山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【遭難カルテ169】 日高でツアーの8人救助、ガイドら4人は自力下山

【概要】
2日午前8時45分ごろ、北海道・日高山脈ヌカビラ岳(1808メートル)で、中高年のツアー登山客とガイドの計12人が増水と疲労で身動きが取れない、と道警に救助要請があった。参加者の男女8人がヘリコプターで救助され、ガイドとスタッフの4人は自力で下山した。一行は札幌市の登山ツアー会社ムーンフラワーのツアーに参加した北海道と東京の50代と60代の男女8人と、ガイドやスタッフのあわせて12人。30日から2泊3日の予定で日高山脈を縦走する予定だった。下山予定の1日夕、ガイドから会社に「増水がひどく、様子をみる」と連絡があった。尾根から少し下がった沢沿いでテントを張っていた。2日朝に「川の増水と疲労などのため、身動きできなくなった」「ヘリを呼んでほしい」と救助要請があり、会社が110番した。8人は医師の診察を受け、疲れが見られるものの、いずれも大きなけがはないという。男性客(63)がひざの痛みを訴えているが、全員が自力で歩けるという。1日は北海道を前線が通過したため、大気の状態が不安定で、ヌカビラ岳周辺も荒れもようの天気になったとみられる。このため札幌管区気象台は、大雨に注意を呼びかけるとともに、1日午後3時半すぎから午後8時前にかけて、ヌカビラ岳に近い平取町と日高町に大雨警報を出していた。一行は登山届の提出をしていなかった。
参加者の談話。
63歳男性「とにかく雨と風が強かった。降りる途中で右足を痛めてしまい、それ以上は降りられなかったので、ガイドと話をして救助を呼ぶことになった」
68歳男性「きのうは風が強くて、20メートルくらい飛ばされて転倒した。最終的に遭難した場所で、参加者の1人の足が痛くなって歩けない状態になり、沢の水も増水していたのでビバークした」
50歳女性「きのう、山を降りる途中の沢が濁流になっていた。渡れないほどではなかったが、疲れていて渡れない人もいた。最近、山の事故が増えていることもあって、みんなで話し合って、無理をせず、昨夜はテントを張ってビバークした。カイロはいらないかと思っていたが、寒さが厳しく、持っていてよかった」
52歳男性「ビバークして、ぬれたテントにみんなで入ったので、なかなか寝られなかった。何時間もテントの中にいると予想外に足腰が疲れ、このまま降りるのは危険だと思った。救助を呼んだガイドの判断は適切だったと思う」
(朝日新聞、毎日新聞、NHK、北海道新聞、苫小牧民報などからデータ引用・抜粋)


【考察】
さて、また中高年ツアーの事故か・・・・という感じです。
頻度はそれほどでもないかもしれませんが、人数が多いことなどで、ことさら報道されるため目立っているだけかもしれません。

29日から2日までの天気図を見てみました。
1日に荒れることは予想できなかったんだろうか?
予想できていれば、別の行動をとる方法もあったはずです。

ツアーを企画した札幌市の会社は「3日目のおとといは天気が悪いと思ったが、雨量までは予測できなかった」と説明しています。札幌管区気象台では、天候の悪化を想定して、登山ツアーの1日目に当たる先月30日と翌31日にそれぞれ大雨に関する気象情報を発表し、局地的に1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあるとして注意を呼びかけたほか、1日も3回にわたって気象情報を発表していました。

NHKが上記のように報道していました。
入山後も気象情報を入手することは不可能だったんだろうか?
十分可能だとは思いますが。。。。

さらに、結果論かもしれませんが、2日には天候が回復しています。
となると、1日遅れで自力下山する道もあったのではなかろうか?

HPの募集のページには、「テント泊」と明記してありました。

風雨以外のトラブルは今のところキャッチできていません。
山に行って、(程度はともかく)風が強かったり雨が降ったりすること自体は想定しておかなくてはならないこと。
雨が降れば当然テントも濡れてしまいます。
で、参加者のコメントから
「ビバークして、ぬれたテントにみんなで入ったので、なかなか寝られなかった。何時間もテントの中にいると予想外に足腰が疲れ、このまま降りるのは危険だと思った。」
このような人が、はたしてテント山行をしてもいいものだろうか?

