山道を行く

カラダとアタマと心。 すべて働かせるのが山の魅力でしょうかね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【道具を語る14】 スノーシュー

みなさんからいろいろとアドバイスを頂き、実戦にも投入したスノーシュー。
物欲に負けて買ったのは、散歩用ではなく登山用。
1回こっきりの経験でモノを言うのもなんですが、そのつもりで。
また、あくまで個人的感想ですので・・・通販の健康器具みたい。。。




やはりワカンよりもぐらない。
その分ラッセル能力は高いのでしょう。
ワカンのトレースの横を歩いてみたのですが、その差は歴然でした。

担いだときの重量は、ワカンの比ではないのですが、足につけてしまうと、それほど重さを感じませんでした。
休憩時、ザックの上に座ろうとすると、長めのテールが邪魔に。。。

3本のゴムバンドは、ワカンのバンドよりもしっかりフィットします。
脱着もワカンよりはるかにラクでした。


急登。
傾斜がきつくなってくると、ビンディングの中で靴が後にずれ、ヒールサポートを踏み倒してしまうことに・・・。
これは、バンドがゴムで伸縮する関係だと思われます。
かなりきつめにバンドを締めるか、踵部分のバンドを伸縮性のないものに交換・改造するか、と言ったところでしょうか。
(締め方がアマかったのかもしれません。。。)

トラバース。
慣れの問題かもしれませんが、ちょっと難渋しました。
特に下り気味の時には苦労しました。

下降。
やはり、前に向かって多少滑ります。
特に傾斜がきついと、バランスをとるのが難しい。。。
荷物が多ければ、余計、大変かと思われます。

トレース。
スノーシューのトレースはキャタピラのような。。。
ツボ足やワカンのトレースの上は、極めて歩きにくい。。。
人が多いところ(トレースのある可能性が高いところ)には不向きかもしれません。
スノーシュー自体が普及すれば、かなり解決するのでしょうが、これは未知数ですね。。。
逆であれば、あまり問題ないように思います。


登高の際、途中でアイゼンの世界になることがあります。
ワッパアイゼンなら、あんまり気にせずに進める場合があります。
スノーシューはアイゼンに切り替える場面の選択に、グレーゾーンがあまりないように思いました。
ここの判断を誤ると、えらいことになりそうだと思いました。
やはり、ワッパアイゼンが応用は一番利くようです。
スノーシューのツメがどの程度まで効くのか、その辺を考えておく(知っておく)必要がありそうです。

些細なことですが、Wストックでないと、スノーシューはなんとなくしっくり来ません。
ピッケルとだと、バランスがとりにくい。。。。
ワカンの時にはピッケルでもWストックでも、そんなに違和感がなかったのですが。。。


====結論====

ワカンは必要。
ただ、状況次第ではスノーシューのほうが強力。



スノーシュー、ツボにはまれば大きな効果を発揮しそうです。
ラッセル能力のみであれば、はるかにワカンの上です。
ただ、ワカンの適用範囲の広さも(ワッパアイゼンも含めて)捨てられません。

道具として使ってみて、なかなか面白いものでした。
ただ、万能だとは言えそうにありません。
ルートや季節などの条件に応じてワカンとどちらをチョイスするか、考える必要があるようです。

言わずもがなですが、私の場合、アイゼンはいずれにしても必携です。



1度しか使ったことがないので、経験が増え、慣れてくると考えが変わるかもしれませんね。。。。
せっかく買ったので、ちょくちょく使ってみるようにします。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2007/03/03(土) 19:42:45|
  2. 道具を語る
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【道具を語る13】 天気図用紙


ザックの中に、いつも何枚か入っています。
NHKラジオ第2放送の「4時になりました。気象庁予報部発表の、●月●日…」でやっているやつから書くやつです。

実は天気図をつけるの、結構好きです。
パーティーを組んだとき、必ず天気図をつける係に固定されています。
まあ、面子が大体いつもと同じなこともあるのでしょう。
「天気図つけるのが好き」ってことを、全員が知っていますので。。。
ちゃんとつけられる、ってのが最低条件ではあろうとは思います。
(ウチのパーティーは全員がつけられるハズ…いや、多分…)

