山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日257】 ツアー登山の事故と問題点

前項で取り上げた北海道のツアー登山事故に関して、続報などから考えを進めてみます。

【問題点①】 人数が多すぎないか?
トムラウシ山の場合、遭難時の人数はガイド3人+客15人の18人。
ガイドレシオについて言えば1:5で、妥当かどうかの判断に迷います。
計画段階から、はっきりと「不適」とは言い切れないので、この点はスルーします。
で、総勢18人です。
レシオがどうであれ、人数が多すぎるのではないかということです。
集団の人数が少ないほど、意思疎通はスムーズに行きます。
人数が多いほど齟齬や混乱がおきやすくなるのは、言ってみれば当然のこと。
これではもう、ほとんど「団体さん」じゃないかと。。。。
個人的にはレシオにかかわらず、4~5人ぐらいが限界ではないかと思います。

【問題点②】 日程に柔軟さを欠いていないか?
エスケープルートがない縦走の場合、進むか戻るか留まるかの3つの選択肢しかありません。
今回のような最終日の場合だと、進むのが時間的には一番早い。
各社とも報じていましたが、今回は予備日の設定がなかったこと。
これでは進むしか道が残されていないことになります。
しかも遠方から飛行機で北海道入りし、帰りの飛行機も決まっていたとなると、なおのことです。
1日の遅延で発生する新たな費用負担について、どういう取り決めがあったのかは不明です。
が、予定通りの飛行機で・・・と思うのは、人情でしょうね。。。。
この点については白馬の事故の際にも指摘がなされていました。
その教訓は、どのような形で反映されていたのだろうか。。。。。

【問題点③】 ガイドの統率力不足があったのではないか?
朝日新聞の記事によると
「途中で歩行困難者が出る中で少なくとも八つに分裂していたことが北海道警への取材でわかった。」
とあります。
①体調不良の女性客1+ガイド1の2人→ビバーク
②女性客3+男性客1+ガイド1の5人→ビバーク
③客11+ガイドの11人→下山開始→通報時、客2+ガイド1
最終的に、無事下山は3グループ5人。
見つかった場所と人数は、北沼7、山頂付近1、南沼1、前トム平3、コマドリ沢分岐1。
18人のグループが四分五裂を通り越して、8分割以上に割れていた、ということです。
原則、パーティーは常に統一行動をとるべきです。
また、今回の件に限って言えば、最悪でも3分割まではあってもしかたないかと思います。
当然、分かれた3つにはそれぞれガイドがついていることは前提条件ですが。
少なくともここまで分裂してしまったということは、ガイドの統率力の欠如が疑われます。
なぜグループをしっかりまとめ切れなかったのか、不思議なところです。

【問題点④】 ガイドに責任感の欠如はなかったか?
産経新聞の記事に、
「正午ごろ、頂上を過ぎたあたりでガイドが「体調が悪い人が出た」と待機を指示。約1時間半待たされたが、状況についての説明はなく「寒い、寒い」と奇声を発する人も出た。その後、ツアー客10人とガイドが先に下り、残った7人でビバークすることを決定。しかし、出発した後は、ガイドは遅れた人を気遣う様子もなく「何も説明しないで、走るように先に下りていってしまった」という。」
というのがありました。
他の報道でも、ガイドのペースについていけず脱落した人がいたというものが、いくつかありました。
トラブルが発生した後、一部の人を預かるガイドが先に先にと、どんどん行ってしまう。。。
しかも、途中でどこではぐれたのかわからない人が出る。。。。。
ちょっと、この行動の意図が理解できません。
集団の最後尾から、全体を把握しつつ進むべきだと思います。
これは、ガイドに限らずリーダーでもやるべき仕事です。
ですが、「先に下りていってしまった」ら、客はどうすればいいのでしょう?
責任感の欠如があったといえるかもしれません。

【問題点⑤】 パーティーシップの欠如がなかったか?
各社の報道に、同じ日に同じ場所にいたパーティーの話が出ていました。
朝日新聞の記事によると、静岡県のパーティーは
「元気な人が遅れそうな人のリュックを持ち、一緒に無事下山したという。」
とあります。
こういった横のつながり、公募ツアーに求めるのは、ほぼムリといっていいでしょう。
まず、各地から現地集合などで集まったメンバーですから、普段からの付き合いも薄いのは当然です。
東京新聞の記事によると大半が初対面だったようです。
ガイド・業者側も、メンバー個々人のこまごまとしたレベルのことは分からなくても不思議ではありません。
またアミューズトラベルのHP上のカタログによると
panfu1.jpg
炊事用具とテントは業者側で手配し運ぶという段取りになっています。
18人だったので6テン3発だったのでしょうか。
いずれにしても結構な重量です。
客のほうは、それを運んでもらえるという前提で参加しているわけで、「一部運搬のご協力を」なんてのは有名無実化していたのではないでしょうか。
ちなみにオフィスコンパスHPによると
「スタッフが食糧や食器など運びます。避難小屋とテントを使い大縦走!」
とあります。
いずれにしても、「元気な人が遅れそうな人のリュックを持ち」なんてことは、ツアーではおきにくいと思います。
特に今回のように天候が荒れたりしてトラブルが発生すると、まずは自分の身を守る方向に思考・行動が動いてしまうのは、ある意味で、当然の帰結だと思います。
新聞の見出しには「奪われたパーティーの一体感」とありました。
が、もともと一体感は希薄なんじゃないかと。。。。。
その分、ガイド・スタッフに負担がかかるわけです。

