送る方法もあるわけです。

信州オンラインのライブカメラをみれば
天候悪化の感じがわかります。
http://www.livecam-online.ne.jp/livecam/?id=2&Y=2009&M=3&D=1&H=12&I=0

当日、現場に近づくことはできたのでは、、、とも
感じます。救出はできなくとも、ビバークを助ける装備を
持ち込むだけで救えた命もあったのでは、と感じます。


日本では、天気が良くても、夜間サーチは
一切しませんね。そうしたところでは
上記のようなFirst Responder のような
考えもないのかも知れません。

>よかっぺさんへ
昔の山屋、という言葉に引っかかります。
昔の山屋の負の遺産(二つ玉来ているのに
突っ込んで事故多発させ、条例作ったりね)に
いらだたしく思っているほうなので、
昔の山屋は良かった、、、、的なメタ表現はいかがかと思います。
  1. 2009/03/12(木) 03:00:46 |
  2. URL |
  3. taka #DdoNFZdk
  4. [ 編集]

takaさまへ。

>それなりの連絡等がされていたようなのですね。

そうですね。。。
もう少し詳細が分かれば、問題点の有無などについて考えられるのですが、現状では、あくまでも「それなり」とか「まずまず」としか言いようがありません。

>ただ、地上部隊についても First Responder を送る方法もあるわけです。

例えば通報直後に、大町署から出動・・・という方法はあったかもしれませんね。
基本的には登山者側がビバークに耐えうる装備・技術・知識などを持っておくべきですが、さらにそれを補強する装備などを・・・というのは同感です。
おそらく、実際に富山発の地上部隊はそれらを持って捜索に向かったと思います。
通報に即応したうえで、事故当日、もし現場で要救助者に遭遇できたら、違う展開もあったかもしれませんね。

>日本では、天気が良くても、夜間サーチは一切しませんね。

夜間については、どうかなぁ。。。
昼間に捜索活動を行った救助隊の疲労を考えると、いくら天候がよくても限界があると思います。
ヘリについては、ちょっとわかりません。
夜間の山岳地飛行について、法律等の規制があったりするんだろうか?
また、地上・ヘリとも、暗いことによる視界不良という要素はあるでしょうね。



以下、横入りします。

昔の山屋。
正負の遺産、それぞれにあると思います。

>二つ玉来ているのに突っ込んで・・・

これって、天気が悪いのが分かっているとか、雪崩のヤバそうな所に突っ込むという意味で言えば、今どきの山屋もあんまり変わらない様に思いますが。。。
登山条例は確かに負の遺産でしょう。
ですが、今どきにしても、救急車の有料化が検討されるなど、大差ないと思います。
そういう意味で言えば、程度の差こそあれ、昔も今も・・・というところではないでしょうか。

おそらく、よかっぺさまは、事故の形式と事故後の対応の変化という点についておっしゃっているのだと思います。
ですので、今回について言えば、負の遺産等の話ではないと。。。。

まとめて言えば、昔の方がよかったところもあれば、今の方が良いところもある。
また、良くも悪くも変わらないところもある。
昔がすべてよかったわけでもなければ、今がすべていいわけでもなく、どっちもどっちみたいな。。。
そんなところじゃないでしょうか。

いずれにしても、よかっぺさまのレスを待つことにします。

  1. 2009/03/12(木) 13:28:34 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

昔と今に関しては管理人さんのおっしゃる通りだと思います。
私は別に登山条例を作るのに何ら関与したわけではなく、多少新しい装備は取り入れていますが、基本的な技術について1970年代の技術でいまだ登っているだけですので、自嘲の意味もあり昔の山屋だと自分で思っているだけです。
従っていまだに計画をたて、みなで計画を検討し、入山前に急に参加できない人ができたら登山を中止するくらいパーティーシップの確立にはうるさいので、最近自分の予定が確定せず、みなに迷惑をかけるのでなかなかパーティーで山へ行けない状態になっています。
登山条例は負の遺産という見方もありますが、もし条例がなかったときにどうなったかということが不明ですから本当に負であったかどうかはわかりません。何に基準を置くかによって正にも負にもなりうると思います。
私自身は前にも言いましたが、せめて国立公園は自己責任で入山する山岳地域と、行政が整備・管理する山岳公園地域とにわけるべきだという考えですので広義の意味では規制容認派かも知れません。
ところが、国立登山研修所になることにより、文科省が行ってきたいろいろな行事が(役に立っているかどうかは別としても)全国的なものは姿を消していきそうです。山岳行政はさらに後退しそうです。