こちらのサイトによると、「テントが狭く座ったまま肩を寄せ合って一夜を過ごした」そうです。
グループが2つに分かれ、一方では定員以上の人数がテント内にいたということでしょうか?
となると、ツアーを運営する側の割り振りにも問題があった、ということにもなります。
でもなぁ、ビバークなんてそんなもんだとも思いますがね。。。。

ついでにもう一つ。
「きのうは風が強くて、20メートルくらい飛ばされて転倒した」
20メートルも飛ばされたら、少なくとも大けがをしているような気がするんだけど。。。。
医師の診察では「疲れが見られるものの、いずれも大きなけがはないという」だそうです。
なんとも不思議な話で、状況が全く想像できません。。。。。

足を痛めている人を除く、他の客について。
疲労だけで全員がヘリで下山しました。
山に登って疲労があるのは当たり前の話。
「渡れないほどではなかったが、疲れていて渡れない人もいた」とは参加者の弁。
全員が全員、歩いて下山することはかなわなかったんだろうか?

ヘリに乗るスペースがあったとしても、せめて可能な人は自力下山すべきではなかっただろうか。。。。。
そういったところから「ヘリをタクシー代わりに使った」という批判も生まれてくるような気がしてなりません。

まずは客の側に問題があったんではないかと思います。



で、ガイド会社に問題がなかったといえば、ないとは言えません。

ムーンフラワー社長の萩原豊氏は、今回のツアーを率いて山に入っていたようです。
萩原氏はJMGAの上級登攀ガイド資格を持ち、山岳ガイド資格検定員でもあります。

公募型ツアーには、いろいろな人が参加してきます。
体力や経験などに差があって当然。
それを無事下山させるのがプロの務めだと思います。
「全員無事でしたよ。ヘリだけど」なんてのは論外だと。。。。

スタッフ4人というのは、どういう構成だったんだろう?
テントなどを運ぶポーターだったんだろうか?
そんな大名山行って、いい加減になくなればいいんですが。。。。

ムーンフラワーのHP、2日に確認した時点では閲覧できたのですが、3日には「メンテナンス中」とかで閉鎖されている状態でした。
2日にコピーをとっておいたので、その中から気になることをいくつか。


「山行に参加するにあたっての注意事項」というのがあり、その中から引用。

山行中の事故や行動に関しては各自が一切の責任を負うことをあらかじめご了承ください。

さて。。。。
ガイドの判断ミスによる事故まで含めて客が一切の責任を負う、とも読めます。
料金はもらうけれど、責任は一切とりません・・・・・なんだかものすごく無責任な気がします。。。。
ガイドの客に対する責任、どう考えているんだろうか?

山行中のトラブルについては、無論、客が責めを負うべき部分もあります。
すべてがガイド側の責任ではありません。
が、ここまではっきりと書かれてしまうと。。。。

さらに、以下のように続きます。

尚、ツアーは国内旅行保険に加入して行われますが、その保険の限度額(死亡時100万円)を超える損害については責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

こんなんでいいんだろうか?
この一文を見て、なおツアーに参加する人の心理も理解できませんが。。。。




サイトは閉鎖状態ですが掲示板はまだ生きていました。
中には誹謗中傷や厳しい書き込みが多いですが、
「優先第一事項:全員無事なのは何よりです。あとは些細なことです。」
と、擁護するような書き込みも。
些細なことですかねぇ。。。。

また萩原氏のブログも生きていましたが、批判的なコメントは削除されているようです。

コミュニケーションのツールとして、HPや掲示板、ブログは有効な手段です。
が、ひとたび事が起こってしまうと荒れてしまい、閉鎖・削除という、お約束ともいえるパターンに。
掲示板もブログもいつまで残っていることやら。。。。
この繰り返しで、WEB上は「なかったこと」になってしまいそうな感じです。



北海道新聞に以下の記事が出ていました。

 日高山系ヌカビラ岳でツアー客8人が道警に救助された遭難事故で、一行が入山した日高管内日高町内の林道は悪天候のため、7月27日から入林禁止だったことが2日、日高北部森林管理署への取材で分かった。一行は30日にゲートを通過しており、ツアーを企画した「ムーンフラワー」(札幌)の萩原豊社長(55)は「入林禁止だったと知らなかった」と話している。
 同管理署によると、一行が入山した日高町内のチロロ林道は、降雨による土砂崩れなどの恐れがあったため、7月27日に入林を禁止し、入り口の鉄製ゲートは施錠していた。
 萩原社長は北海道新聞の取材に対し、「入林禁止の看板を見落とした。ゲートは、札幌市内で緊急用に購入して持っていた鍵で開けた」と説明した。
 ゲートの鍵は同管理署が管理しており、通常は入林の申請があった際にガイドなどに貸し出しているが、遭難した一行からは申請はなかったという。
 事前申請をしなかった理由について、萩原社長は「鍵があったので、申請しなくても入れると思った」と話した。北海道森林管理局は「ゲートの鍵が売買されているとは承知していない」としている。