【問題点⑥】 気象判断の誤りはなかったか?
読売新聞の記事から
「パーティーを引率したガイドは遭難当日の16日早朝、出発前のツアー客に対して「天候は昼前には良くなるだろう」と説明していたことが新たに判明。実際には天候が悪化して5人しか自力下山できておらず、道警はガイドの判断が適切だったかどうかについて調べる。」
というのがありました。
さて、早朝の予想が結果として裏切られた形になりました。
09071609.jpg
天気図を見ると、まあ、昼前に良くなるなんてことはなさそうなんてのは、見ればわかるでしょうという感じですが。。。。
しかも前日も雨だったようですので。。。
天候を問う言う基準でどのように判断したのかが不明であり、不可解でもあります。
読売新聞の別の記事には
「「ひと夏に2、3回あるかないかのひどい暴風雨だった」首都圏のツアー客を連れてトムラウシ山(2141メートル)を目指した山岳ガイドの宮下岳夫さん(52)は16日の天気をこう振り返る。宮下さんはその前日、登頂を断念し、途中で引き返した。」
というのがありました。
「ひと夏に2、3回あるかないか」というのは微妙な言い回しですね。。。。
見方を変えれば「毎夏1回はある」というようにも見えますが。。。。
いずれにしても「ありえない」「天変地異」レベルの暴風雨ではなかった、ということのようです。
そうすると、十分ありえる範囲だったということで、それに即した準備が必要だということになります。
やはり「天候悪化」が原因として片付けてしまうにはムリがあるように思います。

【問題点⑦】 参加者の年齢構成についての考え方は?
今回は60歳代の女性が中心でした。
知人のガイドに聞いたら、「だいたいそんなもんやで」と言われてしまいました。
ガイド・ツアー登山の参加者はそういう現状なのかもしれません。
さきほど引用した読売新聞の記事の別の部分に
「亡くなった10人の年齢は59~69歳。中高年だったことも被害を大きくしたようだ。日本登山医学会理事の増山茂・了徳寺大学学長は、「中高年の人は、体熱を作る能力や体内の異変を察知する感受性が若い時より衰えている。自分の体温が下がっていることに気づかず、手遅れになってしまう場合も多い」と話す。」
というのがありました。
アミューズトラベルでは今回のツアーに70歳以下15名限定としていたようです。
実際には定員いっぱいで、参加者のほとんどが60代でした。
年齢の高い層への配慮は、どういったものがあったのだろう?
今回の事故を受けてアミューズトラベルはトムラウシ山のツアーを中止するそうです。
「トムラウシ山だからこそ起きた事故」であればそれでいいのかもしれませんが、他のツアーに問題はないのだろうか?
60代中心の参加者中心のツアーばかりであれば、年齢と天候悪化時の対策をやりなおさないと、意味がないように思います。
また、遺族の声に「大きな山はこれを最後にする」と言っていたというのがありました。
心優しいガイドならなんとかして・・・と、思うかもしれません。
ましてや今回の最終日は、メーンとも言えるトムラウシ山ですから。。。。
高齢の登山者をかかえることの意味を、ガイドやツアー会社がどう捉えているのか、知りたいところです。

【問題点⑧】 ガイドの責任範囲は?
警察の捜索のポイントの一つに「3人のガイドのうち2人は今回のコースが初めて」というのがあります。
それって、重要だろうか?
どんなコースであれ、無事連れて帰るのがプロなんじゃないかと思います。
ましてや今回は、メンバーの能力の把握、気象判断など、コースが始めてでも事故を防ぎうるポイントはいくつもあったと思います。
ですので、「今回のコースが初めて」というのは、そんなにも重要か?と思ってしまいます。
確かに何度も足を運んだコースであれば、客としても心強い面があるとは思います。
危険箇所などのデータが身をもって頭に入っているわけですから。
ですので、「初めて」ではなくて「何度も」のほうがいいとは思います。
ただ、必要不可欠とまでは言い切れないような。。。。。
ガイドがらみの事故の場合、ガイドに責任が集中する傾向があります。
確かに現場での判断をするので、一番責任が重いことは間違いありません。
ですが、多くのガイドは兼業で、参加者とツアー会社の板ばさみにあうことも多いと聞いたことがあります。
なんでもないところで客が転んで怪我をした・・・なんてのまで、ガイドの責任だとしたら、それはやりすぎだと思います。
「予備日なんてダメ!」とツアー会社が言ったことが原因の一端であれば、ツアー会社も責めを負うべきです。
ツアー会社には企業としての、ガイドには山のプロとしての、客には客なりの責任があるはずです。
そのへんが曖昧にならないようにしたほうがいいように思います。

【問題点⑨】 もう1人のガイドは何をしていた?
トムラウシの事故は当初、19人遭難と報じられていました。
それがガイド1人は避難小屋に残っていたため、遭難時は18人、となりました。
さて、この残っていたガイド、何をしてたのだろう?
通報があった時点では、一番現場に近い場所にいた可能性が高いのです。
にもかかわらず、捜索・救助活動に出たとの記述は、どこにも見つけられませんでした。
ナゾというか、不可解というか。。。。。。

