山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【日々是好日262】 救助ヘリ墜落に思う

11日、穂高で遭難者救助中の岐阜県防災ヘリが墜落、乗員3人が死亡する事故がありました。
まずはご冥福を祈りたいと思います。



11日に登山中の10人パーティーから「男性1人が動けなくなった」と通報があり、ヘリコプターが出動しました。
そのヘリが救助活動中に墜落した、というのが大雑把な流れです。
心肺停止だった要救助者の男性(64)の死亡(病死)も確認されました。
こちらの記事によると10人はガイドに率いられたパーティーだったようです。



前項のコメント欄で、地元の方からの声がありました。
登山者の大半は遠方からの客。
その客のために、負担や奉仕が行われている、ということでした。
今回はそれどころか、犠牲者が出るという、とてつもなく悲しい結果になってしまいました。

もし、自分が遭難してしまったら、救助に来てくれた人が命を落としてしまうかもしれないということを、忘れてはならない。。。。
改めて目の前に突きつけられた気がしました。

今回は救助する側もされる側も、共に亡くなってしまいました。
人の命の重さ、いずれも違いはありません。
が、遊びに山に行って亡くなった人と、仕事とはいえ助けに行って亡くなった人。
それぞれの死を、同じものとして考えることにためらいを感じます。
自分は前者にはなりえても、後者になりうる機会は極めて少ないと思います。
ですので、余計、そう思うのかもしれません。

どうやったところで、山岳遭難がゼロにはならないでしょう。
ただ、自分が遭難事故を起こしてしまうことで、周囲の人たちに迷惑をかけてしまう。。。
場合によっては、今回のように、取り返しのつかないことだって起きうる。
そう思うと、自らが事故を起こさないために何ができるか。。。

完璧は無理だとしても、それに近づく努力、忘れてはならないと思いました。


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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2009/09/14(月) 13:23:09|
  2. 日々是好日
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

このところの穂高は死亡が多過ぎますね
心不全1人、ヘリの3人、山荘から30m1人、吊尾根2人
一週間程で7人は異常
ヘリは別にしても穂高に集まる要因があるんですかねえ
穂高キャンペーンとか何処かで打ち出してるんでしょうか?

それにしてもヘリを呼んだPTはジャンダルムに向かったとの事ですが、
あそこをガイドひとりで中高年10人を引っ張るのは正気とは思えません
救助要請が午後2時頃なのも計画として無理があった証左だと思います
その時間から10人引き連れて日没までに降りる事ができたか甚だ疑問です
  1. 2009/09/15(火) 09:39:46 |
  2. URL |
  3. fog #64TjWBNY
  4. [ 編集]

fogさまへ。

キャンペーン。
富士山に屋久島に・・・・今年は劔あたりでしょうか。
まあ、何もなくても人の多いところですからね。
単純に言っても、人が多ければ事故も多い、ということになります。

>あそこをガイドひとりで中高年10人を引っ張るのは正気とは思えません
>救助要請が午後2時頃なのも計画として無理があった証左だと思います

同感です。
ガイドさんの方にも、何か言い分があるかもしれませんが。。。。
ただ、ガイドと報じていたのは1社だけで、正確にどうだったかは不明です。

ま、今回はガイド云々が主題ではないつもりですが、ちょっと気になったので本文に入れておきました。


  1. 2009/09/15(火) 14:39:53 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

何回も事故はつきませんね。
fog様も書かれましたが、あの山稜でガイド1人で10人ですか?
しかも中高年。
もし私がコーディネーターなら、中高年10人ならガイドは3人は用意します。
トップ1人中堅1人ラスト1人ですね。
当然リーダーはラスト。全員が無線を持ち、連携が確実にとれるようにする。
3人とも多めのザイルを持ち、ビレイは確実に取る。もちろん、トラバース箇所は固定ロープでセルフビレイをさせて1人1人が通過するまで、待たせる。
こうかくと一昔前の極地法の登山スタイルになり、行動速度も遅くなりますが、中高年の足の衰えとか体力の衰えを考えたら妥当でしょう。

それでも中高年になると行動中の心臓のオーバーワークで心筋梗塞とかが起きやすくなるが、事前に診断をさせるとか。総コレステロール値とか血管の硬さを調べておくとか、色々事前に身体状況を分かることは出来るでしょう。
また昔は行動中の水分補給は禁止されていて、中高年の方にはそれを金科玉条にしている人もいるので、強制的にも水分補給をさせる。これにより血液関係のリスクが低くなります。