なんともオソマツな話です。
場合によっては違法行為ともなりかねません。
この鍵問題についてはどう推移していくのか、見守りたいと思います。

萩原氏のブログに、以下の文章がアップされていました。

今回の救助要請に対して道警の方々、防災ヘリの方々、消防の方々の各関係者にご迷惑をおかけしました。
本当にありがとうございました。
また、入林方法が適切でなくお騒がせしたことをお詫びいたします。


萩原氏は地元・北海道のガイドです。
地元のガイドでありながら、適切な入林方法を「知りませんでした」ですむものだろうか?

営利目的でなくてもですが、営利目的であればより一層、下調べは重要になってくると思います。
林道通行のルールは守る、登山届を出す・・・・・基本的なことです。
そのあたりが、すっぽりと抜け落ちていたようです。


客もガイドもガイド会社も????な事故でした。




さて、去年のトムラウシの事故もJMGA会員ガイドがリーダーでした。
今回はJMGA上級登攀ガイドで、ガイド資格検定員。
ガイド絡みの、しかもガイドに問題がある事故が続いています。
で、今回も資格制度に触れるようなことは何もしない?



==========追記(2010.08.04)==========

4日付けの萩原氏のブログによると、本文と違う事実があるようです。

最初にツアーに入った時点ではJMGA認定ガイドの舟生大悟氏とサブガイド1人、客は男性6人女性2人だったとのこと。
1日に現地からの連絡で、足の不調を訴えた客1人とサブガイドが1日遅れで下山、舟生ガイドが客7人を連れてそのまま下山する予定だった。
夕方の連絡で舟生ガイドの一行8人も増水のため6~7人用テントでビバークすることに。
2日、萩原氏と山木氏(サブガイド?)が食料などを持って入山。
(このときのアプローチで例の鍵を使った?)
10人と合流すべく行動中に、沢が減衰を始めていることを確認。
合流後、萩原氏と舟生ガイドが相談の上、ヘリによる救助を要請。
以下、一部抜粋。

参加者と合流すると初対面の方が8名中6名いて、前日の長い行動時間と悪天候の中の慣れない寒いビバークで疲れきっているのでヘリを要請してほしいとの話になった。

参加者全員の気力、体力、その時点での沢の難易度も考慮し、衛星携帯の電波の繋がる場所を探し救助要請をお願いしました。

8人が救助されたのち、ガイド・スタッフは自力で下山。

大まかに言うと、以上のような内容でした。

今回の行動内容と反省点は後日報告されるとのこと。

またムーンフラワーのHP、閉鎖状態は変わらないのですが、3日付けでお詫びが掲載されていました。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2010/08/03(火) 23:13:49|
  2. 遭難カルテ
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  4. | コメント:12
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コメント

今年の北海道は雨が多い年です。

初めてコメントさせていただきます。
このブログはいつも読ませていただいています。

私は札幌に住んでいる老年に区分される61歳の登山愛好家です。

今年の7月は雨の多い年で私も日高に入ろうとして計画を立てていたのですが、なかなか思うような計画が立てられずにいます。

それは、沢の増水を考えると躊躇させられるような天気予報(雨の予報)のためです。

今回の遭難騒ぎの他に28日にはカムイエクウチカウシ山でも増水した札内川が渡れずヘリによりツアー客が救助されるという遭難騒ぎがありました。
このツアーを企画したのも小樽にあるツアー会社です。

ツアー会社としては、お客を山に連れて行かなければ料金が取れないことは理解できます。

しかし、今年の気象状況を考えるなら予定通りのこウドができないことは十分に考えることができるはずです。

その上、日高にある山に登るということは基本的に沢登りです。
沢登りで増水したときの危険性は十分に予想できるはずです。

そういう状況を考えると最低でも増水時には1日の停滞をすれば減水するはずです。
そういうことを考えずに予定を組んで日程通り下山できないからヘリによる救助を要請する。
おかしな考え方だと思います。