他の連中が晩飯の支度をしている間に、天気図作製。
出来上がった天気図を、晩飯を食べつつ回し読み。。。
「明日は大丈夫そうやなぁ」「夕方からちょっと崩れるかも知れんのぉ」
毎回、こんな風景です。
そうこうしているうちに、全員の頭にに気象状況がインプットされている、と言う感じでしょうか。
単独の時には、先に天気図を作成し、晩飯を作りつつ天気図を眺め…飽きたら地図を眺め…。



使うのは「2号」の天気図。
地点別の表がついている「1号」というのもあります。
が、表から地図上へ転記していくのって、結構時間がかかります。
2号でつけられるようになり、慣れてくると、放送終了から5分程度で完成します。
まずは2号でつけられるように、練習あるのみでしょう。
何回か練習すれば、誰でもつけられるようになる、と思います。

最初は私も、アナウンサーの読み上げが早い、と思っていました。
ですが、以前ラジオたんぱで放送されていた高層天気図にくらべたら、ゆる~~いもんです。
高層天気図、ラジオたんぱの放送には追いつけず、2人がかりでやっつけていました。



沈殿でヒマをもてあましているときには、1日に3回ともつけたりしました。
20分少々ではありますが、まあまあの暇つぶしにはなります。
つけ方や読み方は、詳しい本がいくらでもありますので、そちらで。。。



ラジオのニュースで天気予報もやっています。
が、基準はあくまで平地なので、参考程度にしかなりません。
また、携帯で天気図を見られるサービスもあります。
電池の消耗を恐れる私としては、なかなか。。。。
谷間にいると、ラジオは聞こえても、携帯は電波が…なんてことも結構あります。
特にFomaはアンテナが少ないせいか、さっぱりなんてこともありました。

なにより、あの気象通報の声にあわせてペンを走らせるのが、私の山の、ひとつのパターンになっている部分があります。
行程は1泊2日、天候は2~3日は全然崩れそうもない。。。そんな時にでも、つけているぐらいですから。

避難小屋やテン場で行き合わせたよそのパーティー。
けっこう天気図をつけていない人が多くなったと思います。
みなさん、大体ラジオは持ってるんですけどねぇ…。
「すみません、見せてくれませんか?」って人もいました。
読めるぐらいなら、自分でつければいいのに…なんて思ったりします。



以下の方法は、邪道かもしれません。
1日の行動は、夕方4時の気象通報で天気図がつけられるようにすべし。
そんなルールのようなもの、私にはあります。
行程を計画する際に、ひとつの基準としているワケです。
テント泊なら、遅くても午後3時にはテン場に、ということです。

なんだかんだで、予定地着が日没後だったこともありました。
そんなときには仕方なく、午後10時の放送で…。



手段はともかく、気象の判断が出来ればそれでいいことは言うまでもありません。
私にとっては、山での「生活習慣」の一部になっているのかもしれません。
なんとなく、天気図を見ないと落ち着かないのです。
翌日以降の判断に、いまひとつ自信が持てなかったりもします。
結果、山中泊の日には必ずつける、ということになります。
ラジオと天気図用紙、外せない装備になってるのです。
願わくば、ロシア・中国の内陸部の観測データがもっとあればいいんですが…。
それと、女性のアナウンサーのときには、なんとなく聞き取りにくい印象があります。



この時代にNHKの気象通報、古いタイプなのかも知れませんね。




テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/12/08(金) 21:10:57|
  2. 道具を語る
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

【道具を語る12】 ヤスリ

雪の季節がくると、雪山の準備。

金ヤスリ、この季節にやってしまうのがいいかな、と思います。
実際に山に持っていく道具ではないのですが、やはり必需品かと。

ピッケルやアイゼンの先、丸くなっているのを研ぎなおす。。。
当然、だんだんとピックやアイゼンの爪は短くなっていきます。
あんまり短くなったら、買い替え…ということになります。

