山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ19】 八ヶ岳・阿弥陀岳で3人死亡

【概要】
19日夕方、八ヶ岳の阿弥陀岳(2805メートル)から下山中の男女3人が「凍傷になって動けなくなった」と、近くの山小屋に携帯電話で連絡があり、山小屋が県警茅野署に救助要請した。3人は都岳連傘下の「東京アルコウ会」の、東京都江東区、会社員男性(57)▽横浜市神奈川区、会社員男性(47)▽東京都板橋区、パート従業員女性(45)。18日に阿弥陀岳に入山。19日に登頂後、救助を要請。男性(57)が凍傷にかかり動けなくなったらしい。頂上東側直下でビバークしていた。20日に民間ヘリが捜索していたところ、3人とツェルトを発見。すでに3人とも死亡していた。

【考察】
毎週のように荒れる週末。
谷川方面でも遭難が起きていますが、その件については別項で。

事前にあれることが分かっていた天候。
なぜ突っ込んだのか、理解に苦しみます。
 「これぐらいなら大丈夫」
 「自分たちなら大丈夫」
いずれにしても、慢心があったのかもしれません。

そもそも動けなくなるほどの凍傷とは?
装備の甘さか、凍傷対策の甘さか。
そこまでひどくなる前に気づくべきだったと思います。
そして、気づいたならば、即撤退すべきでした。
動けなくなるまで気づかなかったとしたら…。
何があったんでしょうか?

阿弥陀岳の山頂付近は、風当たりが強い場所です。
ビバークするにしても、もう少し移動すべきだったのではないでしょうか。
ビバークする場所の選定、これは、生命に直結する問題です。

東京アルコウ会は大正10年に田山花袋や菊池寛などが発起人として発足。
伝統ある会の歴史に傷をつける一件でした。


===追記===2006.3.22

その後、入手した情報から。

3人は18日から阿弥陀南稜に入っていたようです。
このルートはやさしいバリエーションで、入門コースとしてよく使われます。

一般的な行程を当てはめると、次のようになります。
  18日 P5付近で幕営
  19日 P3ガリー(核心)を抜け、阿弥陀山頂
      行者小屋or赤岳鉱泉へ下山
一泊目からP3ガリーまではそんなに時間がかかりません。
核心のガリーから先も、短い距離です。
ガリー自体も、雪の状態などによっては、ノーザイルでも抜けられます。

核心に差し掛かる前に撤退はありえなかったのか?
山頂に抜けるまでに時間がかかりすぎたのであれば、早い段階で分かったはずです。
また、天候悪化も十分に予想できたはずです。

判断と、そのタイミングを逸したあたりに、原因の一端があるように思います。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/03/20(月) 19:50:15|
  2. 遭難カルテ
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