このような考えでお客を安全に下山させることができないからヘリによる救助を要請するということは、
救助ヘリをバス代わりに使っているといわれてもしょうがないと思います。

こんな事が許されるものではありません。
  1. 2010/08/03(火) 23:54:42 |
  2. URL |
  3. MIKO #Tr5P94Vg
  4. [ 編集]

おはようございます。
ヌカビラ岳?と疑問でしたが幌尻岳への縦走ツアーだったのですね。
昨日は額平川のほうで女性4人パーティが沢に流され、1人が犠牲になっています。

短時間に増水する沢は水が引くのも早いものですが、リンク先の記事にあるように
ビバークで体力を温存するのが困難、となると待機するのもままなりません。
ガイドの判断、ツアー会社の方針など問題はいろいろありますが、
登山者各自の体力・技量がこの山の要求するレベルに達していないのでは、と感じます。

幌尻では毎年同じような遭難事故が起きています。もし、幌尻が百名山に
選ばれていなかったら、と栓の無いことを考えてしまいます。
  1. 2010/08/04(水) 06:40:23 |
  2. URL |
  3. ぴら #-
  4. [ 編集]

スタッフの人数に関して

こんにちは
たまに拝見させてもらってます。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/244318.html
リンク先の記事ですが、2010/08/02 14:38にキャプった時は今の文章に続けて下記の文章も掲載されてました。
削除の理由はなんなんだろ。事実の間違いかな?
----以下削除された文章
 ツアー会社によると、ガイド4人のうち2人は2日朝に食料を持って合流。その後、ガイドから「川の水かさが減らない。全員で下山するのが難しいので通報してほしい」と衛星携帯電話で会社に連絡があった。道警によると、ガイド4人は自力で下山する予定。

 北海道山岳ガイド協会の話では、北戸蔦別岳-幌尻岳の縦走は中級者以上向けのコース。日高北部森林管理署(日高町)によると、ヌカビラ岳周辺は数日前から豪雨が続き、土砂で林道が崩れるなどの被害が出ており、1日も雨が降っていた。

 日高山系では7月28日にもカムイエクウチカウシ山で登山客ら6人が川の増水で立ち往生し、救助されている。
  1. 2010/08/04(水) 16:47:23 |
  2. URL |
  3. #LkZag.iM
  4. [ 編集]

re:スタッフの人数に関して

いま萩原氏のブログみましたが、削除された文章の経緯通りでした。
  1. 2010/08/04(水) 19:14:52 |
  2. URL |
  3. #LkZag.iM
  4. [ 編集]

一方で気軽にヘリコプターを呼ぶことによる弊害はなんだろうと考えたりもします。
実際に発生している弊害はなんだろうと。
私は気軽にヘリを呼ぶことを擁護するつもりはないが、例えば本来は呼ぶべきではないと思われる時に(とは言っても、明確な基準はないわけだが)ヘリを呼んだがために、本来は助けなければならない人を助けられなかったなど具体的な事例はどれだけあるのだろうか。
批判する人を何を基準に批判しているのだろうか。
今回ヘリが飛んだことで、少なくとも死者は出なかった。
マイナスなことは何だろうか。
良識を持つ登山者の気持ちを害したことなのだろうか。
それとも無駄に税金使ったと思うからなのだろうか。
まぁ、少なくとも俺はまたかよってグッタリしたけどねw
  1. 2010/08/04(水) 23:04:33 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

MIKOさま&ぴらさま&無記名の方2人へ。
まとめレスとなりますがご容赦ください。

>その上、日高にある山に登るということは基本的に沢登りです。
>沢登りで増水したときの危険性は十分に予想できるはずです。
>そういう状況を考えると最低でも増水時には1日の停滞をすれば減水するはずです。

今回はご指摘の点が見きれていなかったのでしょうね。
ぴらさまご指摘の通り、あっという間に増水する沢は減水も早いことが多いです。
ですので、1日停滞→自力下山というのがベストだったのでしょうね。

>このような考えでお客を安全に下山させることができないからヘリによる救助を要請するということは、救助ヘリをバス代わりに使っているといわれてもしょうがないと思います。

