山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

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【危険回避の道5】 ガイドだってヤバイ

2004年5月の屋久島。
ガイドに連れられて沢登りをしていた4人のうち、3人死亡。
その後、裁判にもなり、記憶にあるかと思います。

要するにガイドと山に行っても、死の危険はある訳です。


次に、ガイドと山に行く人は、ほぼ中高年の初心者。

冬の八ヶ岳。赤岳から阿弥陀の鞍部に向けての下り。
1本のザイルにガイド1&客3人。
コンテで移動するさまは、まさに「鵜飼い」。
岩場の下りで、客は何とも頼りない足取り。
ここで1人でも落ちたら…。
3人引きずられ、それを1人で止めるなんて…。
どう考えても無理な話です。

某プロガイドと話す機会があったので、聞いてみました。
似たような状況は、ままあることのようです。
「で、止められるんですか?」
「う~ん。一緒に落ちていくしかないかもなぁ…」
とっても正直な方でした。

繰り返しますが、ガイドと山に行く人は、ほぼ中高年の初心者です。
初心者でなければ、ガイドに頼ったりしません。
若い人はお金があまりなく、それほどガイドに頼りません。

ガイドに連れられていった山。
程度の差はありますが、ヘリで頂上に立ったようなものです。
少なくとも自分(自分達)の力で登った山ではありません。

ガイドがいないよりは、いる方が安全です。
技術的にはしっかりした人が多いのは事実です。
ガイドを見かけたら、私なんぞはその技を盗んでやろう…なんて考えてしまいます。

が、基本的な技術を習得すれば、冬の赤岳ぐらい、難しいものではありません。
見た限りでは、ガイド付きの人以外で、危なっかしい歩き方の人はいませんでした。

ガイドをたのめば、すぐにいける山。
自分(自分たち)の力で目的の山にたどり着くのに、数年かかるかもしれません。
しかし、訓練を重ね、自分(自分たち)で山行をこなしたときの充実感。
何物にも代えがたいものです。
これを味わってしまうと、もうガイドなんかに頼っていられません。

そういう苦しさと楽しさを顧みず、安易にガイドに頼る姿勢に問題がありそうです。
しっかりとした技術を身に着ければ、それはそれで危険ではなくなるものです。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/03/03(金) 08:52:42|
  2. 危険回避の道
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【危険回避の道4】 ガイドなら安心?

日本の山岳ガイド、現在日本山岳ガイド協会を中心に組織整備が進んでいます。
同協会の会員団体は以下のとおり。
北アルプス山岳ガイド協会、日本アルパインガイド協会、立山ガイド協会、レ・マーモット、ネイチャー・インストラクターズ・アカデミー・オブ・ジャパン(NIAJ)日本登山インストラクターズ協会(JMIA)、静岡アルパインスクール、白樺高原山案内人組合、八ヶ岳山岳ガイド協会木風舎、CHAMONIX GROUP、山岳スポーツ指導協会、北海道山岳ガイド協会、日本アウトドア教師協会、マウンテンツアーガイド協会、ARIアルパインクライミングスクール、中部山岳ガイド連盟、関西山岳ガイド連盟、全九州アルパインガイドクラブ、四国山岳ガイド協会、飛騨山岳ガイド協会、安曇野山岳ガイドクラブ、片品山岳ガイド協会、ジャパン・アルパイン・ガイド組合、ウッドガイドクラブ、東北山岳ガイド協会、日本プロガイド協会、モンターニュガイドクラブ(ここのみ準会員)

30近くあります。
日本山岳ガイド協会で、ガイド資格の認定試験をやっていますが、国家資格ではありません。
また、会員団体の中にも独自の資格制度を持っているところもあります。
要するに、資格に関する統一規格整備が遅れているわけです。
そのため、いろんな名前の資格を持ったガイドが存在するわけです。
さて、これって、信用できますか?
多分にアヤシサが残ります。

さらに、団体に所属せず、個人で「プロガイド事務所」を構えている人もいます。
これも、山岳ガイド界の無法地帯ぶりをあらわす一端でしょう。

要するにガイド資格の信頼について、根拠にあいまいさが残るわけです。

フランスではガイド資格は国家試験です。
山の技術は当然、数ヶ国語にわたる語学試験もあるほどです。
日本とは大違いなのはなぜか?その背景は?
それについては別項で述べることとします。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/02/27(月) 20:28:54|
  2. 危険回避の道
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【危険回避の道3】 山岳会の品定め

