山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ164】 本白根山で不明の78歳男性、無事救助

【概要】
2日午後7時10分ごろ、群馬県草津町内の旅館から「『山に登る』と出かけた人が戻らない」と、県警長野原署に通報があった。行方が分からなくなったのは広島県に住む無職の男性(78)で、同町の本白根山(標高2171メートル)に向かったとみられる。2日午前8時ごろ、旅館従業員に「この辺で一番高い山はどこですか」と聞き、登山靴をはいてリュックサックを背負い、1人で旅館を出た。従業員は男性に本白根山を紹介したという。日帰りが一般的なのに、同日夜になっても戻らなかったため、旅館が同署に通報した。同署などは男性が遭難した可能性もあるとみて、3日午前7時から捜索を始めた。男性はこの旅館に1日から2泊の予定で宿泊。男性は3日の捜索では発見されなかったが、4日昼すぎに白根火山ロープウェイ山麓駅付近の山林で男性を発見、救助した。男性は数十年来の登山愛好家。2日にハイキングコースから外れて道に迷った。パンや缶ジュースを飲食していたが、持っていたリュックサックをなくし、3日からは何も食べていなかった。「ハイキングコースを外れてしまい、戻ろうとしたがヘッドライトの電源が切れた」などと話しているという。脱水症状はあるが、命に別条はないという。周辺の天候は2日は晴れ、3~4日は曇りだった。
(毎日新聞、読売新聞、産経新聞、共同通信からデータ引用・抜粋)



【考察】
78歳という高齢者の道迷い遭難です。
2晩のビバークをへての救助、無事発見されたのは何よりでした。
天候が大きく崩れなかったのも、ひとつの要因でしょう。

さて、今回のケース、ある意味では起きるべくして起きた・・・と、言えなくもないような気がします。

地図を持っていたのだろうか?
計画をたてていたのだろうか?

旅館従業員に「この辺で一番高い山はどこですか」と聞き・・・とありました。
地図を持っており、ざっとそれを読めるのであれば、「この辺で一番高い山」なんてものは聞かずともわかるものです。
また、計画を立てていたのであれば、最初から分かっていたことでもあります。
日帰り装備は持っていたようですが、計画については行き当たりばったりのように思います。
そして、「ハイキングコースを外れてしまい」・・・と、なったときに、戻れなくなってしまったのではないでしょうか。

現場付近の地形図を見てみました。
何も考えず北に向かえば国道に出るはずですし、周辺にスキー場もあります。
例え迷ったとしても、少なくとも翌日には自力でリカバリーできるんじゃないかな?と思いましたが。。。。


持っていたリュックサックをなくしたうえ、「ヘッドライトの電源が切れた」。。。。
なんともまぁ。。。。な話です。


「男性は数十年来の登山愛好家」と報じられていました。
積み重ねた経験の厚み、年数には比例しない場合が往々にしてあるのではないか?
そんなふうに思いました。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/06/08(月) 11:20:23|
  2. 遭難カルテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

原因はわかりませんが

事故の詳細はわかりませんが、白根山、本白根山というのはなかなかてごわい山です。
管理人さんは標高2171mとされていますが、これは最高点ですが、三角点のある山頂ではありません。そのほかにも似たようなピークがあり、登山道はまっすぐではありません。似たようなお釜もいくつかあって地図なしで歩くのはけっこう大変です。
見通せない笹薮がありますので、迷うと磁石があっても現在地の特定は難しいでしょう。
みなさんどこを登って頂上と言っているのかといつも不思議に思っています。
  1. 2009/06/10(水) 21:07:33 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

Re:原因はわかりませんが

よかっぺさまへ。

地形図でみても、複雑な地形になっていますね。
2171mをとったのは、報道の引用部分です。
三角点のあるピークは、最高点の南西の2164.8m。
このぐらいは地図を見ればわかるので、「この辺で一番高い山はどこですか」という問いが、ますます???と思えてきます。

>似たようなお釜もいくつかあって地図なしで歩くのはけっこう大変です。

地図を持っていることと、それを読めること。
その2つがどうしても必要になってくると思います。
今回の人は、そのあたりがちょっと・・・ということだったのではないでしょうか。

  1. 2009/06/11(木) 20:42:55 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

観光客が登る草津白根山は湯釜の火口縁2080mか、反対側の逢ノ峰2109.9mです。白根山側にも2160mのピークがあります。百名山の草津白根山は標高は2171mと表示されているのに記述は2164.8mの三角点ピークです。白根山側は火山特有の禿山ですが、本白根山側は緑に覆われています。
どこが最高点かという質問が、どこを登れば草津白根山かという意味での質問ならある意味納得できます。
想像していても始まりませんが、沢を下っていって途中で道が沢から離れていきますが、そのまま沢をおりるとロープウェイの下に出ます。以前、燧ケ岳を御池におりていた女性が同様に道が沢からはなれていく分岐をまっすぐ沢沿いに下りて迷ったことがあります。私の家内もときどきこの失敗をやりますので世の中的にはけっこう多いと思いますが、それにしてもどこかで気が着くと思いますし、気がつけばせいぜい200~300mくらいの範囲ですから音も聞こえますし、わかりそうなものです。
ひょっとするとこの遭難者はどうかわかりませんが、高齢で普段は気がつかない程度の軽い認知症があったりすると道に迷ったり、ザックをなくしたりすることもありえるかと思います。
  1. 2009/06/11(木) 21:55:05 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

無雪期の道迷いとは、登山道から外れてしまい、気がついたらどうにもこうにも・・・という状態が多いと思います。
踏み跡だったり獣道だったりする場合が多いんでしょうが、私はよく送電鉄塔の点検路に入り込んだりします。。。。

ただ、しばらく進むと、「あれっ?」と思い、戻ることに・・・で防ぎえるものだと思います。
その感覚のようなもの、鈍っていたら遭難なんてことになったりするんでしょうね。
数十年来の経験、この感覚を磨く方向には作用しなかったんだろうか?
まあ、いい加減にやっていても毎回遭難するわけではない、ということの裏返しだったのかもしれません。

>それにしてもどこかで気が着くと思いますし、気がつけばせいぜい200~300mくらいの範囲ですから音も聞こえますし、わかりそうなものです。

同感です。
ここのあたりが不思議ですね。

>高齢で普段は気がつかない程度の軽い認知症があったりすると・・・

う~ん。。。
高齢になると、そういったリスクも考えておく必要があるのかも知れませんね。。。
  1. 2009/06/14(日) 10:20:57 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/07/23(木) 21:57:32 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

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