山岳文化学会というところでも事故報告書を集めているのですが、最近は事故があっても報告書が出なくなりました。事故の件数は増えているのですから、事故に対する考えが変わってきたように思います。事故は事故者の責任というような考えです。もちろん第一義的にはそうなのですが、視界が悪い、非常なアイスバーンであるというような条件であればやはりリーダーが行くかどうか判断すべきだと思います。ロープが使える状態であるか、メンバーの力量はどうか、特に登りよりも下りが問題ですから登る前に下りのことも考えて決める必要があるだろうし、ロープを持っていない、使えない状況であれば技術的に一番低いものが行けるか、下りれるかを考える必要があるでしょう。それはパーティーとしての判断ですから、その判断や、状況に対する対応方法が適切であったかということも考えなければならないと思います。事故者の行動とパーティーの判断や対応の両方を考えなければ事故は防げないと思いますので、そういう意味ではこの風潮は歓迎できないと思います。
  1. 2009/03/12(木) 22:02:49 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

いろいろな人がいる

表題の通りです。

いろいろな人がいる。それだけでは?
それを、昔の山屋は、、、といった
メタ表現で括るのはいかがなものだろうか?
という話です。

別に、よかっぺさんの個人的な経験などに興味ありませんので。


事故報告書にしても同様。
仲間と楽しいドライブに出かけました。
高速道路で事故を起こし、
大渋滞を発生させ、多くの人に影響を与えてしまいました。

その際、事故報告書を作り、
ブログ等で公開する人がいますでしょうか?

こうあるべし! という規則のある自動車クラブに
所属している人なら、報告書を書くかも知れません。
でも、普段、楽しみのためにドライブしている人なら
それを書こうとは思わないでしょう。
自分の中で、次はもっと気をつけよう、と考えるだけです。

どちらが正しいわけでもない、と思います。
片側の価値観を信奉する立場から、
もう片方を見て、最近はおかしい、、、といっても、
それはまったく的を射ていないですよ。


登山条例と救急車の有料化は、
対比させる案件としては不適切だと思います。

登山条例は、事前(山に入ること)の縛りであり、
救急車やヘリの有料化は、事後(救助体制)の話だからです。
当然、両者は関連しており、
救助体制がないから、入山規制をしよう、、、と
いう政治的判断が発生しても、
それは「選択肢」としては「あり」だとは思います。

そして、それを「事故防止」を旗印に行えば、
誰も強くは反対しないでしょう。

でも、それが登山という行為に沿っているのでしょうかね?

そして、日本では、登山条例が作られた時、
谷川岳などでは、一部の山岳団体が優遇された
歴史があるわけです。
フェアネスが欠けていた。
とても、容認できるような代物じゃない、というのが感想です。


僕は、古典的な山屋、かと思います。
古典的とは、いつでも、どこでも、好きなところに
好きなように、登りたい、ということです。

  1. 2009/03/13(金) 12:18:34 |
  2. URL |
  3. taka #L9FLFt/w
  4. [ 編集]

いろいろな人がいる。
事故を起こす人は起こすのだからほっとけという考えもあるかも知れません。
中には税金を払っているのに救助が遅いと文句を言う人や、救助にくるのが当たり前だという人もいるかも知れません。
よかっぺはそういう考えが受け入れられないだけです。

高速道路で事故を起こし、大渋滞を発生させたら事故者が作成しなくても必ず事故の記録は作成されるでしょう。それが個別に生かされることはなくても、車の構造やいろいろな事故対策に生かされているはずです。

道路も最初は規則はなかったはずです。自動車の前の時代の規則はすでにあったかも知れませんが。規則のない道を自由に走りたいように走るのはすばらしいかも知れません。事故があったり、全体の効率をあげるために規則ができてきたのだと思います。
山もいつでも、どこでも、好きなところに好きなように、登れれば、ある意味理想かも知れません。それができなくなってきた理由は説明するまでもありません。
まず、いつでも、どこでも、好きなところに好きなように登ることに対し、まず自分自身による自己規制があり、次にパーティーによる規制があり、団体による規制があり、最後に行政による規制があるのだと思います。こういう過程を否定する団体や個人はどうやって事故を減らそうとしているのでしょうか?おそらく、事故を減らすために登山しているのではない、登りたいから登るのだと言われるのでしょう。
自由とか登る権利は尊重すべきとは思いますが、それにはやはり義務も伴うべきだと思います。
いろいろな人がいるのでそう思わない人がいてもけっこうですが、たぶんそういう方と議論してもあまり意味がないような気がします。
  1. 2009/03/13(金) 20:29:01 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