ツアー業者やガイドが平然とこのようなことをしているとしたら、困ったもんだと思います。

>ガイドの判断、ツアー会社の方針など問題はいろいろありますが、登山者各自の体力・技量がこの山の要求するレベルに達していないのでは、と感じます。

そういうレベルの人であるからこそ、ツアー・ガイドに頼る、ということだと思います。
そして、そういった人たちをきちんと下山させるレベルに、ガイドやツアー会社がなっていないとも言えると思います。
本来なら連れていくべきレベルに達していない人まで連れて行ってしまっているのが現状かもしれません。
ただ、不特定多数の客のレベルを把握するのは、なかなか難しいと思います。
営利目的でやるなら、石橋をさんざん叩きまくってから恐る恐る渡るぐらいでいいと思うのですが、そうはなっていないのでしょうね。
また、叩かれないためにそういった客が集まってくるという悪循環じゃないかと思います。

>もし、幌尻が百名山に選ばれていなかったら、と栓の無いことを考えてしまいます。

「●●名山」には全く関心がないので。。。。
なんでそんなに我も我もと群がるんでしょうね?
何年もそう思っているのですが、いまだに理解ができません。

>リンク先の記事ですが、2010/08/02 14:38にキャプった時は今の文章に続けて下記の文章も掲載されてました。
>削除の理由はなんなんだろ。事実の間違いかな?

さて、何で削除されたのかはわかりませんが。。。。
萩原氏のブログ、見てきました。
その内容を、本文に追記の形で書き込みました。

>一方で気軽にヘリコプターを呼ぶことによる弊害はなんだろうと考えたりもします。

実害があったケースがあるかどうかは知りませんが。。。。
税金云々の話もありますが、まず、ヘリの存在目的を考えてみてください。
そもそもタクシー代わり(手軽に?)に使うために配備されているわけではありません。
人命にかかわるレベルであれば、そのために存在するわけですから、いくら使っても問題はないと思います。
今回のケースは、全員がそのレベルだったかといえば疑問が残る、ということです。
もちろん足を痛めた人は、他の人に比べて疑問の余地が少ないと思います。
疲れたら(自力で下りられる程度であっても)救助要請してヘリで下りるというのは、すでに登山ではないように思いますし、身勝手でもあろうかと。。。。
そりゃあ、おろしてもらえたら楽ですけど、そんなに楽がしたいなら、そもそも山になんか登るな!と。
ただ疲れたとか気力がなえたというだけでは、遭難ではないように思ったりもします。
動けないほど疲労した、というのであればやむを得ない面もありますが、そこに至るまでに問題があると思います。
登山の基本は自力で戻ってくることですから。





無記名の方お二人へ。

複数の方がコメントされ、こちらも返事を書きますし、他の方もレスをつけることがあります。
便宜上何かと不便ですので、以後、何がしかのハンドルネームを入力していただけると助かります。
よろしくお願いします。

  1. 2010/08/04(水) 23:46:54 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

救急車とヘリを比較するのはおかしいかも知れませんが、救急車を呼んだ事故者や病人で救急車の必要性のない方もかなりいるそうです。反対に救急車を呼べば助かったかも知れない人で自分で病院へ行こうとして亡くなった方もかなりいるそうです。
そこで判断できなければ救急車を呼ぶべきだと言われていますが、ごく少数の本当にタクシー代わりにする人もいますので、安易に呼ぶなという声もあります。
ヘリも普及してきたため、救急車と似たような状況になりつつあると思います。救急、救命目的に呼ぶときは相手の事情は斟酌せず呼ぶ方が良いと思います。重なった時、どちらを優先するか、飛べるか、飛べないかも含めそれはヘリを飛ばす側の判断に任せるしかありません。

今回が気軽に呼ぶにあたるのかは何とも言えません。たぶん、このような経験のない客は異常な状況と感じ、もうダメだとても行けないと自分たちの尺度で判断して気力もなえて訴えたということでしょう。増水の渡渉はおそろしかったと思います。
こんなことは日常的で1日たてば水がひくよ、このくらいの渡渉は経験があるので平気だよという方から見ればその気持ちは理解できないかも知れません。別なパーティーの4人が流され1人が亡くなっていますので状況的には平常ではなかった。局地気象ですから1日待っても水がひく保証はありません。