中高年の登山は隠れたブームですが、ここまで事前にチェックすることなく、ブームに乗って死地に突入するのではと思います。
特攻隊世代ですから。

安全をそこまで考える人も団体もないのが残念です。

それからヘリコプター要請ですが、山稜が県境ですから落ちた側の県警が救助すると言うこととなります。
長野県側ですと、松本空港にある県警航空隊が発進します。
松本空港から穂高ですから簡単と思われるでしょうが、気流の関係で直接はいることは出来ません。
梓川の渓谷伝いに入り、途中から確か山越えするはずです。 
又は、安曇野の方から山越えするときもあります。そうしませんと気流が悪く危険ですので状況に合わせて適切なルートを取ります。

さて、現場にはいると山稜の西側(岐阜県側)は偏西風で基本強い上昇気流です。地形で一定に風は吹きません。気をつけないと山側に押しつけられます。
東側つまり岳沢側は長野県で、強い下降気流です。やはり地形風が吹き上から押さえられます。

山稜の東西どちらも上昇か下降かの違いはあっても地形による乱気流があるのです。
映画のように簡単ではないのです。

事故現場近くでホバリングして救助隊員がロープで下りるときも、主要でロープを挙げるときも、以上のような危険な状況下での作業です。
ホバリングは技術的にも平らな場所でも危険を伴います。
その時に突風が吹いて山に押しつけられたら、今回の事件です。注意不足とか技量不足ではないのです。過去こうやって優秀なパイロットが亡くなっています。

このように楽しい山行の裏には、皆様の税金で働く裏方が命をかけて働いています。また皆様がコンビニに落としてくれた弁当代で生活する地元民も、命をかけさせられることもあります。

こういう事も時には考えて、出来るだけ事故を起こす要因をなくすようにしてもらいたいです。
ガイドが多いと料金に跳ね返るなどと考える人や会社・ガイドは山には入る資格はないと思ってもらいたいです。

もちろん、楢山節の世界に入るつもりの方は、どういう状況になっても救助要請はないですが、後でキノコ狩りの山人を驚かさないようにしてもらいたいですね。

少々皮肉に書きましたが、本当に事故が起きないようにすると言うことは、体力も含めて事前の健康チェックと人的装備のチェックの両方をおろそかにしてもらいたくありません。
  1. 2009/09/17(木) 22:07:41 |
  2. URL |
  3. 元山男 #tLotD3lc
  4. [ 編集]

元山男さまへ。

中高年10人の件。
確かにガイド1では心もとないですね。。。。
10人にガイド3人。
13人のグループになると、結構な大人数ですので、レシオの問題はいいとしても、やっぱり人数が多すぎるように思います。
そもそも10人近い中高年(おもに年配の方)を引き連れていくこと自体に無理があったりしないだろうかと思います。

>安全をそこまで考える人も団体もないのが残念です。

ガイド・ツアー会社の中には、営利が優先してしまっている面があるのかもしれませんね。

>このように楽しい山行の裏には、皆様の税金で働く裏方が命をかけて働いています。

この税金ですが、国からの補助金を充当している部分があったとしても、多くは地元の人が払った税金です。
かつて「地元に迷惑だなんて考えはやめよう」という人がコメント欄にいましたが、やはり「迷惑は迷惑だ」と、改めて思いました。

>また皆様がコンビニに落としてくれた弁当代で生活する地元民も、命をかけさせられることもあります。

ほとんどコンビニ弁当程度しか地元にお金を落としていない身としては、厳しいお言葉です。
その程度のことで命までかけさせるなんて、やっぱり辛いものがあります。

せめて、遭難事故を起こして地元の方に余計な世話をかけさせないよう、何ができるか考え、準備し、実行する。。。。
いまのところ自分にできるのは、その程度かもしれません。
  1. 2009/09/18(金) 11:56:51 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

今回の事故、岐阜県の防災課にも大きな手落ちがあったようです。
こちらも書かないと、問題の切り分けが出来ないでしょう。

岐阜県警は岐阜県防災課に対し、危険だからフライとしないように警告をしたようです。それに対し防災課はフライトを強行した。
ヘリの操縦士は経歴が長いようですが、残念なことにこのような急峻な山地での救助活動の経験は浅かったか無かったかのようです。
そして事故が発生。
岐阜県警はこの連休前に岐阜県防災課を強制捜査したようです。

事実あのような場所でのホバリングは非常に危険です。
また地形を頭にきちんと入れていないと風の性格も分からないでしょう。
何回もフライトとして体で覚えないと駄目な経験があります。このような場合もそうです。

命令でフライトして、事故死された方達に黙礼するしかないです。
  1. 2009/09/21(月) 23:34:37 |
  2. URL |
  3. 元山男 #tLotD3lc
  4. [ 編集]

元山男さまへ。

ヘリ関係の続報、ぽつりぽつりと出ていますね。
だれがどの時点で、なぜその判断をしたのかが問われることになると思います。
いまのところ、県警の捜索結果を待つほかはないようですね。

ただ、その手落ちを引き起こした原因を作ったのは登山者の側であることは忘れてはならないと思います。
  1. 2009/09/22(火) 11:38:37 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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