山をつまらなくしたのは誰か

報告書について、明後日の方向の返信ですね。

誰かが作る、というような話ではなく、
最近は作らない人がいる、という指摘を、
よかっぺさんがされているので、
それは一つの価値観でしかないでしょう、という指摘をしたまでです。

話を筋違いの方向にしていただきたくないですね。
報告書の価値を否定などしていないですから。
単に、ごく一般の人にとって、作るのは稀でしょう、と
いう話を、交通事故を例えに出しただけですから。



> 自己規制があり、次にパーティーによる規制があり、
> 団体による規制があり、最後に行政による規制があるのだと思います。
> こういう過程を否定する団体や個人はどうやって事故を減らそうとしているのでしょうか?

登山とは、個人の行為ではないのでしょうか?
個があり、個と個をつなぐものとしてパーティがある。

よって、事故を減らすには、個を教育することです。
規制で事故を減らそうというのは、
本質的な解決策にはなりません。

これまでの日本が規則で縛る方向できたことは
確かでしょうね。その一つとして登山条例がある。
そして、よかっぺさんのいうような規則による縛りは
実に息苦しい世界を作っているわけです。

だ・か・ら、山岳会や大学山岳部に入る人が
いなくなっているのです。
実に見事な証明ですよ。
そうした考え方が、
登山の世界をつまらなくさせている、という意味で。


現状に合致し、事故を減らす一つの方法としては、
内実のしっかりした登山スクールの充実でしょうね。
それすら日本にはないですから。

  1. 2009/03/15(日) 13:31:17 |
  2. URL |
  3. taka #L9FLFt/w
  4. [ 編集]

よかっぺさま&takaさまへ。

まとめレスとなりますが、ご容赦下さい。


いろんな人がいる。
う~ん。。。。。。当たり前すぎて何と言っていいのやら。。。。
「昔の山屋」のなかにも「いろんな人がいる」ことは、よかっぺさまも十分承知の上で書かれたと思っていましたが。。。。
takaさまのおっしゃる「古典的な山屋」のなかにだって「いろんな人がいる」はずですから、この点に関しては議論してもあまり意味がないように思います。

また、takaさまは「昔の山屋」にマイナスのイメージをお持ちのようですが、ま、それは個人の自由でしょう。

>いつでも、どこでも、好きなところに好きなように、登りたい

なんてのは、登山を趣味とする人に共通する部分だと思います。
とすると、takaさまのいう「古典的な山屋」の何割かは確実に「昔の山屋」でもありますね。

よかっぺさまが「メタ表現で」というよりも、takaさまが「メタ表現」と受け取ったというところじゃないでしょうか。




報告書について。

おおむね、よかっぺさまと同意見です。

同種の事故を防ぐために、報告書が有為なものであることについて、見解の相違はないと思います。
価値があるのならば、出た方がモアベターである、ということになるはずですが・・・・。
おそらくよかっぺさまは、あまり出なくなったことについて違和感を感じたため、上記のようなコメントになったのではないでしょうか。
もちろん、正しいかどうかはわかりませんが、出た方がモアベターであると、私も思います。
一方で「出さなければならない」とまでは思いませんが。。。。

>それは一つの価値観でしかないでしょう、という指摘をしたまでです。

報告書の価値は否定しない。
だけど、出なくなったことへの憂慮には

>まったく的を射ていないですよ。

え~と。。。。
どう受け取っていいのか、困惑してます。
他の価値観なり立ち場なりに、どんなものがあるのでしょうか?
それが、「出た方がよい」より、モアベターなものなんでしょうか?



>普段、楽しみのためにドライブしている人ならそれを書こうとは思わないでしょう。

普段、楽しみのために登山をしている人の中にそれを書こうとは思う人が、実際に何人かいるのです。

交通事故ならあまりいないのですが、登山においては

>事故報告書を作り、ブログ等で公開する人

もいます。

>こうあるべし! という規則のある自動車クラブに所属している人なら、報告書を書くかも知れません。

事故報告書を義務づけていない山岳会からも報告書が出ているケースは多々あります。


この違い、なんででしょうか?


