山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日250】 GWの遭難統計

久しぶりに警察庁のHPを見たら春の連休期間中における行楽地等・山岳(系)にかかる警察措置についてという文書がアップされていました。
本文3行に3年分のざっとした表だけという、あっさりしすぎた?ものですが・・・。


発生件数を見ると、H19が最も少なく、H20は大幅増、H21で少し落ち着いて…というふうに見えます。
順番をつけると、「H20>H21>H19」になります。

が、よく見ると、「期間」が微妙に違う。。。。。。
H19は9日間、H20は11日間、H21は12日間。
1日あたりで計算すると、H19は9.9件、H20は11.8件、H21は8.6件となって、今年が一番マシなことになります。
順番は「H20>H19>H21」と、H19とH21が逆転します。

この逆転現象、遭難者数から見た場合にも同様のことが起こります。

この点からすると、昨年はひどい結果だったが、今年は昨年・一昨年と比べて改善された、と言えそうです。


続いて、内訳について。
死者・不明者、負傷者、無事救出の、それぞれの割合の変化を年を追って並べてみます。
死者・不明者 9.8% 11.4% 21.7%
負傷者 43.8% 39.9% 40.8%
無事救出 46.4% 48.7% 37.5%
死者・不明者が跳ね上がり無事救出が落ち込んだ今年。
かなり深刻な状況だと言えそうです。



入山者数などの基礎的なデータや、各種分布のような細かいデータも、ありません。
当然、その年ごとに積雪量や天候の推移は違います。
連休の長さも違うので、すべてが同じ条件とは言えません。
残念ながら、3年分の統計からでは、このあたりが限界です。

連休中に事故が起きていたのは知っていたのですが、こちらはまとめる余裕がありませんでした。


全体にかかる大きなデータの分析から、傾向をつかむこと。
個別のデータから、具体的な対策点をあぶりだすこと。

おおざっぱに言うと、この両輪がそろうことが重要なポイントだと思います。
これまで、山の世界では置き去りにされてきたんじゃなかろうか。
自分なりに考えてはみるのだけれど、なかなか相手が大きすぎるような。。。。

今後も思ったこと、気づいたこと、考えたこと…懲りずに並べていこうと思います。



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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/05/25(月) 19:44:04|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

どう取り扱うか

5月の連休は天候によって大きく左右されますので登山者側が改善されたかどうかは良くわかりません。
今年の春からの事故は非常に多彩な内容の事故である意味で非常に興味深いものが多かったと思います。
単純に気象遭難と片付けられないような気もしていますし、登山者がこれらの遭難をどのように受け取っているのかも気になるところです。

もちろん時間と金をかけて原因を追求すればある程度のことはわかりますが、これだけ死亡率が高いとかなり推測もまじります。
自分がそのルートを登る技量がある場合なら、同じ計画で同じ状況ならどうしたかを考えてみるのも自分自身の遭難対策としては良いかも知れません。
もちろん現地では下界で得られるあるいは事後的に得られる情報がすべてあるわけではありません。たぶん私も同じルートを同じように突っ込んでいったら同じような結果になっていたと思います。26日に行動せずに停滞もしくは撤退を判断できたか?そのためには何が、どの情報が必要だったか?考えてみると良いと思います。
今年から冬山、春山の気象情報の提供が行われています。これをもっと活用していたらと言う気もします。もちろん従来からある天気図を書いていたら26日の悪化は予想できたと思います。
事故情報をどう取り扱うか山岳団体の課題であると同時に登山者個人の課題でもあると思いました。
  1. 2009/05/27(水) 19:16:14 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

>5月の連休は天候によって大きく左右されますので登山者側が改善されたかどうかは良くわかりません。
>もちろん時間と金をかけて原因を追求すればある程度のことはわかりますが、これだけ死亡率が高いとかなり推測もまじります。

ですねぇ。。。。
でも、それがあったらなぁ・・・・と、思ったりするのです。

>自分がそのルートを登る技量がある場合なら、同じ計画で同じ状況ならどうしたかを考えてみるのも自分自身の遭難対策としては良いかも知れません。

特に今回のGWについては、詳報があまりなかったように思います。
ですので、なおさら、詳しいデータがあれば・・・・と思います。

>今年の春からの事故は非常に多彩な内容の事故である意味で非常に興味深いものが多かったと思います。

「今年の春からの」を「今回の積雪期の」と置き換えてみると、「ビバーク」というのがひとつのキーワードになるんじゃないかと思います。
文章におこすべく、ただいま考え中です。

>従来からある天気図を書いていたら26日の悪化は予想できたと思います。

最近、テン場などで天気図を付けている人の姿をあまり見かけないように思います。
携帯の小さな画面で天気図を見てたりするのだろうか?

「気象遭難」といわれるようになりました。
未曽有の現象や、予測不能なものは「気象遭難」なのかもしれません。
ただ、事故の起こった状況でもキャッチできる情報をキャッチしていなかったり、判断に誤りがあったりするケースは、やはり「人災」じゃないかと思います。
ですので、天候悪化に対応しきれず・・・というケーズをすべて「気象遭難」にまとめてしまうこと、個人的には抵抗があります。


>事故情報をどう取り扱うか山岳団体の課題であると同時に登山者個人の課題でもあると思いました。

同感です。
  1. 2009/05/28(木) 14:05:49 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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