【問題点⑩】 真相とフィードバックは?
ここまで、ウェブ上のニュース記事に基づいて考えてきました。
ただ、往々にして、報道と真実が食い違うケースがあります。
となると、実際のところどうだったのかは、当事者による報告書以外に知る術はありません。
事故報告書、山岳会でも出たり出なかったりで、個人で出す人もたまにいたりします。
で、報告書について言えば、ツアー会社やその業界団体、ガイド個人やガイド組織。。。。。
個人的には一度も目にしたことがないのです。
公にしないのが当然なんでしょうか?
で、先ほどの知人のガイドに聞いてみました。
「あぁ~、オレも見たことないなぁ」
やれやれ。。。。
せめて組織内で報告書を回して、改善点を探るぐらいの動きはあるかと思ったのですが。。。。
もうひとつ。
アミューズトラベルのHPには冒頭にお詫びへのリンクが掲載されています。
以下、全文引用。
   トムラウシ山遭難事故に関してのお詫び
   北海道トムラウシ山での遭難事故にて亡くなられた方、御家族
   並びに関係各位に深くお詫び申し上げるとともに心からお悔やみ申し上げます。
                                        アミューズトラベル株式会社

オフィスコンパスのほうはまったくありません。
ま、企業としてはお詫びがあったほうがいいとは思いますが。。。。。
そのおわびも、そのうちHP上からは消えてしまうことが多いのです。
で、それ以前からあった「楽しかったよ!」という記録や写真は残り続けている。。。。
事実上、HP上から「なかったこと」に・・・・・・なんてのは言いすぎでしょうか。







起きてしまった事故。
そこから何を学び、どうしていくのか。。。
そこが、これから一番大事なところだと思います。
そろそろきちんとしないと、ガイド・ツアー登山、だめになってしまうような気がします。
反省と教訓を生かすこと、忘れないでいただきたい。。。。。








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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/07/17(金) 20:47:50|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:21
<<【日々是好日258】 土砂降り | ホーム | 【遭難カルテ165】 北海道のトムラウシ山・美瑛岳で10人死亡>>

コメント

こんにちは。
トムラウシに限って言えば、2002年にもよく似た遭難事故が起きています。
http://www.ne.jp/asahi/slowly-hike/daisetsuzan/02taisetudata/04sonanjiko/20020711-13tomuraushi.html
(4人パーティが遭難に至る経緯は『気象遭難』(羽根田治・著)に当事者へのインタビューを交えて詳しく記述されています)
このときは7月に台風が接近するという、ひと夏に1度あるかないかという気象条件ですが、
共通して言えるのは、ヒサゴ沼から一日で下山しないといけない最終日の行程の厳しさです。
悪天候のなかトムラウシ周辺でのビバークが困難であった状況も似ています。

今回は多数の死者が出たことで大きく報道されていますが、
遭難スレスレの危険な状況は多数発生しているのではないかと思います。
アミューズトラベルの会見によると、「過去16回のツアーで事故は起きていない」そうですが
過去に今回のような悪天候に見舞われた事は無かったのか。そのときにどう行動したのか。
小屋に停滞(日程を一日延期)するという判断を下したことがあったのか。
たまたま事故が起きなかっただけなのか、危険を避けて無事だったのか、気になるところです。

アミューズトラベルのツアー特有の問題点もあります。
「問題点9」で挙げられているもう1人のガイドですが、以下の記事によると
http://mainichi.jp/kansai/news/20090717ddf041040011000c.html
>16日朝、次のツアーを待つ男性ガイド(60)を避難小屋に残し、
とあります。「次のツアー」が気になって調べてみると、アミューズトラベルは
トムラウシを目的地とした縦走ツアーをこのような日程で計画していました。

 旭岳~トムラウシ 7/13(月)~17(金) (ヒサゴ沼泊は15日)←今回のツアー
 沼ノ原~トムラウシ 7/15(水)~18(土) (ヒサゴ沼泊は16日)
 らくらくプラン・旭岳~トムラウシ 7/24(金)~28(木) (ヒサゴ沼泊は26日)
 らくらくプラン・沼ノ原~トムラウシ 7/26(日)~29(水) (ヒサゴ沼泊は27日)
 旭岳~トムラウシ 7/26(日)~30(木) (ヒサゴ沼泊は28日)
 沼ノ原~トムラウシ 7/28(火)~31(金) (ヒサゴ沼泊は29日)

「次のツアー」とは同社のツアーであり、定員通りなら翌日も15人の客がヒサゴ沼避難小屋に
泊まる計画です。この小屋は白雲避難小屋と同様に大雪山縦走の要所ですが、
白雲に比べてキャパシティは小さく、30人も入ればいっぱいの小さな小屋です。
小屋の前はキャンプ指定地になっていますが、沼のほとりのため水に浸かってしまう事が多く、
融雪期や雨天時はテントが使えない場合もあります。
今回、遭難を避けるためには小屋でもう1日停滞するのが最善策だったと思いますが、
そうなると翌16日のヒサゴ沼避難小屋の宿泊者は同社の客だけで30人。
これは小屋での停滞を躊躇する一つの要因になったかもしれません。

また、避難小屋を連日のように団体で利用するというツアーの企画そのものにも疑問を感じます。
十勝や日高、飯豊や朝日といった避難小屋泊・テント泊が前提となる山域でも同様のツアーが
組まれています。「らくらくプラン」と銘打ったツアーに至っては寝袋や食糧をポーターが運び、
食事もスタッフが用意するというものです。国内の登山でそこまでやるかと。