さて、ウチのアイゼン。
15年以上使用で、結構爪が磨り減っていて、先っちょは丸々と…。
研ぎなおすとなると、これが時間を食ったりもします。
ぼちぼち、買い換えたいけれど…ここにきて、経済的な壁が立ちはだかるのです(笑)。
どこまで使えるかは、コレッ!ってのはなくて、個々人の判断になります。
ピッケルは、買い換えて3年ほどなので、軽く整える程度で当分大丈夫でしょう。


金ヤスリ自体はホームセンターや百円ショップでもあります。
モーターのついたグラインダーなんかだと、結構早いかもしれません。
言えの近所の鉄工所に持ち込む、という知人もいます。



そういえば昔見た映画のワンシーン、「K2 ハロルドとテイラー」でしたか。。。
(「ハロルドとテイラー」だったか「愛と友情のザイル」だったか…)
藤岡弘がテントの中でゴリゴリとピッケル(?)を研いでいるシーンがあったような…。
「おおっ、やってるやってる!」と思いながら見た記憶があります。
この後、彼は雪崩にやられてしまう。。。だったと思います。
仮面ライダーもこの外国映画ではセリフの少ない脇役でしたが。。
ずいぶんと記憶がぼやけてるなぁ…。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/11/27(月) 16:14:32|
  2. 道具を語る
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【道具を語る11】 コッヘル・食器の素材

コッヘルなどの食器類にチタン製品があふれかえるようになりました。
それ以前は、基本的にアルミ製品が主力でした。
何で今、チタン製品なのか…ということを、素材の面から考えてみました。


●重量
比重(g/cm3)を比べると、アルミ2.7に対しチタン4.51。
同じ体積なら、チタンのほうがアルミの1.7倍近く重いことになります。
てっきりチタンのほうが軽いと思っていたんですが、これには驚きました。
同じ厚さの金属板から食器を形成すれば、アルミよりチタン製のほうが重くなるわけです。
ですが、実際の商品では、若干ですがチタン製のほうが軽くなっています。


●硬度
モース硬度換算によると、チタン9に対しアルミ2~2.9。
チタンのほうが4倍前後の固さということになります。
厚みを多少薄くしても、強度的には大丈夫、ということになりそうです。
チタンのほうが固いため、薄い板から形成できるのです。
極端な言い方をすれば、チタンは厚み半分でも強度はアルミの2倍前後、重量は1割5分引き、みたいな感じでしょうか。
アルミのコッヘルは使っているうちにベコベコになりますが、チタン製はしっかりとしています。
このしっかり感と軽量さが、売れる理由なんでしょうね。


●熱膨張率(10-6・℃)
加熱したときの膨張の度合いを示す数字です。
アルミ23.5、チタン、8.9。
加熱するとアルミの方が大きく膨張する、ということです。
この膨張と、冷めたときの収縮を繰り返したとき、アルミの方がその振幅が2.5倍前後。
どうりでコッヘルの底がボコボコになっていくわけです。


●熱伝導率(J・m/s・m2・℃)
熱の伝わりやすさのことです。
アルミ0.53に対し、チタンは0.041。
10倍以上の差があるんですね。。。。
アルミの方が鍋全体に熱が伝わりやすい⇒うまいメシができる。
これは明らかでしょう。
ご飯を炊くなら、チタンよりアルミですね。
逆に熱が伝わりにくいことから言えば、チタンのカップは飲み口が熱くなりにくいと言えそうです。


●比熱(J/kg・℃)
簡単に言えば、熱しやすさ、ということです。
アルミ0.215に対して、チタン0.13。
アルミの方が温めるのに1.5倍以上の熱量を必要とする、と言うことです。
燃料の消費の差を考えれば、チタンの熱伝導率の低さもあり、微妙な感じがします。
また、アルミはチタンと比べれば「熱しにくく冷めにくい」わけです。
これは、ご飯を蒸らすときには武器にもなりえます。