ただ、この状況がありえることはガイドあるいはツアー会社はわかっていなければなりません。わかっていてヘリを呼んだらそれはいかにも気軽な利用にあたると思います。食料もあったのならあと1ビバーク(それもテントですから)してそれでもダメならヘリを呼ぶくらいの合意が事前にとれないものかと思います。さすれば客もガイドも自力で下山し、ひとまわり成長できたのに、あたら心苦しくなるような道を選択してしまったなと一登山者としてはもったいないことをしたなと思います。

先日の秩父の事故もロープを使っていれば防げたかも知れない事故でした。ガイドやリーダーが客や受講生の感覚に立って、本当にガイドしたり、教えているのかなというのが事故の背景にあるのではと思います。力量のある方が不安も感じないくらい、従ってロープも出さないようなちょっとしたいやらしいところで事故は起きているような気がします。
バランスも良くどんなところもスイスイ行くような格好いいガイドやリーダーでなく、こわがりの慎重な一見ヘタそうな初心者の気持ちのわかるガイドやリーダーの方が実は安全なのかも知れません。
  1. 2010/08/05(木) 21:08:29 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

>食料もあったのならあと1ビバーク(それもテントですから)してそれでもダメならヘリを呼ぶくらいの合意が事前にとれないものかと思います。

もともとテント泊の予定でしたので、人数分のテントはあったはずです。
さらに、萩原氏のブログによると、ロープなどの用具と食糧を持って2日に全員との合流を果たしています。
そして「渡れないことはなかった」との参加者の弁。
後から後から出てくる材料が、だんだんと「気軽」の方向へ向かっていくような気がします。
ま、足を痛めた人はともかく・・・・ですが。

ですので、やはり客のほうはこの山のレベルに達していなかったんだろうと思います。
また、そうであればどうするか、という視点がガイドあるいはツアー会社には欠けていたんだとも思います。
ちょっと、業者としては致命的かな・・・・・・。

「山行中の事故や行動に関しては各自が一切の責任を負うことをあらかじめご了承ください」
なんていう時点ですでに???ではありますが。。。。

しかしまあ、はっきりと「ウチは責任は取らないからネ!」と言い切っている業者というのも驚きました。
プロ意識の欠如とまで言えるんじゃないかと思います。
責任の伴わない仕事なんてありえない。。。。

そんな感じだから、「あたら心苦しくなるような道を選択してしまった」と思います。

>バランスも良くどんなところもスイスイ行くような格好いいガイドやリーダーでなく、こわがりの慎重な一見ヘタそうな初心者の気持ちのわかるガイドやリーダーの方が実は安全なのかも知れません。

あ!なるほど!
そういう見方もありますね。

ただ心理的にはカッコイイほうが安心で、一見ヘタそうなほうが不安だったりもします。
カッコイイけれど、客や受講生の感覚に立って考えられるってのがベストでしょうね。
多くを求めすぎかな?


  1. 2010/08/07(土) 03:52:54 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

ことが終わってからの話は、その時点で何とか行けるのではという気持ちが30%くらいで、厳しい、いけないのではないかという気持ちが60%だったとしても、行けると思ったに変わることがままあります。
自分自身の登山でも、途中で引き返した登山では行けたのではないか?という思いがいつまでも残ります。(特にあとで天気が良くなったような場合は)
それから救助する側も、負傷者1人だけ運んで、後を残し下山させ、もし次の事故が起きた時に予想される批難(リスク)と運ぶリスクを比較して運んでしまえという力も働くと思います。救助する側も、救助をした実績がたくさんある方が、全く実績がないより高く評価されるという矛盾もあります。

「山行中の事故や行動に関しては各自が一切の責任を負うことをあらかじめご了承ください」については、本来は会社と客との間でリスクの分担を明確にしなければならないとは思いますが言うは易く、行うはの類ですね。秩父の事故でも会社の思い、記者の思い、ガイドの思いが全く整合していないと思います。装備と体力があるだけでは登れない。(天気に恵まれ運よく登れるときもありますが)技術と経験が必要なのが登山です。
世の中にこのリスク分担についてある程度の暗黙の了解というか、社会的な認知ができていれば良いのでしょうが、残念ながらありませんし、それに向けての真摯な努力が業界でされているかというと、努力されている方はいますが、全体はまだまだというところでしょう。

