雷鳥沢。
徒歩1時間足らずとはいえ、いちおう山のテン場。
夕方には静かになったし、朝は早めでした。
テン場では比較的若い人の姿が目立っていたと思います。
とはいっても30~40代かな。
夫婦?や少人数のグループが中心でした。
もうひとつ目を引いたのが、ファミリー。
祖父母・親・子という、3世代の人たちもいました。
テントを担いで移動する距離が短い雷鳥沢ならではの光景かもしれない。
これが剣沢や真砂沢あたりだと、まったく趣が違うんだろうなぁ。。。。
山を歩いてすれ違った人たち。
全体的に見て、やはり年配の人が多かった。
2ケタ以上の人数のパーティーは、すべて年配の人。
これ、何でだろうかね?
いわゆるバリバリの山ガールファッションの人はごく少数。
「こんにちは」にたいして「アンニョンハセヨ」と、何度か返ってきた。
韓国人や中国人の登山者が増加しているようでした。
彼らの目に日本の山や登山者はどのように写っただろうか。。。。
交通機関。
お盆ということで、混雑を覚悟していたけれど・・・。
結果はほとんどスイスイと。
かつては乗り物のたびに整理券を渡され、1~2時間待たされて。。。。
天気が良くなかったせいかもしれません。
装備がだいぶボロボロになっていた。
カッパは新調しなけりゃならんようだ。。。。
細かい傷は多いし、小さな穴も・・・・。
すでに防水性能は死んでいる状態でした。
テントも老朽化。
エアマットも内部でスポンジがめりめりと剥離。
剥離したところはぷっくりとふくれて。。。。。
ランタンのガラスは割れるし。。。。
金がかかるなぁ。。。。
子供たち。
毎回のように成長が見える。。。。親としては感慨深いものがあります。
特に長男の落ち着きぶりには、今もって感心しています。
本文にも書いたのだけれど、改めて。
「山の子」として育ってほしいという思いはあります。
自分が山に登ることで得たものが、とても大きかったからです。
それ抜きには、自分を考えられないほどに。。。
それを子供たちにも・・・と思うのです。
一方で、親としてはいろいろな経験をさせてやりたいとも思うし、やりたいと思うことを伸ばしてやりたいとも思います。
今、2人とも野球にハマっています。
雷鳥沢までグローブを持っていくほどに。。。。
団体での球技とパーティーを組んでの登山。
似ているところと全然違うところがあります。
自分自身は山以外に団体スポーツをやった経験がほとんどありません。
また、パーティーにはその良さもあるのですが、煩わしさもあって、単独行が多かったりもします。
そういう親の趣向に合わせていると、身につけられないものもあるんじゃないか・・・。
そう思うと、「山以外はダメ」なんてことは、とっても言えません。
グラウンドで連係プレーが決まったときの笑顔、やっぱりいい表情なのです。
とても親が教えられるものではありません。
チームの指導者がいて、チームメイトがいて、初めてできることだと思いました。
家庭以外の世界、やはり重要な要素なのでしょう。
自分自身は親が山に登るのについていくうちに、自分も山に向かうようになっていました。
親父はすでに後期高齢者ですが、未だに山に向かっています。
そういう中で育ったためか、自分の子供にも・・・・と思うのかも。。。。。
少しずつですが、子供たち自身が自分の進みたい道を見つけ始めているのかもしれません。
自分のことを考えてみると、同じ山でも、親父とはまったくスタイルが違っています。
親の手を離れた世界で、自分なりの山への向き合い方を見つけてきた結果なんでしょう。
子供たちの成長に寄り添い、見守り、支える。
親としての役割は、そんなところなのでしょう。
喜びと寂しさとが、一緒になっているような、そんな感じでした。
我が家のファミリー登山も、少し方向を変えるときが来つつあるのかもしれません。
自分がどっちに向かっていくべきなのか、そろそろ考える時期に来たように思いました。
その存在自体がありがたいものだし、励みにもなる。。。。。
育てることではじめて分かることや感じられることがある。
子供たちがいたからこそ、そういうことを考えられるのでしょう。
家庭の意味を考えるきっかけになったと思いました。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ
- 2010/08/26(木) 23:01:55|
- 日々是好日
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