さて、素材のみで考えると、コッヘルの特性が見えてきます。
うまい飯を炊くなら、アルミ。
原料の価格も安いので、商品価格にも反映されています。
少々値は張るけれど、軽くて丈夫なのはチタン。
特性からカップに向いていると思われます。
まあ、金額や重量の差は、人それぞれのとらえ方があると思いますが…。


チタンだらけの昨今。
アルミもなかなかいいもんだなぁ…と思いました。


テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/11/11(土) 20:04:40|
  2. 道具を語る
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9

【道具を語る10】 プラブーツ

コドモは新しいおもちゃを手に入れると、無条件にうれしい。
今回は半ばそんな感じです。

プラブーツを新調しました。
8年ものの先代、2月に小さなクラックが入っているのを発見。
だましだまし3月、5月と使用しましたが、さすがに…。
ということで、今冬からは新しい靴を、ということになりました。

プラ靴の計量


手に持った瞬間に、「軽いなぁ」と思ったので、早速、重さを量ったら、写真のとおり944g(片足)。
せっかくなので、先代も量ってみたら、こちらは1154g。
片足で210gほど、一足で420g軽くなった計算になります。
装備の進化、こういうところにも現れるんですね。


さて、冬用のプラブーツ。
かつては革靴しかなかった時代に登場するや、一気に主役の座に。
しかし、その後、「割れる」というケースが相次ぎました。
経年劣化なんですが、ポリアミドがどうしたとか加水分解がどうしたとか、その辺はよく分かりません。
ただ、5年ほどたったら、割れる危険アリ、ということだと単純に理解しています。
最近は再び革靴が主流に戻りつつあるようです。

店でもあまり見かけなくなりました。
なんでも売れ残りを翌年売ろうとすると、製品寿命が短くなっているから、だとか。
さらにもう一年先になると、安心して客に勧められないそうです。

随分前の話ですが、目の前で割れていく同行者のプラブーツを見たことがあります。
それはもう、「割れる」というより「崩壊する」に近かったと思います。
アッパーとソールが分離し、つま先もボロボロになっていました。

下山には数時間という場所でした。
避難小屋の中で、割れた破片をコンロで乾かし、ガムテープで張り合わせ…。
そっとアイゼンをつけ、そのうえから細引きで縛り…。
さらにはゴミ袋を履かせて、その上からガムテープと細引きで補強。
そんな状態で下山したら…バス停に着いたところで、再び崩壊しました。


そんな経験があるにもかかわらず、またもやプラブーツなのです。


革靴とプラ靴のメリットとデメリット、本や雑誌に出ていますし、お店の人に聞くのもいいでしょう。
きっと私より詳しく教えてくれるはずです。

個人的な最大のメリットは…。
象足のままアウターを履いて、小用程度ならテントから出られる、ということです。
(本当に些細なことですなぁ…)

そしてもう一つ。
5~10年で買い換えることで、一度、立ち止まって考えられることです。
あと5年ちょっと、雪山を続けるのかどうか…。
今回は、やや考えた末、「続ける」となりました。


が、次回以降は段々、微妙になってくることと思います。


いつかは、雪山から身を引くときがくるんだろうなぁ…。
新しい靴を手に、そんなことを考えてしまいました。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/11/07(火) 19:11:47|
  2. 道具を語る
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:2
前のページ 次のページ

プロフィール

K・T

Author:K・T
山ヤのつぶやき。脈絡はないかも…。
 
~~~~~ メニュー ~~~~~
【日々是好日】
  日記のようなもの
【山日記】
  山に行った記録
【遭難カルテ】
  遭難事故から何を学ぶ?
【事故報告書】
  学ぶことの多いものです
【危険回避の道】
  よりリスクを減らすために
【道具を語る】
  山道具のあれこれ
【山の写真集】
  新旧織り交ぜて掲載予定
【子連れに挑戦】
  我が家的ノウハウです
【自己紹介】
  ごく簡単なものです

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

フリーエリア

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。