大手が企画しない、難易度の高い山域でのツアーが同社の売りだったようです。
しかし「難しい山でも登れますよ」という宣伝文句は、その山に見合った実力を持たない
安易な登山者を集めがちです。
http://www.nhk.or.jp/news/k10014364951000.html#
>参加者の1人はNHKの取材に対し、「登山ツアーに参加すれば準備は省けるし、
>普通の観光旅行のつもりで参加した。トムラウシ山についての予備知識もなかった」
>と証言しました。また、別の登山者も「ツアー登山は便利なので防寒対策などを
>自分でしっかりやっていない人もいた」と話しました。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/178188.html
>松下政市社長は19日の記者会見で、ツアー客の防寒装備について
>「参加者本人が責任を持って持参するのが通常」と述べ、同社の責任を否定。

正直言って「自分の着る物くらい自分で判断しろよ」と思わなくも無いですが、
ツアー登山に参加する客は自分では防寒対策も考えられないし事前に調査も準備もしない、
旅行会社もガイドもそういう前提でツアー登山に取り組むべきなのかもしれません。
客の責任を問うていても事態は一向に改善しませんから。
  1. 2009/07/20(月) 11:05:24 |
  2. URL |
  3. ぴら #-
  4. [ 編集]

ぴらさんのコメントを見て気になったのですが、16日ヒサゴ沼泊予定の沼ノ原からのツアーはどう行動したのでしょうか?予定通り行動したのかどうか、ガイドがどう判断したのか?
アミューズの社長が想像を絶する寒さだったなどと会見で言っているようだが、それこそ信じられない言葉である。一方で装備はリストに従い客が持ってこいと言っている。そういう寒さを予期しているからこそリストの必要装備に加えているはずである。
主張に矛盾を感じるが、案外それがこのツアーの本質なのかも知れない。ツアーを山行ととらえその計画のリスクについて十分なリスク管理をしているのではなく、装備は装備リストを作って同じものを渡し、行程は時間ではかるだけ、このコースでは何が一番大きなリスクで、リスクごとにどう対応するかという事前検討をやっていない。単に組み合わせただけの「商品」でしかない。

最近はK社のように目標のツアーを決め、それに必要な知識を学び、技術を学び、訓練をし、最後に目標のツアーに行くような登山教室型のツアーもある。これなら客にとっても自分に足りないものを把握できるし、会社にとっても連れて行く客のレベルを事前に把握できる。パーティーシップも養成できるかも知れない。トムラウシは間違いなく登山の領域である。それなら、せめてこれくらいの準備が会社にも客にも必要ではないだろうか?
  1. 2009/07/20(月) 22:41:55 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

【問題点⑥’】 そもそも低体温症について認識がされていたのか(問題点追加希望)

管理人様 お久しぶりです。

 ヒサゴ沼から稜線に出た段階で風雨が非常に強かったにもかかわらず、そのまま進んでしまったことや、身動きが取れない人が出てきたにもかかわらず救助の通報に4時間も要していることなど、いろいろな疑問点がありますが、ガイドさん方に、そもそも低体温症についての認識がなかったのではないかとも思えてきます。

 このため、気象判断のミスに派生する事項になるかと思いますが、問題点の追加を提案いたします。

 なお、これからも新たな事実が判明していくと思いますので、様子を見てみます。




  1. 2009/07/20(月) 23:29:02 |
  2. URL |
  3. ちよ #5ptae7Y.
  4. [ 編集]

当時の天気の状況について情報が入手できた。
それによると、14日の段階で15日の悪天は予想されており、実際に15日が大荒れで客はかなり消耗していたようである。16日は、確かに回復傾向ではあるが、午前中は風雨が強く、低気圧通過後一気に気温が下り、氷点下になり2002年の事故と全く同じ状況のようである。無事、下山したパーティーは前日の行程が短く消耗が少なかったようである。
小屋に残ったガイドというのはネパール人で、場所取りで残ったとのこと。このことも含め夏の北海道の小屋では商業登山による場所取りなどのモラル的な問題も大きいようである。
ツアー大手のA社は、最近は山岳天気情報を契約し、その予報に従い幌尻岳登山を中止したようであるが、アミューズは契約していなかったようである。

先に推奨したK社のツアーについては、レベルが低いという情報もあり、再度調査したいが、登山教室タイプと通常のツアーがあるのでどちらのことか確認したい。

最初の低体温症の客が発生してからあとは、ガイドも含め遭難者であったと見た方が良いかも知れない。ガイドではなく遭難者の1人である。
16日の出発以前に、15日の悪天の中、なぜ突っ込んで行ったのかが問題なのかも知れません。
  1. 2009/07/21(火) 19:37:22 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

ぴらさま&よかっぺさま&ちよさまへ。
コメントありがとうございます。
レス遅れ、申し訳ありません。
また、まとめレスとなりますが、ご容赦下さい。

>アミューズトラベルの会見によると、「過去16回のツアーで事故は起きていない」そうですが過去に今回のような悪天候に見舞われた事は無かったのか。

どうなんでしょうね。
業者やガイド、事故になっても報告書が公表されないので、遭難スレスレとなると、ますます表に出ないと思います。
おそらく「たまたま事故が起きなかっただけ」なんだろうと思いますが。。。。