明るくない話ばかりですが、北海道で起きているこのような事故は、逆に考えると北海道だから起きている。林道が延び、橋がいたるところにかかってしまった本州の山ではあまり起きません。それだけ豊富な自然が残っているということです。事故対策で道や小屋を整備するのではなく、できるだけこのまま自然を残し、「この山域に入る方は事故や行動に関しては各自が一切の責任を負うこと」というような地域に指定してはどうでしょうか?
  1. 2010/08/07(土) 05:39:52 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]


よかっぺさまへ。

レス遅れ申し訳ありません。

>ことが終わってからの話は、その時点で何とか行けるのではという気持ちが30%くらいで、厳しい、いけないのではないかという気持ちが60%だったとしても、行けると思ったに変わることがままあります。

確かにそういった面はあると思います。
今回は、ガイドがそのあたりの判断をすべきケースですね。
参加者は「行けないことはない」、ガイド・スタッフは自力下山というあたりから考えると、先のコメントで書かれた

>あたら心苦しくなるような道を選択してしまったな

というところへ行き着くのでしょうね。

>本来は会社と客との間でリスクの分担を明確にしなければならないとは思いますが言うは易く、行うはの類ですね。

同感です。
が、ここまではっきり・・・・というのは、ちょっとなぁ。。。。。
「それに向けての真摯な努力」が欠落しているように思えてなりません。
少なくとも、どちらが負うべきリスクかという境界線や分担について説明しようという意思、文面からは全く感じられません。

>事故対策で道や小屋を整備するのではなく、できるだけこのまま自然を残し、「この山域に入る方は事故や行動に関しては各自が一切の責任を負うこと」というような地域に指定してはどうでしょうか?

なるほど。
トムラウシのときにも「避難小屋をもっと作れ」なんていう、?????な意見が出てましたね。
ちょっと考えてみることにします。
でも、全国的に当てはまるかも・・・・とも思いました。





  1. 2010/08/09(月) 10:27:00 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

聞いたところで事実の確認のしようがないのですが、どうもこの件ではガイドさんと客の間で意見が分かれたようですね。

どっちがどっちだったかも知りませんが、片方がこれは普通じゃない、片方がこれくらいは普通だと分かれてもめたとすれば、パーティーと言っていいのか知りませんが、このパーティーはパーティーの中で遭難状態だったようです。

海外登山では中で意見が分かれるのは良くあります。国内でもあるのですね。ガイド登山を選択するということは、結果は欲しいが、経過はできるだけ楽したいという方が多いと思われますので、苦労すれば結果があとからついて来る登山とは違うのでしょう。ガイドや会社は客を登山者の常識が通じると期待してはいけないということでしょうか。
  1. 2010/08/13(金) 16:07:00 |
  2. URL |
  3. よかっぺ #1JQD0tfs
  4. [ 編集]

よかっぺさまへ。

>パーティーと言っていいのか知りませんが、このパーティーはパーティーの中で遭難状態だったようです。

何でこんなことが起きるのか、不思議でなりません。
個人的には、このような状態の集団をパーティーとは言いたくないなぁ・・・・と。

>ガイド登山を選択するということは、結果は欲しいが、経過はできるだけ楽したいという方が多いと思われますので、苦労すれば結果があとからついて来る登山とは違うのでしょう。

そのため「パーティーの中で遭難状態」になるのかもしれませんね。
そういう人ばかりなのであれば、「ガイドや会社は客を登山者の常識が通じると期待してはいけない」ということになると思います。



話は変わりますが、先ほど萩原氏のブログをのぞいてきました。
更新の一時休止の告知が出ていました。
また、以前には批判的コメントは削除されていたのですが、告知以外の記事閲覧が承認制になっていました。
やれやれ。。。。
今回の行動内容と反省点は後日報告とのことだったのですが、どうなることやら。

また、掲示板の方ものぞいてみました。
登山道や山小屋の整備を求める書き込みがありました。
これもやれやれですが。。。。。。
  1. 2010/08/19(木) 21:29:07 |
  2. URL |
  3. 管理人 #MAyMKToE
  4. [ 編集]

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ヌカビラ岳

合鍵使い入山 ヌカビラ岳遭難 &lrm;49 &#20998;&#21069;&lrm; 日高山系ヌカビラ岳(1808メートル)に登っていたツアー登山の一行12人のうち8人が尾根付近で身動きがとれなくなり2日に救助された遭難事故で、一行は入山禁止のゲートを合鍵で開けて侵入していたこと...
  1. 2010/08/04(水) 10:16:07 |
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