おそらくは、一般の人の間に、交通事故の場合、出すべきだと思う人がいなからでしょう。
理由はよかっぺさまのおっしゃるとおりだと思います。

では、登山の世界で報告書が出る理由は?
「それが必要」とか、「あった方がよい」とか思う人が、何割かは確実にいるからです。

>報告書の価値を否定などしていないですから。

takaさまも、「価値を否定していない→価値がある→出た方がよい」のように思えるのですが。。。


報告書についての登山と交通事故。
本質的に、次元が違いすぎるのではないでしょうか。
そういうわけで、報告書に関して言えば、登山と交通事故は、

>対比させる案件としては不適切だと思います。

となります。



登山条例と救急車有料化について。

事前と事後の違いについては認識しています。
また、すでに施行されてしまった条例と検討対象になったことの違いについても同様です。
「負の遺産」と言う意味から言えば、「昔の山屋」が、いくつか「負の遺産」を残したことは間違いありません。
ただ、「今時の山屋」であろうが「古典的な山屋」であろうが、同様なことをしかねない状態であることも間違いないと思いますよ。
すでに気づいていないうちに残している可能性もあるはずです。
ですので「程度の差こそあれ」「大差ない」と表現しました。
登山条例は×だけど、登山者の救急車有料化は○だとは思えません。
どっちも×です。
よって、「対比させる案件としては不適切」だとは思いません。




規則・規制について。

>まず自分自身による自己規制があり、次にパーティーによる規制があり・・・

よくわかります。。。。。特に最近は自己規制が。。。。。

>登山とは、個人の行為ではないのでしょうか?
>個があり、個と個をつなぐものとしてパーティがある。

発端の部分は「個人の行為」だと思います。
ですが、パーティーになった瞬間に、「完全な個人行動」ではなくなります。
理由や目的があってパーティーを組むわけですので、単独行者の緩いつながりとは異なるものだと思います。
「個を教育すること」の効果は否定しませんが、そこで「パーティー行動による規制」も学ぶことになるのではないでしょうか。



>規則による縛りは実に息苦しい世界を作っているわけです。

これについて、takaさまの言い方を借りるとすれば、「それは一つの価値観でしかないでしょう」ということになるでしょうか。

私の個人的な経験などに興味はないかもしれませんが、少々おつきあい下さい。

高校・大学と山岳部でしたが、現在はいわゆる「未組織登山者」です。
学生山岳部というところは、じつに多くの規制、規則、しきたりなどなどの縛りを受けた世界です。
その中にいて、受け入れたものもあれば、反発したものもありました。
ただ、すべての縛るものが×だったかといえば、ちょっと違うなぁ・・・と。
最初は「えぇ~、なんでやぁ~」が、後から「ああ、そういうことだったのか!なるほど!」というものもありました。
無意味・理不尽なものも当然ありましたが、個人的には「なるほど!」のほうが多かったように思います。
ですので、意味のある規則・規制の存在は、やはり否定できません。
そもそも規則や規制といった縛りが全くないジャンル・・・・ちょっと想像できません。

高校時代は各学年が2ケタの部員でしたが、大学にはいると部の維持がギリギリでした。
高校も大学も、入部・退部・再入部などはかなり緩かったのですが、この人数差はどういうことだろう。。。。
規制・規則によるものだけだとは到底、思えないのです。
以上により

>だ・か・ら、山岳会や大学山岳部に入る人がいなくなっているのです。

という点には、同意しかねます。
もっとほかに理由があるんじゃないかと。。。。。ただ、それが誰にも分からない。。。。
分かっていれば、山岳会や大学山岳部も息を吹き返しているはずですが。。。。。




少し話を戻します。

>規則による縛りは実に息苦しい世界を作っているわけです。

>だ・か・ら、山岳会や大学山岳部に入る人がいなくなっているのです。
>そうした考え方が、登山の世界をつまらなくさせている、という意味で。

規則や規制が登山の世界を息苦しく、つまらないものにしているということですね。
また、規則や規制を必要だという考え方や、そういう考えを持つ人たちが・・・ということでもあろうかと思います。

さて、それに続いて。。。。。

>現状に合致し、事故を減らす一つの方法としては、内実のしっかりした登山スクールの充実でしょうね。

えっ???

一瞬、目を疑いました。。。。。


「内実のしっかりした登山スクール」というのは、規則や規制のないモノなんですか?