小屋に残ったガイドについて。
後続のツアーを待ち、場所取り・・・。
なんかズルしてるみたいな気がします。
やっとの思いで避難小屋にたどり着いたら、中にガイドと思しき人が1人くつろいでいて
「ここからここまではウチのお客が泊まるから」
って、小屋の半分を「使うな」って言われたら、正直、良い気分はしません。
その後しばらくして10人を超す団体がどやどやとやってこられたら。。。。。
想像するだけで、ゾッっとします。。。。
今回分かったのは、それをこれまで平然とやってきた、ということですね。
譲り合って・・・なんて精神はないようです。

NHKのサイト、見てきました。
>「登山ツアーに参加すれば準備は省けるし、普通の観光旅行のつもりで参加した。トムラウシ山についての予備知識もなかった」
ツアーの客って、そういう人が多いのかもしれません。
さすがに認識が甘すぎると思います。
ですが、それを助長してきたのがツアー登山だともいえると思います。
ですので、そういう客がいるという前提で考えれば、装備はきっちりとチェックする必要があるでしょうし、責任は免れ得ないと思います。

アミューズ社の社長もガイドの1人も日本山岳ガイド協会の会員ですが、ガイド協HPには何の動きもありません。
また、同社は日本旅行業界加盟団体ですが、そちらも動きはありません。

その後の報道などから。
当日の朝、客の一部から出発を見合わせるよう要請があったこと。
出発の後、遭難したとして救助要請を求める客の声があったこと。
以上、いずれもガイドが採用しなかったことが分かりました。
また、グループが分かれて後、11人の方にいたガイドが、全員の同行を把握していなかったことも分かりました。
また、オフィス・コンパスは19日付けでHP上に「【お詫び】美瑛岳の遭難事故について」を掲載。
http://www.tabiyama.com/topics/view/187


低体温症について。
⑥とも⑦とも関連していると思います。
また、装備のチェックをしていないあたりからすると、考慮していなかったか軽視していたのではないかと思います。
どこかに織り込もうと思いますが、しばらくお時間を下さい。


社長の会見の言葉。
天候や装備については、なんだか、裁判を見越しての発言のようで。。。。。
ちょっとすっきりしないものを感じてしまいます。



  1. 2009/07/23(木) 12:55:45 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

NHKの番組、見てきました。

 私的に北海道の山は利尻しか知らないので、イマイチ様子が不明、コメントを控えていましたが、今日のNHK「クローズアップ現代」を見て、概要を把握しました。

 番組最後の方、解説者が反省点・対策として

 「ツアー主催者側は、ツアー参加者に山行のリスク情報の開示(過去の事故事例)し、参加者へのリスク認識(危険度合)の周知が必要」

 「参加者は現場での体調不調(山行断念意思)があれば、その旨をガイドに申し入れる」

 ・・・等述べられていました。

 ↑個人・私的グループで山に入ろうと考える時、計画段階で、その山についての予備知識や、現地でのトラブルの予備日を設定するのは基本と思います。
 が、ツアー参加だとこういった事が省かれやすくなりやすいのでしょうかね?。

 ただ、番組中、安全優先して山行を中断したガイドに対し一部の顧客の評価が芳しくないという証言もあります。
 現場でも慎重な判断のガイドに対し客が「大丈夫だ・まだ先へ行ける」と詰め寄る場面もあるようです(当方ブログにコメントくださった方のお話より)。
 
 参加者側の質の問題もアリです。(もちろん今回の件はツアー会社側の社会的・刑事的責任が問われるべき事件だと思いますが)

 最近では、九州のガイドツアーによる、秋の白馬の遭難以来の山岳ツアー大量遭難事件です。後で掲載されるであろう山岳雑誌の考察記事も注視したいです。


 さて、避難小屋の場所取りの件ですが、私的経験で、ツアーに関係ない、あるグループが、飯豊でこれをやらかして、ビックリした記憶があります(混雑して場所取りの意味がなくなりましたが)。

 休日の東北のちっちゃな避難小屋に泊まる計画を、事前に小屋ノートに書き入れているツアーもあります(ひとばらいか?)。
 
 ↑譲り合いの精神・・・せめて趣味の山を歩く時ぐらい、崇高な精神でありたい。

 とはいえ、山を好きな人が山で死んでしまうのは悲しいです。

 まとまらない感想で、失礼しました。
  1. 2009/07/24(金) 00:22:13 |
  2. URL |
  3. テントミータカ #SVWlgnzY
  4. [ 編集]

亡くなられた7人の方は、夏山の服の上に雨具を着けただけで、中にはナイロンジャンパーのような雨具の方もあったようです。
助かった方は、雨具の下にフリースをつけていたようです。ただし、着ていなかっただけで持っていなかったかどうかはわかりません。
生死を分けたのは装備と(その活用)の差だったと思われます。

出発時に厳しいという認識があれば、ガイドを残さず4人でガイドという判断もあり得たと思いますが、次のパーティーの場所とりを優先したということはリスクが認識できていなかったと思います。
ただし、きちんとした装備の方が助かっていることから、装備を指示通り持ってきていたらという主張はあり得ます。

私達も講習会をやりますが、受講者の装備を一目で見抜くことが求められます。ハーネスの装着を間違っていないか?足りない装備は何か?もちろん持参する装備は書いてありますが、装備を持ってきても使用法を知らない人はかなりいます。
講習会はそのための講習会ですから、こちらでチェックを入れますが、こういう本番の登山は講習会ではありませんから、装備のチェックまでガイドがしなければならないと断定することにはためらいを感じます。