ポイントは「3つのケン」です。


①研修
 新人の研修プログラムのようなものがあること。
 何が危険か、困難の際にどうするか…。
 学ぶべきことは多々あります。
 地図読み、気象など、最終的には全員が身につけられるようにすべきです。
 積極的に学べるシステムを持っているのかどうかです。
 訓練合宿や座学の講座の有無もポイントです。

②検証
 毎回の山行について、きちんと検証がなされているか。
 ただ報告書が上がっているかどうかではありません。
 時系列で行程をなぞり、「楽しかった」だけの報告書。
 コースタイム資料にしかなりません。
 報告書の中で、反省など、次回以降につながる点を挙げているか。
 それをどうフィードバックしているか。
 そこが一番重要なことなのです。
 また、もし遭難があった際、遭難報告書を作成しているかどうか。
 遭難していることが悪いのではなく、繰り返さぬための方策です。

③研究
 ベテランも含めて、最近の山の事情の研究です。
 「昔はこうだった」が、今通用するかはわかりません。
 また、他団体の山に関する動向なども知っておいて損はありません。
 団体運営や指揮系統などの組織論の研究も不可欠です。


この3つが一体的に運用されているなら、まず大丈夫です。
逆にこの3つが1つでも欠けていれば、考え物です。

最近、3つとも欠けているようなグループをよく見かけます。
中高年の団体、ほぼ全滅に近い状態です。

また、遭難報告書すら作らないのは論外。
作っても公表しないのも、ダメです。

山には常に危険が伴うものです。
たとえハイキング程度のものであっても同じです。
実際、日帰りハイキングでの遭難事例も散見されます。

山を楽しむためには、学ぶ作業が必ず必要です。
研究や訓練がイヤというのは、遭難予備軍と同じなのです。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/02/27(月) 04:25:22|
  2. 危険回避の道
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【危険回避の道2】 いい組織とは?

もし山岳会に入るなら、どんな会に?
という話です。

極論を言えば日本山岳協会(山協)日本勤労者山岳連盟(労山)の傘下団体に、ということになります。
山協と労山、2大組織で、各都道府県に下部組織があり、それにそれぞれの会が所属する形になっています。

山協は、1955年に発足した全日本山岳連盟と1905年創立のが日本山岳会が、1960年に合併し誕生。
同時に文部省(当時)主管の日本体育協会に加盟。
1967年に日本山岳会は、山協所属の東京都山岳連盟所属となりました。

労山は1960年に勤労者山岳会としてスタート。
1963年から現在の名称になっています。

余談ですが、両団体は以前は険悪な仲でした。
「山協=文部省所管=自民党寄り」
という構図に対して、
「労山=設立に共産党の力」
という図式があったためです。
山の世界にも政治の影が色濃く落ちていたのです。
現在、以前ほどではありませんが、関係が良好とまではいっていません。

さて話を元に戻して。

前項【危険回避の道1】で示した3つのポイント。
この両組織は満たしているのです。
ということで、この2強の所属団体、一定の条件は満たしていると言えます。

しかし、2強所属団体であっても、いろいろな団体があります。
すべてがオッケーというわけではありません。
次項から、その品定めについて記していきます。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/02/25(土) 12:25:26|
  2. 危険回避の道
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【危険回避の道1】 組織加入

未組織登山者の遭難問題が、しばしば話題に上ります。
これは山岳会などの組織に属していない人のことです。
個人主義が進み、制約のある組織への加入を避ける風潮が一因です。
また、最近では中高年になってから山を始める人たちが多く、自分の子供のような年齢の人にモノを教わるのを嫌がることも理由の一つでしょう。

確かに組織にはいろいろと制約があります。
それを離れて自由に、というのはよく分かります。
組織には、当然、いろいろなデメリットがあります。
が、一方では、メリットもしっかりと存在しています。
具体的に言うと、
 ・知識、技術、経験などの蓄積・伝達がなされている
 ・いざというときに捜索隊を組織できる
 ・独自の共済制度を持っている
この3点が最大のポイントです。

個人でやっていると、なかなか技術は上達しません。
教えてくれる人がいてこそです。
登山ガイドは基本的に連れて行ってくれるだけ。
スクールでは技術は習得できますが、他の2点はカバーしてくれません。

遭難時に仲間が捜索に来てくれること。
心強いものです。
バックアップ体制の有無、大きな問題です。

山岳保険、いくつかありますが、独自の共済はお得感が強いものです。
この手の共済は、組織に加入していないと、十分なサービスが得られません。

山の楽しみ方が自由なのは言うまでもないことです。
しかし、リスクが伴うのも事実です。
そのリスク軽減への方法を探っていこうと思います。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/02/24(金) 16:06:31|
  2. 危険回避の道
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