ある程度の規則や規制がないと「内実のしっかりした」状態にはなり得ないと思います。
そもそも規制・規則がないと、スクールという組織自体が成り立ち得ないのでは?

やはりそういうスクールにも規則や規制はついて回るものです。
となると、そういうスクールも、「入る人がいなくなって」という状態になって。。。。

なんだか・・・・矛盾してません?


  1. 2009/03/15(日) 23:30:41 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

理と情と言えば良いのでしょうか?
まあ議論しているので、理で判断するとtakaさんと反対ということになるのですが、情で考えるとtakaさんに実は共感するところもあったりして、人間と言うのは不思議なものだと思います。
高校の山岳部が、どんどん減って900校を切る様な事態になっています。インターハイのような軍隊の行進みたいなことをやっているから入部者がいないのだという人もいれば、いまの社会のせいだなどという人もいます。あるいはもっと別な理由もあるかも知れません。それらはどれも一面の真実だと思います。
事故を減らすのに教育が必要だということは全くその通りだと思います。でも教育すればなぜ事故が減るのでしょうか?技術が向上するからでしょうか?判断力が向上するからでしょうか?たぶんその両方でしょう。自分を知り、相手を知るから事故が減るのであって、たぶんそこに自己規制が働くようになるからだと思います。
ところが教育したことによって事故が増えたり、安全のためにくさりをつけたら事故が増えることがあります。それはそのことによって本来そこに来る力がない人まで来てしまうためです。形だけ教えて力になっていない教育も多いと思います。しっかりした内実のある教育というのはしっかり身につく教育のことだと思います。それは必要だと思います。
何となく山にくる若者が増えてきたような気がします。山岳会に入る若者は増えていませんが。しばるための山岳会ではない組織のあり方を考える必要があるのかも知れません。
最近の海外登山を見ていると所属と登山隊は関係がなくなってきています。先に個人があるような形が必要なのかも知れません。
  1. 2009/03/19(木) 23:53:01 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

>理と情と言えば良いのでしょうか?

う~ん・・・・難しいところですね。。。。

>理で判断するとtakaさんと反対ということになるのですが、情で考えるとtakaさんに実は共感するところもあったりして・・・

逆に理の部分で言えば一致しているけれど、情の面で食い違っている・・・という部分もあると思います。
そのあたりがうまく交通整理できれば、もう少し話がすんなり進んだかもしれませんね。

>高校の山岳部が、どんどん減って900校を切る様な事態になっています。

高校山岳部出身者としては、寂しいものですね。
ウチは県総体はがんばりました。
その理由は、インターハイに行けるから→タダでもう一つ、普段行けないような山に行けるから。。。。
その結果、インハイ出場の場合の順位は惨憺たるものでした。
ま、インハイで優勝しても、どこかの山に行けるわけではなかったので。。。。。
当然と言えば当然ですが、モチベーションに関して言えば、明らかに「県総体>インハイ」でした(笑)。
ある意味においては、とっても健全だったと思います。

教育が必要という点に関しては、おそらく誰しもが同意しうる話だと思います。
ただ、それをどう言った具合で進めるのかというところで、多様な意見があるのではないでしょうか。

>何となく山にくる若者が増えてきたような気がします。

そうかもしれませんね。
ただ、そういう人たちには、組織的教育というのがなじまないように思います。
どちらかといえば、個人であるとか少人数のグループだったりすることが多いのではないでしょうか。
大型バスでやってくる年配の方ばっかりの団体さんとは対照的ですが。。。。

takaさまのいう、「個に対する教育」というのを見つける必要があるのかもしれません。
山に向かう姿勢や求めるモノが、従来型の山屋や中高年団体とは違っているのではないかと思います。

どうしたらいいか。。。。

それを考える際に、そういった人たちを巻き込まなければ、何も見えてこないと思います。
各団体などでいろいろな取り組みがなされてきましたが、そういった視点が不足していたのかもしれませんね。

組織というのは、「組織維持」とか「組織の力学」という命題がついて回ることは承知の上で。。。。
あえて、そういった人たちを組織に組み入れようという考えを捨てるところから始めるほかないような気もしますが。。。。

>先に個人があるような形が必要なのかも知れません。

そういう形を作る(見つける?)こと、必要だと思います。


  1. 2009/03/20(金) 23:20:37 |
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  3. 管理人 #MAyMKToE
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