しかし、登山はルールのないスポーツと言われますが、私はその山行のルールを書いたのが計画書だと思っています。従って装備計画もその山行のルールですからルールに合わない人はリーダーが退場させるべきだというのが持論です。この場合、ガイドはリーダーですから装備についても責任はゼロにはならないと思います。
  1. 2009/07/24(金) 00:57:47 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

テントミータカさま&よかっぺさま。
コメントありがとうございます。
まとめレスとなりますが、ご容赦下さい。

NHK、今朝のニュースでもやってましたね。

>「ツアー主催者側は、ツアー参加者に山行のリスク情報の開示(過去の事故事例)し、参加者へのリスク認識(危険度合)の周知が必要」
>「参加者は現場での体調不調(山行断念意思)があれば、その旨をガイドに申し入れる」

自力下山した人たちの言葉からすると、事前の説明や現場での説明、著しく不足していたようです。
彼らはその点について、強い不満があったようでした。
また、出発を見合わせるよう意思表示した人もいたようですが、結果として、それを無視する形で出発してしまいました。
ですので「その旨をガイドに申し入れる」ようにしたところで、聞き入れられないケースがある、ということだと思います。
なので、対策としては「申し入れる」だけでは不十分かと思いますが。。。。

>安全優先して山行を中断したガイドに対し一部の顧客の評価が芳しくないという証言もあります。

今回の件とは逆のパターンですね。
こんな客は論外だと思います。
「大丈夫だ・まだ先へ行ける」なんて事を言うぐらいなら、ガイドやツアーを頼らず、最初から自力で計画して行けばいいのに。。。。

>出発時に厳しいという認識があれば、ガイドを残さず4人でガイドという判断もあり得たと思いますが、次のパーティーの場所とりを優先したということはリスクが認識できていなかったと思います。

なるほど。
もうひとつの選択肢を思いつきました。
どうせガイドが残るなら、出発中止を望む人を一緒に残してきてもよかったのかもしれません。
いずれにしても、場所取りを是とする考えはありませんが。。。。

しかし、えらい事になっているにもかかわらず、黙々と場所取りをしていたのだろうか?
救助に向かう、という選択肢をとらなかったのはなんでだろう?
ここの不可解さが消えません。

装備について。
有料であるがゆえに、ガイドはリーダーよりはるかに思い責任を負うべきです。
装備についても、いつもの連中と組むパーティーなら信頼関係もあるでしょうが、公募のツアーで信頼を持ち出すのは危険だと思います。
営業・商売であるなら、「装備のチェックまでガイドがしなければならない」と、逆にそう考えます。
それをすることで事故が防げるなら、企業としてはそうするべきでしょう。
そうしなかったために顧客を死に至らしめるなんて、業者の受けるダメージも大きいですし、業務上のリスクも大きすぎると思うんですが。。。。
  1. 2009/07/24(金) 08:58:53 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

営業停止処分にならないのですか?!

>今回の事故を受けてアミューズトラベルはトムラウシ山のツアーを中止するそうです。

ア社はこれだけの大事故を起こしておきながら監督官庁から営業停止処分を受けないのですか?
  1. 2009/07/24(金) 11:44:40 |
  2. URL |
  3. jpnnisi #-
  4. [ 編集]

行政処分

jpnnisi 様

営業停止などの行政処分をするつもりかどうかは監督官庁の関係者しか分からない話です。

今回のツアーが旅行業法に抵触するのか、するとすればどの条項か、ア社の方は旅行業の登録自体は問題になっていませんので、今回のツアーの中でどのような違反があったかがポイントになるのではないでしょうか。

旅行業法を調べてみると、13条が禁止行為になっていますので、この中に何か問題になるものがあるかどうかではないでしょうか。

部外者が勝手な推測をしても仕方がないので、このあたりでやめておきますが、クローズアップ現代で青山先生がおっしゃっていたように、リスク情報の告知を旅行業者が率先してやるべきなのでしょうね。

  1. 2009/07/25(土) 22:28:52 |
  2. URL |
  3. ちよ #5ptae7Y.
  4. [ 編集]

いまの段階で責任云々は難しいと思います。会社もガイドも客もそれぞれに責任を持っています。
ガイドが4人いましたが、そのうち誰が責任者で誰が判断していたのかが、いまいち良くわかりません。社員の方は一番若い方のようですが、判断がバラバラでその時々で別な方が指示されており良くわかりません。

ガイドと言うのはあくまで自称で、公認ではありませんので、ガイド資格の停止は、そのガイド団体以外にはできません。少なくとも事故が起きたら、事故調査が終わるまでその団体はそのガイドの資格を停止すべきだと思います。いまのところは形として見えておりません。もともとこの団体のガイドは確たるテストを経て資格が与えられたわけでは無いようです。団体が出来る前から自称していた方は既得権でそのままで、そういう方が多いので、資格に適さないガイドの淘汰を進めたくてもできてないよう見えます。
監督官庁は環境省ですが、何の動きもありません。もっとも会社は旅行業なので監督官庁は国土交通省です。いずれにしても役所は責任関係がある程度明確になるまで動かないと思いますが、同様の危険性を持ったツアーが毎日出発(トムラウシしか中止していない)しています。
環境省は今回の事故を受けて資格の明確化が果たされなければ法人格の停止を含めた強い処置をとるべきと思います。(少なくともそういう意思を表明するだけで対応は変わると思います)
例えばガイドは日体協の山岳指導員やコーチの資格を持つことを前提にすれば、ガイドの資格停止が可能になります。指導員の資格を停止すればガイド資格を失うわけですから。もっとも日体協の山岳指導員は文部科学省の管掌ですからその手も難しそうですが、自称ガイドの集団に任せるよりは客観性を持った運営ができるかも知れません。

装備のチェックは、企業が自衛のためにすることは可能と思いますが、義務化は難しいと思います。低体温症の可能性は登山だけではありません。可能性のある旅行で客の装備チェックを義務化することは恐らく客が反対すると思います。

トムラウシが大きいので影に隠れていますが、美瑛の方がもっと問題かも知れません。こちらはガイド3人、客3人で客の命を守れなかったのです。ガイド資格も自称ですが、この会社は会社も旅行でなくてガイド会社だと自称しています。旅行でないガイドの専門会社のガイドと1対1のガイドレシオで一般登山道で遭難です。どうすればそうなるのか聞きたいくらいです。しかもテントですから、どこでも緊急に張れるはずです。
  1. 2009/07/25(土) 22:30:59 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

jpnnisiさま&ちよさま&よかっぺさま。
まとめレスとなりますがご容赦下さい。

営業停止等については、監督官庁による行政処分になりますね。
あと、業界団体からの指導?なんてのもあったように思います。
今回のケースが処分に該当するかどうかは、よかっぺさまのおっしゃるとおりかと思います。
食中毒なんかの場合には、役所の方にもマニュアル?があって、速やかに処分が出されます。
ですが、今回のようなケースを想定したマニュアルやルールは、ないんじゃないかなぁ。。。

>リスク情報の告知を旅行業者が率先してやるべきなのでしょうね。

同感です。
客のほうもそれを理解して判断する能力が必要になってきますね。
というか、ろくなリスク告知をしないままツアーが催行され、客のほうも判断丸投げというのが現状なのかもしれません。

アミューズ社は旅行業者として登録されているようですので、今後は行政が動くかもしれませんね。
HPの方はお詫びのみになってしまいましたが。。。
http://www.amuse-travel.co.jp/

一方でオフィスコンパス社、旅行業者登録してなかったんですね。
ちょっと驚きました。
こっちのほうが法律違反になるかもしれませんね。
HPは数日前から「メンテナンス中」です。
http://www.tabiyama.com/

ガイド3人ではなく、ガイド・ポーター3人だそうで。。。。

>旅行でないガイドの専門会社のガイドと1対1のガイドレシオで一般登山道で遭難です。どうすればそうなるのか聞きたいくらいです。

全く同感です。

既得権も含めて、日本のガイド資格というのも、いびつなものです。
自称ガイドの問題がたまにでてきます。
が、山岳ガイド協もアルパインガイド協も、任意団体にすぎません。
各団体が出している資格は、任意団体が独自に出している資格であり、公認資格にはなっていません。
ですので広い意味で言えば、みんな自称ガイドだといっていいかもしれません。
  1. 2009/07/26(日) 13:25:41 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

日本山岳ガイド協会は社団法人ですので任意団体ではないと思います。監督官庁は環境省です。
オフィスコンパスは元アミューズの社員の方がやっておられるのですが、良いところを受け継いでいれば良いのですが・・・・・

  1. 2009/07/26(日) 21:28:37 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。
レス遅れ、申し訳ありません。

任意団体についてのご指摘、ごもっともです。
ですが、ガイドの資格に関しては、「任意団体が独自に出している資格」と、実質的な意味では変わりないと思います。
協会が資格停止や除名などの処分をした後でもガイド業を続けることは可能です。
また、「無資格」でも営業できますし、ガイドを名乗っても問題ない状態です。

>オフィスコンパスは元アミューズの社員の方がやっておられるのですが・・・

それは知りませんでした。
アミューズと元アミューズ・・・・・。
近くでほぼ同時に事故が起こったとなると、因縁めいたものがあるようなないような。。。
今後の動きに注意していこうかと思います。
  1. 2009/07/29(水) 10:33:53 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

元ガイドから一言。日本山岳協会にガイド資格など無理。ガイドという仕事は、単純にパーティ組んで登るのと違う。昔の山屋としちゃ、あまりガイドを馬鹿にしないでくれ。
  1. 2009/07/29(水) 16:11:41 |
  2. URL |
  3. 元ガイド #Cv2s2L.A
  4. [ 編集]

元ガイドさまへ。
コメントありがとうございます。レス遅れ申し訳ありません。

>日本山岳協会にガイド資格など無理。

でしょうね。
そもそもガイド組織じゃないので、日山協にはムリです。
これ、日本山岳ガイド協会の間違いでしょうか?
ガイド協、個人的には結構期待してたんですが、アルパインガイド協離脱のときにがっかりしました。

>ガイドという仕事は、単純にパーティ組んで登るのと違う。

おっしゃるとおりですね。
サービス業者としての責任やスキルなど、パーティーのリーダーに求められない要素も多いですからね。
最も大きな違いというのは、元ガイドさまが書かれたとおり「仕事」であるという点だと思います。

>あまりガイドを馬鹿にしないでくれ。

え~と。。。
全く馬鹿にしているつもりはないんですが。。。。。


  1. 2009/07/31(金) 09:05:37 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

日本山岳協会をだしたのは私のコメントだと思います。
ガイドが公的な資格ではないので、公的な資格にするためには、日本山岳協会の資格をベースに、その上にガイドの団体がガイド認定をすれば良いのではと発言しました。
例えばサッカーの有名選手でも、監督やコーチになるためには日本サッカー協会の資格をとらなくてはなりません。国家資格ではありませんが(一時は国家資格でしたが)それに準ずる資格です。
もちろん、ガイドの団体が国家資格またはそれに準ずる資格を制定できるならそれで良いのですが、自称している団体内の所属ガイドの認定試験すら完全に実施できないのに、国家資格またはそれに準ずる資格を制定できるとは思えません。アルパインガイド協会が分離した原因のひとつは認定試験の完全実施が認められなかったからというようなことも聞きました。

ガイドを馬鹿にするつもりはありませんが、ツアー登山の団体に1人、2人ついている人がガイドの職責を全うできるとは思えません。ツアー登山はあくまでビジネスとしてその会社がツアー全体の安全を確保する責任があると思います。ガイド登山ならそれはガイドが負うべき職責であると思います。あれもこれも同じガイドだと言って、客に誤解を与えるのは不当表示に近いと思います。ということでガイドでないガイドにガイドを期待する客も、期待させる会社もどちらも問題だということを申し上げただけです。

今回のガイドさんも別に一生懸命やっていなかったと言っているわけではありません。ただ、その判断基準が安全第一ではなかったのではないかと言っているわけです。このツアー会社は「絶対登らせます」というのが売りだったようですが、本当は「絶対帰らせます」だと思います。

ヨーロッパのガイド登山はガイドが絶対的なリーダーのパーティーの登山に見えます。ガイドというのは単純にパーティーを組んで登るのとは違うという時、ヨーロッパ的な違いと日本的な違いがあるように思います。ヨーロッパでは客もロープでつながれますので、お互いが相手の生命に対しても責任を持ちますのでパーティーにならざるを得ないのかも知れません。ツアー登山にそれを求めるのは非常に困難でしょう。意識も目的も異なる寄せ集めですから。また、本来的なガイド登山でも日本では客の意向を気にしすぎるところが見られます。
それはまだシステムが未成熟なだけでなく日本人の特徴だから特徴にあったシステムを目指すのか、それとも成熟を目指すのか、それは「理念」として明確にする必要があると思います。技術や認定の体系だけ日本に導入してもだめだと思います。
日本山岳協会にしてもUIAAに加盟していますが、UIAAのMountain Codeは採用していません。(と言うか存在すら気にしていなかった)どこも装備や技術の導入には熱心ですが、先端企業はようやく「理念」の重要性に気づいていますし、創業以来の「理念」を持ち、永続発展している企業もあります。
山の世界もこの辺で、政治や国と同じように大切な物は何なのか、見直す時期に来ているのかも知れません。

脱線してすみません。

  1. 2009/07/31(金) 21:40:22 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/08/01(土) 08:56:54 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

>日体協の山岳指導員やコーチの資格・・・

このあたりを指して

>日本山岳協会をだしたのは・・・

ということでしょうか?
そうであれば、よかっぺさまと元ガイドさまの話についていけてませんでした。。。
失礼しました。

>ガイドが公的な資格ではないので、公的な資格にするためには・・・
>ガイドの団体が国家資格またはそれに準ずる資格を制定できるならそれで良いのですが・・・

日本山岳ガイド協会の目的って、まさにそこにあったのではないかと思います。
なのに、その後、分裂。。。。
分裂に関して、アルパインガイド協会も含め、特にアナウンスはありませんでした。
よかっぺさまも私も含め、「・・・と聞いている」レベルの話しかないのが現状です。
そこに何があったのか、結局のところ分からずじまいです。
そんな状態からすると、両団体とも「国家資格またはそれに準ずる資格を制定」するのは、ちょっとムリそうですね。。。。

>ガイドでないガイドにガイドを期待する客も、期待させる会社もどちらも問題だということを・・・


同感です。

>技術や認定の体系だけ日本に導入してもだめだと思います。

現在の各団体が出している資格、まさにこの「技術や認定の体系だけ」になっているように思います。
ガイド団体のHPや、ガイドさん個人のHP/ブログなど拝見しても、この方面に関する記述、極めて少ないようです。
「理念」よりも「商売」が優先しているのか?と、思われるものさえあります。

今回の事故が、ガイド・ツアー登山が抱える問題と、これからどうやっていくのかを考える起点になれば良いなぁとおもいます。
残念なことに、これまでにも起点になりうる場面はたびたびありましたが。。。。。
せめて今度こそは、と願うのみです。。。

  1. 2009/08/02(日) 11:17:16 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

下記BLOGで遭難された方本人からのメールが掲載されています。参考になれば

北海道大雪山系 トムラウシ山 大量遭難を考える。 今回の事故について戸田新介様のご意見 と 幾つかのご回答 ≪ Sub Eight
http://subeight.wordpress.com/2009/07/31/mr-toda-text/
  1. 2009/08/06(木) 02:16:27 |
  2. URL |
  3. ネット登山者 #t50BOgd.
  4. [ 編集]

ネット登山者さまへ。
レス遅れ、申し訳ありません。

ご紹介のサイト、拝見しました。
実際に事故に会われた方とのやり取り、興味深いですね。

山行途中から、既にガイドは客の信頼を失いつつあったようですね。
当事者などから報告書が出る気配が、今のところないようにも見えます。
立場が変われば、見え方が変わって来るかもしれません。
報告書が出ればなぁ・・・と思います。
  1. 2009/08/09(日) 11:45:05 |
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  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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